45 / 81
45
しおりを挟む
あなた、余裕ってある?
私はある。朝の時は私は陸に上がった魚だったので余裕が無く、正直追い込まれた絶体絶命だったけど、今の私は余裕シャキシャキ。
ワードズ・オブ・アウェーケニング。私は薄皮ヨモギ。私は高校を支配する。
なぜなら今の私は薄皮ヨモギに覚醒することができる。私は私の声で私の言葉でしゃべることができる。もう私はダメな私じゃない!
「薄皮さん! 帰って来ました!」
「薄皮さん! 待っていましたよ!」
「薄皮さん! 私、今回の新登場キャラよ!? ちょっと邪険に扱いすぎじゃない!? この怒りをぶつけてやる!」
アンコ、ツブコ、ズンコ・・・あなたたち何時間校門で待ってたのよ? ねえ、このパターンはもう止めない? だって毎回アンコから新キャラまで全員登場させるんでしょう? 誰がどんな能力でどんな名前なのか、そのうち記憶力でカバーできなくなるわよ?
「眠れ! 薄皮さん!」
「毒されろ! 薄皮さん!」
「盲目になれ! 薄皮さん!」
フフフッ。お馴染みのパターンね。そろそろ懲りないのかしら? フフフッ。ダメ。思わず笑いが込み上げてくる。ちなみにズンコのブラインドネス攻撃は、私、薄皮(ススキカワ)の暗さより明るいために効き目は無かった。
ワードズ・オブ・アウェーケニング。私は薄皮ヨモギ。私は高校を支配する。
蹴散らしてくれるわ! 雑魚ども! 私は私を覚醒する言葉を唱えた。私は薄皮ヨモギの人格にチェンジし饒舌タイムに突入する。私は私の想いの宿った言葉を言いたくてずっとムズムズしていたのだった。よし! 言うぞ! 言ってやる!
「危ない!? どけどけ!? どいてや!?」
キャア!? その時だった。無人の自動車が校門前にやって来てプチプチプチとアンコ、ツブコ、ズンコをひいた。和菓子三姉妹は無人で静穏な車の接近に全く気付かなかったので防御する間もなく暴走車にひかれた。
「AIロボットも機械やから故障することもあるわな。わては悪くないで。 注意を呼び掛けたからな。悪いんわ、無人自動車にひかれる方や。道の真ん中に立っていたら危険なんは最初から分かっているはずや。おお! 薄皮さんや! おおきに!」
「・・・。」
恐るべし関西弁ロボ・・・。ロボットでも関西人は関西人なのね・・・。私が感心していると学校から関西弁のロボットと車いすに乗ったお眠さんがやって来た。そして車に下敷きになった和菓子三姉妹が這い上がって来た。
「ちょっと!? 私たちを引いておいて、何和気藹々と挨拶してるよ!? 薄皮さん!?」
「ひき逃げはれっきとした犯罪よ!? 道路交通法違反よ!? 薄皮さん!?」
「登校も下校もひくなんて酷いじゃない!? 薄皮さん!?」
え? なぜ私? あなたたちをひいたのは私じゃなくて目の前の関西弁のロボットでしょ!? 私は悪くない! その時だった。車いすで眠っているお眠さんの指がピクピク動き出したのは・・・。
「あかん!? そんなに騒いだら祐名はんが目覚めてしまう!?」
初対面の私にはみんなが恐れる関西弁ロボが、なぜ寝ている女の子に怯えているのかが理解できなかった。
つづく。
私はある。朝の時は私は陸に上がった魚だったので余裕が無く、正直追い込まれた絶体絶命だったけど、今の私は余裕シャキシャキ。
ワードズ・オブ・アウェーケニング。私は薄皮ヨモギ。私は高校を支配する。
なぜなら今の私は薄皮ヨモギに覚醒することができる。私は私の声で私の言葉でしゃべることができる。もう私はダメな私じゃない!
「薄皮さん! 帰って来ました!」
「薄皮さん! 待っていましたよ!」
「薄皮さん! 私、今回の新登場キャラよ!? ちょっと邪険に扱いすぎじゃない!? この怒りをぶつけてやる!」
アンコ、ツブコ、ズンコ・・・あなたたち何時間校門で待ってたのよ? ねえ、このパターンはもう止めない? だって毎回アンコから新キャラまで全員登場させるんでしょう? 誰がどんな能力でどんな名前なのか、そのうち記憶力でカバーできなくなるわよ?
「眠れ! 薄皮さん!」
「毒されろ! 薄皮さん!」
「盲目になれ! 薄皮さん!」
フフフッ。お馴染みのパターンね。そろそろ懲りないのかしら? フフフッ。ダメ。思わず笑いが込み上げてくる。ちなみにズンコのブラインドネス攻撃は、私、薄皮(ススキカワ)の暗さより明るいために効き目は無かった。
ワードズ・オブ・アウェーケニング。私は薄皮ヨモギ。私は高校を支配する。
蹴散らしてくれるわ! 雑魚ども! 私は私を覚醒する言葉を唱えた。私は薄皮ヨモギの人格にチェンジし饒舌タイムに突入する。私は私の想いの宿った言葉を言いたくてずっとムズムズしていたのだった。よし! 言うぞ! 言ってやる!
「危ない!? どけどけ!? どいてや!?」
キャア!? その時だった。無人の自動車が校門前にやって来てプチプチプチとアンコ、ツブコ、ズンコをひいた。和菓子三姉妹は無人で静穏な車の接近に全く気付かなかったので防御する間もなく暴走車にひかれた。
「AIロボットも機械やから故障することもあるわな。わては悪くないで。 注意を呼び掛けたからな。悪いんわ、無人自動車にひかれる方や。道の真ん中に立っていたら危険なんは最初から分かっているはずや。おお! 薄皮さんや! おおきに!」
「・・・。」
恐るべし関西弁ロボ・・・。ロボットでも関西人は関西人なのね・・・。私が感心していると学校から関西弁のロボットと車いすに乗ったお眠さんがやって来た。そして車に下敷きになった和菓子三姉妹が這い上がって来た。
「ちょっと!? 私たちを引いておいて、何和気藹々と挨拶してるよ!? 薄皮さん!?」
「ひき逃げはれっきとした犯罪よ!? 道路交通法違反よ!? 薄皮さん!?」
「登校も下校もひくなんて酷いじゃない!? 薄皮さん!?」
え? なぜ私? あなたたちをひいたのは私じゃなくて目の前の関西弁のロボットでしょ!? 私は悪くない! その時だった。車いすで眠っているお眠さんの指がピクピク動き出したのは・・・。
「あかん!? そんなに騒いだら祐名はんが目覚めてしまう!?」
初対面の私にはみんなが恐れる関西弁ロボが、なぜ寝ている女の子に怯えているのかが理解できなかった。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる