7 / 71
新星、現れる
しおりを挟む
ここは代々木の体育館の高校剣道新人戦の会場。
「勝ったぞー! 楽子! あれ? 楽子は?」
1回戦に勝った山男は栞たちの元にやってきた。
「トイレに行っているのよ。」
栞は笑顔で嘘をつく。
「そうか。残念だな。」
「それより、次は2回戦でしょう。早く行かないと不戦負になるわよ。負けたら楽子が悲しむわよ。」
「それはいけない! またな!」
山男は去って行く。
「アホな相手って疲れるわね。でも面白いかも。キャハ。」
「悪いエルメス様が出ていますよ? ワン。」
「現代人は、山男くんとエルメス様、どちらに共感するんでしょうね。ニャア。」
「でも、面白いかも。へっへっへ。ニヤッ。」
現代人は純粋で無垢より、面白ければ何でもありを選ぶだろう。
「荒んでいるわね。あなたの心。言ってやれ、ヴェルニ。」
「アホ~、アホ~、エルメスのアホ。」
泪の使い魔、アホガラスのヴェルニ。アホ~しか言わないが人気投票では1位である。
「ルイヴィトン様の第一使い魔の座が!? アホガラスに負けた!?」
「zzz。」
元第一使い魔の雀のモノグラムはショックを受ける。フクロウのダミエは相変わらず昼間は寝ている。
「でも山男で遊ぶのは朝食後の運動にちょうどいいかも。おみっちゃんモーニングセットを下げてちょうだい。」
「はい。ティファニー様。」
「コン。」
癒し女幽霊のおみっちゃんと小妖狐のコンコンはお皿や椅子に机を片付ける。
「哀れな山男を優勝させてあげましょう。」
「正々堂々じゃなくていいの?」
「私、既に魔法使ったわよ。」
栞、泪、結は目と目を見つめ合わせる。
「キャハハハハ!」
そして、笑った。
「ああ、いつものエルメス様だ。毎回私たちのオープニングだけどいいのかな? ワン。」
「いいのよ。良い子のちびっ子は魔法少女の活躍を期待してるんだから。ニャア。」
作品の構成とご主人様の栞たちを心配するケーリーとバーキンであった。
「渋谷高校と鉢山高校の試合を始めます。前へ。」
山男の二試合目が始まろうとしている。
「楽子! 優勝したら、俺と結婚してくれ!」
山男は知らない。楽子が教師のアンディとイチャイチャしていることを。
「山男、可哀そう。」
もし山男と楽子が結婚したら処女でない傷モノと結婚することになる。
「何も知らない方が幸せってこともあるのよね。」
渋井姉妹も山男に同情する。
「はじめ!」
「でやああああああああ!」
山男と鉢山高校剣道部員Aの戦いが始まった。序盤は軽い打ち合いである。
「それではそろそろ魔法を使って。」
「ダメよ。エルメスちゃん。今度は私の番よ。」
魔法を使おうとする栞を泪が遮る。
「山男の剣道着に戦闘機のジェットエンジンを装着、点火! ルイ・ルイ・ルイヴィトン!」
泪は魔法を唱える。
「うおおおおおー!?」
山男の剣道着にジェットエンジンが着き、エンジンが点火し急加速する。
「一本! それまで!」
山男はハイスピードのまま、たまたま相手に胴を打ち込み勝利する。
「ギャアアア!?」
ドカーン! と山男は壁にぶつかって止まる。
「どんなもんよ。私の実力は。」
「なかなかやるわね!?」
「その前に山男が死んじゃうわよ。私まだ遊んでないのに。」
栞、泪、結は自己顕示欲の塊で、山男の心配はしていない。
「これって青春恋愛モノなのかな?」
「教師と生徒の禁断の恋もあるからお仕事恋愛モノじゃない? ドキドキ。」
谷子も困惑する今時のリアル高校生の恋愛である。
「間違いない!? あいつも魔法少年だ!?」
あり得ない山男の活躍を陰から見つめる剣道着を着た高校生がいた。広尾高校の広井修である。
「シュー、あいつに勝てる?」
修の使い魔兼家族の血の妖精エクレア。
「なり立ての魔法少年に俺が負けると思う?」
ここで魔法少年という、アイデアのネ申が舞い降りる。
つづく。
「勝ったぞー! 楽子! あれ? 楽子は?」
1回戦に勝った山男は栞たちの元にやってきた。
「トイレに行っているのよ。」
栞は笑顔で嘘をつく。
「そうか。残念だな。」
「それより、次は2回戦でしょう。早く行かないと不戦負になるわよ。負けたら楽子が悲しむわよ。」
「それはいけない! またな!」
山男は去って行く。
「アホな相手って疲れるわね。でも面白いかも。キャハ。」
「悪いエルメス様が出ていますよ? ワン。」
