異世界ファンタジー部 9

渋谷かな

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9-8

「ああ~、暇だな~。」
 いつも通り皇女様は退屈していた。
「何か楽しいことはない?」
 従者に尋ねてみた。
「さんま神殿で見たのですが、粒あん先輩が38周年らしいです。」
「却下・・・・・・しない。素晴らしい! 私の憧れだ! ゲストキャラクターが登場するだけで同じことの繰り返し! それなのに38周年か! 羨ましい!」
 皇女様は長寿アニメになり印税生活でゆっくり過ごせる日を夢見ていた。
「うちもそれでいこう!」
「既にゲストキャラクター方式は取り入れていますよ。」
「なんですと!? ならなぜ埋もれてしまっているんだ!?」 
「スポンサーとテレビ局とアニメ制作会社にコネはありませんからね。アハッ!」
 現実社会は大人の事情が大切である。

ピキーン!

「閃いた! 皇女テレビ国営放送局、皇女スポンサー財源は国税、皇女アニメ制作会社で民業圧迫。完璧だな。公権力の乱用は私の得意中の得意だ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」
「この悪の皇女を一般視聴者がテレビで見たいかどうかだな。」
「見ない者は国外追放! なんなら死罪だ! 皇女テレビは視聴率100パーセントを目指すのだ! ワッハッハー!」
 これが皇女独裁国家のテレビ事情である。
「無理だ。こんな内容で長寿アニメなんかになれる訳がない。もっと粒あん先輩みたいに正義貫徹じゃないと。」
「でもセリフで尺伸ばしはできるけど、粒あん先輩なんて小説で書いたら1話1000字くらいよ。」
「逆にそれでも国民に愛されて38年だ。」
「難しい。う~ん。」
 皇女様は便秘タイムになり考える。

ピキーン!

「今からでも私を正義貫徹の素晴らしい皇女にしましょう! 魔王と対決する聖なる皇女に!」

 驚異の方向転換を打ち出す皇女様。
「いいけど、おまえの個性が無くなっちゃうよ? 作品の根幹が崩れるよ。それでもいいの?」
「それは困る。アハッ!」
 笑って誤魔化す皇女様。
「でもでも、シリーズ9の宇宙編で、やっと侵略された星から助けを求めに来た宇宙人を助けて悪党をぶっ飛ばすという正義貫徹スタイルを導入したじゃない。これで私も長寿アニメの候補にはなれるんじゃない?」
 必死にプレゼンテーションする皇女様。

ピキーン!

「それだー!!!!!! アイデアの神! キター!!!!!!」
 皇女様にアイデアの神が舞い降りた。
「皇女である私と魔王が戦えばいいんだわ! そうすれば正義貫徹の物語になる! 私って、天才! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」
「それって、やらせの茶番劇では?」
「アワワワワッ!」
 聞きたくない言葉は耳を叩いて聞こえないフリをする皇女様。
「これで対決軸ができたわ! 将来、安泰! アハッ!」
「ていうか、皇女軍の僕と魔王軍の悪魔バエルが既に戦っているから前から正義貫徹をやってなくはないよね?」
「なんですと!? 正義貫徹って難しいな。ウルウル。」
 思わず涙ぐむ皇女様。
「う~ん。私が皇女と女魔王をやっているから難しいのかな?」

ピキーン!

「閃いた! なら皇女と女魔王を分離すればいいのだ! そうすれば悪のラスボスも考えなくていい! ワッハッハー!」
「それも、やっぱり面白さ半減だな。それだとPSSはどうする? 皇女の秘密組織を悪魔がやっているからおもしろいのに。」
「ガーン! おまえ、容赦ないな。そこら辺の編集者よりも質たちが悪いぞ。」
「褒めてくれてありがとう。」
「誰も褒めてない。アハッ!」
 結局、仲の良い皇女様と従者。
「そろそろオープニングトークにも疲れたし、本編に入ろうか。」
「今日のお題は天王星です。」
 何事もなかったかのように物語は進められる。
「ポチっとな。」
 皇女様はボタンを押した。

ドカーン!

