伝説の生き物、エクスカリパー。

渋谷かな

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メイ8

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ここはメイの森。
アインは自分勝手なユニコーンとの交渉に失敗した。それどころか戦うことになってしまった。
「私に命令するな! 私は自分のしたいように生きるだけだ!」
ユニコーンは野生のせいなのか、コミュニケーションが取れるような感じではなかった。
「なんて自分勝手な!? 困っている人がいたら助けてあげればいいじゃないか!?」
アインは人間の性善説でものを言う。
「笑わせるな! 困っている者を助けて、私に何の得がある? そうやって、私を捕まえるつもりだな!」
ユニコーンはとても警戒心が強かった。
「この分からずや! 誰もおまえを捕まえるなんて一言も言ってないだろう!」
アインとユニコーンは立場の違いから分かり合うことが出来なかった。
「ガオー!」
その時だった。二人の話を遮るように大量の蛇が、アインとユニコーンに襲いかかってくる。
「蛇に囲まれている? いくぞ! エクスカリパー!」
「おお!」
アインはエクスカリパーを手に持ち光を集約させる。
「くらえ! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」
アインの必殺技は一瞬で大量の蛇を光の彼方に消し去る。
「おまえ人間のくせに強いんだな。」
ユニコーンも初めてアインの戦いぶりを見て、予想外の強さに驚く。
「まあね。少しは俺の話を聞いてくれる気になったか?」
「その前に、次が来たぞ。」
「え?」
アインとユニコーンの前に次の蛇が現れる。
「よくも!? よくも私のかわいい蛇たちを!? おまえたち殺してやる! 猛毒で漬け侵してやる。」
現れたのはテュポーンファミリーのヒュドラだった。
「なんだ? 蛇の化け物か?」
「ヒュドラは、ただの蛇じゃない。あいつの父親はテュポーン。最強の怪物だ。このメイの森も奴ら家族の縄張りといっても過言ではない。仮にヒュドラを倒すとテュポーンファミリーを敵に回すことになる。危険なんだよ!?」
性格が悪いユニコーンが緊張しながら丁寧に説明してくれる。
「やばい相手ってことだな。」
しかしアインは楽しそうに堂々として、ヒュドラ相手に剣を構える。
「だが俺は、もう魔王にケンカを売っているから何とも思わない。それにさらわれたイリーナを助けないといけないんでね。」
戦う理由のあるアインはユニコーンに笑顔で微笑みかける。
「おまえはいったいなんなんだ!?」
ユニコーンは初めて見るタイプの人間のアインに戸惑った。
「俺はただの人間さ。ただ伝説の生き物の飼い主だ。」
「そういうこと。」
「さすがのエクスカリパー。俺の言うことをよく理解してくれている。」
「当然だ。さあ、アイン。目の前のヒュドラ退治といこうか。」
「おお。」
アインとエクスカリパーはお互いのことを理解し合っているみたいに息がぴったりだった。
「なめるな!? 人間の分際で!? くらえ! 必殺! ヒュドラ・ポイズン!」
「いくぞ! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」
「おお!」
ヒュドラは猛毒をアインに放つ。それに対し、アインもエクスカリパーに聖なる光を集約させて放つ。両者の戦いが始まった。

つづく。
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