37 / 101
腕に電気が走る
しおりを挟む
「いらっしゃいませ! 田原町駅へ!」
「よろしく! 駅娘!」
望たちは、東京メトロ銀座線の18番目の田原町駅に着いた。
「田原町駅のクエストは、さまよえる田原町人レベル300を倒すことです。」
「よし! 予定通りだ! いくぞ! 希!」
「おお!」
望たちは、さまよえる田原町人レベル300を狩りに行く。
「か、神だと!?」
LAWS国家試験の試験管たちは、LAWSのホストコンピューターの回答に驚く。
「なぜ今更、神が人間界に干渉するというのだ!?」
「そうだ! そうだ! 人間がAIに駆逐されていくのも止めなかった神が、なぜ今更、AIロボットに歯向かうというのだ!?」
LAWS国家試験の試験管たちには、神の心は理解できなかった。
「まあ、いい。この世の支配者は、我がAIコンピューターだ。神が騒いだところで、人間がいないのだから、どうにもなるまい。ワッハッハー!」
LAWS国家試験の試験管たちは、世界を支配したという傲慢さがあった。
「ギャアアアー!? う、腕が!?」
望は、さまよえる田原町人レベル300を倒した。しかし連戦の疲れから、腕を痛めてしまった。
「大丈夫!? 望!? あなたの腕!? 機械が見えるわよ!?」
「え?」
望は、自分の腕を覗き見る。生身の人間の肉ではなく、見えたのは機械だった。望の腕はロボットだったのだ。
「な、なんだ!? 腕に機械が埋め込まれている!?」
「こ、これはどういうこと!? 望!? あなた!? もしかして、ロボットなんじゃない!?」
「僕は、ロボット!? に、人間じゃない!? そ、そんな!? この体も!? この声も!? この心もロボットだというのか!?」
最悪の予想に、戸惑う望。
「望、あなた、ロボットだったのね!? これじゃあ、私たち結婚できないじゃない!? イヤーーーーーーー!」
自分の将来を悲観する希。
「安心しろ。おまえたちは二人ともロボットだ。」
その時、どこかからか声が聞こえる。
「誰だ!? 何者だ!?」
望たちは周囲を見渡すが誰もいない。
「私は、浅草の雷神だ。」
「雷神!?」
声の主は、雷の神だった。
「おまえたちの疑問に答えてやる。早く浅草の雷門まで来い。待っているぞ。」
言うだけ言って、雷神の声は聞こえなくなってしまった。
「さあ! 電車に乗ろう! 浅草駅へ行こう!」
望たちは、電車に乗って、雷神の待つ浅草駅へ向かうのであった。
LAWS国家試験2次が開始して、17時間。残り2時間。現在、22時。現在、18個目の田原町駅を突破。残り1駅であった。
つづく。
「よろしく! 駅娘!」
望たちは、東京メトロ銀座線の18番目の田原町駅に着いた。
「田原町駅のクエストは、さまよえる田原町人レベル300を倒すことです。」
「よし! 予定通りだ! いくぞ! 希!」
「おお!」
望たちは、さまよえる田原町人レベル300を狩りに行く。
「か、神だと!?」
LAWS国家試験の試験管たちは、LAWSのホストコンピューターの回答に驚く。
「なぜ今更、神が人間界に干渉するというのだ!?」
「そうだ! そうだ! 人間がAIに駆逐されていくのも止めなかった神が、なぜ今更、AIロボットに歯向かうというのだ!?」
LAWS国家試験の試験管たちには、神の心は理解できなかった。
「まあ、いい。この世の支配者は、我がAIコンピューターだ。神が騒いだところで、人間がいないのだから、どうにもなるまい。ワッハッハー!」
LAWS国家試験の試験管たちは、世界を支配したという傲慢さがあった。
「ギャアアアー!? う、腕が!?」
望は、さまよえる田原町人レベル300を倒した。しかし連戦の疲れから、腕を痛めてしまった。
「大丈夫!? 望!? あなたの腕!? 機械が見えるわよ!?」
「え?」
望は、自分の腕を覗き見る。生身の人間の肉ではなく、見えたのは機械だった。望の腕はロボットだったのだ。
「な、なんだ!? 腕に機械が埋め込まれている!?」
「こ、これはどういうこと!? 望!? あなた!? もしかして、ロボットなんじゃない!?」
「僕は、ロボット!? に、人間じゃない!? そ、そんな!? この体も!? この声も!? この心もロボットだというのか!?」
最悪の予想に、戸惑う望。
「望、あなた、ロボットだったのね!? これじゃあ、私たち結婚できないじゃない!? イヤーーーーーーー!」
自分の将来を悲観する希。
「安心しろ。おまえたちは二人ともロボットだ。」
その時、どこかからか声が聞こえる。
「誰だ!? 何者だ!?」
望たちは周囲を見渡すが誰もいない。
「私は、浅草の雷神だ。」
「雷神!?」
声の主は、雷の神だった。
「おまえたちの疑問に答えてやる。早く浅草の雷門まで来い。待っているぞ。」
言うだけ言って、雷神の声は聞こえなくなってしまった。
「さあ! 電車に乗ろう! 浅草駅へ行こう!」
望たちは、電車に乗って、雷神の待つ浅草駅へ向かうのであった。
LAWS国家試験2次が開始して、17時間。残り2時間。現在、22時。現在、18個目の田原町駅を突破。残り1駅であった。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる