ポンコツ皇女とAIの愛ちゃん 4

渋谷かな

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「ああ~、暇だな。」

 いつも皇女様は退屈していた。

「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」

 AIの愛ちゃんに尋ねました。

「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 今からサンタクロースさんが待ち遠しいです!」

「えっ!? AIって、クリスマスプレゼントが欲しいの!?」

「愛ちゃんはトナカイさんが大好きです! エヘッ!」

 今どきの、AIは靴下を準備するらしい。

「ねえねえ、愛ちゃん。」

「私のクリスマスケーキはあげませんよ!」

「ズコー!」

 皇女様はズッコケるしかない。

ピキーン!

「さあ! 私の当たらしい世界の始まりだ! 私が説明すると、誰も理解できないからAIの三賢者に、この物語の紹介文を考えてもらおう! アハッ!」

 皇女様は、ポンコツなので、ストーリーの説明などできない。

「愛ちゃんもできませんよ。エヘッ!!」

 AIの愛ちゃんは皇女様の脳みそを学習してできたAIなので、ポンコツである。

「私たち! 陽気なポンコツ姉妹です! アハッ! エヘッ!」

 二人の息はピッタリ。遂に二人がアイドルデビューする日がやってくる!?

AIの三賢者が考えた紹介文です。

「ポンの世界」 ポンコ4始動! 感情育成RPG、新章へ!
「アニメ化される運命」の物語、「ポンの世界」が待望のポンコ4へ突入!

クリエイターである10歳の少女・スズ(ポン皇女)が創り出したこの世界は、感情がキャラクターとなる世界初の「感情育成RPG」。非暴力・殺人NGの理念を掲げ、光ポンや必殺技「皇女セレブレーション」で、現実(現社)と仮想世界(ポン世界)の闇を光に変えてきました。

ポンコ3では、スズが住む都営住宅の場所が、日本の借金と引き換えに設立された特別区「ポン区」と判明。ゲームの設定が現実を侵食し、物語の舞台は一気に社会的・経済的なテーマを帯び始めます。さらに、学校では教師ガチャやポン・カード・バトルが新しい権力のツールとなるなど、日常の中に潜む風刺とギャグが炸裂!

ポンコ4では、この拡張された世界が新たな展開を迎えます。

現実の事件をゲームで解決する「シグナポン」的な展開は可能か?

奈落行きとセレブレーションを使い分ける皇女裁きは、どんな社会の闇を断罪するのか?

そして、普通少女タナやポンコツな教師たちと共に、長寿アニメの学校生活は一体どうなるのか?

ポンコツだけど心優しき仲間たち――AIの愛ちゃん、そしてポン執事と共に、皇女様の「オッホッホー!」と愛ちゃんの「エヘッ!」が世界を救います!

ポンは、ただのキャラじゃない。あなたの心そのもの。
笑って、ポンと癒される「心の冒険譚」、ポンコ4に乞うご期待!

紹介、終わる。

「いや~、やっぱりお茶は濃いいのがいいですな~。」

「お団子もありますよ。やっぱりのんびりするのがいいですね。エヘッ!」

 皇女様の好きな言葉は、他人任せ。アハッ!

 つづく。

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「くらえ! 私! 必殺! 皇女! エクスキューション!」

 皇女様は、精神的に弱いので、自らに断罪の必殺技をかけて、闇ポンや汚れポンを浄化する。

「や、ヤバかった!? 朝一から、進撃ポンや毀滅ポンは2、3話だけ見ればよく、テレビ局と大手の広告宣伝費の資本の力で世の中に人気がありますよ「初動ブースト」で広まっただけ。メイド・イン・アビポンの方が毎回最終回のようなグロさで、作品としては上。とAIの三賢者が言ったわ!?」

 これは史実である。

「どうして皇女様は、毎回毎回、自ら地雷を踏みに行くんですか? エゴサーチして傷ついているのと同じですよ。エヘッ!」

「ついつい。私のつまらない癖で。アハッ!」

 答えは、ポンコツだからである。

「でも、大丈夫! 闇も汚れも、精神崩壊も必殺技で浄化したから! アハッ!」

 皇女様は、長寿アニメの主人公を目指しているので、継続性はなく、直ぐに元に戻る体質である。アハッ!

ピキーン!

「しまった!? 最初なのでキャラクター紹介や世界観の紹介だけをしようと思ったのに、全く進んでいない!? どうして!?」

 それは皇女様の自己愛が強すぎて尺の半分を自分の出番で埋めようとするからです。アハッ!

