精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~

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第030話 悪平等を斬る!!

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 ごとごと、もーもー。

 大きな鋤というお土産を乗せての、凱旋です。

 で、こういう対応をしていると、人は色々言いたくなると思います。

 曰く、村人全体に金配って、生活を豊かにしろやゴルァとか。

 平等に手を差し伸べるのがあり方として正しいのではないですかとか。

 はぁ、ぽいっぽいっ。

 そんな意見はゴミ箱にダンクシューッです。

 まぁ、第一は私とリサさんの生活です。

 重要なのは、そこ。

 それを良いものにするために、色々とするのです。

 慈善事業なんて、心の赴くままにするのがストレスフリーなので。

 例えば、普通の村長なら。

 村で管理している森で荒稼ぎしている人間がいたとすれば。

 儲けを分けて欲しいと思いがちじゃないですか?

 セディスさん、そんな事はしません。

 だって、リサさん一家がゲットしてきていた獲物が村の力としての限界。

 過去を鑑みて、きちんと分かっているからです。

 で、リサさんを行商チームに引っ張った見返りに村に色々御恩返しをしている。

 その事も承知なのです。

 心温まる、ほっこりギブアンドテイク。

 んで、例えば儲けを周囲にばら撒けと。

 はっはー、ナンセンスなんです。

 例えば、最初にもらった三百万円程度。

 人一人なら、一年は遊んで暮らせるお金です。

 でも、村全体で三百人を超えているわけで。

 分けちゃえば、一人一万円弱。

 なので、最も嬉しい奢侈品に変えました。

 じゃあ、七百万あれば二万円強。

 大きいかというと、そうでもない。

 一回貰ったら嬉しい額だけど、二回目以降は当たり前になっちゃう。

 そんな下手くそな金の使い方はしたくないですぅー。

 それだったら、収穫量に如実な影響を及ぼすものを買いますぅー。

 それが選択と集中というものです。

 悪平等は金の無駄遣い。

 一見、不平等に見えても、最終的に全体が成長出来るなら良いのです。

 もうね。

 ブラック時代にこんな事も分からない上司に当たりましてね。

 マネジメントを悪平等を実行する事と勘違いしている人間が多くて。

 あぁぁ、思い出しただけで、黒い愚痴が漏れ出てくるぅぅ。

 温かリサさんを抱き枕に癒されます。

 最近、ちょっとした接触は解禁してみました。

 いや、行き帰りの馬車が寒くて寒くて。

 少々の毛皮では、凍えるような季節になりました。

 さてさて。

 冬はもうすぐです。

 このまま平和に暮らしたいな。

 出来れば、春くらいには新居でリサさんと温かく暮らしたいな。

 そんな事を考えながら、ごとごと、もーもー帰還します。
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