現代の黒魔術でダンジョン攻略!

シキ

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神は進化を望む

崇拝せよ…誰を?

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それからというもの俺は鶴ヶ城ダンジョンに行き続けた。
とりあえずノルマは100匹巨大やまねを狩り続けること。
魔石は100個のうち50個は換金して残り50個は懐というか家の机の中に入れている。
そのため引き出しを引けばどっかの猫型ロボットが出てくるかのような空間になっていた。
そんなこんなで今、俺はというとその空間を見つめていた。

「コレ、どないしよう?」

集まった数は驚異の500個。
この魔石は何故かキラキラしているから寝る時引き出しの隙間から輝いているの見えて眩しいんだよなぁ。
とりあえず地面に全てばら撒いてみたが予想以上にキラキラしている。
クッソ目に悪い光が俺の目にダイレクトアタック!

「あぁまとめて贄にできればなぁ…こういう風に範囲を絞った感じで頭で念じて『贄への任命』的な?」

そんな感じで俺がふざけてゴミ袋にそそくさと魔石を詰めその言葉を言った瞬間の出来事だった。
いきなりそのゴミ袋の中身が黒く燃え出した。

「わっほぃッ!?」

おぃ燃えるなら燃えると言ってくれよ。
いきなり燃え出してびっくりして変な声が出てしまったじゃないか。
…というかコレは『贄への任命』ができている証拠だよなぁ。
俺のあの行為は無駄ってコト?
そのまま黒い炎が出ること2分。
ようやく黒い炎は消えゴミ袋の中には元々何もなかったかのように平然とそこにあった。

《個体名 一条院 燈火の固有スキルレベルが上昇しました》

おぉようやく俺にも運が向いてきたということか?
どういう条件なのか良くわからなかったがようやく固有スキルのレベルが上昇した!
いやぁネットでは簡単にレベルが上がるとか言われていたから上がらない俺ってもしかして才能…ないってこと?
とか思っていたけど上がってくれてよかったよ…まぁここ最近固有スキル使っていなかったってこともあるんだけどね。
だって戦闘に使わないから実質的に要らない子状態だったし。

「んじゃけんステータス開きましょうかね…オープンセサミッ!…ステータス」

そう俺がいうことでどこからともなく透明な板が舞い降り情報が書かれていく。

名前:一条院 燈火
年齢:21
性別:男
レベル:Lv4
HP:38
MP:65
固有スキル
黒魔術:Lv2
スキル
健脚:Lv4 跳躍:Lv2
称号
山鼠の脅威

黒魔術:Lv1 なにかを生贄に悪魔や悪霊の力をもらい現実に顕現させる邪法。
Lv1:『贄への任命』消費MP2 魔力を消費し物や生物を贄とする。
Lv2:『邪の崇拝』消費MP10 魔力と贄を捧げ対象の身体能力を10%減少させる。

これはなかなかいいスキルの技じゃないだろうか?
まぁ攻撃系の技じゃなかったが…いやちょっと待てよコレ贄も捧げるということは贄を先に捧げてから発動しなきゃいけないっていうことか?
そしたら消費MPは計12必要になるから使える回数は…5回。

やっぱりクソスキルだわ。

「はぁぁぁぁ何もうまくはいきませんなぁ…気晴らしにダンジョンにでもいくか今日はやまね狩りじゃゴラァッ!」

俺は立ち上がりポシェットを手に持ち家を飛び出してそして着きましたのはいつもの近くにありますお馴染みの鶴ヶ城ダンジョン。
そしてプレハブ小屋で寝ている高沢さんを無視してダンジョンに入る。
今じゃ人類の最高レベルは10代を越えているため俺の今のレベルはかなり低い感じだ。
コレもあれも全部この固有スキルが悪いのだ。

というかまずここの巨大やまねの経験値が不味い。
最近できたダンジョン管理機関によるとスライムよりも手に入れられる経験値数が少ないらしい。
ちなみに巨大やまねは何と経験値数が世界ランキングワースト2位に入るぐらいにはひどい。
んで1位は寄生虫らしい。

何と寄生虫ダンジョンは水の中にあるらしいがそこの評価はここより高い4.0。
理由としては数が多くて小さいから見えなく簡単に、大量に倒せるため初心者でも簡単に育成できるかららしい。
…んでここやまねが出てくるダンジョンは今じゃ評価は1.0とダンジョンの中でも最底辺になってしまった。
ま、まぁ別にいいけどね。
ラノベとかであるワンチャンに俺はかけているんだから…。

そうしてつきましたここ鶴ヶ城ダンジョンの4Fの最奥になります。
この数日でようやくここまでの道を覚えてくることができた。
最初ここにきた時は調子に乗って道を確認しなかったせいで迷って大変だったんだが…ようやく俺は文明の力であるスマートフォンを扱ってここまでの道を覚えることができたぜ。

「さてと…今日は初めてのボス戦でもしましょうかね」

今日の目標はダンジョンの区切り区切りにいるとされているボスを倒すことです。
なんといってもボスはスキルオーブを落とす確率が高いし経験値も美味いというじゃないか。
なら倒すしか選択肢はないよな?

「それでは行ってみましょうか?」

そう言いつつ俺はボスの間に入るための扉を開けた。
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