 宇宙船が不時着した。
「ゲホゲホッ!? なんか私の扱われ方がおかしくない?」
 中から一人の天王星人が現れた。
「何者だ!?」
 わざとらしく聞いてあげる優しい皇女様。
「ゴホン! 私は天王星からやってきた! 天王星人のテンちゃんだちゃ!」
「こら。おまえは騒音やつらか?」
「アハッ!」
 天王星人はノリが軽かった。
「ユーは何しに地球へ?」
「チタマのお笑いを学びに・・・・・・違う! 私はチタマに助けを求めにやってきたんだちゃ!」
「だから、だっちゃはやめい。」
「アハッ!」
 なかなかお笑いトークが分かっている天王星人。
「実は全宇宙の支配者の宇宙冷蔵庫のレイの手下で天王星スライムというのが襲ってきて、天王星の王を捕まえてしまったんだ! どうか、王を助けてくれ!」
「そこはだっちゃは使わんのかいー!」
「アハッ!」
 ダメ出しをくらう天王星人。
「笑って誤魔化すとは情けない奴だ。もっとまじめにしないとフォフォフォ・・・・・・殺しますよ?」
「おまえも笑って誤魔化しているだろうが。」
「そうでした。アハッ!」
 やっぱり笑って誤魔化す皇女様。
「ウォーミングアップもできたことだし、そろそろ天王星に行くとするか。」
「こら。おまえにとって地球はなんなんだ?」
「ブルペン! アハッ!」
 皇女様の肩が温まったらしい。
「それでは皆さんご一緒に。とう!」
 いちいち闇の扉を開けるのが面倒臭くなり、昭和の瞬間移動を選択する皇女様であった。

「やって来ました! 天王星!」
 皇女様たちは天王星にやってきた。
「すごい!? 一瞬で天王星に帰ってこれた!?」
 驚く天王星人。
「これが地球のテクノロジーだよ。私は何でもできるのだよ! なぜなら私は地球の皇女なのだから! オッホッホー!」
「すごい!? チタマの科学技術!?」
「アハッ!」
 調子に乗る皇女様。
「う~ん。」
 いきなり悩める皇女様。
「どうした?」
「天王星・・・・・・私の嫌いな天界や天使みたいな星だろ? やっぱり助けるのやめない? だって私、女魔王だもの。」
「好き嫌いすな。」
「アハッ!」
 基本的に皇女様は天が付くものは苦手である。
「じゃあ、タナでも呼ぶか? タナは天使の扱いに慣れているぞ。」
 タナは自称、可愛い天使である。
「ダメだ。あいつを呼ぶと話が長くなる。良い子のちびっ子が物語が分からなくなってしまうだろうが。」
「本音は?」
「たくさんキャラクターを出すと声優さんの出演料がかかってしまうんだよね。予算オーバー。」
「そうか! それでカレー粒あん先輩は半年間も出番がなかったのか!?」
「そういうこと。アハッ!」
 アニメ一作作るのも予算との戦いである。
「でも確かに天とつく割には寂れた星だな。」
「これも全て全宇宙の支配者の宇宙冷蔵庫のレイの仕業です。天王星を支配している天王星スライムを倒せば、きっと元の光り輝く天王星に戻れると思うんです。」
「もう宇宙家電製品は出てこないんだな。楽しやがって。」
「どうしろという? 宇宙電気マッサージ器とか宇宙鼻毛カッターとかにしろというのか?」
「それもちょっと・・・・・・。」
 キャラクター・ネーミングは一番苦手であり難しい。
「よし! 天王星スライムを倒すぞ!」
「おお!」
 宇宙家電でも、天王星ドラゴンでもなく、庶民派の天王星スライムが選ばれて、皇女様たちは一致団結した。

「おら! 働け! 天王星の輝きを全宇宙の支配者の宇宙冷蔵庫のレイ様に捧げるのだ! ワッハッハー!」
「ギャアアアアアアー!」
 天王星スライムは天王星人たちを奴隷のようにこき使っていた。
「なんて酷い連中だ!?」
「おまえが言うな。」
「失礼な。私でもここまで酷いことはしていないぞ!」
「そうかなあ?」
「アハッ!」
 皇女様の所得の50パーセントの税金徴収もかなり酷い。

ピキーン!

「ふと思ったんだ。粒あん先輩だろうが、北斗の蹴り先輩だろうが番組の8割は悪党が弱い者いじめをしているんだよね。度座衛門先輩もジャイアントがノビノビをいじめているもんね。なぜだろう?」
 皇女様の素朴な疑問である。
「それは・・・・・・正義貫徹のためじゃないかな。酷いシーンや悪いシーンを長くして、最後の最後に正義のヒーローがその悪い奴を倒す方が純粋な庶民にウケたからじゃないかな?」
「ええ~っ!? 正義を正しく際立たせるために、何の罪もない人々が殺されたり殴られたりするなんて!?」
「結局は人間が巨人に食われたり、人間が鬼に殺されたり残虐な悪いことが行われないと正義が盛り上がらない。」
「そ、そんなことのために、正義は正しいんだとアホな庶民に認識させるためだけに毎回、暴君やいじめっ子が現れるなんて、なんてこった!?」
「鬼滅の刀も大企業のゾニーが販促活動と資金を出しているスポンサーとアニメ制作会社なんだから、そりゃあ売れるわ。お金があるところには勝てない。」
 さすがの皇女様も正義にガッカリする。
「いや~、私は女魔王で良かった。偽善じゃないもんね。アハッ!」
 ちょっと女魔王で得をした皇女様。
「ということでお茶会でも開くか? アハッ!」
「ズコー!」
 皇女様の思考に従者たちはこけた。
「だって、まだ助けに行くのは早いだろうが。もっと天王星スライムが天王星人たちに酷いことをしないと、助けた時の私の有難味が分からないだろ。ワッハッハー!」
「最低・・・・・・。」
 皇女様はこういう奴である。
「働け! 働け! サボった奴は殴るぞ! ワッハッハー!」
「ギャアアアアアアー!」
 皇女様がふざけている間にも天王星人たちは天王星スライムに酷い扱いを受けていた。
「さっさと助けに行け!」
「ギャアアアアアアー!」
 皇女様を蹴り飛ばす従者。

