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「絶対? 本当に? 絶対に解けない謎はない! 私が絶対法則をぶち壊す!」
この物語は、性格にクセのある女子高生探偵が登場するライトミステリーである。
「はい、バー五寸釘です。」
女子高生探偵事務所サウス&ベルはお隣さんのおみっちゃんの駄菓子屋さんの電話番号を借りている。
「はあ!? うちは駄菓子屋バーです! ラーメン屋じゃありません!」
かかってきた電話を取り、間違い電話をかけてきた受話器の向こうの相手にキレるおみっちゃん。
「まったく!? 最近はろくな電話がかかってこない。」
電話を切ったおみっちゃんは一人でブツブツ言っていた。
「ルルルルル!」
「またか!?」
また電話がかかってきた。
「うちはラーメン屋じゃないって言ってるだろうが!?」
「ヒイイイイイ!? あ、あの、そちらは探偵事務所じゃないんですか!?」
おみっちゃんのキレキレの対応に、電話の男性はビビっていた。
「はい。探偵事務所サウス&ベルです。キャピ。」
おみっちゃんの態度は180度変わり可愛こぶった。
「仕事を頼みたいんですが?」
「えっと、実は探偵のサウスとベルが遠足に出かけていて帰りが遅くなりそうなんですね。」
サウスとベルとは、南と鈴のことであり、女子高生は学校行事には勝てないのである。
「そうですか。困りましたね。実は急いで解決してほしいことがあるんですが。」
「なんでしょう?」
「自動販売機の下に500円玉を落としてしまって、それがないと電車に乗れないから帰れないんです。」
携帯電話の電子マネーも鉄道系のICカードのチャージし忘れあるあるである。
「それは困りましたね。私でよかったら自動販売機の下の500円玉を取りに行きますよ。」
「いいんですか?」
「はい。専門分野です。」
「ありがとうございます。」
こうして鈴と南が探偵の仕事ができないときは、おみっちゃんが探偵代理をしてくれるのであった。なんて優しいお隣さん。
「コンコン。擬人化しなくていいから、静かにお留守番していてね。」
「コン。」
おみっちゃんのペットのコンコン。コンコンは妖狐の子供である。昔、おみっちゃんが高尾山で傷を負っているのを助けたのが出会いである。それからおみっちゃんがペットとして飼っている。
「お待たせしました。」
おみっちゃんが現場に着いた。
「お願いします。」
自動販売機の前には困り果てているおじさんがいた。
「少しの間、自動販売機と逆の方向を向いてください。そして私がいいですよというまで、絶対に自動販売機を見ないで下さいね。」
「え? あ、はい。わかりました。」
おじさんは自動販売機に背中を向けた。
「えい! 見つけた! 500円玉!」
おみっちゃんの体が透けて自動販売機を貫通する。5話で書いたがおみっちゃんは妖怪である。
「いいですよ。こっちを向いてください。」
「は、はい。」
おじさんはおみっちゃんの指示通り振り返った。
「あ! 500円玉!」
「どうぞ。」
「ありがとうございます。謝礼はいかほどに?」
「これしきのこと謝礼なんていらないですよ。困ったことは探偵事務所サウス&ベルにお電話ください。ありがとうございました。失礼します。」
おみっちゃんは、その場を足早に立ち去った。
「いや~自動販売機の下は想像以上に儲かるんだな。」
帰路のおみっちゃんの懐には、100円玉や10円玉などの小銭が山のようにあった。もちろん自動販売機の下で見つけたのである。総額1万円は超えるのであった。
「コンコンに油揚げを買って帰ってあげよう。ろくろ首の女将さんが聞いたら喜ぶだろうな。キャピ。」
こうして探偵事務所サウス&ベルは女子高生探偵と妖怪が支えているのであった。
つづく。
この物語は、性格にクセのある女子高生探偵が登場するライトミステリーである。
「はい、バー五寸釘です。」
女子高生探偵事務所サウス&ベルはお隣さんのおみっちゃんの駄菓子屋さんの電話番号を借りている。
「はあ!? うちは駄菓子屋バーです! ラーメン屋じゃありません!」
かかってきた電話を取り、間違い電話をかけてきた受話器の向こうの相手にキレるおみっちゃん。
「まったく!? 最近はろくな電話がかかってこない。」
電話を切ったおみっちゃんは一人でブツブツ言っていた。
「ルルルルル!」
「またか!?」
また電話がかかってきた。
「うちはラーメン屋じゃないって言ってるだろうが!?」
「ヒイイイイイ!? あ、あの、そちらは探偵事務所じゃないんですか!?」
おみっちゃんのキレキレの対応に、電話の男性はビビっていた。
「はい。探偵事務所サウス&ベルです。キャピ。」
おみっちゃんの態度は180度変わり可愛こぶった。
「仕事を頼みたいんですが?」
「えっと、実は探偵のサウスとベルが遠足に出かけていて帰りが遅くなりそうなんですね。」
サウスとベルとは、南と鈴のことであり、女子高生は学校行事には勝てないのである。
「そうですか。困りましたね。実は急いで解決してほしいことがあるんですが。」
「なんでしょう?」
「自動販売機の下に500円玉を落としてしまって、それがないと電車に乗れないから帰れないんです。」
携帯電話の電子マネーも鉄道系のICカードのチャージし忘れあるあるである。
「それは困りましたね。私でよかったら自動販売機の下の500円玉を取りに行きますよ。」
「いいんですか?」
「はい。専門分野です。」
「ありがとうございます。」
こうして鈴と南が探偵の仕事ができないときは、おみっちゃんが探偵代理をしてくれるのであった。なんて優しいお隣さん。
「コンコン。擬人化しなくていいから、静かにお留守番していてね。」
「コン。」
おみっちゃんのペットのコンコン。コンコンは妖狐の子供である。昔、おみっちゃんが高尾山で傷を負っているのを助けたのが出会いである。それからおみっちゃんがペットとして飼っている。
「お待たせしました。」
おみっちゃんが現場に着いた。
「お願いします。」
自動販売機の前には困り果てているおじさんがいた。
「少しの間、自動販売機と逆の方向を向いてください。そして私がいいですよというまで、絶対に自動販売機を見ないで下さいね。」
「え? あ、はい。わかりました。」
おじさんは自動販売機に背中を向けた。
「えい! 見つけた! 500円玉!」
おみっちゃんの体が透けて自動販売機を貫通する。5話で書いたがおみっちゃんは妖怪である。
「いいですよ。こっちを向いてください。」
「は、はい。」
おじさんはおみっちゃんの指示通り振り返った。
「あ! 500円玉!」
「どうぞ。」
「ありがとうございます。謝礼はいかほどに?」
「これしきのこと謝礼なんていらないですよ。困ったことは探偵事務所サウス&ベルにお電話ください。ありがとうございました。失礼します。」
おみっちゃんは、その場を足早に立ち去った。
「いや~自動販売機の下は想像以上に儲かるんだな。」
帰路のおみっちゃんの懐には、100円玉や10円玉などの小銭が山のようにあった。もちろん自動販売機の下で見つけたのである。総額1万円は超えるのであった。
「コンコンに油揚げを買って帰ってあげよう。ろくろ首の女将さんが聞いたら喜ぶだろうな。キャピ。」
こうして探偵事務所サウス&ベルは女子高生探偵と妖怪が支えているのであった。
つづく。
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