ＬＡＷＳ

魔法実装

「初めてだ！？　時間設定ありで１時間１０００字の１話で今までやって来たのに、全話だけで１時間が経過しなかった。」
「まさに「知らなかったのか？　英語は魔法だ。」の世界の始まりである。」
「学ランでも、ブレザーでもいいけど、そういうカッコイイ物語よね？」
　望と希は、今のオープンテストから、かなりのイメージチェンジが期待させる。
「回復魔法「リカバー！」で体力や傷の回復。」
「毒の回復魔法「ポイズン・リカバー」。若しくは、リカバーレベル２で毒の治癒もできるみたいな感じにしよう。」
このノリなら石化の回復、視力の回復など、なんでも回復魔法で回復できる。良かった。
「道具屋で、薬草を売っている。若しくは販売機でアイテムを売っている。」
「ＡＩロボットの体のパーツは、ＡＩロボットの修理屋さんでメンテナンスしてもらえるとしておこう。イメージは、新・鋼の錬金術師でいいや。」
「最終的には、病院で入院や手術でいいだろう。」
　この三本柱が回復のメインであろう。
「攻撃はどうする？」
「アイテム、剣や銃などで攻撃。魔法で攻撃。最悪、パンチとキックの楽な攻撃が必殺技でいいのだろう。全身ＡＩロボットなのだから。」
「例えると、なんだ？　新・マジンガーＺ？　新・仮面ライダー？　新・９９９？　違うな。新・サイボーグ００９といった方がイメージが近いのかな。」
「自分を改造した悪者と戦うか、作者のテーマがそれだったのか。作者が同じなら、似ていても？　いや、ライダーとサイボーグの設定が違うだけで、イメージは同じだったのか。設定替えだけだったんだ。」
「借金があったから、やむなく書いたのか。売れるためにマニアックは捨てて、分かりやすい一般大衆向け作品か。」
「昔は、それで良かった？　今も設定替えのアイドルモノばかり。今も昔を超えられないということか。恐るべし先人の知恵。」
　さすがに２話で１駅１時間も進まないのは怖いので、メインストーリーを進めよう。
「さまよえる那覇空港人レベル１を倒したぞ！」
　望たちは、駅クエストをクリアした。ゆいレールに乗って、次の駅を目指す。
「よし！　次の駅へ行こう！　電車に乗ろう！　冒険の始まりだ！」
　電車のキャッチコピーを書いているようなものだ。
「飛行機に乗ろう！　新しい冒険の始まりだ！」
　飛行機・空港のキャッチフレーズも余裕である。
　つづく。