11 / 20
一章:調教スタート
ハジマリ 10*
しおりを挟む「お兄ちゃん。僕達、やっと一つになれるよ。痛いと思うけど、我慢してね。痛くなくちゃ、マンコに入れたお仕置きにならないもん。どうしよう、すんごい興奮するよお。僕、今からお兄ちゃんのケツマンコ犯すんだよ」
その癖、放たれる台詞は僕からすれば異常でしかなくて、弟に犯されるのだという事実を、絶望的な気持ちで聞いていた。
うあああっ、と無意識に叫んでいた。
それも弟の手に塞がれてしまう。
「静かにしないと近所迷惑でしょ。あ、お兄ちゃん処女だからキツいね。全然入んないや」
弟は僕の尻の穴に、自身の先端を宛がい、慣らしもせずに押し込もうとする。
ぐぬっぐぬぅ、と亀頭が肛門を押し開こうとするが、当然ながら濡れも慣らしもされていない器官は、異物を拒む。
めりめりめりっ、と聞いたこともない音が身体中を伝って振動として耳に届く。
がりっ、と口を塞ぐ弟の指を噛んでいた。
痛いなんてものではない。
殴られる痛みの方がまだマシだ。
口内に鉄の味が広がり、弟の指が出血したことを知る。
「あーあ、血が出ちゃった。お兄ちゃん、イケない子だから、折角ゆっくりやってあげようと思ったけど、変更するね。すんごおく痛いよ」
唇に当たっていた皮膚の感触が離れていく。
安堵したのも束の間、今度は膝裏に腕を回され、ぐいっ、と足を大きく開脚した状態で、ちょうど弟の切っ先が穴に当たるように持ち上げられた。
「な……なに」
不安な想いで問い掛けても、返答はなく、弟の鈴口から垂れる先走りと後孔が擦れ、ぐちっぐちゃ、と淫靡な音がしている。
何をされるのかと予測する暇もなく、その時は訪れた。
「ぎあぁああぁっ、いあっ、ぐっあぁあ!」
弟は、僕の背中に体重を掛けて、ぐぐぐっぐっ、と狭さなど無視してペニスを穴に押し込んでいく。
めりめりめりっ、と無理矢理穴が拡げられる。
ぴりっ、と淵が切れる音がしたような気がした。
ひいっひぃいい、と苦痛に喘ぐ僕を見て、弟はケタケタと笑っている。
ずんずん、と下から腰を打ち付け、遂には皮膚と皮膚とがぶつかった。
全部入ってしまったようだ。
恐る恐る股間を窺えば、血がぼたぼたとタイルに垂れていた。
子供に小便をさせるように持ち上げられているため、自然と結合部がありありと目に着く。
11
あなたにおすすめの小説
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる