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「大魔王様と勇者が愛し合うなど禁断の愛でした。それ故に魔族からは受け入れられませんでした。」
「そりゃあ当然よ。」
「そこで二人は賭けにでたのです。」
「賭け?」
「もし二人の間に生まれてくる子が人間と共に暮らせるなら、魔族は人間と共存の道を選ぶ。しかし、もし人間が悪魔にも劣る醜いことをするなら、人間を生きる価値無しとみなし滅ぼすと。」
これが伝説の勇者が魔王を倒し世の中を救ったという伝説の真実である。
「だから魔物の侵攻が無くなり、世界は平和になったと誤解していたのね。」
「はい。我々は今日という日が来るのを長年お待ちしておりました。セーラ姫様が魔族として覚醒される日が来ることを。お迎えに参りました。魔界へ参りましょう。皆が姫様の御帰還を盛大にお祝いしてくれるでしょう。」
悪魔サタンはクリスティーナが魔族として目覚めたことが嬉しかった。
「そ、そんなことを急に言われても!?」
「セーラお嬢様。魔界へ参りましょう。私も姫も、魔族と知られたら人間たちは許してはくれません。私たちは、もう人間界では暮らせません。それにお嬢様も見てきたはずです。人間は金や権力を使い、自分よりも弱者を痛めつける。悪魔よりも残酷な生き物なのです。」
「そ、それは・・・・・・。」
クリスティーナもエリザベス姫にいじめられてきたので実感していた。
「そうね。魔界へ行きましょ。人間なんか滅ぼした方がいいのかもしれない。」
そしてクリスティーナは決断した。魔界へ行くことを。人間を滅ぼすことを。
「それでは、さっそく魔界へ参りましょう。」
「でも、ちょっと待って。」
悪魔サタンは魔界へ行こうとするが、クリスティーナが止める。
「孤児院の子供たちはどうなるの?」
クリスティーナの心配は、孤児院の子供たちのことだった。
「残念ですが置いていくしかありませんね。」
「ダメよ! 子供たちが死んじゃう!? シスター! あなただけでも人間界に戻って!」
「ええー!? ご勘弁ください!? もしも私が魔女とバレたら、人間に魔女狩りに会ってしまいます!? 私は何人も魔女が焼かれて殺されていく姿を見てきたんですから!?」
シスター・デミは人間界に留まることを断固拒否する。
「分かりました。あの子たちも魔界に連れていきます。」
クリスティーナは孤児院の子供たちも魔界に連れていくことにした。
「う・・・ぎゅ・・・。」
その時、エリザベス姫の死体が動いたことを誰も知らない。
つづく。
「そりゃあ当然よ。」
「そこで二人は賭けにでたのです。」
「賭け?」
「もし二人の間に生まれてくる子が人間と共に暮らせるなら、魔族は人間と共存の道を選ぶ。しかし、もし人間が悪魔にも劣る醜いことをするなら、人間を生きる価値無しとみなし滅ぼすと。」
これが伝説の勇者が魔王を倒し世の中を救ったという伝説の真実である。
「だから魔物の侵攻が無くなり、世界は平和になったと誤解していたのね。」
「はい。我々は今日という日が来るのを長年お待ちしておりました。セーラ姫様が魔族として覚醒される日が来ることを。お迎えに参りました。魔界へ参りましょう。皆が姫様の御帰還を盛大にお祝いしてくれるでしょう。」
悪魔サタンはクリスティーナが魔族として目覚めたことが嬉しかった。
「そ、そんなことを急に言われても!?」
「セーラお嬢様。魔界へ参りましょう。私も姫も、魔族と知られたら人間たちは許してはくれません。私たちは、もう人間界では暮らせません。それにお嬢様も見てきたはずです。人間は金や権力を使い、自分よりも弱者を痛めつける。悪魔よりも残酷な生き物なのです。」
「そ、それは・・・・・・。」
クリスティーナもエリザベス姫にいじめられてきたので実感していた。
「そうね。魔界へ行きましょ。人間なんか滅ぼした方がいいのかもしれない。」
そしてクリスティーナは決断した。魔界へ行くことを。人間を滅ぼすことを。
「それでは、さっそく魔界へ参りましょう。」
「でも、ちょっと待って。」
悪魔サタンは魔界へ行こうとするが、クリスティーナが止める。
「孤児院の子供たちはどうなるの?」
クリスティーナの心配は、孤児院の子供たちのことだった。
「残念ですが置いていくしかありませんね。」
「ダメよ! 子供たちが死んじゃう!? シスター! あなただけでも人間界に戻って!」
「ええー!? ご勘弁ください!? もしも私が魔女とバレたら、人間に魔女狩りに会ってしまいます!? 私は何人も魔女が焼かれて殺されていく姿を見てきたんですから!?」
シスター・デミは人間界に留まることを断固拒否する。
「分かりました。あの子たちも魔界に連れていきます。」
クリスティーナは孤児院の子供たちも魔界に連れていくことにした。
「う・・・ぎゅ・・・。」
その時、エリザベス姫の死体が動いたことを誰も知らない。
つづく。
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