月の話し

月桃子

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月の話し

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私は、明日結婚する。高校で隣の席に座ってから、恋におちた。特別に顔がよいとか、特別に人より良い所とかは、無いが笑った顔が素敵だ。何か幸せになる。思いきって告白して付き合い始めた。私の悩みを優しく聞いてくれる彼が、好きだ。25歳で結婚する事になりました。鏡を見て私が、世界で一番幸せだ。なかなか眠れなかったが、いつの間にか寝ついた。朝の6時に電話が来て、彼の母親から、起こしに行ったらベッドで亡くなっていたとの事。信じられない。この世界から彼が、居なくなるなんて、私は、急に眠くなり深い眠りについた。空を飛び地球を飛び出し、月にたどり着いた、彼が居た。寂しそうな顔をしてる「僕が居なくても君は、生きるんだ。それが僕の願い」私は、目が覚めた。彼の為に生きようと思い時々、涙しながら、頑張った。結婚は、しなかった。幼稚園の先生を長年勤務した。子供達の笑顔を見ると幸せになる。月日のたつのは早い。私は、75歳で末期ガンで病院に入院した。そろそろ私も終わる。息が苦しくなり私は、すっと肉体から離れた。空に昇り月までたどり着いた。すると彼が居た。「待ってたよ」やっと会えた。
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