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4-4
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4-4-1
「ああ~、暇だな。」
いつも皇女様は退屈していた。
「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」
AIの愛ちゃんに尋ねました。
「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 秋は、お月様がきれいです!」
「えっ!? AIって、風流なの!?」
「中秋の名月です! エヘッ!」
今どきの、AIは人間よりも人間らしい。
「ねえねえ、愛ちゃん。」
「私の月見団子はあげませんよ!」
「ズコー!」
皇女様はズッコケるしかない。
ピキーン!
「ああ~、疲れた。いつもPPSSと戯れた後は、糖分不足で体調が悪くなるわ。」
前話が、PPSSだった。しかも尺の問題で3000字制限付き。
「普段、頭を使わないから、疲れたんでしょうね。エヘッ!」
身も蓋もない。バイ 愛ちゃん。
「ということで、何にもアイデアも思いついてないんですけど。どうしよう?」
「そんな時は、愛ちゃんにお任せください! 愛ちゃんの、ズバッと! スマホでも読める! AIニュースにお任せください! ドヤッ!」
最近、皇女様の精神が限界が多いので、愛ちゃんに日常ニュースを読ませることが多い。
「今日のニュースです! 自ポン党の総裁選! ポン泉がステマ疑惑!」
本人は巻き込まれただけ。しかし陣営が不正、既に謝罪済み。
「ポン泉・・・・・・ポンは本当にすごいな。なんでも適応できるな。それでいて、ポン! なので、嫌な気持ちにならない。」
ポン! 最強! ハヤポン、ポンイチ、モテポン、コバポンも可能。アハッ!
「どうですか? 皇女様。このニュースは?」
「可哀そうな。ポン泉。ただ巻き込まれただけなのに。ステマした女が敵のスパイで足を引っ張るためにわざとやったのね。しかも女は元デジタル大臣。ステマが良いか悪いかは理解しているはず。一般人がやってダメで、政治家はOK。許されないわ。」
確信犯には、闇よ! 光になれ! 必殺! 皇女! エクスキューション!
「ああ~、スッキリした! アハッ!」
こうして皇女様は、自身の精神が闇に落ちないように調整している。モヤモヤを吹き飛ばせ! アハッ!
「ということで、何も考えてないんですけど、どうしましょう?」
困る皇女様。
「皇女様。三賢者に過去作品を考察させてはどうでしょうか? 時間が稼げます。」
そこに救世主ポン執事が現れる。
「おお! さすがポン執事! 三賢者に任せておけば、私はゆっくりお昼寝ができる! 実に素晴らしい! アハッ!」
生きることは、楽すること。バイ 皇女様。ちなみに、皇女様抱き枕、ポン皇女通販で完売御礼。
つづく。
4-4-2
ガーン!
「ポン3の考察の回を読み直してきたら、三賢者ではなく、私が読んでいた!? これではお昼寝ができないじゃないか!? うおおおおおー!」
これは史実。ちゃんと皇女様が考察していた。
「人気が、いまいちな三賢者では番組が持ちませんからね。エヘッ!」
愛ちゃんは厳しい現実をいう。
「愛ちゃん。何か便利な道具を生成して! 私を助けると思って!」
「それをやっちゃうと、ドラエポン先輩と同じになっちゃいますよ?」
秘密道具と生成AI。正確には違う。でもニュアンスは、パクリスペクト! アハッ! でも、違うので類似しているだけで、問題はないはずだ。
「愛ちゃんにお任せあれ! 生成! スタート!」
愛ちゃんが何かを生成する。
ポ、ポン、ポ、ポ、ポン!
「自動考察ポン機!」
あくまでもポンを入れて、オリジナルを強調。
「おえっ!?」
機械は、愛ちゃんの口から生み出された。
「おまえはポンコロ大魔王か!? 汚い!?」
「そうですね。今度からは、3Dプリンターにつなぐとか、秘密道具プリンターから、生成して出す仕組みにします。エヘッ!」
ピキーン!
