メニューのない店

月桃子

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メニューのない店

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いつものように犬のポピーを散歩をしてる。朝の散歩は、めんどくさいが、最近の私は食べすぎて太ってきたのでダイエットに丁度良い。いつもの道を歩いてきたら、山が見えてきた。こんな所に山は無かったはずだが、不思議。家に帰りたいポピーを連れて山を登った。少し行くと白い家がある。喫茶店みたいだ。中に入るとピンクのシャンデリアがあり円い大きなテーブルにピンクの椅子がある。何だかどこかで見たような気がする。テーブルの上に白い猫が寝てる。小さい頃飼っていたエリザベスに似ている。何か頼もうとメニューを見たら何も書いてない。「すみません」と呼んでも誰もこない。20分くらい待ってたが誰もこないので帰ることにした。ポピーは、寝てしまったので抱っこして帰った。家に帰ったら母が「押し入れに小学一年生に書いた絵があったよ」その絵をみたら、さっきの店の中とまったく同じだっだ。メニューには、何も書いてない。猫のエリザベスもいる。不思議な話だ。私の書いた絵の世界がどこかで存在しエリザベスもいる。母に言っても笑われるだけなのでやめた。でも何だか嬉しかった。
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