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二十七話 封印の魔法陣
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乾と飛猿が、吸鬼に体力を削り取られているそんな最中、カエルは、キビのはるか上空に薄っすらと描かれた封印の魔方陣を、目撃する。
「ケロ」
まだ未完成だが、あれは間違い無く式神師特有の封印の魔方陣だな
と言うことは、サイナメ仕業だな
完成まで、もうちと時間がかかりそうだな、キビに気付かれたらそこで終わる…
桃花は小声で、柚華とユリネに話しかける。
「キビのはるか上空に、封印の魔法陣が…」
「はい…わかりました」「ユリネちゃん、矢尻の先端に魔力を」
この言葉を聞いたユリネの瞳は、キラキラと輝いていた。
柚華は、青き魔力を裏刃刀に写し込み、大きく振り抜き、青き魔力解き放ち一瞬にて具現化する。
「神速のキラメキ」疾風の如く駆け走りいつもの様に具現化させし青き魔力に、ヒョイと飛び乗り、大声出し二人に呼びかける
「行くよ」上空ですかさず反転し、ユリネに向かい飛び行く 「ユリネーー」
「お姉たまーー」柚華はユリネの手をガシリと掴みとり、勢いよくスーーと持ち上げ、後ろに乗せる。 「良いかい、しっかりと捕まってな、キビに向かい急上昇するよ」
「了解だ、お姉たまーー」
具現化されし青き魔力は、彼等を落とさぬ様に足に絡み付きシュターと空気を切り裂き突き進む。
柚華は自慢のマントたなびかせ、二本の刀を自在に操り向かって来る吸鬼を地面に叩き落とし、ユリネは有り得ない体制で弓をかまえ、大きく息を吸い込みマントの隙間よりその時を待ち
カエルは、余りの勢いにユリネの頭から滑り落ち
「! ケローーーーーーーーー」
「パク」マントの端を必死で噛みつき揺られながらもなんとか持ちこたえ、上手くマントのしたの潜り込み、決死のジャンプで、ユリネの頭の上に戻っていた。
「あ、危なかった」「本気出しすぎだ柚華の バカーー」
柚華はそんな事があったとは、つゆほども知らず、ただひたすらまっすぐ、キビに向かい飛び進める。
「ヌァーー」
キビはニヤと笑い、かん高い声で叫ぶ
「飛んで火に入るなんとやらだ」「お前達、奴らを魔力秘める矢で撃ち落とせ
」
この命令により、吸鬼達は一斉に矢を射り始める。
唸りを上げ、四方八方から飛び来る矢を、柚華かの鋭い眼光は、その全てを見極める。
空転しながら、身体をくねらせ、二本の刀で、その全てを打ち払う シュタタァ 再び柚華は大声を上げ、吸鬼達に向かい叫ぶ
「吸鬼の放つ矢とはこの程度か」
「良く聞け」
「我が名は、狩人の郷の柚華なり」「私の心の臓を貫く事の出来る者は、一羽たりともいないのかーー」
この言葉に、全ての吸鬼が、柚華をにらみつける…
「ケロ」
まだ未完成だが、あれは間違い無く式神師特有の封印の魔方陣だな
と言うことは、サイナメ仕業だな
完成まで、もうちと時間がかかりそうだな、キビに気付かれたらそこで終わる…
桃花は小声で、柚華とユリネに話しかける。
「キビのはるか上空に、封印の魔法陣が…」
「はい…わかりました」「ユリネちゃん、矢尻の先端に魔力を」
この言葉を聞いたユリネの瞳は、キラキラと輝いていた。
柚華は、青き魔力を裏刃刀に写し込み、大きく振り抜き、青き魔力解き放ち一瞬にて具現化する。
「神速のキラメキ」疾風の如く駆け走りいつもの様に具現化させし青き魔力に、ヒョイと飛び乗り、大声出し二人に呼びかける
「行くよ」上空ですかさず反転し、ユリネに向かい飛び行く 「ユリネーー」
「お姉たまーー」柚華はユリネの手をガシリと掴みとり、勢いよくスーーと持ち上げ、後ろに乗せる。 「良いかい、しっかりと捕まってな、キビに向かい急上昇するよ」
「了解だ、お姉たまーー」
具現化されし青き魔力は、彼等を落とさぬ様に足に絡み付きシュターと空気を切り裂き突き進む。
柚華は自慢のマントたなびかせ、二本の刀を自在に操り向かって来る吸鬼を地面に叩き落とし、ユリネは有り得ない体制で弓をかまえ、大きく息を吸い込みマントの隙間よりその時を待ち
カエルは、余りの勢いにユリネの頭から滑り落ち
「! ケローーーーーーーーー」
「パク」マントの端を必死で噛みつき揺られながらもなんとか持ちこたえ、上手くマントのしたの潜り込み、決死のジャンプで、ユリネの頭の上に戻っていた。
「あ、危なかった」「本気出しすぎだ柚華の バカーー」
柚華はそんな事があったとは、つゆほども知らず、ただひたすらまっすぐ、キビに向かい飛び進める。
「ヌァーー」
キビはニヤと笑い、かん高い声で叫ぶ
「飛んで火に入るなんとやらだ」「お前達、奴らを魔力秘める矢で撃ち落とせ
」
この命令により、吸鬼達は一斉に矢を射り始める。
唸りを上げ、四方八方から飛び来る矢を、柚華かの鋭い眼光は、その全てを見極める。
空転しながら、身体をくねらせ、二本の刀で、その全てを打ち払う シュタタァ 再び柚華は大声を上げ、吸鬼達に向かい叫ぶ
「吸鬼の放つ矢とはこの程度か」
「良く聞け」
「我が名は、狩人の郷の柚華なり」「私の心の臓を貫く事の出来る者は、一羽たりともいないのかーー」
この言葉に、全ての吸鬼が、柚華をにらみつける…
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