薄皮ヨモギの暗中模索

渋谷かな

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あなた、終わりってあると思う?

私はあると思う・・・というより今回が最終回よ!? しかも正確な字数が分からないからって、4日待機よ!? どういうこと!? しかも、その間に次回作の書き貯めを作っているってどういうことよ!? さあ! みんなで唱えよう! 解決(ソルーション)!!!

ワードズ・オブ・アウェーケニング。私は薄皮ヨモギ。私は高校を支配する。
NJK(何か取り柄のある女子高生。)
「解決(ソルーション)!!!」

4月28日朝。出た! 現在97752文字! 残り文字数は約2500文字! このまえがきを引いて、あと2000文字! どうする!? 戦いで伸ばすか? それとも戦い後の話の尺を多くとるか? 分からんが、とりあえず物語終盤を書いていこう。それで字数の割り当てが決まるだろう。仕事で家にいないが、出勤前と出勤後と明日で無事に完結できるだろうか!?


(い、嫌だ・・・戦いたくない。)

私には泣いている傲慢さんの心の声が聞こえてきた。正確には私が傲慢さんの表情を読み取って悩んで推測しているだけなのかもしれない。

(私は自分の意志で戦いたいのであって、誰かに命令されて戦いたくない。)

おいおい!? そこかよ!? と思いながらも私は傲慢さんの意志を尊重することにした。なぜか? それはどんなに殺戮マシーンの傲慢さんであっても、もしかしたら本当は誰も傷つけたくないのかもしれないと思ったからだ。

「分かるわ。敵はあなたじゃない! 本当の敵はチズコだ!」
「!?」

私の言葉に感激した傲慢さんの瞳から滝のような涙が流れてくる。きっと私の言葉が伝わったのだろう。命令されるだけで、自分の意志を持てない、チズコの無効スキル。私はチズコに対して怒りの感情が込み上げてくる。

「チズコ! 傲慢さんを操り人形から解放しなさい!」
「どうして? あなたに命令される覚えはないわ。」
「傲慢さんにだって人権はあるのよ!」
「人権? 十代のいじめに人権なんかある訳ないじゃない?」
「なに!?」
「いじめるか、いじめられるか。セクハラするか、セクハラされるか。笑うか、泣くか。命令をするか、命令をされるか。王か、奴隷か。人間って、そういうものでしょ? 薄皮さん。」
「く、腐ってる。あなたの考え方は腐っている。」
「何とでも言いなさい。薄皮さんの意見はただのきれいごとよ。きれいごとでは何も正せない。強くなければ、強くなければ生きていても死んでいるのと同じよ! やれ! 私のカワイイ奴隷ちゃん!」

チズコの命令で再び傲慢さんが襲いかかってくる。私は、私はどうすればいい!?チズコが悪いと知っている私に傲慢さんを倒すことはできない。・・・私は負けることを選ぶしかできないの!?

(諦めるな。薄皮さん。)

ん? んん!? 声!? 誰の声!? まさか!? この声は・・・傲慢さん!?チズコに操られて自分の意志を主張できないはずの傲慢さんが私の心に話しかけてきてくれた。

(私も自分の気持ちを表に出すことが苦手。だから、表現の仕方が難しくて、偉そうな態度をとってしまった。ごめんなさい。もし、もし、この戦いが終わって、あなたが私のことを嫌いでなかったら、友達になってください。ゆっくりカフェでも行っておしゃべりしたいな。)

する! するよ! カフェデート! 私は傲慢さんのことは嫌いじゃないよ! だって、こうやって分かり合えたじゃない! そうだ! その時は、傲慢さんの名前を教えてね! 私の名前は、薄皮ヨモギ!

(ありがとう。薄皮さん。私の名前は・・・。)

その時だった。チズコの束縛を解き、傲慢さんは複数の光る剣を自分の体に突き刺した。傲慢さんはチズコの無効スキルの束縛を自ら跳ねのけたのだ。私は傲慢さんの絶望を跳ねのける意志の強さを見た。

「傲慢さん!?」
「バカな!? 私の無効スキルが破られただと!? なぜだ!? なぜなんだ!?」
「分かるまい! チズコ! 自分の手を汚さずに、他人を利用することだけに喜びを感じるような、おまえには!」
「黙れ! この世界を動かすことができるのは私のような他人に命令を下せる選ばれた人間だけなのだ! 私は悪くない! 悪いはずがないのだ!」
「この分からずや! 自己中野郎!」
「私は野郎ではない! 私は女だ!」
「おまえみたいな奴がいるから、いじめが無くならないんだ! おまえみたいに弱者なら、いじめても構わないと思っている奴がいるから!」
「私は偉い! 自分のことを偉いと思って何が悪い! 下等生物は私の意見に黙って従っていればいいのだ!」
「チズコ! あなたみたいな人間は許せないと分かったわ! 私が目を覚まさしてあげるわ!」
「調子に乗るな! 薄皮!」

私とチズコの最終決戦が始まった。相手は何でも無効にしてしまうスキル持ち。私は悩みスキル・・・私は勝てるの? 不安だけどみんなのためにも、私は勝たなければいけないんだ! よし! やってやる! やってやるぞ!

「光栄に思いなさい! 薄皮さん! あなたも私の操り人形にしてあげる!」
「やれるものならやってみなさい! 私はあなたの混沌(カオス)をうち滅ぼす!」
「無効!」
「解決(ソルーション)!!!」
「なんだと!? 私の無効が解決されていくだと!?」
「私は悩みに悩み続けて、自分の生き方に答えを出していかなければいけないことを知っている。困った時や困難に出会った時は、私の未来は私自身で切り開いて行かないといけないことを知っている!」
「な、なんという薄皮さんの意志の強さ!?」
「悩むことはいいことだ! 悩んだ分だけ私を強くする! 受けてみろ! 私の全身全霊の悩み事を解決する! 解決(ソルーション)!!!」
「ギャアアア!?」

製作委員会大会の会場は暗闇から解放され、光の輝く世界に包まれることになった。こうして製作委員会東京大会は幕を閉じた。決して字数制限のためではなく、きれいな戦いの終わりという演出である。

「おお、薄皮。」
「・・・。」

試合も終わり、心のリミッターが時間切れとなった私は、また内気な女の子に戻っているのでしゃべれない。私は会場から出てきたところだ。

「よくやった。さすが俺の見込んだ最強の悩み事師だ。」
「・・・。」

ひょん教、私を褒めてくれるのか?

「これで私の正規公務員への道が開けるぞ! もっと渋谷塚高校の名前を世の中にアピールするんだ! わっはっは!」
「・・・。」

まさか・・・ひょん教をオチに使うことになるとは・・・はあ・・・私の悩み事の日々は終わらない。もちろん優勝したのは、私、ヨモヨモだ。さあ、ひょん教は放置して友達みんなでお茶を飲みながらオフ会するんだ! 私は待ち合わせのカフェに向かって笑顔で駆けだした。

おしまい。

あとがき。

GW休めない社会人には、これが限界だー!?

おわり。
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