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第六十五話
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「それじゃーお泊り会ということでここからは寝るまで遊ぶわよー。みんな飲み物は持ったかしら。それじゃーかんぱーい」
「「「かんぱーい」」」
全員がお風呂を入り終えた後、葵が缶ビールを片手に音頭を取る。
本日二回目の乾杯である。
成人年齢が十八歳に引き下がった影響により、十八歳からタバコやお酒を飲むことができるようになった。
「ぷはっー、風呂上がりのビールは最高だわ」
十八歳の葵はおじさん臭いこと言いながら、おいしそうにビールを飲む。
まだ十五歳の優にとっては未知の味だ。
ビールをおいしそうに飲む葵を見て、十八歳になったらお酒を飲んでみたいと思う優だった。
「瞳はまだ十七歳だからお酒が飲めないのよね~。おこちゃま~」
「うっせ。少し早く生まれたからって調子に乗りやがって」
「私、もう大人だから。子供の瞳君とは違うのだよ」
「ヤバい、マジでウザい」
十八歳の葵が十七歳の瞳をからかっている。
瞳の言うとおり、確かにあれはウザい。
いつもは大人っぽい葵の子供っぽい姿も、それはそれで新鮮だった。
「楠先輩ってちゃんと酔っぱらうんだね。お酒飲んでも変わらないと思ってた」
酔っぱらってウザ絡みをしている葵を見て、愛音は意外そうな表情をしていた。
「葵、後輩たちが引いてるぞ」
「あっ、ごめんね三人とも。大丈夫、そんなに酔ってないから」
瞳の言葉で後輩たちが引いていることに気づいた葵は、すぐにいつもの大人っぽい葵に戻る。
「ついお酒を飲むと、まだお酒が飲めない瞳をからかっちゃうだけなの。瞳もお酒が飲めるようになったらできなくなっちゃうから」
「ホントはた迷惑な女だろ、葵は」
「別に楠先輩ははた迷惑な女ではないですよ。むしろ、楠先輩にも年相応な部分があってより親近感がわきました」
「「「……」」」
瞳の言葉にイラっとした優は、思わず瞳に反論した。
確かにさっきの葵はウザいと優も思う。
でも迷惑ではない。
むしろ、いろいろな葵が見れて優は嬉しかった。
「中村って、楠先輩が好きなの」
「好きか嫌いかと言われたら好きだよ。大人っぽくて優しいし、一緒にいて楽しいし」
「……」
急に愛音から質問された優は、思ったことを伝える。
葵のことを好きか嫌いと問われれば、自信を持って好きだと言える。
むしろ、嫌いになる要素がない。
優の告白に葵は言葉にならない言葉を発しながら顔を真っ赤に染めている。
きっと酔いが回ったのだろう。
「もちろん、木村さんも倉木さんも西条先輩も好きですよ。ここにいる人全員好きです。一緒にいて楽しいですから……ってすみません。私、凄く恥ずかしいこと言ってますよね。忘れてください」
言っていて自覚したが、これはかなり恥ずかしいことを言っている。
いくら友達として好きだとしても素直に『好き』と伝えるのは結構恥ずかしい。
優が一人で恥ずかしがっていると今まで緊張していた空気が弛緩した。
「「「かんぱーい」」」
全員がお風呂を入り終えた後、葵が缶ビールを片手に音頭を取る。
本日二回目の乾杯である。
成人年齢が十八歳に引き下がった影響により、十八歳からタバコやお酒を飲むことができるようになった。
「ぷはっー、風呂上がりのビールは最高だわ」
十八歳の葵はおじさん臭いこと言いながら、おいしそうにビールを飲む。
まだ十五歳の優にとっては未知の味だ。
ビールをおいしそうに飲む葵を見て、十八歳になったらお酒を飲んでみたいと思う優だった。
「瞳はまだ十七歳だからお酒が飲めないのよね~。おこちゃま~」
「うっせ。少し早く生まれたからって調子に乗りやがって」
「私、もう大人だから。子供の瞳君とは違うのだよ」
「ヤバい、マジでウザい」
十八歳の葵が十七歳の瞳をからかっている。
瞳の言うとおり、確かにあれはウザい。
いつもは大人っぽい葵の子供っぽい姿も、それはそれで新鮮だった。
「楠先輩ってちゃんと酔っぱらうんだね。お酒飲んでも変わらないと思ってた」
酔っぱらってウザ絡みをしている葵を見て、愛音は意外そうな表情をしていた。
「葵、後輩たちが引いてるぞ」
「あっ、ごめんね三人とも。大丈夫、そんなに酔ってないから」
瞳の言葉で後輩たちが引いていることに気づいた葵は、すぐにいつもの大人っぽい葵に戻る。
「ついお酒を飲むと、まだお酒が飲めない瞳をからかっちゃうだけなの。瞳もお酒が飲めるようになったらできなくなっちゃうから」
「ホントはた迷惑な女だろ、葵は」
「別に楠先輩ははた迷惑な女ではないですよ。むしろ、楠先輩にも年相応な部分があってより親近感がわきました」
「「「……」」」
瞳の言葉にイラっとした優は、思わず瞳に反論した。
確かにさっきの葵はウザいと優も思う。
でも迷惑ではない。
むしろ、いろいろな葵が見れて優は嬉しかった。
「中村って、楠先輩が好きなの」
「好きか嫌いかと言われたら好きだよ。大人っぽくて優しいし、一緒にいて楽しいし」
「……」
急に愛音から質問された優は、思ったことを伝える。
葵のことを好きか嫌いと問われれば、自信を持って好きだと言える。
むしろ、嫌いになる要素がない。
優の告白に葵は言葉にならない言葉を発しながら顔を真っ赤に染めている。
きっと酔いが回ったのだろう。
「もちろん、木村さんも倉木さんも西条先輩も好きですよ。ここにいる人全員好きです。一緒にいて楽しいですから……ってすみません。私、凄く恥ずかしいこと言ってますよね。忘れてください」
言っていて自覚したが、これはかなり恥ずかしいことを言っている。
いくら友達として好きだとしても素直に『好き』と伝えるのは結構恥ずかしい。
優が一人で恥ずかしがっていると今まで緊張していた空気が弛緩した。
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