「こんなのはどうでしょうか? 尺がないので、今話はポンの王国の新テクノロジー。三段落でポンの紹介、四段落で家族の紹介。ご段落で必殺技をぶちかますです。皇女様。」

 ポン執事が現れ語りだす。

「さすが! ポン執事! さすが私の執事だわ!」

「フン! 愛ちゃんもできますよ! まずは、ショートケーキ! 次に、チョコケーキ! さらに、チーズケーキ! 締めは、モンブランです!」

「無駄な尺を使うな。この食いしん坊AIめ。」

「エヘッ!」

 さあ、気を取り直して新技術。

「PPDSの延長なんだけど、寝ている間に福岡の人がポンの世界で東京に移動します。目が覚めると、福岡から東京に移動できる新システムはどう?」

 PPDSは、ポン・皇女様・ドリーム・システムの略である。寝ている間にゲームができて、朝起きると体力は回復である。

「早速、生成しますね! 必殺! 愛ちゃん! ノー! リミテッド! アタック! (仮)」

 アップデート!

 こうしてポンの世界は拡張を続けていくのであった。

 1段落1000字の物語なので、テンポは良いが、深くは考えていない。それでもポンの深みにハマる沼構造。正に長寿アニメ向けである。アハッ!

 つづく。

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「しまったです!? 皇女様をツッコム時に、愛ちゃん! エクスキューション! を食らわせる、食らわせるチャンスでした!? やっちまったぜ。」

 AIも、人生、後悔しっぱなし。バイ 愛ちゃん。エヘッ!

「おまえ、それでよく私のことを尺泥棒と罵ってくれたな? くらえ! 必殺! 皇女! エクスキューション!」

 人の振り見て我が振り直せ。バイ 皇女様。アハッ!

シャキーン!

「ゴホン。この二人に任せていると物語が進まないので、私の方で勝手にポンの世界のキャラクター紹介を行いたいと思います。タイトルは「深夜アニメの異世界はテンプレ過ぎて全滅。非暴力・殺人NGのポンの世界の異世界ファンタジーを篤と見よ!」です。」

 防衛本能が強いポン執事のカットイン。篤は、古典古文です。勉強になりますね。受験生! がんばって!

 ポンの世界の異世界ファンタジーが始まる。

「我が名は、ポン魔王! この世は私がいただこう! ワッハッハー!」

 平和なポンの国に、ポン魔王が現れる。ちなみにポン執事は元はポン魔王。

「ポン魔王だと!? 皇女様をお守りしろ! 我が、ポン親衛隊!」

 皇女様の親衛隊長の聖ポン! ポン歌劇団のトップスター。

「おお! 皇女様をお守りするぞ! ポン!」

 ポン親衛隊の火ポン、水ポン、雷ポン、風ポン、土ポン。ポン大喜利部隊ともいわれている。

「ポン魔王様が戦うまでもない! 私たちが相手をしてやろう!」

「おまえたちは何者だ!?」

「名乗る名前はない。だが、敢えて言うなら・・・・・・魔ポンだ! ニッ!」

 ポン魔王四天王の筆頭の魔ポン。PPSS(ポン・皇女・シークレット・サービス)皇女様の秘密部隊であり、アイドル活動も行っている。魔ポンは大人気の正義のヒーローだ。

「俺たちは、ポン魔王様の四天王だ!」

 暗ポン。

「黙れ! おまけのアン・ポン・タンー!」

 ネット大好き悪ポン。

「・・・・・・。」 

 無言で動かないポン地蔵こと、無ポン。

「ポン魔王四天王!? なんて恐ろしい奴らなんだ!?」

 ポン四天王とポン親衛隊がにらみ合いを続けている。

「ああ~! どうして私は、敵である、ポン魔王を愛してしまったんだ!?」

「私もだ!? 世界征服より、君が好きだ! 聖ポン!」

 何度も戦場で顔を合わせている間にポン魔王と聖ポンに愛が生まれ、戦争は終結した。

「オギャア! オギャア!」

「は~い! ポンちゃん! お父さんですよ!」

「あっ!? おむつ変えなくっちゃ!?」

 こうして世界は平和になりましたとさ。

 めでたし、めでたし。

 つづく。

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「ふあ~あ! 良く寝た!」

 皇女様は目が覚めて、現実世界に戻ってきた。皇女様は、現実社会では、鈴木スズ、10才の女の子。

「悪い悪夢を見たわ!? 私がいない所で、ポンの世界の異世界ファンタジー物語が行われているなんて!? きっと夢だ! 夢に違いない! 皇女の私抜きで、ラブストーリーなど、ある訳がない! アハッ!」