「このままでは皆死んでしまう・・・・・・どこかに救世主はいないのか?」
 天王星人が願った時だった。

キラーン!
 
 それが光った。
「鳥だ! 飛行機だ! ・・・・・・チタマの皇女様だ!」
 蹴り飛ばされた皇女様が現れた。
「その通り! 私が救世主だ!」
「ただの小娘ではないか? おまえなんかに何ができるものか! ワッハッハー!」
 天王星スライムは皇女様をバカにしてしまった。
「おまえ、私をバカにしましたね。フォフォフォ・・・・・殺しますよ。」
 女魔王らしくなってきた皇女様。
「やれるもんならやってみろよ。ワッハッハー!」
「そろそろ尺の8割の悪役がいじめをするシーンの終わりだ。ここからは、私が正義を貫く番だー!」
 皇女様はふざけながら自分が一番輝ける黄金比率まで待っていたのだった。
「皇女拳! 10倍! うおおおおおー!」
 2倍や3倍などではなく、いきなり10倍で一気に勝負をつけのようとするのが皇女様流だった。
「なんだ!? この気は!? まさか!? カメハメハ大王が撃てるというのか!?」
「残念でした。私は・・・・・・ビビン破だー!」
 最近、語尾にハとかバの言葉にこだわっている皇女様がエネルギー破で攻撃する。
「負けるものか! 負けるものか! 土星スライム破!」
 負けじと土星スライムも抵抗する。
「ムムムッ!? やはり適当なビビン破では倒せなかったか!? どうやら私も本気を出すしかないわね!」
 皇女様は覚悟を決めた。
「聖女と、女魔王と、私がいる! うおおおおおー!」
 皇女様は聖なる属性と闇の属性をツインドライブで膨大な聖と闇のエネルギーをかき混ぜる。
「二つの属性が一つになっていくだと!? こんなものは見たことがないぞ!? チタマの皇女は化け物か!?」
 土星スライムは地球の皇女に怯えた。
「くらえ! 宇宙の侵略者! 必殺! 皇女破斬!」
 皇女様は最大奥義を放つ。
「ギャアアアアアアー! 覚えてろよ!」
 土星スライムは吹き飛ばされ星になった。
「私が皇女だ! アハッ!」
 皇女様は戦いに勝利した。
「なんという無茶苦茶な戦いだ!?」
 従者は呆れた。
「はい! それでは奇跡を起こす時間です! アハッ!」
 皇女様のミラクル・タイムが始まる。

「地球と全宇宙の皇女教徒のみんな! 私に力を分けてちょうだい! 皇女ドレイン!」

 皇女様は皇女教徒から生命エネルギーを奪い取っていく。
「ゴホゴホッ!」
「おじいちゃん!? かぜですか?」
「なんか体から力が無くなったような?」
 もちろん皇女様にエナジーを吸い取られたら元気はなくなる。アハッ!
「できたわよ! 皇女玉!」
 皇女様の頭上に大きな皇女教徒の生命エネルギーが集まる。
「腐った天王星よ! 元の輝きを取り戻しなさい! 皇女! 注入! でやあああああー!」
 皇女様は皇女玉を天王星に吸収させていく。

ピカーン!

「おお! 天王星に光が戻ったぞ!」
 皇女玉を注入された天王星は元の美しい天王星に戻った。
「皇女様。ありがとうございます。我々、天王星もチタマの皇女様に忠誠を誓います。」
 天王星は助けてくれた皇女様に恭順することになった。
「テンちゃん。あなたも皇女玉を作る時は生命エネルギーを少しでいいから分けてね。」
「はい。私なんかのエネルギーで良かったら皇女様に捧げますだっちゃ。」
「アハッ!」
「皇女様! 万歳! 万歳! 万々歳!」
 こうして皇女様は天王星ともお友達になった。
「さあ! 宇宙の支配者を倒すために次の海王星を目指すわよ!」
「おお!」
 皇女様の大航海はつづく。
 つづく。
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