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次なる夢の少女
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「eスポーツになっちゃった! 〇〇少女ワールド! アハッ!」
〇〇少女ワールドは大金の賞金が出る戦略シュミレーション・オンラインゲームです。
「天下布武じゃ! お友達になろうよ! アハッ!」
姉の真理亜、お友達70億人キャンペーン実施中。
「こんなお姉ちゃんでごめんなさい。ペコッ。」
良く出来た妹の楓の物語。
「次は隣の新宿区を制覇するぞ! 天下布武じゃ!」
真理亜は次の夢に向けて進み始めた。
「やめい!」
そこを可愛げのない妹の楓が静止する。
「邪魔するな! 楓殿! 天誅でござる! 天誅でござる!」
「赤穂浪士かい?」
「アハッ!」
ショートコントを挟みつつ。
「それなら東京都23区天下統一戦モード! 天下布武じゃ!
「それも、やめい!」
「じゃあ、東京、23区、市部、秘境!? 奥多摩地方の三つ巴バージョン! 天下布武じゃ!」
「却下。」
「それなら、それなら関東大会! 天下布武じゃ!」
「棄却。」
「それならそれなら東日本大会! 天下布武じゃ!」
「逮捕します。」
「それならそれならそれなら47都道府県! 日本統一モード! 天下布武じゃ!」
「懲役10年。」
「それならそれならそれならそれなら世界統一大会! 天下布武じゃ!」
「懲役20年。」
「それならそれならそれならそれならそれなら全宇宙統一戦! 天下布武じゃ!」
「無期懲役。」
「アハッ!」
終身刑を言い渡される真理亜。非情な裁判官の楓であった。
「私にどうしろというのだ!? 楓!?」
「真理亜お姉ちゃん。よく聞いて。もう尺がないの。」
「尺?」
「そう。渋谷区を統一するだけで、7万5千字も使ったのよ。今から新しい戦地なんて無理。やっても早送りのすっ飛ばしにしかならないわ。」
「大人の階段上る。私はシンデレラさ。アハッ!」
とぼけて乗り切ろうとする真理亜。
「大人なんか大っ嫌いだー! 私の青春を返せ!」
泣きながら講義する真理亜。
「ということで。」
「どういうことだよ?」
良く出来た小学一年生の妹の楓が話を変える。
「お姉ちゃんの次の夢を考えることにしたの。」
「おお! 次なる私の天下布武先じゃな! アハッ!」
単純なので真理亜の機嫌は簡単に直る。
「発表します! お姉ちゃんの次なる夢は・・・・・・。」
「私の次なる夢は!?」
おバカなので自分の夢を妹に考えてもらう真理亜。
「ほっこり! じんわり! です。アハッ!」
「ほっこり!? じんわり!?」
真理亜の次の夢はほっこり、じんわりに決められた。
「ほっこり、じんわりって、なに?」
首を傾げる真理亜。
「おバカなお姉ちゃんのために説明しよう。ほっこりとは良い話で心が笑顔になる温かいこと。じんわりとは涙が流れるくらい良い話ということです。」
「ほうほう。」
「現代人が忘れた幸せな気持ちというやつです。それを思い出させてくれるような、ほっこりとじんわりに挑むのがお姉ちゃんの新しい夢です。」
「ほうほう。」
ほっこりとじんわりの説明が終わった。
「お姉ちゃん、分かった?」
「全然。」
「ダメだこりゃ!?」
「アハッ!」
ここまではお休みの展開。
「分かるぞ! 私にも! 毎回、冒頭で試行して方向性を決めるから書き出しが弱い。それなら前の作品で次の作品の設定を決めてしまえば、次の作品を書く時、最初から世界観が出来ている面白い作品になるはず! という二段構えに作戦だ!」
「なぜだ!? なぜ!? おバカなお姉ちゃんにそんなことが分かるんだ!?」
「ただのおバカとは違うのだよ! おバカキャラとは!」
「まさか!? 超能力の未来予知!?」
新しいサイキックに目覚める真理亜。
「物語とは先の先、二手三手先を読んで伏線を入れながら描くものなのだよ。」
「やるようになった!? 真理亜お姉ちゃん!?」
「アハッ!」
褒められて喜ぶ真理亜。
「私は今、ホッコリしている。良く出来た妹の楓に褒められて嬉しいのだ。心が温かくなるな。ホッコリさんだ。」
「私を出し抜いたのが嬉しいだけでしょ?」
「アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜。
「そんなにハッキリと言わなくてもいいよねん。クスン。」
「あ、じんわりした。」
「アハッ!」
泣けばじんわりしたとしておこう。
「ホッコリは簡単だけど、じんわりするとなると、かなりの伏線を仕込んでおく必要があるな。」
「結局は人間の感情の起伏のことをいうものね。」
「道を歩いていて100円玉を拾った。新しいお友達ができた。100円玉でジュースでも買おう。これがほっこりだ。」
「いや、交番に届けろよ。」
「アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜。
「そして拾ったお金を交番に届けて、100円玉ちゃんとお別れする。「ああー!? 私の100円玉!?」これがじんわりだ。」
「微妙にあっているから怖いわ。」
「アハッ!」
今日も真理亜は絶好調。
「とりあえず、ほっこりとじんわりの千本ノックでもしていれば、何かアイデアの神が舞い降りてくるだろう。」
「それまで私たちはほっこりと、じんわりを繰り返すのね。」
「つまりそういうこと。アハッ!」
真理亜と楓は新しい夢に出発する。
つづく。
〇〇少女ワールドは大金の賞金が出る戦略シュミレーション・オンラインゲームです。
「天下布武じゃ! お友達になろうよ! アハッ!」
姉の真理亜、お友達70億人キャンペーン実施中。
「こんなお姉ちゃんでごめんなさい。ペコッ。」
良く出来た妹の楓の物語。
「次は隣の新宿区を制覇するぞ! 天下布武じゃ!」
真理亜は次の夢に向けて進み始めた。
「やめい!」
そこを可愛げのない妹の楓が静止する。
「邪魔するな! 楓殿! 天誅でござる! 天誅でござる!」
「赤穂浪士かい?」
「アハッ!」
ショートコントを挟みつつ。
「それなら東京都23区天下統一戦モード! 天下布武じゃ!
