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師弟対決
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「ハチコ、戦う時は気を使って手を抜くなよ。正々堂々と勝負だ。」
「分かりました。分かりました。区長にも私の戦慄を叩きこんでやります!」
準決勝の第1試合は、望とハチコの師弟対決だった。
「望、ハチコ。がんばってね。」
「おお!」
「がんばります!」
「両方とも私の作った機体だから壊さないでね! お願いよ! 大破なんてやめてよね!」
「・・・・・・。」
「私たちのことはどうでもいいのね。」
キャサリンが心配しているのはMJRのことだけだった。キャサリンキャラで現代ドラマが一本書けそうだ。
「それでは準決勝第一試合を始めます! 望さんのMJRドリームと、ハチコさんのMJR戦慄との対戦です! それでは始めてください!」
ついに望とハチコの師弟対決の始まりである。
「この戦いはどうなりますかね? 解説のキャサリンさん。」
「そうですね。望のMJRは、まさにマジックナイトという感じの剣の魔法騎士タイプ。それに対してハチコのMJR戦慄は、周囲を恐怖にするテラーナイトの斧装備の殺人鬼タイプ。」
「どちらが勝つと思いますか?」
「互角でしょうね。なんせ作ったのが私ですから。ワッハッハー!」
「お粗末様でした。」
解説のキャサリンさんでした。
「いくぞ! ドリーム!」
「おお!」
「必殺! ドリーム・スラッシュー!!!」
「負けるものか! 必殺! テラー・カットー!!!」
望とハチコは互いに必殺技を繰り出す。
「ドカーン! バコーン!」
剣と斧が両者の胸に刺さり一歩も動けない。
「腕を上げたな。ハチコ。」
「区長こそ。私は区長を超えていると思っていましたよ。」
望とハチコはお互いに相手を褒めたたえる。
「おっと!? 相打ちだ! 両者まったく動けません!?」
「カーン! カーン! カーン! 両者ノックアウト!」
準決勝第1試合は、相打ちになった。
「この場合は早く機体を直した方が決勝戦に出場できます。」
「なんじゃそりゃ!?」
「だから言ったでしょ。互角だって。この勝負、私の勝ちね!」
一人勝ちで上機嫌のキャサリンであった。
つづく。
「分かりました。分かりました。区長にも私の戦慄を叩きこんでやります!」
準決勝の第1試合は、望とハチコの師弟対決だった。
「望、ハチコ。がんばってね。」
「おお!」
「がんばります!」
「両方とも私の作った機体だから壊さないでね! お願いよ! 大破なんてやめてよね!」
「・・・・・・。」
「私たちのことはどうでもいいのね。」
キャサリンが心配しているのはMJRのことだけだった。キャサリンキャラで現代ドラマが一本書けそうだ。
「それでは準決勝第一試合を始めます! 望さんのMJRドリームと、ハチコさんのMJR戦慄との対戦です! それでは始めてください!」
ついに望とハチコの師弟対決の始まりである。
「この戦いはどうなりますかね? 解説のキャサリンさん。」
「そうですね。望のMJRは、まさにマジックナイトという感じの剣の魔法騎士タイプ。それに対してハチコのMJR戦慄は、周囲を恐怖にするテラーナイトの斧装備の殺人鬼タイプ。」
「どちらが勝つと思いますか?」
「互角でしょうね。なんせ作ったのが私ですから。ワッハッハー!」
「お粗末様でした。」
解説のキャサリンさんでした。
「いくぞ! ドリーム!」
「おお!」
「必殺! ドリーム・スラッシュー!!!」
「負けるものか! 必殺! テラー・カットー!!!」
望とハチコは互いに必殺技を繰り出す。
「ドカーン! バコーン!」
剣と斧が両者の胸に刺さり一歩も動けない。
「腕を上げたな。ハチコ。」
「区長こそ。私は区長を超えていると思っていましたよ。」
望とハチコはお互いに相手を褒めたたえる。
「おっと!? 相打ちだ! 両者まったく動けません!?」
「カーン! カーン! カーン! 両者ノックアウト!」
準決勝第1試合は、相打ちになった。
「この場合は早く機体を直した方が決勝戦に出場できます。」
「なんじゃそりゃ!?」
「だから言ったでしょ。互角だって。この勝負、私の勝ちね!」
一人勝ちで上機嫌のキャサリンであった。
つづく。
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