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「次の町、サンに向けて出発する! サイコロを振るのだ!」
「はい! サイコロを振らせてもらいます!」
「祈らせてもらいます!」
「何が出るかな? 何が出るかな? ヤッホー! ヤッホー!」
「神様! 仏様! サイコロ様!」
振られたサイコロの目はサン。俺たちは目指すサンの町に出発する。
「サイコロは、人生ゲームと同じ。サイコロの目は自分の行動を意味する。サイコロの出た目、自分の取った行動で、自分の人生が決まるのだから。」
「おい。うさぴょん。何をカッコつけているんだ?」
「俺にだって、決めたい気分の時はあるわい!?」
「そうなの? 知らなかった。」
「知らせてなかった。」
「はっはっは!」
やはり俺とくまぴょんは相棒である。少しのことで笑い合えるのだ。一人で気楽に生きる人生もいいが、二人で歩む人生ゲームも楽しい。
「そうか。もうセーラはダメか?」
「はい。カトリーヌ・ねこぴょんのフェロモンに毒されて、初期の自分が主役になるんだという、打倒! カトリーヌ・ねこぴょんの目標を忘れています。」
「なら、おまえがカトリーヌ・ねこぴょんを倒すのだ。」
「私がでございますか!?」
「そうだ。主人の不始末はメイドのおまえがけりをつけるのだ。バッキー。」
「はは。かしこまりました。真のご主人様。」
「下がってよい。」
カトリーヌ・ねこぴょん様親衛隊隊長セーラのメイドのバッキーが何者かと話している。姿の見えない何者かは真のご主人様と呼ばれている。
「キラ、ラキ」
「はい。」
「お呼びですか。」
「おまえたち、首尾はどうだ? 順調か?」
「はい。真のご主人様の言いつけ通り、お二人に弱者を装って接触することに成功しました。」
「私たちのお芝居は完璧です。あの奴隷犬にあなた様が心配しているなどと気づかれることは無いでしょう。」
「甘い。その油断が命取りになるぞ。あのお二人は全てを司る方々なのだから。」
「あの人たちが?」
「そうは見えませんでしたけど?」
「言葉には気をつけなさい。我々の上に立たれる存在の方々です。その気になれば、我々など一瞬で消されてしまうのですよ。」
「一瞬!?」
「許してください!? 私たちが悪かったです!?」
「今は、手に入れた魔王の心臓のサイコロで、人間の人生ゲームを楽しく遊んでいるだけ。きっと遊び終えた時に真の姿に戻られるでしょう。」
「自由な神様ですね。」
「正体を言うな!?」
「そうそう。私たちこんなに苦労しているのにね。」
「文句も言うな!? おまえたち、ただの下級天使だろうが!?」
「そういう、ララキも、あなたも中級のような上級のような中途半端な天使ではありませんか?」
「はい。その通り。・・・!? こら!? 僕の方がおまえたちよりも階級は上だぞ!? 言葉使いには気を付けろ!?」
「小さい男ですね。」
「そんなんだから出世しないんですよ。」
「グサッ!? 痛いところを突かれた・・・。」
「私たちもカワイイだけでは生きていけないんです。」
「少しくらい個性が無いとね。アハッ。」
キラ、ラキの正体は下級天使だった。そして、ララキという、とりあえず上官の天使も姿を現した。俺の周囲がきな臭くなってきたことも知らずに次の町へ移動中。
「なあ、くまぴょん。」
「なんだ?」
「俺たちって、臭い?」
「え!? そんなに臭う!? 昨日、体洗ったのに!?」
「違う。違う。」
「なんだ違うのか!? 脅かしやがって!?」
「次の町に向かっているのだが、何だか臭い。嫌な予感がする。」
「そんな時はコロコロステーキでも食べて元気を出そう!」
「いらんわい!」
「次の町では多くの血が流れ、多くの死者がでそうな気がする。」
「なんだって!? ・・・そんなことか。」
「そんなことだ。気にするのはやめよう。」
「だって俺たちは神なのだから。」
「あ、ついに言っちゃった。いいのか?」
「いいんだよ。さっき誰かが言ってしまった。」
「そだね。私たちは神だから何をやっても許されるのだ。」
「ハハハハハ!」
そう、俺たちは神だった。奴隷犬生活が長過ぎて、自分が神であることを忘れる所だった。
「うるさい! おまえたち黙れ!」
「すいません。」
「しょぼん。」
例え、飼い主のありぴょんに怒られても、俺とくまぴょんは神なのだ。本当は偉いのだ。魔王の心臓をえぐり取れるくらい強いのだ。ワッハッハー!
