最強の幽霊、癒し女のおみっちゃん

渋谷かな

文字の大きさ
51 / 85

5-5

しおりを挟む
「可愛くても足はない! 癒し女のおみっちゃん!」
この物語は、クセのある幽霊が国民的テレビアニメになれるような日常を描く物語である。
「エヘッ。」
おみっちゃんが笑って誤魔化して始まり。

「助けて。」
誰かが眠っているおみっちゃんに呼びかける。
「助けて。」
「ん・・・んん・・・。」
永い眠りからおみっちゃんが目を覚ます。
「誰? 私を呼ぶのは?」
おみっちゃんは眠っていたお墓から外に出る。
「あなたなの? 私を呼んだのわ?」
5-1を書き直すのが面倒臭いので、おみっちゃんの追憶。

「困った!」
乃木神社で女子高生の乃木子が困っている。
「うちに所属の妖怪・あやかしもいないし、雇うお金もないし、このままでは寺社仏閣ロワイヤルに参加できない!? う~ん。どうしたものか。」
腕を組んで考え込む乃木子。
「そうだ! 青山霊園に行ってみよう! 妖怪・あやかしの1匹くらいは捕まえられるかもしれない!」
こうして乃木子は青山霊園に向かった。

「これでも心霊スポットなの!?」
乃木子は青山霊園を歩きまくるが、妖怪・あやかしに出会えない。
「近代化した東京のど真ん中で、妖怪・あやかしを見つけるなんて無理よ、絶対に無理!」
乃木子は妖怪・あやかしを探すことを諦め始めた。
「もう、やだ。」
満開の桜の木の下で、乃木子は空を見上げながら寝転がった。
「ああ~、悩み事があると桜もきれいに思えない。」
乃木子は困り果てていた。
「神様! 仏様! バース様! 不幸な神社の娘をお助け下さい! アーメン!」
乃木子の願い事は適当であった。
「助けて。」
困った乃木子は心から助けを求めた。
「助けて。」
そして、乃木子の声は永い眠りに着いていたおみっちゃんに届く。

「ということで、幽霊のおみっちゃんです。」
「おみっちゃんです。よろしくお願いします。」
乃木神社に帰って来た乃木子とおみっちゃん。
「なにをバカなことを言っているの。乃木子。さっさと宿題をしてしまいなさい。」
乃木子の母親には、おみっちゃんの姿は見えなかった。
「そうだぞ。勉強しないと立派な大人になれないぞ。」
乃木子の父親も普通のサラリーマンで霊感は無く、母親同様、おみっちゃんの姿は見えなかった。
「・・・はーい。」
乃木子は父母の反応にガックリする。
「そうよ。これよ。これ。私は幽霊なんだから、見えないのが普通よ。」
逆に、乃木子の両親の反応におみっちゃんは納得していた。
「おじいちゃん、おばあちゃん、神社は乃木子が守っていくからね!」
乃木子の祖父母は亡くなっている。
「なんて健気な乃木子なの。」
乃木乃木子は乃木神社の女子高生宮司であり、神主であり、巫女でもある。
「泣かせるね! クスン。」
もらい泣きするおみちゃんであった。

つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あまりさんののっぴきならない事情

菱沼あゆ
キャラ文芸
 強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。  充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。 「何故、こんなところに居る? 南条あまり」 「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」 「それ、俺だろ」  そーですね……。  カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。

椿の国の後宮のはなし

犬噛 クロ
キャラ文芸
架空の国の後宮物語。 若き皇帝と、彼に囚われた娘の話です。 有力政治家の娘・羽村 雪樹(はねむら せつじゅ)は「男子」だと性別を間違われたまま、自国の皇帝・蓮と固い絆で結ばれていた。 しかしとうとう少女であることを気づかれてしまった雪樹は、蓮に乱暴された挙句、後宮に幽閉されてしまう。 幼なじみとして慕っていた青年からの裏切りに、雪樹は混乱し、蓮に憎しみを抱き、そして……? あまり暗くなり過ぎない後宮物語。 雪樹と蓮、ふたりの関係がどう変化していくのか見守っていただければ嬉しいです。 ※2017年完結作品をタイトルとカテゴリを変更+全面改稿しております。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。 世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。 しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。 入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。 彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。 香織は、八重の親友。 そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。 その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。 ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。 偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。 「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。 やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。 その中で、恋もまた静かに進んでいく。 「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。 それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。 一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。 現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。 本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。

白苑後宮の薬膳女官

絹乃
キャラ文芸
白苑(はくえん)後宮には、先代の薬膳女官が侍女に毒を盛ったという疑惑が今も残っていた。先代は瑞雪(ルイシュエ)の叔母である。叔母の濡れ衣を晴らすため、瑞雪は偽名を使い新たな薬膳女官として働いていた。 ある日、幼帝は瑞雪に勅命を下した。「病弱な皇后候補の少女を薬膳で救え」と。瑞雪の相棒となるのは、幼帝の護衛である寡黙な武官、星宇(シンユィ)。だが、元気を取り戻しはじめた少女が毒に倒れる。再び薬膳女官への疑いが向けられる中、瑞雪は星宇の揺るぎない信頼を支えに、後宮に渦巻く陰謀へ踏み込んでいく。 薬膳と毒が導く真相、叔母にかけられた冤罪の影。 静かに心を近づける薬膳女官と武官が紡ぐ、後宮ミステリー。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...