83 / 106
第083話 領主軍とは
しおりを挟む
領主軍に関してですが、非常に素性の良い集団でした。
というのも、専業の兵士でして。
給料が確実に出るという事で、人気の職種だそうです。
町の人の信頼も厚いですし、花形のお仕事なのだそうで。
という訳で、品行方正なのです。
そんなお仕事辞めさせられたくないですしね。
これが傭兵とかだったら賊と一緒なのですが。
で、そんな皆さんが現在何をやっているかと言いますと。
家を建てています。
ある程度の練度を保った軍集団というのは、技術集団でもありまして。
魔物相手に戦うにしたって、落とし穴は掘るし、柵だって建てます。
なんだったら、簡易陣地なんかも作るでしょう。
と言いますのも。
はじめは天幕での生活とか言っていたのですが。
湖近く、山からの寒風吹きすさぶ場所です。
風邪でも引かれたら怒られそうなので、材料を提供するので家を建てませんかと申し出たところ。
兵士の皆さん、大喜び。
そりゃ、不便よりも便利な方が嬉しい訳で。
私としても、村を切り開いた時の木材を良い感じで消化してもらえて助かります。
それに、領主軍の皆さんが去った後には新しい住民用に使えるので一石二鳥です。
そんな思惑もありまして、訓練がてらかんこんと家がにょきにょき生えている次第です。
あ、ちなみにフレッド君とハッサム君は獅子奮迅中です。
前にもお話した通り、精霊さん達。
大まかな木材の切り出しは得意なのですが、製材までは無理です。
なので、町暮らしが長く交流もあるフレッド君が兵士の皆さんを指揮して製材加工を並行してやっています。
ハッサム君は何といっても釘作りです。
作っても作っても終わらない、釘地獄。
二人して、ひーこら言いながら作業している次第です。
私ですか?
手弁当なんて言ってくれますが、何もしないのでは心証が悪くなるのは当然なので。
常に英気を養ってもらうためにも、温かい食事を提供するのは大事です。
特に冬場は体が冷えると、覿面に運動効率が下がりますから。
ありとあらゆる事に悪影響が発生します。
という訳で、ててーっと魚釣り……ごほん。
食材確保に走り回っている次第です。
村の皆さんも訓練の合間を縫って、兵士さんのお手伝いに走り回っておりまして。
中々融和ムードが漂う感じです。
特に村の若い人間にとっては出会いの場ですし。
男女問わず張り切っています。
女は分かりにしても、男もかと疑問を持たれるかもしれませんが。
百人からの集団。
これ、全てが戦闘要員ではありません。
七十人の戦闘要員に、三十人の従卒や輜重、その他雑用を担う人が付いています。
戦闘要員の中でも女性はいますし、三十人のほとんどは女性です。
という訳で、時ならぬ婚活ムードも漂っておりまして。
戦時体制という事で、薄く興奮状態というのもあるのでしょう。
吊り橋効果ではないですが、お互いに同じ釜の飯を食い、同じ敵と戦う同士。
連帯感みたいなのが生まれて、仲良くやっているようです。
村の親世代の人も、血が濃くなりがちな村に新しい人が入ってくるのは賛成です。
それに、戦闘経験のある人が入ってくれば、リサさん家の皆さんの負担が今後減ります。
逆に、村から人が出ていく形になっても。
町で村出身の人が存在するというのは色々便利なのです。
噂の収集や、村の代弁者としても役に立てます。
どちらにせよ、良い事づくめという事で。
「出来ましたよー!!」
という訳で、今日も温かな川魚団子のスープに焼肉の大盤振る舞いです。
精を付けて、さくっと豪族さんを処理出来れば良いなと。
私も陰ながら応援する次第ですよ。
というのも、専業の兵士でして。
給料が確実に出るという事で、人気の職種だそうです。
町の人の信頼も厚いですし、花形のお仕事なのだそうで。
という訳で、品行方正なのです。
そんなお仕事辞めさせられたくないですしね。
これが傭兵とかだったら賊と一緒なのですが。
で、そんな皆さんが現在何をやっているかと言いますと。
家を建てています。
ある程度の練度を保った軍集団というのは、技術集団でもありまして。
魔物相手に戦うにしたって、落とし穴は掘るし、柵だって建てます。
なんだったら、簡易陣地なんかも作るでしょう。
と言いますのも。
はじめは天幕での生活とか言っていたのですが。
湖近く、山からの寒風吹きすさぶ場所です。
風邪でも引かれたら怒られそうなので、材料を提供するので家を建てませんかと申し出たところ。
兵士の皆さん、大喜び。
そりゃ、不便よりも便利な方が嬉しい訳で。
私としても、村を切り開いた時の木材を良い感じで消化してもらえて助かります。
それに、領主軍の皆さんが去った後には新しい住民用に使えるので一石二鳥です。
そんな思惑もありまして、訓練がてらかんこんと家がにょきにょき生えている次第です。
あ、ちなみにフレッド君とハッサム君は獅子奮迅中です。
前にもお話した通り、精霊さん達。
大まかな木材の切り出しは得意なのですが、製材までは無理です。
なので、町暮らしが長く交流もあるフレッド君が兵士の皆さんを指揮して製材加工を並行してやっています。
ハッサム君は何といっても釘作りです。
作っても作っても終わらない、釘地獄。
二人して、ひーこら言いながら作業している次第です。
私ですか?
手弁当なんて言ってくれますが、何もしないのでは心証が悪くなるのは当然なので。
常に英気を養ってもらうためにも、温かい食事を提供するのは大事です。
特に冬場は体が冷えると、覿面に運動効率が下がりますから。
ありとあらゆる事に悪影響が発生します。
という訳で、ててーっと魚釣り……ごほん。
食材確保に走り回っている次第です。
村の皆さんも訓練の合間を縫って、兵士さんのお手伝いに走り回っておりまして。
中々融和ムードが漂う感じです。
特に村の若い人間にとっては出会いの場ですし。
男女問わず張り切っています。
女は分かりにしても、男もかと疑問を持たれるかもしれませんが。
百人からの集団。
これ、全てが戦闘要員ではありません。
七十人の戦闘要員に、三十人の従卒や輜重、その他雑用を担う人が付いています。
戦闘要員の中でも女性はいますし、三十人のほとんどは女性です。
という訳で、時ならぬ婚活ムードも漂っておりまして。
戦時体制という事で、薄く興奮状態というのもあるのでしょう。
吊り橋効果ではないですが、お互いに同じ釜の飯を食い、同じ敵と戦う同士。
連帯感みたいなのが生まれて、仲良くやっているようです。
村の親世代の人も、血が濃くなりがちな村に新しい人が入ってくるのは賛成です。
それに、戦闘経験のある人が入ってくれば、リサさん家の皆さんの負担が今後減ります。
逆に、村から人が出ていく形になっても。
町で村出身の人が存在するというのは色々便利なのです。
噂の収集や、村の代弁者としても役に立てます。
どちらにせよ、良い事づくめという事で。
「出来ましたよー!!」
という訳で、今日も温かな川魚団子のスープに焼肉の大盤振る舞いです。
精を付けて、さくっと豪族さんを処理出来れば良いなと。
私も陰ながら応援する次第ですよ。
44
あなたにおすすめの小説
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる