精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~

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第032話 狩猟って書くと、ドラゴンを倒しそうと思うのはゲームの所為

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 明けて次の日。

 畑起こし作業に精を出しております。

 精霊さん?

 いや、既存の畑まで手出しをしちゃうと、村の人がやる事なくなるので。

 あまり全部が全部をやっちゃうと甘えが出ますので。

 精霊さんも当たり前のようにこき使われ……たいみたいだけど、私が嫌です。

 なので、ここは人手として参加する所存です。

 ざっしゅざっしゅと新しく買った鍬で土を起こしていく。

 もうね、健全な肉体、マジ健全。

 こんな作業したら、間違いなく魔女の一撃ですよ?

 ぐぎって。

 それが、軽やかに進める。

 楽しいわー。

 フレイルの時のお返しだー。

 そんな時代もありました。

 他の皆さんが平気で耕している中、一人地を這うものありける。

 いやぁ、農作業を舐めてはいけません。

 後から来ました。

「大丈夫?」

 そっと差し出される皮の水袋。

 ふぉぉ、リサさん。

 心の友よー。

 いや、婚約者ですが。

 そんな茶番を繰り広げながら、予定よりも随分と早く、田起こしは完了しましたとさ。

 で、種蒔きなのですが。

 時期は問題無し。

 後は撒き方なのです。

 ふぁっさー方式。

 風に任せ、塗すように蒔く。

 うん、とってもお手軽。

 でも、刈り取る時、死ぬほど不便。

 なので、既存の畑はふぁっさー方式。

 新しい畑は幾つかの種を穴に埋める方式で進めてもらいました。

 男性陣からはブーイングが出ましたが。

 草取りとかをされているお姉様方からは作業がし易そうと賛成票多数。

 まぁ、女性が応と言えば、男性は諾と言わざるをえないのは古今東西の真理でして。

 ずっぽずっぽと植えてもらいました。

 まぁねぇ。

 出来れば、種蒔き機くらいは作りたいのですよ。

 棹の先に、ちゃちい開閉機構が付いているような、あんな感じ。

 でも、まだそういうのに割ける程余裕が無いのが悲しい次第で。

 来年の畑作業はもう少し楽になってくれればなと思う所存です。

 という訳で、本年度の種蒔きも完了しまして。

 本格的な冬支度が始まる訳です。

 買い出しに関しては、余裕がある程度には買い込んでいるので、問題無し。

 保存食も、森からの供給品でかなりの数を溜め込みました。

 後は、それの加工と。

「ちょっと手伝って来るね」

 お肉や毛皮のゲットです。

 リサさんはご家族の手伝いに行くそうなので、ばいばいとお別れ。

 私ですが。

『しゅりょー』

『げーむなの』

『だっくはんと!!』

 うん、英国人っぽいね、君達。

「相手は生き物なので、あんまり無茶をすると、環境が崩れますので程々に」

 私の言葉にきらきら瞳を(以下略。

 もうね、何でもやりたいお年頃なんだなと。

 リサさんの武勇伝を聞いてたら、バイブス上がりまくりなのです。

「あまり狩り過ぎると、処理しきれません。では、頑張って下さいー」

 等価交換は、美味しい肉料理かな。

 そんな事を考えながら、私は僅かに残る秋の恵みを探す事にしました。
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