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第十八話
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夜。
優は学生寮にいる。
学生寮は基本一人部屋である。
「どうしたの中村さん。眠れないの。もしかして突き指した手痛むの」
もう一度言うが、ここは学生寮であり、一人部屋であり、優の部屋だ。
ベッドの横では心配そうに葵が優に話しかける。
月明かりに照らされている葵はとても儚げで綺麗だった。
葵は吐息が聞こえるほど、優の近くにいる。
どうして葵が優の部屋にお泊りしているのか、少しだけ時間を遡ることにする。
「おはよう中村さん」
「おはようございます楠先輩」
「今日は朝から中村さんに会えるなんてラッキーだわ」
「そんな大げさな」
「大げさじゃないわよ。私と中村さんは違う学年だからなかなか会えないもの」
朝、昇降口で葵と出会うと、優と出会えたことがよほど嬉しいのか誰見ても舞い上がっていた。
優も葵と話せるのは嬉しい。
葵は先輩だが、とてもフレンドリーでまるで同級生と話しているような感じで話すことができる先輩だ。
「しょうがないですよ。私と楠先輩は一年生と三年生なんですから」
「私もあと二年生まれるのが遅かったら中村さんと同級生だったのに……」
「……」
本気なのか冗談なのか、判断がつかない優は反応に困る。
でも確かに葵と同級生だったら楽しかったと思う。
「そしたら毎週、教室で中村さんのお菓子食べられたのに」
葵は優が作るお菓子を大変気に入ってしまい、毎週優に作ってきてもらっている。
お菓子作りは好きだったため、お菓子作り自体苦ではなかった。
ちなみにただ食べるのは申し訳ないと葵は思っており、材料費だけはいただいている。
「お菓子ぐらいだったらいつでも作ってあげますから、そんなに落ち込まないでください」
「ありがとう中村さん。欲しい調理器具や材料があったらなんでも言ってね。すぐに用意するわ」
いつもは大人っぽいのに、たまに見せる子供っぽさがギャップを起こしさらに葵が可愛く見える。
葵は裕福なのか、金銭的な支援は惜しみなくしてくれる。
「あまりたかるなよ葵。先輩なんだから」
「瞳っ。別にたかってはないわ。材料費とかはちゃんと渡してるもん」
「作るのだって結構労力がいるんだぞ。中村さんのことも少しは考えなさい」
「西条先輩、別に私はそこまで負担ではないので大丈夫です。むしろ、楠先輩が私の作った料理で喜んでくれて私も嬉しいです」
「ほらっ、中村さんも喜んでいるじゃない。これはウィンウィンな関係なんです~」
瞳は優の負担を懸念しているが、優自身お菓子作りは苦ではなかったため、そこまで負担はない。
優にフォローされた葵は勝ったと言わんばかりにどや顔をする。
「おはよう中村さん」
「おはよう倉木さん。今日も二人で登校してきたの」
「うん。カップルだからね」
瞳の恋人の実乃里は今日も二人で登校して来たようだ。
瞳と登校して来た実乃里は幸せそうな表情を浮かべていた。
優は学生寮にいる。
学生寮は基本一人部屋である。
「どうしたの中村さん。眠れないの。もしかして突き指した手痛むの」
もう一度言うが、ここは学生寮であり、一人部屋であり、優の部屋だ。
ベッドの横では心配そうに葵が優に話しかける。
月明かりに照らされている葵はとても儚げで綺麗だった。
葵は吐息が聞こえるほど、優の近くにいる。
どうして葵が優の部屋にお泊りしているのか、少しだけ時間を遡ることにする。
「おはよう中村さん」
「おはようございます楠先輩」
「今日は朝から中村さんに会えるなんてラッキーだわ」
「そんな大げさな」
「大げさじゃないわよ。私と中村さんは違う学年だからなかなか会えないもの」
朝、昇降口で葵と出会うと、優と出会えたことがよほど嬉しいのか誰見ても舞い上がっていた。
優も葵と話せるのは嬉しい。
葵は先輩だが、とてもフレンドリーでまるで同級生と話しているような感じで話すことができる先輩だ。
「しょうがないですよ。私と楠先輩は一年生と三年生なんですから」
「私もあと二年生まれるのが遅かったら中村さんと同級生だったのに……」
「……」
本気なのか冗談なのか、判断がつかない優は反応に困る。
でも確かに葵と同級生だったら楽しかったと思う。
「そしたら毎週、教室で中村さんのお菓子食べられたのに」
葵は優が作るお菓子を大変気に入ってしまい、毎週優に作ってきてもらっている。
お菓子作りは好きだったため、お菓子作り自体苦ではなかった。
ちなみにただ食べるのは申し訳ないと葵は思っており、材料費だけはいただいている。
「お菓子ぐらいだったらいつでも作ってあげますから、そんなに落ち込まないでください」
「ありがとう中村さん。欲しい調理器具や材料があったらなんでも言ってね。すぐに用意するわ」
いつもは大人っぽいのに、たまに見せる子供っぽさがギャップを起こしさらに葵が可愛く見える。
葵は裕福なのか、金銭的な支援は惜しみなくしてくれる。
「あまりたかるなよ葵。先輩なんだから」
「瞳っ。別にたかってはないわ。材料費とかはちゃんと渡してるもん」
「作るのだって結構労力がいるんだぞ。中村さんのことも少しは考えなさい」
「西条先輩、別に私はそこまで負担ではないので大丈夫です。むしろ、楠先輩が私の作った料理で喜んでくれて私も嬉しいです」
「ほらっ、中村さんも喜んでいるじゃない。これはウィンウィンな関係なんです~」
瞳は優の負担を懸念しているが、優自身お菓子作りは苦ではなかったため、そこまで負担はない。
優にフォローされた葵は勝ったと言わんばかりにどや顔をする。
「おはよう中村さん」
「おはよう倉木さん。今日も二人で登校してきたの」
「うん。カップルだからね」
瞳の恋人の実乃里は今日も二人で登校して来たようだ。
瞳と登校して来た実乃里は幸せそうな表情を浮かべていた。
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