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「セーラお嬢様、お久ぶり。」
事件の翌日。イチニサン城が一望できる丘の上にセーラ王妃様はいた。もちろんメイドのバッキーも一緒である。病床のライトレフト王様もベットごと退避していた。
「お嬢様でなく、今の私は王妃です。王妃。」
「ふっふっふ。それがなに? 今の私は女会長だ! 女CEだぞ! ワッハッハー!」
「カトリーヌ。昨日のあなたの大活躍は感激しました。」
「それほどでも。」
カトリーヌは巨人2体を、サイクロンを発生させ、一瞬で粉々に粉砕した。伊達にカトリーヌは気象予報協会の会長を名乗っていないのだった。
「それにしても巨人の出現と共に、お城から早急に退避して正解でした。今、お城の中は毒ガスが充満していて、残っていた者は全滅したそうです。」
「・・・いったい何が起こったというの!?」
セーラ王妃、メイドのバッキー、女CEのカトリーヌには何が起こったのか分からなかった。まるで津波で町が流されたか、地震で町が崩落したみたいに、たった1日で見える景色が変わってしまった。
「私が行きましょう。」
「おお! カトリーヌ! 行ってくれるか!」
「私なら全身を雨でうたれながら進めば、ガスを吸わなくて進めるわ。」
「さすが女会長だ! 頼りになる!」
「CEと呼んで! CEと! ワッハッハー!」
「・・・バッキー、カトリーヌは扱いやすいわね。」
「はい。お嬢様。カトリーヌは単純ですから。」
「いでよ! 雨雲! レイン!」
「ギャアアア!? ここで雨を降らさないで!?」
「もっと範囲を小さくしてください!?」
「ごめん、ごめん。エヘっ。」
気象予報協会の会長のカトリーヌは毒塗れのお城に潜入することになった。常に自分の周りに雨でうたれながら。無意識に周囲に不幸をばら撒いていく。
カトリーヌは毒のイチニサン城に入っていった。お城の奥に歩きながら進んでいく。
「うわあー!? 視界も悪いし、毒塗れ!? っていうか、視界が悪いのは雨でガスが中に入って来ないようにしているからか。あはっ。」
カトリーヌはダンジョンになってしまったお城の中を進んでいく。辺りには毒ガスを吸って死んでしまった屍が転がっていた。もう息をしていない。
「とてもじゃないけど、生存者はいなさそうね。いったい誰がこんな酷いことを!? しかも何のために!?」
カトリーヌは更に奥に進む。毒の密度が濃くなってくる。最深部で彼女が見たものは!?
「毒がきつくなっている!? どうやら、ここが毒の発生源ね。・・・これは!?」
カトリーヌの目の前に毒を吐いているバジリスク・ガス。そして涙を流し茫然と座り込んでいるうくぴょん。息をしていない横に寝ているらとぴょん、ぱこぴょんを見る。
「こいつが毒を!? それに・・・なぜ子供たちがこんなところに!?」
異様な光景が広がっていた。不思議なのは毒の蛇の側に子供たちがいることだ。しかも2人は恐らく死んでいるだろうが、1人は息があるみたいだった。カトリーヌの頭の中は理解できないことで混乱する。
「それは簡単なことだ。」
「おまえ!? しゃべれるのか!?」
「私は毒の神バジリスク・ガス。神なのだから人間の言葉を話せるのは当然だろう。」
「教えてちょうだい! 神であるあなたが毒をばら撒いたの!?」
「教えてやってもいいが、おまえは驚くことになるだろう。」
「驚く!? いったい何があったの!?」
「そこの子供がサイコロを振ったのだ。」
「サイコロ!?」
カトリーヌの脳裏にサイコロの悪夢が甦る。
つづく。
事件の翌日。イチニサン城が一望できる丘の上にセーラ王妃様はいた。もちろんメイドのバッキーも一緒である。病床のライトレフト王様もベットごと退避していた。
「お嬢様でなく、今の私は王妃です。王妃。」
「ふっふっふ。それがなに? 今の私は女会長だ! 女CEだぞ! ワッハッハー!」
「カトリーヌ。昨日のあなたの大活躍は感激しました。」
「それほどでも。」
カトリーヌは巨人2体を、サイクロンを発生させ、一瞬で粉々に粉砕した。伊達にカトリーヌは気象予報協会の会長を名乗っていないのだった。
「それにしても巨人の出現と共に、お城から早急に退避して正解でした。今、お城の中は毒ガスが充満していて、残っていた者は全滅したそうです。」
「・・・いったい何が起こったというの!?」
セーラ王妃、メイドのバッキー、女CEのカトリーヌには何が起こったのか分からなかった。まるで津波で町が流されたか、地震で町が崩落したみたいに、たった1日で見える景色が変わってしまった。
「私が行きましょう。」
「おお! カトリーヌ! 行ってくれるか!」
「私なら全身を雨でうたれながら進めば、ガスを吸わなくて進めるわ。」
「さすが女会長だ! 頼りになる!」
「CEと呼んで! CEと! ワッハッハー!」
「・・・バッキー、カトリーヌは扱いやすいわね。」
「はい。お嬢様。カトリーヌは単純ですから。」
「いでよ! 雨雲! レイン!」
「ギャアアア!? ここで雨を降らさないで!?」
「もっと範囲を小さくしてください!?」
「ごめん、ごめん。エヘっ。」
気象予報協会の会長のカトリーヌは毒塗れのお城に潜入することになった。常に自分の周りに雨でうたれながら。無意識に周囲に不幸をばら撒いていく。
カトリーヌは毒のイチニサン城に入っていった。お城の奥に歩きながら進んでいく。
「うわあー!? 視界も悪いし、毒塗れ!? っていうか、視界が悪いのは雨でガスが中に入って来ないようにしているからか。あはっ。」
カトリーヌはダンジョンになってしまったお城の中を進んでいく。辺りには毒ガスを吸って死んでしまった屍が転がっていた。もう息をしていない。
「とてもじゃないけど、生存者はいなさそうね。いったい誰がこんな酷いことを!? しかも何のために!?」
カトリーヌは更に奥に進む。毒の密度が濃くなってくる。最深部で彼女が見たものは!?
「毒がきつくなっている!? どうやら、ここが毒の発生源ね。・・・これは!?」
カトリーヌの目の前に毒を吐いているバジリスク・ガス。そして涙を流し茫然と座り込んでいるうくぴょん。息をしていない横に寝ているらとぴょん、ぱこぴょんを見る。
「こいつが毒を!? それに・・・なぜ子供たちがこんなところに!?」
異様な光景が広がっていた。不思議なのは毒の蛇の側に子供たちがいることだ。しかも2人は恐らく死んでいるだろうが、1人は息があるみたいだった。カトリーヌの頭の中は理解できないことで混乱する。
「それは簡単なことだ。」
「おまえ!? しゃべれるのか!?」
「私は毒の神バジリスク・ガス。神なのだから人間の言葉を話せるのは当然だろう。」
「教えてちょうだい! 神であるあなたが毒をばら撒いたの!?」
「教えてやってもいいが、おまえは驚くことになるだろう。」
「驚く!? いったい何があったの!?」
「そこの子供がサイコロを振ったのだ。」
「サイコロ!?」
カトリーヌの脳裏にサイコロの悪夢が甦る。
つづく。
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