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01:偽り

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こんな無樣な駄作をご覧になってくださって、心から感謝申し上げます。

自分は、絵コンテやメカニックデザインなどに深い興味があると思いますが、頭の中のイメージを言葉にするのは本当に無能です

もし、何が意味の分からないことがあったら、申し訳ございません。

どうぞよろしくお願いいたします。

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一つの部屋がある。

部屋は暗い、色合いは青て冷たい、寒さが発散しているーー多分夏の夜の故ーーパソコンの明かりだけが部屋を照らしている。
はっきりとした足音、ドアが開けられた音ーー下半身しか見えない、一人の少年が入ってきた
少年がパソコンの前に座り、コーラを置きーー水滴がついている、VRを頭にかけた。

G戦場オンラインーーこの国の徴兵のために開発された写実的な戦場ゲーム。

ゲームに入ると、少年が直接に一号機のコックピットに向かったーー他のプレイヤーの敬礼を無視したーー第1位にランクされたからさ。
目が光る--甲装が動いていく。
まず足のエンジンて、少ない力で地面にホバリングし、起動、ブースト、滑走。

boom!
甲装は空に向かって跳ね上がった。
戦艦が空を飛んでいるーーペガサス級強襲揚陸艦アルピオンーー惜しみなく四方に砲火を浴びせている。
フロントハッチで明かりが出てくる。
一瞬、一号機が突進してきたーー背中の2つのスラスターが銃口のように火炎を噴出している。
一号機が回転して、駆け抜けていった。
後に見えるのは、炎を放射している後影しかない。

顔の上半分をvrで遮られていて、少年が無表情で椅子に座っているーーただサイドスティックを叩き続けるだけ。時々ヘッドホンから小さな音が聞こえる。
ワードローブが壁に立てかけられてあり、隣は口の開けているカバンーー教科書などがゴチャゴチャと詰め込まれている。
高速で進め、サーチ、敵機が惑って飛び違っている、だがもう逃げ場がない、ロックオン、ビーム発射。

フラッシュが少年の無愛想な顔に映る。
一機撃墜。

ワードローブの向こうは少年のベッド。枕や布団が積み重なっていて、本当にごたごた。

風が吹き込んでくる。
一筋の陽光がベッドに激しく差し込み、部屋全体は一気に明るくなった。少年の髪が風に合わせてわずかに舞っている。
地面にホバリングしながら、左右に避けてバックする。ライフルがカバーしている。

高圧縮したビームが敵スナイパーから来襲。
少年が構わないようにキーを押すと、一号機のパワーが上がり始め、上体が分離し、中心にして全世界が回転…いや、回転しているのは上体自体だ。
ライフルを両手で胸の前に構える、スコープが目と直線になる、ビーム撃ち出す。

カーテンが強風で飛ばされている、太陽の光もたびたび少年を当たっている。外のがやがや響きがはっきりと入ってくる、何をしているのも分からんーーでも少年も気にしないなのーー死んだようにーー指が動いていなければ、本当に死んだと思い違いされるかもしれません。

ところで、昼なんだな…

「はくしょん」少年がくしゃみをした。
画面は濃い黒煙で満たされ、そこから泡のように一片が突き出ていたが、泡はすぐにはじけ、敵機は特攻してきた。
少年が鼻の違和感を無視してーーしたくないだけだーー麻痺したようにボタンを押す。

ビーム・サーベルがライフルの下の十手で受け止められている、敵機は少しでも動かん。
一号機は背中に手を伸ばしてサーベルを抜いた、体を回転させ、サーベルを横に斬らせ、敵機は真っ二つに割れてしまう。

あ、そうだ、棚。少年の左には棚があり、モデルやマンガなどが置かれているだけーーおとこの好きなもの。中央下の一番目立つところに、女性と子供の写真があるーー遊園地にいるようだ。でも二人は写真の真ん中にはいない、二人の右側にはスペースがあるーー一人を置くとちょうどいい。

一号機の全身が緊張していて上に突進し、砲火が擦れ違って、ついでにバック転をして空中にとどまり、漂いながら、下にいる陸戦艇に向かってごく高い頻度で砲火を送り出している。
ライフルは再び胸の前に構えて、脚はヘリンボーンのように大きく広げられている
機体が横に回転される。
三連射
慣性に従って、三つのビームは平行線で敵の陸戦艇に順次に向かっていく。

爆発、煙霧、一号機は地面に落ちた、前に滑って2本の太い線をこすりつけるた。
コーラに手をかけて、セットした機械のように、少年が息継もせずに飲み始めた。

味方が一号機を修理している。隣からドローンが飛んできて、その映像をスクリーンに映し出す。
「どう?」スクリーンの前に座っている、剃り残したヒゲの男は、首を傾げて微笑んで聞く。
「ほぉぉ…」仮面の男は後ろに立って、顎を手で支えて、妖気っぽく微かに笑っている。
周りは真っ暗で、いくつかのモニターがかすかに光っていて、パソコンを操作する音が聞こえる。

少年が無関心なようにスコアを確認しているーー10,146点ーー2位はギリギリ5,000点だけ。
反応?上!大型ミサイル!
慌ててサイドスティックを引き、コーラもこぼしそう。
一号機は後退する、前方で味方がミサイルで破壊した。
「不明侵入を受けています!」
「ん?」仮面の男は振り向いて、
「映像が転送されます!」

二号機の正体が現れてきた。
巨大なシールドが雄壮な体をさえぎっている。双肩のスラスターは翼のように広げていて、足のスラスターと一緒に大きな炎を後ろに爆発している。肩の上にそれぞれ装着された二つの六連MRLS(多連装ロケットシステム Multiple Lunch Rocket System)は、前の敵を狙っている。
マスクの男が両手でサイドスティックを握っている。マスクをかけているにもかかわらず、奴の口元が傲慢のように笑みを浮かべていのが見える

大きな水滴が海に落ち、弦楽器や金管楽器が緊迫して奏で始めた。【FULL BURNER(全力噴射)】

戦場の空気は、この男の為に焦燥になった。

大きい回転しざまにミサイルを避けて、MRLSのハッチが開き、煙が尾から噴き出し、1秒内に12発のミサイルが順に発射された。
男が得意のようにボタンをダブルクリックすると、ポッドが弾き来され、後ろに落ちる。
バズーカの尾部が肩に移動され、左手でグリップを回して、シールドのロックが解除された。
シールドから大きな砲身が抜き出されて、その末端を尾の先端に向いておく。赤いビーコンがカチカチと点滅していて、双方のプラグが回転して差し込まれる。ビーコンが青になって「ディー」と音を立てるにつれて、スコープが上がる。
全身が緊張して動かず、バズーカ差し上げている、炎がいくつもの彗星が連なっているように、両肩から噴出されている。
上昇!二号機は画面から飛び出し、高空に向かって駆けっていく。
手足は胴体を中心として転回すると、バズーカは地面に向けている。

「ふんっ、」息が男の軽蔑の鼻から噴き出す。
音楽はますます緊迫して、弦楽器は最後の長音を延ばし終えて止まった。

広大な空は、雲のない、宇宙のように澄み切っている。
その広大な空に立っているのは、小型核爆弾を搭載している、鵬のような二号機。その足が垂れ下がっている、バズーカが地面に狙ってている。

大地は千の太陽の光の中で燃えている。

口が開けている少年は目の前のきわめる明かり驚いてを見つめている。
「ちいっ、!」仮面の男が歯を食いしばっていて、テーブルに手をつき、スクリーンを見つめている。
「ケルククの準備を!」仮面の男は後ろ向きに歩きたいが、すぐに立ち止まった。

青い髪の少年は影の中に立っている、瞳は血のように赤い、暴力を訴えそう、復讐を訴えそう。
少年より一段背の低い短髪の少女は、両手で彼の手首を握ていて、後ろに立っている。
「イプリードの準備も頼む!」仮面の男は振り向いて言う。