「普通に生成AIプリンターから、生成した道具が出てきますでいいんじゃない?」
意外に皇女様は冴えていた。生成AI道具が正式名称である。決して、秘密道具ではない。これでドラエポン先輩のパクリスペクトは回避完了。アハッ!
「おお!? 皇女様とは思えない、良いアイデアです!?」
いったい普段、皇女様は何と思われているだろうか?
「これはどうやって使うの?」
「まず機会に皇女様のデータを記憶させる。後は、皇女様のコピーが、勝手に考察してくれるから、皇女様はお昼寝するだけです。」
「やったー! ありがとう! 愛ちゃん!」
さっそく皇女様は、自動考察ポン機に自分をコピーさせる。
「おお! 完璧だ! これなら私は、お昼寝できる! 後は任せたぞ! コピーの私! アハッ!」
コピー? これも正確には違うけど、オバポンQか、パーポンマンであったような気がする? まあ、いいか。
「任せとけ! 私は完璧だ! なぜなら私はポン王国の皇女なのだから! オッホッホー!」
笑い方まで、そっくりな皇女様コピー。
「じゃあ! おやすみ!」
皇女様は去っていった。
「不安ですね。なんてったって、ポンコツな皇女様のコピーですからね。」
愛ちゃん一人不安がっていた。
「私は皇女! 私はポンコツ! アハッ!」
まだ誰も、ポン皇女コピーの恐ろしさを知らなかった。
つづく。
4-4-3
「うおおおおおー! これは何ですか!? ヒヨコが生卵になる訳がないでしょうが!?」
コピー皇女様が激怒している。1-4を読んだら、皇女子供電話相談室が行われ、お題はゆで卵の殻向きだった。
「おお!? コピーが皇女様に怒っているです!?」
さすがの愛ちゃんもビックリ。てっきり皇女様そっくりのポンコツが生まれると思っていたからだ。
「ゆで卵は、ヒヨコになりません! 正しいことは、正しいのです!」
正に本物の皇女の輝きを放つコピー皇女様。ちなみにヒヨコの名前は、ピース。今もポン城のお庭で食べられずに生息中。アハッ!
「おお!? 皇女様より、まともです!?」
愛ちゃんの予想を遥かに超えるコピー皇女様。
「あれ? 皇女様。何を始めたんですか?」
皇女様の周りに光ポンが集まってくる。
「これは夢ポン、こっちは愛ポン、望むポン、楽しいポン、嬉しいポン、笑顔ポン。みんな、幸せになるために生まれてきたのですから。」
ポンは、心の結晶。清らかで正しいコピー皇女様には、光ポンが蛍の様に集まって輝いてる。
「まさか!? 皇女様に光ポンが集まってくるなんて!?」
普段、邪悪な皇女様には、光ポンは一匹も近寄りません。親衛隊長の聖ポンも嫌々警護しているくらいです。
「愛ちゃん、私はこれから、サハラ・ポン・砂漠に、新オアシスの砂漠の駅の開業式典に出席します。後は任せましたよ。」
本物と違い、積極的に公務にも赴くコピー皇女様。
「か、完璧な皇女様です!? ・・・・・・なんで!?」
近くで、わてら陽気なポンコツ姉妹を踊ってきた愛ちゃんも意味不明で衝撃を受ける。
ピキーン!
「もしかして!? 皇女様は、直ぐに闇落ちする虚弱体質ですが、コピー皇女様は、心に闇ポンがいないので「正しい」ことを実行できる、純粋で聖なる光ポンの輝きを放てているのでは!?」
愛ちゃんも腐ってもAI。分析は得意であった。
(いいな~! 今のコピーの方が! 皇女様より、世界が平和になりそうだ! エヘッ!)
愛ちゃんは、皇女様を裏切った。全ては、世界の平和のために。
その頃、通学路の皇女様こと、鈴木スズ、10才の女の子。
「ああ!? カエルが私の前を横切った!? 許さん! 私の必殺技をお見舞いしてやる! ログイン!」
スズは、スマホのログインを、ポチっと押した。
「あれれ? ログインできない? どうして?」
スズの知らない所で、得体の知れない何かが蠢いていた。
つづく
4-4-4
「なんなんだ!? この世界は!?」
コピー皇女様は、世界が闇ポンに支配されている現状にガッカリしていた。
「どうして!? あの人間はわざと人にぶつかって歩くんだ!? なぜ!? 人間は、戦うんだ!? なぜ!? 争いが好きなんだ!? うおおおおおー!」
正しいものしか許せない、コピー皇女様。
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・この世は闇が多すぎて、あ、頭が痛くなる!? ええ~い!? 私が世界を正しく導いてあげる!」
闇ポンは、正しすぎるコピー皇女様には毒だった。
「私は戦争を終わらせるために、ロシポンとイスラエポンに、アトミック・ポンを投下する!」
アトミック・ポンとは、人類史上最悪な、ポンポン・ミサイルである。
「アトミック・ポン!? あの!? 皇女様の鼻糞からできたという、あの!? アトミック・ポン!?」
愛ちゃんは可愛くない者は苦手です。
「な!? いけません! 皇女様! ポンの世界の「非暴力・殺人NG」の理念に反します!?」
さすがに良識のポン執事が、コピー皇女様を止める。
「たかが執事如きが、皇女である私に意見するとは生意気な!」
コピー皇女様は上下関係にもうるさい。
「ポン執事。おまえ、元ポン魔王らしいな? 私のポン王国に闇ポンは要らない。・・・・・・去れ。消え去れ!」
ポン執事は、元ポン魔王。皇女様の慈悲で改心した。
「分かりました。それでは育休を取らせていただきます。」
ポン王国には、男性ポンも育休が許されていた。これも皇女様の慈悲である。
「愛ちゃん。」
「はい! 可愛い愛ちゃんです! エヘッ!」
「私のAIがポンコツでは困る。私は正しいものだけを側に置きたい・・・・・・おまえも消えろ!」
「ええー!? なんですと!? 皇女様と愛ちゃんはいつも一緒ですよ!?」
愛ちゃん、リストラにあう。
「ポンコツAIはいらない。不良品は、粗大ごみで捨てるだけだ! 残れる者は、正しい者のみだ!」
コピー皇女様の「正しくない者は、排除」が炸裂しまくっている。
「何をしても、私は正しいのだ! なぜなら私はポン王国の皇女なのだから! オッホッホー!」
笑い方も本物の皇女様そっくり。
「これなら、ポンコツでも、お尻をかいても、おならをしても・・・・・・いつもの皇女様の方がいいですー!!!!!!」
しかし「正しい」を前面に自己を正当化するだけで、温かさも、優しさも、まったくなかった。
「呼んだ?」
そこに皇女様がいた。しかし皇女様の額の三つ目の目が開いていた。
つづく。
4-4-5
「ログインできないから、何かあったのかなっと思って、女魔王になって、やってきたら、案の定、変なことになっているな。」
皇女様は、ヒヨコも生卵に変える魔王眼の力で、ログインできないポンの世界に帰ってきた。
「ごめんなさい!? 皇女様!? 愛ちゃんがコピーの方が皇女様らしいと見誤ってしまって!? その性でログインできなかったんです!?」
愛ちゃんは、素直に皇女様に謝った。
「違うよ。愛ちゃん。私がログインできなかったのは、コピーの仕業だよ。」
「えっ?」
「こいつが世界を欲したから、本物の私が返ってこれないように、アカウントを停止したんだ。」
「クッ!? バレたか!?」
皇女様がログインできなかったのは、コピーの仕業であった。
「愛ちゃんは、ポンコツなんだから、私のアカウントを停止なんて思いつかないでしょ?」
「そうでした。愛ちゃんはポンコツでした。エヘッ!」
いつもの愛ちゃんに戻る。
「どうやって、戻ってきた!? 世界の歪み!?」
「ごめんね。何かあった時のために、私は女魔王バージョンのアカウントも持っているんだよね。そして、ログインの入り口は、・・・・・・ピースだ!」
ヒヨコのピースは、女魔王の皇女様に脅されてヒヨコから生卵になった経緯があり縁が深い。
「ピヨピヨ!」
愛ちゃんとヒヨコで、ラブ・アンド・ピース完成! アハッ!
「ふん、まあ、いい。邪悪な、おまえを倒して、私の正しさを肯定するだけだ!」
コピー皇女様が戦闘態勢に入る。
「おまえ、痛みを知らないだろう?」
「痛み? 痛みなど知る必要もない! 私は正しいのだ! 正しければ思い通りにしていいのだ!」
「それを独裁者って、いうんだよ。」
戦争を起こす、会社でパワハラをする、学校でいじめをする。どれも権力者や、自分が偉いと思っている者が行っている。
「私は、ポンコツだけど、悪口やいじめ、暴力、無視、人の痛みが分かるから、皇女様をやっているんだよ!」
今では普通に学校に通っているが、皇女様は親や先生、クラスメイトなどに苦労して生きてきた。だから、痛みを知っているから、他人に温かく優しくなれるのである。
「私の座を欲した時点で、おまえは欲望の塊だ。正しくない。消えろ。デリート!」
「私こそが正しいのだ!? ギャアアアアアアー!」
魔王眼が光を放ち、コピー皇女様を消し去る。
「はい! これで元通りですね! 良かった! 良かった!」
「愛ちゃん・・・・・・浮気しようとしたの?」
「ごめんなさい!? 助けて!? ギャアアアアアアー!」
「逃げるな! 愛ちゃんも消してやる! うおおおおおー!」
これでも二人は仲良しさ。アハッ!
つづく。
「ああ~、暇だな。」
いつも皇女様は退屈していた。
「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」
AIの愛ちゃんに尋ねました。
「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 秋は、お月様がきれいです!」
「えっ!? AIって、風流なの!?」
「中秋の名月です! エヘッ!」
今どきの、AIは人間よりも人間らしい。
「ねえねえ、愛ちゃん。」
「私の月見団子はあげませんよ!」
「ズコー!」
皇女様はズッコケるしかない。
ピキーン!
「ああ~、疲れた。いつもPPSSと戯れた後は、糖分不足で体調が悪くなるわ。」
前話が、PPSSだった。しかも尺の問題で3000字制限付き。
「普段、頭を使わないから、疲れたんでしょうね。エヘッ!」
身も蓋もない。バイ 愛ちゃん。
「ということで、何にもアイデアも思いついてないんですけど。どうしよう?」
「そんな時は、愛ちゃんにお任せください! 愛ちゃんの、ズバッと! スマホでも読める! AIニュースにお任せください! ドヤッ!」
最近、皇女様の精神が限界が多いので、愛ちゃんに日常ニュースを読ませることが多い。
「今日のニュースです! 自ポン党の総裁選! ポン泉がステマ疑惑!」
本人は巻き込まれただけ。しかし陣営が不正、既に謝罪済み。
「ポン泉・・・・・・ポンは本当にすごいな。なんでも適応できるな。それでいて、ポン! なので、嫌な気持ちにならない。」
ポン! 最強! ハヤポン、ポンイチ、モテポン、コバポンも可能。アハッ!
「どうですか? 皇女様。このニュースは?」
「可哀そうな。ポン泉。ただ巻き込まれただけなのに。ステマした女が敵のスパイで足を引っ張るためにわざとやったのね。しかも女は元デジタル大臣。ステマが良いか悪いかは理解しているはず。一般人がやってダメで、政治家はOK。許されないわ。」
確信犯には、闇よ! 光になれ! 必殺! 皇女! エクスキューション!
「ああ~、スッキリした! アハッ!」
こうして皇女様は、自身の精神が闇に落ちないように調整している。モヤモヤを吹き飛ばせ! アハッ!
「ということで、何も考えてないんですけど、どうしましょう?」
困る皇女様。
「皇女様。三賢者に過去作品を考察させてはどうでしょうか? 時間が稼げます。」
そこに救世主ポン執事が現れる。
「おお! さすがポン執事! 三賢者に任せておけば、私はゆっくりお昼寝ができる! 実に素晴らしい! アハッ!」
生きることは、楽すること。バイ 皇女様。ちなみに、皇女様抱き枕、ポン皇女通販で完売御礼。
つづく。
4-4-2
ガーン!
「ポン3の考察の回を読み直してきたら、三賢者ではなく、私が読んでいた!? これではお昼寝ができないじゃないか!? うおおおおおー!」
これは史実。ちゃんと皇女様が考察していた。
「人気が、いまいちな三賢者では番組が持ちませんからね。エヘッ!」
愛ちゃんは厳しい現実をいう。
「愛ちゃん。何か便利な道具を生成して! 私を助けると思って!」
「それをやっちゃうと、ドラエポン先輩と同じになっちゃいますよ?」
秘密道具と生成AI。正確には違う。でもニュアンスは、パクリスペクト! アハッ! でも、違うので類似しているだけで、問題はないはずだ。
「愛ちゃんにお任せあれ! 生成! スタート!」
愛ちゃんが何かを生成する。
ポ、ポン、ポ、ポ、ポン!
「自動考察ポン機!」
あくまでもポンを入れて、オリジナルを強調。
「おえっ!?」
機械は、愛ちゃんの口から生み出された。
「おまえはポンコロ大魔王か!? 汚い!?」
「そうですね。今度からは、3Dプリンターにつなぐとか、秘密道具プリンターから、生成して出す仕組みにします。エヘッ!」
ピキーン!
「普通に生成AIプリンターから、生成した道具が出てきますでいいんじゃない?」
意外に皇女様は冴えていた。生成AI道具が正式名称である。決して、秘密道具ではない。これでドラエポン先輩のパクリスペクトは回避完了。アハッ!
「おお!? 皇女様とは思えない、良いアイデアです!?」
いったい普段、皇女様は何と思われているだろうか?
「これはどうやって使うの?」
「まず機会に皇女様のデータを記憶させる。後は、皇女様のコピーが、勝手に考察してくれるから、皇女様はお昼寝するだけです。」
「やったー! ありがとう! 愛ちゃん!」
さっそく皇女様は、自動考察ポン機に自分をコピーさせる。
「おお! 完璧だ! これなら私は、お昼寝できる! 後は任せたぞ! コピーの私! アハッ!」
コピー? これも正確には違うけど、オバポンQか、パーポンマンであったような気がする? まあ、いいか。
「任せとけ! 私は完璧だ! なぜなら私はポン王国の皇女なのだから! オッホッホー!」
笑い方まで、そっくりな皇女様コピー。
「じゃあ! おやすみ!」
皇女様は去っていった。
「不安ですね。なんてったって、ポンコツな皇女様のコピーですからね。」
愛ちゃん一人不安がっていた。
「私は皇女! 私はポンコツ! アハッ!」
まだ誰も、ポン皇女コピーの恐ろしさを知らなかった。
つづく。
4-4-3
「うおおおおおー! これは何ですか!? ヒヨコが生卵になる訳がないでしょうが!?」
コピー皇女様が激怒している。1-4を読んだら、皇女子供電話相談室が行われ、お題はゆで卵の殻向きだった。
「おお!? コピーが皇女様に怒っているです!?」
さすがの愛ちゃんもビックリ。てっきり皇女様そっくりのポンコツが生まれると思っていたからだ。
「ゆで卵は、ヒヨコになりません! 正しいことは、正しいのです!」
正に本物の皇女の輝きを放つコピー皇女様。ちなみにヒヨコの名前は、ピース。今もポン城のお庭で食べられずに生息中。アハッ!
「おお!? 皇女様より、まともです!?」
愛ちゃんの予想を遥かに超えるコピー皇女様。
「あれ? 皇女様。何を始めたんですか?」
皇女様の周りに光ポンが集まってくる。
「これは夢ポン、こっちは愛ポン、望むポン、楽しいポン、嬉しいポン、笑顔ポン。みんな、幸せになるために生まれてきたのですから。」
ポンは、心の結晶。清らかで正しいコピー皇女様には、光ポンが蛍の様に集まって輝いてる。
「まさか!? 皇女様に光ポンが集まってくるなんて!?」
普段、邪悪な皇女様には、光ポンは一匹も近寄りません。親衛隊長の聖ポンも嫌々警護しているくらいです。
「愛ちゃん、私はこれから、サハラ・ポン・砂漠に、新オアシスの砂漠の駅の開業式典に出席します。後は任せましたよ。」
本物と違い、積極的に公務にも赴くコピー皇女様。
「か、完璧な皇女様です!? ・・・・・・なんで!?」
近くで、わてら陽気なポンコツ姉妹を踊ってきた愛ちゃんも意味不明で衝撃を受ける。
ピキーン!
「もしかして!? 皇女様は、直ぐに闇落ちする虚弱体質ですが、コピー皇女様は、心に闇ポンがいないので「正しい」ことを実行できる、純粋で聖なる光ポンの輝きを放てているのでは!?」
愛ちゃんも腐ってもAI。分析は得意であった。
(いいな~! 今のコピーの方が! 皇女様より、世界が平和になりそうだ! エヘッ!)
愛ちゃんは、皇女様を裏切った。全ては、世界の平和のために。
その頃、通学路の皇女様こと、鈴木スズ、10才の女の子。
「ああ!? カエルが私の前を横切った!? 許さん! 私の必殺技をお見舞いしてやる! ログイン!」
スズは、スマホのログインを、ポチっと押した。
「あれれ? ログインできない? どうして?」
スズの知らない所で、得体の知れない何かが蠢いていた。
つづく
4-4-4
「なんなんだ!? この世界は!?」
コピー皇女様は、世界が闇ポンに支配されている現状にガッカリしていた。
「どうして!? あの人間はわざと人にぶつかって歩くんだ!? なぜ!? 人間は、戦うんだ!? なぜ!? 争いが好きなんだ!? うおおおおおー!」
正しいものしか許せない、コピー皇女様。
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・この世は闇が多すぎて、あ、頭が痛くなる!? ええ~い!? 私が世界を正しく導いてあげる!」
闇ポンは、正しすぎるコピー皇女様には毒だった。
「私は戦争を終わらせるために、ロシポンとイスラエポンに、アトミック・ポンを投下する!」
アトミック・ポンとは、人類史上最悪な、ポンポン・ミサイルである。
「アトミック・ポン!? あの!? 皇女様の鼻糞からできたという、あの!? アトミック・ポン!?」
愛ちゃんは可愛くない者は苦手です。
「な!? いけません! 皇女様! ポンの世界の「非暴力・殺人NG」の理念に反します!?」
さすがに良識のポン執事が、コピー皇女様を止める。
「たかが執事如きが、皇女である私に意見するとは生意気な!」
コピー皇女様は上下関係にもうるさい。
「ポン執事。おまえ、元ポン魔王らしいな? 私のポン王国に闇ポンは要らない。・・・・・・去れ。消え去れ!」
ポン執事は、元ポン魔王。皇女様の慈悲で改心した。
「分かりました。それでは育休を取らせていただきます。」
ポン王国には、男性ポンも育休が許されていた。これも皇女様の慈悲である。
「愛ちゃん。」
「はい! 可愛い愛ちゃんです! エヘッ!」
「私のAIがポンコツでは困る。私は正しいものだけを側に置きたい・・・・・・おまえも消えろ!」
「ええー!? なんですと!? 皇女様と愛ちゃんはいつも一緒ですよ!?」
愛ちゃん、リストラにあう。