「それも、やめい!」
「じゃあ、東京、23区、市部、秘境!? 奥多摩地方の三つ巴バージョン! 天下布武じゃ!」
「却下。」
「それなら、それなら関東大会! 天下布武じゃ!」
「棄却。」
「それならそれなら東日本大会! 天下布武じゃ!」
「逮捕します。」
「それならそれならそれなら47都道府県! 日本統一モード! 天下布武じゃ!」
「懲役10年。」
「それならそれならそれならそれなら世界統一大会! 天下布武じゃ!」
「懲役20年。」
「それならそれならそれならそれならそれなら全宇宙統一戦! 天下布武じゃ!」
「無期懲役。」
「アハッ!」
終身刑を言い渡される真理亜。非情な裁判官の楓であった。
「私にどうしろというのだ!? 楓!?」
「真理亜お姉ちゃん。よく聞いて。もう尺がないの。」
「尺?」
「そう。渋谷区を統一するだけで、7万5千字も使ったのよ。今から新しい戦地なんて無理。やっても早送りのすっ飛ばしにしかならないわ。」
「大人の階段上る。私はシンデレラさ。アハッ!」
とぼけて乗り切ろうとする真理亜。
「大人なんか大っ嫌いだー! 私の青春を返せ!」
泣きながら講義する真理亜。
「ということで。」
「どういうことだよ?」
良く出来た小学一年生の妹の楓が話を変える。
「お姉ちゃんの次の夢を考えることにしたの。」
「おお! 次なる私の天下布武先じゃな! アハッ!」
単純なので真理亜の機嫌は簡単に直る。
「発表します! お姉ちゃんの次なる夢は・・・・・・。」
「私の次なる夢は!?」
おバカなので自分の夢を妹に考えてもらう真理亜。
「ほっこり! じんわり! です。アハッ!」
「ほっこり!? じんわり!?」
真理亜の次の夢はほっこり、じんわりに決められた。
「ほっこり、じんわりって、なに?」
首を傾げる真理亜。
「おバカなお姉ちゃんのために説明しよう。ほっこりとは良い話で心が笑顔になる温かいこと。じんわりとは涙が流れるくらい良い話ということです。」
「ほうほう。」
「現代人が忘れた幸せな気持ちというやつです。それを思い出させてくれるような、ほっこりとじんわりに挑むのがお姉ちゃんの新しい夢です。」
「ほうほう。」
ほっこりとじんわりの説明が終わった。
「お姉ちゃん、分かった?」
「全然。」
「ダメだこりゃ!?」
「アハッ!」
ここまではお休みの展開。
「分かるぞ! 私にも! 毎回、冒頭で試行して方向性を決めるから書き出しが弱い。それなら前の作品で次の作品の設定を決めてしまえば、次の作品を書く時、最初から世界観が出来ている面白い作品になるはず! という二段構えに作戦だ!」
「なぜだ!? なぜ!? おバカなお姉ちゃんにそんなことが分かるんだ!?」
「ただのおバカとは違うのだよ! おバカキャラとは!」
「まさか!? 超能力の未来予知!?」
新しいサイキックに目覚める真理亜。
「物語とは先の先、二手三手先を読んで伏線を入れながら描くものなのだよ。」
「やるようになった!? 真理亜お姉ちゃん!?」
「アハッ!」
褒められて喜ぶ真理亜。
「私は今、ホッコリしている。良く出来た妹の楓に褒められて嬉しいのだ。心が温かくなるな。ホッコリさんだ。」
「私を出し抜いたのが嬉しいだけでしょ?」
「アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜。
「そんなにハッキリと言わなくてもいいよねん。クスン。」
「あ、じんわりした。」
「アハッ!」
泣けばじんわりしたとしておこう。
「ホッコリは簡単だけど、じんわりするとなると、かなりの伏線を仕込んでおく必要があるな。」
「結局は人間の感情の起伏のことをいうものね。」
「道を歩いていて100円玉を拾った。新しいお友達ができた。100円玉でジュースでも買おう。これがほっこりだ。」
「いや、交番に届けろよ。」
「アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜。
「そして拾ったお金を交番に届けて、100円玉ちゃんとお別れする。「ああー!? 私の100円玉!?」これがじんわりだ。」
「微妙にあっているから怖いわ。」
「アハッ!」
今日も真理亜は絶好調。
「とりあえず、ほっこりとじんわりの千本ノックでもしていれば、何かアイデアの神が舞い降りてくるだろう。」
「それまで私たちはほっこりと、じんわりを繰り返すのね。」
「つまりそういうこと。アハッ!」
真理亜と楓は新しい夢に出発する。
つづく。
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