「現代人は、山男くんとエルメス様、どちらに共感するんでしょうね。ニャア。」
「でも、面白いかも。へっへっへ。ニヤッ。」
現代人は純粋で無垢より、面白ければ何でもありを選ぶだろう。
「荒んでいるわね。あなたの心。言ってやれ、ヴェルニ。」
「アホ~、アホ~、エルメスのアホ。」
泪の使い魔、アホガラスのヴェルニ。アホ~しか言わないが人気投票では1位である。
「ルイヴィトン様の第一使い魔の座が!? アホガラスに負けた!?」
「zzz。」
元第一使い魔の雀のモノグラムはショックを受ける。フクロウのダミエは相変わらず昼間は寝ている。
「でも山男で遊ぶのは朝食後の運動にちょうどいいかも。おみっちゃんモーニングセットを下げてちょうだい。」
「はい。ティファニー様。」
「コン。」
癒し女幽霊のおみっちゃんと小妖狐のコンコンはお皿や椅子に机を片付ける。
「哀れな山男を優勝させてあげましょう。」
「正々堂々じゃなくていいの?」
「私、既に魔法使ったわよ。」
栞、泪、結は目と目を見つめ合わせる。
「キャハハハハ!」
そして、笑った。
「ああ、いつものエルメス様だ。毎回私たちのオープニングだけどいいのかな? ワン。」
「いいのよ。良い子のちびっ子は魔法少女の活躍を期待してるんだから。ニャア。」
作品の構成とご主人様の栞たちを心配するケーリーとバーキンであった。
「渋谷高校と鉢山高校の試合を始めます。前へ。」
山男の二試合目が始まろうとしている。
「楽子! 優勝したら、俺と結婚してくれ!」
山男は知らない。楽子が教師のアンディとイチャイチャしていることを。
「山男、可哀そう。」
もし山男と楽子が結婚したら処女でない傷モノと結婚することになる。
「何も知らない方が幸せってこともあるのよね。」
渋井姉妹も山男に同情する。
「はじめ!」
「でやああああああああ!」
山男と鉢山高校剣道部員Aの戦いが始まった。序盤は軽い打ち合いである。
「それではそろそろ魔法を使って。」
「ダメよ。エルメスちゃん。今度は私の番よ。」
魔法を使おうとする栞を泪が遮る。
「山男の剣道着に戦闘機のジェットエンジンを装着、点火! ルイ・ルイ・ルイヴィトン!」
泪は魔法を唱える。
「うおおおおおー!?」
山男の剣道着にジェットエンジンが着き、エンジンが点火し急加速する。
「一本! それまで!」
山男はハイスピードのまま、たまたま相手に胴を打ち込み勝利する。
「ギャアアア!?」
ドカーン! と山男は壁にぶつかって止まる。
「どんなもんよ。私の実力は。」
「なかなかやるわね!?」
「その前に山男が死んじゃうわよ。私まだ遊んでないのに。」
栞、泪、結は自己顕示欲の塊で、山男の心配はしていない。
「これって青春恋愛モノなのかな?」
「教師と生徒の禁断の恋もあるからお仕事恋愛モノじゃない? ドキドキ。」
谷子も困惑する今時のリアル高校生の恋愛である。
「間違いない!? あいつも魔法少年だ!?」
あり得ない山男の活躍を陰から見つめる剣道着を着た高校生がいた。広尾高校の広井修である。
「シュー、あいつに勝てる?」
修の使い魔兼家族の血の妖精エクレア。
「なり立ての魔法少年に俺が負けると思う?」
ここで魔法少年という、アイデアのネ申が舞い降りる。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
貧乏神と呼ばれて虐げられていた私でしたが、お屋敷を追い出されたあとは幼馴染のお兄様に溺愛されています
柚木ゆず
恋愛
「シャーリィっ、なにもかもお前のせいだ! この貧乏神め!!」
私には生まれつき周りの金運を下げてしまう体質があるとされ、とても裕福だったフェルティール子爵家の総資産を3分の1にしてしまった元凶と言われ続けました。
その体質にお父様達が気付いた8歳の時から――10年前から私の日常は一変し、物置部屋が自室となって社交界にも出してもらえず……。ついには今日、一切の悪影響がなく家族の縁を切れるタイミングになるや、私はお屋敷から追い出されてしまいました。
ですが、そんな私に――
「大丈夫、何も心配はいらない。俺と一緒に暮らそう」
ワズリエア子爵家の、ノラン様。大好きな幼馴染のお兄様が、手を差し伸べてくださったのでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる