最強の幽霊、癒し女のおみっちゃん

渋谷かな

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「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」

この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。


「8500位を超えたわ。」
おみっちゃんが考え込んでいる。
「どうしたの? おみっちゃん。」
又ちゃんが現れる。
「あ、又ちゃん。」
「どりゃああああああ!? 恥ずかしいから又ちゃんって呼ばないで!?」
ここまではお約束。
「毎日、200ポイントを積み重ねていたら、全体順位が毎日アップしてるの。」
「放置ばかりの過疎なんだね。」
「キャラ文芸コンテストも、ついに60位代に突入。うれしい。」
「出版社が売りたいピックアップ作品と個人集団のピックアップ作品以外はスカスカってことね。どっちも不正だけど。」
「ドンドン順位を上げるぞ! ハハハハハ!」
日常会話を楽しむおみっちゃんと又ちゃんであった。

「カシャカシャ。」
「スイシャスイシャ。」
「フウシャフウシャ。」
「ライシャライシャ。」
「ドシャドシャ。」
お江戸悪徳商会では呼び出された火車の模造品たちが溢れていた。
「うるさい!」
怒る副社長ぬらりひょん。
「そんなことを言わないで下さいよ。人数を増やしたのは、ぬらりひょん様なんですから。」
文句を言う火車。
「ぬぬぬぬぬ!? それを言われると・・・。」
何も言えない、ぬらりひょんであった。
「困ったから話を変えよう。考えてみれば、全作品、全キャラクター、真面目に書いてないから、キャラ文芸ばかりに該当するな。」
「ずるい!? 話をすり替えた!?」
「バカ野郎。これはおまえにも該当する話だ。」
「どこがですか!?」
火車は勢い余ってツッコミまくる。
「おまえたち5車は属性が違うから、ガス屋や電気屋、水道屋、土木工事に、夏の暑い時に扇風機代わりに風を起こす風屋になることができる。消し去るのは簡単だが、置いておく方が利用価値があるってもんだ。」
「おお! さすがぬらりひょん様、賢い!」
「伊達に歳は取ってないぜ。やっぱり、新しい妖怪を生み出して、オリジナルの世界にもっていかないとダメだな。そうしないと、そこら辺の大ヒット作品のパクリって言われ終わりだ。最近の深夜アニメやアイドルモノ、キャラクターの絵を変えただけでやることが全部同じなんだ。そりゃあ、全滅もするさ。」
「おお! 確かなマーケティング力!」
火車は感心する。
「ということは、我々、お江戸悪徳商会側とろくろ首率いる呪いの藁人形カンパニーとの決戦の日も近いってわけだ。優秀な妖怪・あやかしをたくさん集めた方が会社力を上げた方が勝ちってもんだ。妖怪・あやかしをギャルに擬人化させれば、会社の飲み会はお触りOKのセクハラパーティーだ!」
「いいっすね! ぬらりひょん様!」
こうして悪役サイドからストーリー構成を練るのであった。

「どこかにイケメンいないかしら?」
「無理ね。妖怪・あやかしってドロドロした変なのばっかりだし、あと爺でしょ。」
「嫌よね。会社でセクハラとか、介護でセクハラとか、入院中に看護婦にセクハラとかも。」
「嫌よね。男って。女の敵よ!」
妖怪・あやかしであっても女は女であった。
「エヘヘ!」
最後は、おみっちゃんが笑って誤魔化して終わり。

つづく。
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