84 / 234
【意味怖】不動産
しおりを挟む
ある不動産屋の中では、常務と社長が主導権争いをしていた。
時代の流れか、不動産の売買は停滞化し、本当に動かなくなってきている。
負動産とはよく言ったものだ。
昨日も運営の仕方で口汚くお互いを罵りあっていた。
社長は自分の息子に会社を託したいが、常務は次の社長は自分だと思っている。
ここまで会社を大きくしたのは自分だと。
そして今日、社内では常務が褒めたたえられていた。
先月常務が会社の命運をかけて購入した都内の一等地に
買い付けが入ったのだ。
この土地が売れれば俺の立場は強固な物になる。
次の社長は俺だ。社長のスキャンダルも握っているしな。
次の一手は・・・
常務はニヤニヤしていたが
その夜一件の電話が入ると顔を青くして家の外へと飛び出した。
そして、その数時間後、自分の仕入れた一等地の目の前で
社長殺しの罪で現行犯逮捕された。
時代の流れか、不動産の売買は停滞化し、本当に動かなくなってきている。
負動産とはよく言ったものだ。
昨日も運営の仕方で口汚くお互いを罵りあっていた。
社長は自分の息子に会社を託したいが、常務は次の社長は自分だと思っている。
ここまで会社を大きくしたのは自分だと。
そして今日、社内では常務が褒めたたえられていた。
先月常務が会社の命運をかけて購入した都内の一等地に
買い付けが入ったのだ。
この土地が売れれば俺の立場は強固な物になる。
次の社長は俺だ。社長のスキャンダルも握っているしな。
次の一手は・・・
常務はニヤニヤしていたが
その夜一件の電話が入ると顔を青くして家の外へと飛び出した。
そして、その数時間後、自分の仕入れた一等地の目の前で
社長殺しの罪で現行犯逮捕された。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる