最強の幽霊、癒し女のおみっちゃん

渋谷かな

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「絶対? 本当に? 絶対に解けない謎はない! 私が絶対法則をぶち壊す!」

この物語は、性格にクセのある女子高生探偵が登場するライトミステリーである。



「ピーポン。」
「鈴ちゃん!? 自分で言うの!?」
「来たのがバレたら、サプライズにならないじゃないか。」
鈴と南は結婚指輪を無くした女性の家にやって来た。そして玄関でチャイムを押さずに、鈴は自分の口でピーンポンとベルを鳴らした。前進あるのみの鈴の頭の中に留守なら待とう、帰ろうという文字はない。
「返事がない・・・勝手に入ろう。」
「ええ!? ダメだよ!? 不法侵入になっちゃうよ!?」
鈴のクセのある性格に戸惑う南ちゃん。
「南ちゃん、これは任務のためだよ!」
鈴は両手で南の両肩を掴み、真剣な眼差しで南に訴えかける。
「任務・・・任務・・・分かった! OK!」
南は任務という言葉に弱かった。
「さあ、突撃!」
「わ~い!」
鈴と南は仲良しであった。


「困ったわ。結婚指輪はどこにいったのかしら?」
依頼者の家の中では、依頼者の中年の女性が指輪を無くして困っていた。
「ちわーす! 来々軒です! 味噌ラーメンお持ちしました!」
そこに、なぜか出前のラーメン屋さんが二人現れた。
「ラーメンなんか頼んでないけど? 勝手に入って来たの? 警察を呼ぶわよ!?」
依頼者の中年の女性が怒りそうな雰囲気だった。
「フフフッ。ラーメン屋は近所の人達に怪しまれないようにするための仮の姿。」
ラーメン屋はラーメン屋の制服に手をかけ、上空に脱ぎ捨てて放り投げる。
「ご依頼ありがとうございます。私たちが女子高生探偵サウス&ベルです!」
ベル&サウスよりサウス&ベルの方が響きが良かったので変えてみた。あとでおみっちゃんの店の探偵事務所の看板も書き換えなければ。
「ええ!? あなたたちが探偵!?」
さすがに依頼者の中年の女性も驚いた。優秀な探偵が来ると思っていたので珍竹林な女子高生二人組がやって来たことに戸惑うのである。
「はい、私たちがサウス&ベルです。」
「ただの女子高生じゃない!? ふざけているなら帰って頂戴!」
「見た目で判断されては困ります。一瞬で結婚指輪を見つけて見せますよ。」
「やれるものなら、やって見せなさいよ!」
「ありがとうございます。」
依頼者の中年の女性はふざけた女子高生二人組に激怒していたが、とりあえず鈴と南は仕事を引き受けることができた。
「やったー! 鈴ちゃん! 初依頼だよ!」
「これも優秀な南ちゃんのおかげだよ! エヘヘ。」
鈴と南は仲良しさ。
「クンクン。」
「キャア!? なんなの!?」
「でた! 鈴ちゃんのミステリアス・ドック!」
鈴は犬の真似をして、依頼者の中年の女性やお家の臭いを嗅ぎ始めた。
「分かった! 結婚指輪は・・・炊飯器の中だ!」
「な、なんですって!? バカなことを言わないでよ! 指輪が炊飯器の中に落ちるなんて・・・。」
依頼者の中年の女性が騙された気持ちで炊飯器の蓋を開けた。
「あった!? どうしてわかったの!?」
炊飯器には炊けた松茸ごはんの中に結婚指輪が光っていた。
「フッ。我々、サウス&ベルは優秀な探偵ですから。」
「よ! 鈴ちゃん日本一!」
説明しよう。鈴の鋭い嗅覚は、おいしい松茸ごはんの臭いに違和感を感じたのだ。ただ松茸ごはんが食べたいから炊飯器と言った訳ではない。
「ありがとう! これはお礼よ!」
「わ~い! 松茸! 松茸! うれしいな!」
鈴と南は無事に初依頼を解決して、お土産の松茸を持って帰って行った。

つづく。
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