片腕のないサグは必死にヒート・ホーク(刀身を赤熱化する斧)を差し上げている、シムのビーム・ジャベリン(ビームの槍)を防ぎ止めているーー頭はほとんど切り落とされる。
大ききな姿が上をかすめていく、両機の上半身は一瞬にして巨大な緑色の炎に炸裂されて破片となり、4本の足だけが残った。

右肩が振れると、バズーカが落ちた。肩のスラスターを翼のように畳む、二号機は滑空している。

ビームがくる。
右肩のスラスターを揺すると、二号機が立ち上がり、地面に着くのをしないで、左肩のスラスターが回転、二号機はカーブで上に駆けていってスコープから消えていた。少年は慌ててスコープを閉じと、

閻魔のような顔が少年の目の前に現れた。

音調は一瞬にして低いから高くなり、突撃のラッパが高らかに鳴り響く。【ASSAULT WAVES(強襲揚陸波)】

推力に従って巨大な剣(つるぎ)が斬てきた。
頭が震え、少年は慌ててボタンを押しーー2回でやっと当たるーーなんとか十手で止めだが、どうやって剣の出力は強すぎて、銃身がもうあふれた炎に焼かれてしまった。

二号機は力を入れてライフルを二つに斬った。
サイドスティックを引くと、胸元からスラスターが出てくる。少年は空に退避しよう、かろうじて炎を本体に当たらないことができた。
二号機の右腕は大きく開き、強く振って左に斬りつけていく、スラスターの炎が花のように爆発している、。
背中からサーベルを抜き、少年は右に十字を描き、逆さまに持ってどうにか防いだ。

風がますます激しくなる、
足がしっかりと踏んでいる、歯を食いしばっている、上半身が後ろにぴったりくっつけている、目がスクリーンをじっと見つめている、サイドスティックは今にも落ちそうなほど引かれている、ヘッドフォンからビームの音が聞こえている、息もほとんど止まっている、汗は少年の額から出た。

炎がじりじりと迫ってくる。
少しでも動かん、仕方なしに全身のスラスターは最大出力になり、二号機は明るい光に頭を傾けられてしまう、少年に逃げられる。

しかしまだだ!二号機はすぐにシールドを掲げて突っ込んでいく!
少年は後ろに逃げ惑っている、頭のバルカン砲があちこちに乱射しまくるが、全部シールドに阻まれてしまう。

激しい風の音しか聞こえない、スクリーンはぼやけ、少年はぶつけられて、ほとんど転がり落ちてしまう。
二号機は上に立っている、少年を地面に叩きつけた。

雰囲気を壊すビームが二号機のそばを通り越す。
スクリーンにユニコーンが空に向かって発射している。

「ネズミが…邪魔ぁ!」男は抑揚をつけて叫ぶ、二号機がユニコーンに向かって突進していく。
「お引きを!」ユニコーンが倒れた少年に向かって叫ぶ、しかし直ぐに巨大な足が上から踏みつけられ、両足は一瞬にしていくつかに分かれ、頭は胴体に沈んで胴体を潰し、支離滅裂なサイコフレームがこぼれ落ちてしまう。
「戦いの兵器をおもちゃにして扱う者どもにはこの私を倒せるかい?」

風がやや弱くなった
でも少年は歯を食いしばり、緊迫して上を見つめながら、サイドスティックを前後に押している。ヘッドホンからの小さいラッパの音が聞こえている。

スクリーンが回復した。
音調が上がり、長音と短音が混ざり合い、ラッパの音がより緊迫したものになった。
カットシーンは上に移動、二号機の手足と翼は大きく広げている、右手の剣は高く掲げている。

