やっと冒険に出られます

渋谷かな

文字の大きさ
33 / 43

アースとドラゴン

しおりを挟む
「やって来ました! スワンプの洞窟!」
 アースはスワンプの洞窟にやって来た。
「待ってろ! 鍵のかかった扉! 今すぐ開けてやる!」
 アースは鍵のかかった扉を開けるのが好きだった。いわゆる一つの趣味である。

ガチャ!

 アースは鍵のかかった扉を開けた。
「よし! ドラゴンを探すぞ!」
 アースは洞窟の奥に進んでいく。

ピキーン!

 その時、、アースは何かを感じ取った。
「ドラゴンか!?」
「ゴーゴー!」
 ゴールド男が現れた。

ゴールド男
レベル19
全ステータス38
お金190円

「いでよ! 歩兵さん!」
「おお!」
 アースはゴットカードから歩兵さんを召喚する。
「いくよ! 歩兵さん!」
「おお! 必殺! ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!」
 歩兵さんが必殺技で攻撃する。
「ギャアアアアアアー!」
 ゴールド男を倒した。
「正義は勝つ!」
 勝ち名乗りをあげる歩兵さん。
「やったー! 勝った! わ~い!」
 大喜びのアース。

アース
285戦284勝1引き分け
お金1570円

歩兵さん
レベル50
HP50
MP50
攻撃力50
防御力50
素早さ50
魔法力50
運50

道具
・薬草1
・毒消し草2
・万能薬1

装備
武器 銀の剣 攻撃力10
腕  銀の盾 防御力6
頭  銀の兜 防御力4
体  銀の鎧 防御力10
装飾 なし

必殺技
・投石
・連続投石
・投剣 
・火を摩擦でつける
・火投剣
・ファイア・ソード・スラッシュー!
・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!

耐性
・毒1
・火5

「ドラゴンはどこだ!」
 再びアースはドラゴンを探す。

ピキーン!

 アースは何かを感じ取った。
「おまえじゃない!」
「白ゴーゴー!」
 白ゴーストが現れた。

白ゴースト
レベル20
全ステータス40
お金200円

「いくよ! 歩兵さん!」
「おお! 必殺! ファイア・ソード・スロー!」
 歩兵さんは火の剣を投げた。
「ギャアアアアアアー!」
 白ゴーストを倒した。
「正義は勝つ!」
 勝ち名乗りをあげる歩兵さん。
「やったー! 勝った! わ~い!」
 大喜びのアース。

アース
286戦285勝1引き分け
お金1770円

歩兵さん
レベル50
HP50
MP50
攻撃力50
防御力50
素早さ50
魔法力50
運50

道具
・薬草1
・毒消し草2
・万能薬1

装備
武器 銀の剣 攻撃力10
腕  銀の盾 防御力6
頭  銀の兜 防御力4
体  銀の鎧 防御力10
装飾 なし

必殺技
・投石
・連続投石
・投剣 
・火を摩擦でつける
・火投剣
・ファイア・ソード・スラッシュー!
・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!

耐性
・毒1
・火5

「ドラゴンはどこにいるんだ!?」
 アースはドラゴンを探す。

ピキーン!

 アースは何かを感じ取った。
「このプレッシャーは今までにない大きなものだ!?」
「ドラドラ!」
 ドラゴンが現れた。

ドラゴン
レベル30
全ステータス60
お金300円

「はあ!? 俺よりステータスが強いじゃないか!? こんな奴とどうやって戦えって言うんだ!?」
 アースはドラゴンの強さにビビった。
「ドラドラ!」
 ドラゴンは炎を吐いた。
「ギャア!」
 アースはのダメージを受けた。
「負けるものか! いくよ! 歩兵さん!」
「おお! 必殺! ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!」
 歩兵さんは必殺技で攻撃する。
「ギャア!」
 ドラゴンはダメ―ジを受けたがピンピンしている。
「俺とドラゴンの性能がほぼ互角なんだ!?」
 アースは悟った。自分とドラゴンのステータスがほぼ60で同じだということを。
「でも負けるもんか! 相手が強くても逃げないで戦い抜くのが俺の生き様だ! やってやるぜ!」
 アースはドラゴンと殴り合いの戦いを挑む。
「でやあ!」
「ギャア!」
「ドラドラ!」
「ギャア!」
 一進一退の攻防が長時間繰り広げられる。
「ドラゴンよ! 俺の勝ちだ!」
「ドラ?」
「俺とおまえの決定的な差を教えてやろう。」
「ドラ?」
「それは・・・・・・俺は薬草を持っているのでHPを回復することができるのだ!」
「ドラ!?」
 ドラゴンはアースに「卑怯者ー! と叫んでいる様だった。」
「そんなこと知るか。ドラゴン相手に卑怯もヘチマもないんだよ!」
 歩兵さんは薬草を使った。
「全快!」
 歩兵さんの体力が回復した。
「さあ! 最後まで殴りあおうぜ!」
 アースは爽やかに戦おうと宣言する。しかし、この時アースは薬草で体力を回復してHP50。一方のドラゴンはHP5だった。
「いくよ! 歩兵さん! これが最後の一撃だ!」
「おお! 必殺! ファイナル・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!」
 歩兵さんの攻撃技はドンドン名前が長くなる。
「ギャアアアアアアー!」
 遂にドラゴンを倒した。
「正義は勝つ!」
 勝ち名乗りをあげる歩兵さん。
「やったー! 勝った! わ~い!」
 大喜びのアース。