「ポンコツAIはいらない。不良品は、粗大ごみで捨てるだけだ! 残れる者は、正しい者のみだ!」
コピー皇女様の「正しくない者は、排除」が炸裂しまくっている。
「何をしても、私は正しいのだ! なぜなら私はポン王国の皇女なのだから! オッホッホー!」
笑い方も本物の皇女様そっくり。
「これなら、ポンコツでも、お尻をかいても、おならをしても・・・・・・いつもの皇女様の方がいいですー!!!!!!」
しかし「正しい」を前面に自己を正当化するだけで、温かさも、優しさも、まったくなかった。
「呼んだ?」
そこに皇女様がいた。しかし皇女様の額の三つ目の目が開いていた。
つづく。
4-4-5
「ログインできないから、何かあったのかなっと思って、女魔王になって、やってきたら、案の定、変なことになっているな。」
皇女様は、ヒヨコも生卵に変える魔王眼の力で、ログインできないポンの世界に帰ってきた。
「ごめんなさい!? 皇女様!? 愛ちゃんがコピーの方が皇女様らしいと見誤ってしまって!? その性でログインできなかったんです!?」
愛ちゃんは、素直に皇女様に謝った。
「違うよ。愛ちゃん。私がログインできなかったのは、コピーの仕業だよ。」
「えっ?」
「こいつが世界を欲したから、本物の私が返ってこれないように、アカウントを停止したんだ。」
「クッ!? バレたか!?」
皇女様がログインできなかったのは、コピーの仕業であった。
「愛ちゃんは、ポンコツなんだから、私のアカウントを停止なんて思いつかないでしょ?」
「そうでした。愛ちゃんはポンコツでした。エヘッ!」
いつもの愛ちゃんに戻る。
「どうやって、戻ってきた!? 世界の歪み!?」
「ごめんね。何かあった時のために、私は女魔王バージョンのアカウントも持っているんだよね。そして、ログインの入り口は、・・・・・・ピースだ!」
ヒヨコのピースは、女魔王の皇女様に脅されてヒヨコから生卵になった経緯があり縁が深い。
「ピヨピヨ!」
愛ちゃんとヒヨコで、ラブ・アンド・ピース完成! アハッ!
「ふん、まあ、いい。邪悪な、おまえを倒して、私の正しさを肯定するだけだ!」
コピー皇女様が戦闘態勢に入る。
「おまえ、痛みを知らないだろう?」
「痛み? 痛みなど知る必要もない! 私は正しいのだ! 正しければ思い通りにしていいのだ!」
「それを独裁者って、いうんだよ。」
戦争を起こす、会社でパワハラをする、学校でいじめをする。どれも権力者や、自分が偉いと思っている者が行っている。
「私は、ポンコツだけど、悪口やいじめ、暴力、無視、人の痛みが分かるから、皇女様をやっているんだよ!」
今では普通に学校に通っているが、皇女様は親や先生、クラスメイトなどに苦労して生きてきた。だから、痛みを知っているから、他人に温かく優しくなれるのである。
「私の座を欲した時点で、おまえは欲望の塊だ。正しくない。消えろ。デリート!」
「私こそが正しいのだ!? ギャアアアアアアー!」
魔王眼が光を放ち、コピー皇女様を消し去る。
「はい! これで元通りですね! 良かった! 良かった!」
「愛ちゃん・・・・・・浮気しようとしたの?」
「ごめんなさい!? 助けて!? ギャアアアアアアー!」
「逃げるな! 愛ちゃんも消してやる! うおおおおおー!」
これでも二人は仲良しさ。アハッ!
つづく。
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主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
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