剣が落ちた。
シールドは炎で真っ二つに溶け、左手も破片になっる。
スラスターを前に噴射し、少年は地面をこすって後ろに引く、つまずいてほこりが舞い上がったが、やっと飛んできた。
二号機は剣を胸に突き刺すように構え、広げるてスラスターを後ろに向け、炎が蓮ように咲いてくる。
スラスターが故障した少年は左右に回転し、右足を上げて防いだが、剣はつま先を貫通して足全体を斬り裂いた。
窮余の少年は上半身を分離することしかできないーー無駄なものても。上半身は地面に激しく墜落、完全に沈黙した。

3つの鋭い長音が連なり、短くて力強い高音が数回出て、ラッパは止まった。
ぼやけたスクリーンの中で、二号機は大地に立っている、最後の一撃を与えようと少年に向かってゆっくりと歩いてくる。

アラームが鳴った。
「真上か?」男はいぶかって上を見る。

鋭く短い音が管楽器から吹き出し、続いて低音でリズミカルに撥弦楽器が奏で始める。【戦闘空域】(渡辺岳夫/松山祐士)

ピンクのケルククは雲の上に現れ、極めて滑らかな姿態で雲を駆け抜ける、ほぼ見えない二号機にビームを発射した。
戦場の空気が突然変わった。それまではマスクの男の悪夢の中にあったものが、今では突如としてきたこの仮面の男に完全に支配されてしまった。

プレッシャーか?妖気か?空虚か?脅威か?幻惑か?緊迫か?スリルか?
ただ速さを感じさせている。
あの男だ!あの三倍速の男だ!あの颯爽たる男だ!あのピンク彗星ーー奴が来た!

3本のビームは全部完璧な精度でシールドに当たり、二号機はホバリングするーー逃げようとしている。

何がきた。
妖精のような機体が突然、目にも留まらぬ速さで突進し、二号機をカットシーンから押し出した。
その機体は青一色、肩と目だけが赤い。スラスターに火炎のような血の赤が光り、手に持った刀が回転しながら、上からシールドに斬り込み、二号機を廃墟の中に押し込み、壁を砕いた。
二号機はスラスターからの力で壁を踏む、両足で強く蹴上げる、イプリードはその一撃でほぼ倒され、バック転をして二号機はイプリードの頭をかすめた。
スラスターが短くして爆発する、イプリードは極めて速いスピードで振り向きざまに地面にホバリングして、刀を逆さにして持ち、腕と足からミサイルを全弾発射、瓦礫をかわしながら追撃していく。

ケルククも飛んできてたーー手に持ったビーム・ナギナタを振りかざして斬りつける。
二号機はシールドを振り上げ、イプリードの水平斬りを防ぐが、右腕をグルンゴに削り落とされてしまう。

ケルククと二号機は目を合わせーーこの上ない普通な片目だが、怪しいく笑んでいる、 仮面の男の姿が隠見として浮かび上がるーーマスクの男を辱めるようにーーわざとコックピットを向かないことは、生かしてあげる!

二号機はシールドを捨て、サーベルを取り出しててシールドに投げた。冷却材が爆発、大量の煙が発生した。姿も見えず、かすかに火花が見えるだけ、これで二号機は逃げ出すことができた。

2083年,超大国 【ネオ・ローマ帝国】が第三次世界大戦を起こした。高さ10メートルの人型機動兵器【Mobile Panzer(機動甲装)】が初めて実用化された。それからネオ・ローマは、1ヶ月も経たないうちに環太平洋地域のほぼ全域を統一した。今、その矛先は太平洋を横断する【ネオ・ジャパン】に向けられたのである。

風が止まった

部屋は再び暗くなり、パソコンの明かりだけが部屋を照らしている

少年の息はだんだんと落ち着き、手にはまだ汗をかき、額には玉の汗が垂れている

スクリーンが点滅している

隣に赤い姿が降りてきた

スクリーンは完全にダウン、世界は闇に覆われている

妖気の声が伝わってきた

"君、大丈夫か?"

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VRかけている、驚く顔。
仮面の男の声:「君の父上もここで働いているのだ。」
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