アース
287戦286勝1引き分け
お金2070円

歩兵さん
レベル50
HP50
MP50
攻撃力50
防御力50
素早さ50
魔法力50
運50

道具
・薬草1
・毒消し草2
・万能薬1

装備
武器 銀の剣 攻撃力10
腕  銀の盾 防御力6
頭  銀の兜 防御力4
体  銀の鎧 防御力10
装飾 なし

必殺技
・投石
・連続投石
・投剣 
・火を摩擦でつける
・火投剣
・ファイア・ソード・スラッシュー!
・ファイア・フレーム・ソード・スラッシュー!

耐性
・毒1
・火5

「ドラゴンを倒したぞ! 姫は、ロナ姫は助けなくっちゃ!」
 アースはドラゴンにさらわれたロナ姫を探す。

ピキーン!

 その時、アースは何かを感じ取った。
「この気配は・・・・・・姫?」
「フッフッフ! よく来た勇者よ! ドラゴンを倒したことを後悔させてやる! 私を倒せるかしら!」
 ロナ姫が現れた。

ロナ姫
レベル100
全ステータス200
お金プライスレス。

「まさか!? 姫は敵なのか!?」
 アースは姫の様子が変なことに緊張感を覚える。
「そんな訳がないでしょ。物語を盛り上げるために態と演出したのよ。」
「ふ~。良かった。」
 姫の勝手な演出であった。
「でもドラゴンは私に食べ物をくれたり親切だったわよ。モンスターを仲間にできるシステムなら私のペットにしたかったわ。」
 姫はドラゴンを気に入っていた。
「万能薬!」
 アースはドラゴンに万能薬を使った。
「ドラ?」
 ドラゴンは息を吹き返した。
「ドラちゃん!」
「ドラドラ!」
 姫とドラゴンは奇跡的な再会を果たした。ドラゴンをドラちゃんと呼ぶとタヌキ型未来型ロボットのドラえも〇みたいになるから誰もドラゴンをドラちゃんと使わないのだろう。
「ドラちゃん、あなたは今日から私のペットよ。お城で高級なお肉を食べさせまくってあげるわ。」
「ドラドラ!」
 姫はドラゴンを手なずけた。
「あなた、誰だっけ?」
「え・・・・・・。アースです。」
 姫はアースのことは眼中になった。
「アース。あなたは私の可愛いドラちゃんを倒した逆賊として死刑です!」
「ドラドラ!」
「はあ!? 死刑!?」
 アースは死刑が決まった。
「しかしドラちゃんを救った功を称えて帳消しにします。」
「ということは?」
「無罪です!」
「やったー! って俺が喜ぶのはおかしくないか?」
 疑問は残るがアースは無罪放免となった。
「それでは私はドラちゃんに乗って先に変えるので、ラダトム城に来てください。私を助けたご褒美に、お父様に言って、あなたにナイトの称号を与えましょう。」
「ナイト!?」
 遂にアースは歩兵さんをナイトに進化させる方法にたどり着いた。 
「じゃあ。そういうことで。飛べ! ドラちゃん!」
「ドラー!」
 姫はドラゴンの背に乗って旅立った。
「こらー! 俺を置いていくなー! 俺もドラゴンに乗せてくれー!」
「ドラちゃんはあなたのことが嫌いなんだって。なんか悪いことをしたんじゃない?」
「ドラ!」
 ドラゴンはその通りと言っている。一度倒されたのでドラゴンはアースのことを良く思っていない。
「クソッ! 歩いてラダトムの城まで行くか。遠いな・・・・・・ガクン。」
 アースは姫を救出しラダトムの城に褒美をもらうために向かう。
 つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...