「カトリーヌ・ねこぴょん様! 見えてきました! 次の町です!」
「うむ。町へ向か・・・んん!?」
しかし、俺たちが向かう町の中から火の手が上がっている。
「もしかしたら魔物に襲われているのかも!? どうしましょうか!? カトリーヌ・ねこぴょん様!?」
「セーラを先鋒に足の速いもので先発隊を組み、町に突入。私は本隊として、後で追いつく。行け! セーラ!」
「はい! カトリーヌ・ねこぴょん様! 親衛隊で足に自信のある者は、私に続け!」
「おお!」
こうして、セーラは次の町へ30名程のアタック隊を引き連れて突撃していった。
「チャンス!」
ここぞとばかりにカトリーヌ・ねこぴょん様親衛隊隊長セーラのメイド、バッキーがチャンスを狙っていた。
つづく。
「はい! サイコロを振らせてもらいます!」
「祈らせてもらいます!」
「何が出るかな? 何が出るかな? ヤッホー! ヤッホー!」
「神様! 仏様! サイコロ様!」
振られたサイコロの目はサン。俺たちは目指すサンの町に出発する。
「サイコロは、人生ゲームと同じ。サイコロの目は自分の行動を意味する。サイコロの出た目、自分の取った行動で、自分の人生が決まるのだから。」
「おい。うさぴょん。何をカッコつけているんだ?」
「俺にだって、決めたい気分の時はあるわい!?」
「そうなの? 知らなかった。」
「知らせてなかった。」
「はっはっは!」
やはり俺とくまぴょんは相棒である。少しのことで笑い合えるのだ。一人で気楽に生きる人生もいいが、二人で歩む人生ゲームも楽しい。
「そうか。もうセーラはダメか?」
「はい。カトリーヌ・ねこぴょんのフェロモンに毒されて、初期の自分が主役になるんだという、打倒! カトリーヌ・ねこぴょんの目標を忘れています。」
「なら、おまえがカトリーヌ・ねこぴょんを倒すのだ。」
「私がでございますか!?」
「そうだ。主人の不始末はメイドのおまえがけりをつけるのだ。バッキー。」
「はは。かしこまりました。真のご主人様。」
「下がってよい。」
カトリーヌ・ねこぴょん様親衛隊隊長セーラのメイドのバッキーが何者かと話している。姿の見えない何者かは真のご主人様と呼ばれている。
「キラ、ラキ」
「はい。」
「お呼びですか。」
「おまえたち、首尾はどうだ? 順調か?」
「はい。真のご主人様の言いつけ通り、お二人に弱者を装って接触することに成功しました。」
「私たちのお芝居は完璧です。あの奴隷犬にあなた様が心配しているなどと気づかれることは無いでしょう。」
「甘い。その油断が命取りになるぞ。あのお二人は全てを司る方々なのだから。」
「あの人たちが?」
「そうは見えませんでしたけど?」
「言葉には気をつけなさい。我々の上に立たれる存在の方々です。その気になれば、我々など一瞬で消されてしまうのですよ。」
「一瞬!?」
「許してください!? 私たちが悪かったです!?」
「今は、手に入れた魔王の心臓のサイコロで、人間の人生ゲームを楽しく遊んでいるだけ。きっと遊び終えた時に真の姿に戻られるでしょう。」
「自由な神様ですね。」
「正体を言うな!?」
「そうそう。私たちこんなに苦労しているのにね。」
「文句も言うな!? おまえたち、ただの下級天使だろうが!?」
「そういう、ララキも、あなたも中級のような上級のような中途半端な天使ではありませんか?」
「はい。その通り。・・・!? こら!? 僕の方がおまえたちよりも階級は上だぞ!? 言葉使いには気を付けろ!?」
「小さい男ですね。」
「そんなんだから出世しないんですよ。」
「グサッ!? 痛いところを突かれた・・・。」
「私たちもカワイイだけでは生きていけないんです。」
「少しくらい個性が無いとね。アハッ。」
キラ、ラキの正体は下級天使だった。そして、ララキという、とりあえず上官の天使も姿を現した。俺の周囲がきな臭くなってきたことも知らずに次の町へ移動中。
「なあ、くまぴょん。」
「なんだ?」
「俺たちって、臭い?」
「え!? そんなに臭う!? 昨日、体洗ったのに!?」
「違う。違う。」
「なんだ違うのか!? 脅かしやがって!?」
「次の町に向かっているのだが、何だか臭い。嫌な予感がする。」
「そんな時はコロコロステーキでも食べて元気を出そう!」
「いらんわい!」
「次の町では多くの血が流れ、多くの死者がでそうな気がする。」
「なんだって!? ・・・そんなことか。」
「そんなことだ。気にするのはやめよう。」
「だって俺たちは神なのだから。」
「あ、ついに言っちゃった。いいのか?」
「いいんだよ。さっき誰かが言ってしまった。」
「そだね。私たちは神だから何をやっても許されるのだ。」
「ハハハハハ!」
そう、俺たちは神だった。奴隷犬生活が長過ぎて、自分が神であることを忘れる所だった。
「うるさい! おまえたち黙れ!」
「すいません。」
「しょぼん。」
例え、飼い主のありぴょんに怒られても、俺とくまぴょんは神なのだ。本当は偉いのだ。魔王の心臓をえぐり取れるくらい強いのだ。ワッハッハー!
「カトリーヌ・ねこぴょん様! 見えてきました! 次の町です!」
「うむ。町へ向か・・・んん!?」
しかし、俺たちが向かう町の中から火の手が上がっている。
「もしかしたら魔物に襲われているのかも!? どうしましょうか!? カトリーヌ・ねこぴょん様!?」
「セーラを先鋒に足の速いもので先発隊を組み、町に突入。私は本隊として、後で追いつく。行け! セーラ!」
「はい! カトリーヌ・ねこぴょん様! 親衛隊で足に自信のある者は、私に続け!」
「おお!」
こうして、セーラは次の町へ30名程のアタック隊を引き連れて突撃していった。
「チャンス!」
ここぞとばかりにカトリーヌ・ねこぴょん様親衛隊隊長セーラのメイド、バッキーがチャンスを狙っていた。
つづく。
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