蛍光刀 いつ蛍は光る?

渋谷かな

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「母上!?」

寸劇おままごとに源実朝の母親である北条政子が参加する。

「由緒正しい源氏のあなたが、こんなどこの得たいとも知れない娘と結婚するなど母は許しません!」

北条政子は息子の結婚に反対であった。

「あの・・・おままごとですから。」
「おままごとでも許しません!」
「ひいいいー!?」

北条政子はかなり気が強かった。

「母上。」

源実朝の体が光り輝いていた。

「母上。拙者は憧れのおままごともでき、楓を嫁にすることもできました。拙者は満足です。もうこの世に未練はありません。母上も肩肘を張らずに女らしく健気に生きてください。」
「実朝・・・。」

源実朝は母親の北条政子に挨拶をした。

「我が妻。楓よ。拙者はいつも楓を見守っているからな。」
「はい。拙者3代目。」

源実朝は妻の楓に挨拶をした。

「父上。」
「誰が父上だ!?」
「あなた! また殴りましょうか?」
「結構です・・・。」

桜はたぬきの置物を持って、蛍をけん制する。

「父上は何者ですか?」
「ただの通りすがり者です。」

ここはお約束。

「父上にかかった頼家兄上の呪いは、呪いを受け入れて、呪いに呑み込まれるか・・・、若しくは呪いを打ち破る強い心を父上が持つことが出来れば、呪いを打ち破ることが出来るでしょう。」
「なぜ教えてくれるんだ?」
「拙者の父上ですから。」
「!?」

蛍は優しく微笑む源実朝に感動した。

「それでは、さらばじゃ!」

源実朝は天に召され成仏していった。

「拙者3代目! またね!」
「おお! 我が息子よ!」
「実朝!」

見送る蛍たちには、源実朝の去っていく光は、まるで蛍の光のように儚く刹那く輝いていた。

「拙者3代目・・・。」

楓は寂しくなったので大人しくなった。

「きっと、また、会えるよ。」
「うん。お父さん。」
「誰がお父さんだ!? おままごとは終わり!?」
「キャハハハ! 蛍ちゃん! おもしろい!」

蛍と楓はいつも通りの2人に戻った。

「面白くありません!」

北条政子は怒り狂っていた。

「よくも私の大切な子供たちを・・・よくも! よくも! よくも!」

北条政子はヒステリックなおばさんになっていた。

「許しません! 鎌倉幕府の敵! いでよ! 最強の守護霊! 源頼朝!」

北条政子は鎌倉幕府の最後の守護霊、源頼朝を召喚する。

「ゴオオオオー!」

しかし、現れたのは源頼家ではなく、得体の知れない化け物であった。

つづく。
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