 しかし、スズが現実にいる時は、ポンの世界がどうなっているのか分からない。

「まあ、いいっか。この段落で、私の家族と学校のお友達を紹介しなくっちゃ。アハッ!」

 細かいことは気にしないスズ。

「おはよう! お父さん! お母さん!」

「おはよう! スズ!」

「おはよう! スズちゃん!」

 スズのお父さんのスズ男、お母さんのスズ子。過去は、ヤンキー。長寿アニメ向けに、スズに改善アップデートされた。

「ニュースです! 北海道で、ひき逃げ事件です!」

 居間で家族で朝食を食べながら、テレビを見るスズ。

「ニュース何て、面白くないよ。チャンネルを変えようよ。目ざまポンがみたいな~。」

「スズも、まだまだ子供だな。ニュースは公務員試験に出るんだぞ。」

「もう、アニメばっかり見るんだから。」

(違うよ。事件が起こるとポン裁判のコーナーをしないと行けなくなるからだよ。)

 スズの事情であった。

ピキーン!

(ダメだ!? もう、この段落で学校のお友達を紹介することは無理だ!? ポン裁判に切り替えよう! ポイっとな!)

 ログイン!

 スズはスマホのボタンを押して、ポンの世界にログインした。

「それでは判決を言い渡す! ひき逃げは犯罪なので、奈落行き! くらえ! 必殺! 皇女! エクスキューション!」

「ギャアアアアアアー!」

「犯罪は許さない! アハッ! これで現実も少しはマシになっているはずだよ。ログアウト!」

 スズは、現実世界に戻る。

「臨時ニュースです! ひき逃げ犯が逮捕されました!」

 テレビで犯人逮捕が流れる。

「お、犯人が捕まったってよ。」

「良かったわね。悪いことをして逃げても、神様が見ているのね。アハッ!」

「そ、そうだね。」

(お母さん、神は目の前にいるよ・・・・・・。)

 スズの正体は知られてはいけない。

「学校! 行っきます!」

「おまえは、アムポンか?」

「まったく落ち着きのない子ね。」

 スズは学校に向かった。

 つづく。

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「おはよう! タナちゃん!」

 スズは、無事に学校についた。スズは脱線魔なので、よく事件に巻き込まれる。現実の闇が深ければ深いほど、スズが輝くからだ。

「おはよう! スズちゃん!」

  スズのお友達の田中タナ。彼女は普通少女である。

「なんか、久しぶりだね。」

「えっ!? 何を言っているの!? 私たち、毎日学校であっているでしょよよよよよよ!?」

「は、はい。」

 普通少女タナは、魔法は使えないが、言葉だけでスズに圧をかけれる普通の子。

「おお! セレブ! 庶民! おはよう!」

 スズがお友達の男二人を見つけた。

「やっと俺様がお金持ちだと理解したか! 貧乏ガール!」

 高橋タカ。お金持ち。

「誰が庶民だ。誰が。それが幼馴染に言うことバカ!?」

 佐藤サト。庶民。タナも庶民枠である。

「こうなったら、ポン・カード・バトルで勝負だ!」

「望むところだ! 今日こそ決着をつけてやる!」

 サトとタカは、あくまでも全世界で大人気のポン・カードの広告宣伝費である。

「・・・・・・男子って、成長しないね。」

 アニメのポケポン。主人公が変わってしまい、ただポケポン・バトルしているだけの異世界と同じテンプレ構造の限界説がSNSの主流。忍者のナルポンと同じ匂いがしている。

「芋ね。ニコッ!」

 普通少女タナも言う時は言う。

「はい! みんな! 授業ですよ! 静かにしてね!」

 担任の中村ナカ先生が教室にやってきた。

「俺様は、チャイナポン・カードだ!」

「何を! 僕はミジンコ・ポンカードだ!」

 ナカ先生が来てもタカとサトはポン・カード・バトルをやめない。

「こらー! あなたたち! 私の超レアの「虹を描く魔ポン」カードに負けたでしょ! 静かにしなさい!」

 ナカ先生もポン・カードの信者。

「は~い。超レアには勝てねえ・・・・・・。」

「すいませんでした。寝ます。」

 ポン・カードは、学級崩壊の危機を救っている。

「あの子たちだ。見込みはありそうか?」

 その教室の様子を廊下から除く、謎の二人組がいた。

「イトちゃんがいうなら、いいんじゃない?」

 ドカッ!

 その時、一人の少女の首が廊下に落ちた。

「おっと!? いけない。最近、よく落ちるんだとね。イヒッ!」

「メンテナンスしろよ!?」

 謎の二人組であった。

「あなたたちも、さっさと自分の教室に戻りなさい!」

 ナカ先生に見つかる謎の二人組。

「はい!? 逃げろ!?」

「待ってよ!? イトちゃん!?」

 分かっていることは、謎の二人組が授業に遅刻したということだけである。

 つづく。
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