48 / 78
小人
しおりを挟む
「おお! 土の剣騎士ミヤゲよ。よくぞ戻った。」
「はい。ドワーフ師匠。」
「ミヤゲ。おまえの活躍は噂で聞いているぞ。師として、私も嬉しいぞ。」
「ありがとうございます。これも師匠が私を土の剣騎士に認めてくれたからです。」
土の剣騎士ミヤゲの師匠は、小人ドワーフであった。
「師匠。邪悪なる者として甦った伝説の剣騎士デカノーホウトを倒さなくてはなりません。ですが私の土の剣騎士の鎧では、邪悪なる者たちに対抗することができません。」
「分かっている。何も言うな。そう思って、地の精霊ノームに新しい剣騎士の鎧を持って来てもらっている所だ。」
「さすが、ドワーフ師匠。ありがとうございます。」
「それ程でも。ワッハッハー!」
得意げに高笑いするドワーフ師匠。そんな師匠を本気で慕っている土の剣騎士ミヤゲ。
「助けてくれ!」
そこに傷ついた血の精霊ノームが現れる。
「ノーム!? どうした!?」
「闇の精霊ドヴェルグにやられた。地の精霊の剣騎士の鎧を持っていかれてしまった!?」
「なんだって!?」
「私の新しい剣騎士の鎧が!?」
闇の精霊のドヴェルグに、地の精霊の剣騎士の鎧を奪われたと聞いて、土の剣騎士ミヤゲとドワーフ師匠は驚いた。
「ミヤゲよ! 直ぐに闇の精霊ドヴェルグの後を追い、地の精霊の剣騎士の鎧を取り戻すのだ!」
「はい! かしこまりました!」
こうして土の剣騎士ミヤゲは、奪われた地の精霊の剣騎士の鎧を取り戻す旅に出るのであった。
「と、言っても、どうやって後を追えばいいんですか?」
「道案内は、ゴブリンがしてくれる。」
「ゴブリンです。宜しくお願い致します。」
礼儀正しい邪悪な小人ゴブリンが現れた。
「こちらこそ、よろしく。私はミヤゲだ。」
土の剣騎士ミヤゲは、ゴブリンを仲間にした。
「それでは師匠、ノームさん。行ってきます。」
「がんばれよ。ミヤゲ。」
「バイバイ。」
ミヤゲはドワーフ師匠とノームに別れを告げた。
「待ってろ! 闇の精霊ドヴェルグ! 私の地の精霊の剣騎士の鎧を取り戻すぞ! いくぞ! ゴブリンさん!」
「はい! ミヤゲさん!」
ミヤゲとゴブリンは闇の精霊ドヴェルグを追いかける旅に出た。
「ゴブリンさんは、闇の精霊ドヴェルグが、どこに逃げたか知っているの?」
「もちろんです。全国ゴブリンネットワークに尋ねてみました。」
「全国ゴブリンネットワーク!?」
説明しよう。全国ゴブリンネットワークとは、ゴブリンのための、ゴブリンによる情報のネットワーク網である。
「闇の精霊ドヴェルグがいるのは、地底100階の魔のヤブシ再開発ダンジョンです。」
「地底100階の魔のヤブシ再開発ダンジョン!?」
説明しよう。地底100階の魔のヤブシ再開発ダンジョンとは、言葉の通り、そのままである。
「なんだかよくわからないけど、行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
こうして「行くしかない!」を流行語大賞にするべく、奇妙に連呼する土の剣騎士ミヤゲとゴブリンの冒険は始まった。
つづく。
「はい。ドワーフ師匠。」
「ミヤゲ。おまえの活躍は噂で聞いているぞ。師として、私も嬉しいぞ。」
「ありがとうございます。これも師匠が私を土の剣騎士に認めてくれたからです。」
土の剣騎士ミヤゲの師匠は、小人ドワーフであった。
「師匠。邪悪なる者として甦った伝説の剣騎士デカノーホウトを倒さなくてはなりません。ですが私の土の剣騎士の鎧では、邪悪なる者たちに対抗することができません。」
「分かっている。何も言うな。そう思って、地の精霊ノームに新しい剣騎士の鎧を持って来てもらっている所だ。」
「さすが、ドワーフ師匠。ありがとうございます。」
「それ程でも。ワッハッハー!」
得意げに高笑いするドワーフ師匠。そんな師匠を本気で慕っている土の剣騎士ミヤゲ。
「助けてくれ!」
そこに傷ついた血の精霊ノームが現れる。
「ノーム!? どうした!?」
「闇の精霊ドヴェルグにやられた。地の精霊の剣騎士の鎧を持っていかれてしまった!?」
「なんだって!?」
「私の新しい剣騎士の鎧が!?」
闇の精霊のドヴェルグに、地の精霊の剣騎士の鎧を奪われたと聞いて、土の剣騎士ミヤゲとドワーフ師匠は驚いた。
「ミヤゲよ! 直ぐに闇の精霊ドヴェルグの後を追い、地の精霊の剣騎士の鎧を取り戻すのだ!」
「はい! かしこまりました!」
こうして土の剣騎士ミヤゲは、奪われた地の精霊の剣騎士の鎧を取り戻す旅に出るのであった。
「と、言っても、どうやって後を追えばいいんですか?」
「道案内は、ゴブリンがしてくれる。」
「ゴブリンです。宜しくお願い致します。」
礼儀正しい邪悪な小人ゴブリンが現れた。
「こちらこそ、よろしく。私はミヤゲだ。」
土の剣騎士ミヤゲは、ゴブリンを仲間にした。
「それでは師匠、ノームさん。行ってきます。」
「がんばれよ。ミヤゲ。」
「バイバイ。」
ミヤゲはドワーフ師匠とノームに別れを告げた。
「待ってろ! 闇の精霊ドヴェルグ! 私の地の精霊の剣騎士の鎧を取り戻すぞ! いくぞ! ゴブリンさん!」
「はい! ミヤゲさん!」
ミヤゲとゴブリンは闇の精霊ドヴェルグを追いかける旅に出た。
「ゴブリンさんは、闇の精霊ドヴェルグが、どこに逃げたか知っているの?」
「もちろんです。全国ゴブリンネットワークに尋ねてみました。」
「全国ゴブリンネットワーク!?」
説明しよう。全国ゴブリンネットワークとは、ゴブリンのための、ゴブリンによる情報のネットワーク網である。
「闇の精霊ドヴェルグがいるのは、地底100階の魔のヤブシ再開発ダンジョンです。」
「地底100階の魔のヤブシ再開発ダンジョン!?」
説明しよう。地底100階の魔のヤブシ再開発ダンジョンとは、言葉の通り、そのままである。
「なんだかよくわからないけど、行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
「行くしかない!」
こうして「行くしかない!」を流行語大賞にするべく、奇妙に連呼する土の剣騎士ミヤゲとゴブリンの冒険は始まった。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。
ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。
彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。
婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。
そして迎えた学園卒業パーティー。
ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。
ガッツポーズを決めるリリアンヌ。
そのままアレックスに飛び込むかと思いきや――
彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる