最強の幽霊、癒し女のおみっちゃん

渋谷かな

文字の大きさ
46 / 85

5-0

しおりを挟む
「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」

この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。


「え?」
おみっちゃんは戸惑っている。
「この状態でストーリーを始める? いいですけど・・・自殺行為ですよ?」
おみっちゃんは話の進行に不安であった。
「あ、私、死んでました。」
おみっちゃんは幽霊である。
「エヘッ。」
幽霊でも、可愛ければ何をやっても許されるのだった。

「クソ! おみっちゃんは、自分が幽霊ネタで遊んでばかりじゃないか!?」
お江戸悪徳商会の副社長ぬらりひょんは激怒していた。
「継続は、現在の妖怪・あやかしってことぐらいしか、設定が決まっていないだと!?」
ストーリーが全く決まっていない。
「何かアイデアを探そうと本屋の平台を見ても、オタク向けの一部にしかウケないものか、全滅要素のある作品ばかりじゃないか!? 大衆向けの作品も無いし、進撃の巨〇のような大作も無く、日常作品で通用しそうなものでも無い。いったいどうしろというのだ!?」
悪役妖怪・あやかしの定番の頭脳明晰のぬらりひょんでもストーリーの創作に困っていた。
「トホホ・・・。」
最後はぬらりひょんが落ち込んで誤魔化して終わり・・・終われるかい。

「あれ? 終わりじゃないんですか?」
再びおみっちゃんに出番が回ってきた。
「え、字数が1話1000字に到達していないのと、まだメインストーリーが決まっていないんですか?」
それが理由である。
「私には関係ないんですけど? だって・・・幽霊ですから。エヘッ。」
あくまでも幽霊押しでいくおみっちゃん。
「笑うな!」
そこに女の大きな声がする。
「ろくろ首の女将さん!?」
「社長と呼びなさい、社長と。設定は現代なんだから。」
おみっちゃんとろくろ首の師弟関係は以前に描いたので、字数的にパス。
「アイデアに困ってるんだって?」
「はい。そうなんです。」
「メインストーリーを教えてあげようか?」
「え?」
ろくろ首の女将さんは何かアイデアを持っているようだ。
「ここにたどり着くまでに、5万0000文字以上の駄作を繰り返してるんだよ? アイデアのネ申が降臨されないでどうするのさ?」
「おお!? この神々しい光は神だ!? 神さまだ!?」
おみっちゃんの目には分厚い暗雲を貫き金色の光を放ち舞い降りる神の姿が見える。
「お、教えて下さい! 神様は、どんなアイデアを与えて下さったんですか!?」
おみっちゃんは自分のメインストーリーが知りたくて仕方がない。
「おっと、1000字を超えているので、続きは次話で。」
「そ、そんな!? ズルい!? 教えて下さいよ!?」
「ケケケケケッ!」
うまいこと引き延ばす、ろくろ首であった。
「エヘッ。」
最後は、おみっちゃんが笑って誤魔化して終わり。

つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

椿の国の後宮のはなし

犬噛 クロ
キャラ文芸
架空の国の後宮物語。 若き皇帝と、彼に囚われた娘の話です。 有力政治家の娘・羽村 雪樹(はねむら せつじゅ)は「男子」だと性別を間違われたまま、自国の皇帝・蓮と固い絆で結ばれていた。 しかしとうとう少女であることを気づかれてしまった雪樹は、蓮に乱暴された挙句、後宮に幽閉されてしまう。 幼なじみとして慕っていた青年からの裏切りに、雪樹は混乱し、蓮に憎しみを抱き、そして……? あまり暗くなり過ぎない後宮物語。 雪樹と蓮、ふたりの関係がどう変化していくのか見守っていただければ嬉しいです。 ※2017年完結作品をタイトルとカテゴリを変更+全面改稿しております。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

あまりさんののっぴきならない事情

菱沼あゆ
キャラ文芸
 強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。  充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。 「何故、こんなところに居る? 南条あまり」 「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」 「それ、俺だろ」  そーですね……。  カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。

ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。 世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。 しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。 入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。 彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。 香織は、八重の親友。 そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。 その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。 ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。 偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。 「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。 やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。 その中で、恋もまた静かに進んでいく。 「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。 それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。 一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。 現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。 本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...