精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~

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第090話 兵員進出

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 豪族の村の人もとぼとぼ帰路に就き、村の熱狂が最高潮に至ったところで。

「はい、解散でーす。本日はありがとうございましたー」

 凄く低いテンションで、宴の終わりを宣言してみた。

 いやね。

 もう、やる意味が無いから終わらせようとしたのに、ブーイングの嵐ですよ。

 しかもかなりの人数が、見えない場所にしけこんでいるみたいですし。

 何なの、この蛮族。

 もうちょっとコールが沸き起こるが、際限が無くなるので。

 お酒禁止令を出す旨で脅迫すると大人しくなりましたとさ。

 疲れた体を引きずって、リサさんとおうちに帰りましたが。

 まぁ、リサさんは楽しかったようなので。

 そこは私も満足です。

 でも、精霊さん達も楽しかったようで。

 おうちで二次会という名の宴を始めるのはやめて欲しいのですよ?

 今夜はパーリナイという訳で、ミラーボール並みに散光する光球が部屋を所狭しと飛び回り。

 精霊さん達のボルテージはAgeAgeで、そこらじゅうでモッシュが披露されてピンボールみたいに弾け飛んでいる子もいるのです。

 あ、壇上っぽいところから、ダイブした……。

 けど、誰も抱き留めなくて、床板に刺さってます。

 すわ、一大事かと思ったらすぽんって起き上がって(∀`*ゞ)エヘヘって笑う精霊さんのタフさよ。

 飲み会後の疲れはピークですが、ちょっと戦々恐々と見守ったのはしょうがないと思います。

 最後の方は、潰れましたが。

 おやすみなさいなのですよ?

 という訳で。

 死屍累々としている村を復旧させながら、日常を送る日々です。

 いやぁ。

 どんなに豪族さんが素早く用意が出来たとしても、最短で十日以上はかかりますので。

 その間に、怪我人の搬送とかを終わらせます。

 怪我人?

 そうです。

 腕が折れている人とか、腕が折れている人とか、腕が折れている人とか。

 もうね。

 絶対に帰りたくない。

 何が何でも村を死守しますって、気合を表明してくれるのは良いのですが。

 絶対に美味しいものに釣られているだろうという事で、容赦なく新しい人と交代でドナドナです。

 荷馬車に揺られて、切ない目で見られても変わりません。

 領軍の指揮官の人も申し訳なさそうにしてくる辺りがしょんぼりです。

 まぁ、訓練等で人員が消耗する可能性は高いので、こうやって交代要員が用意されているのはこの時代の戦略レベルで考えれば高い練度だと思うのですよ。

 宴会芸で怪我したという事実を除けばな!!

 領主様にも、管理不行き届きでごめんなさいと謝意をお手紙板で伝えましたよ、交易の傍ら。

 珍しく爆速で返事が来ましたが、配下が調子に乗って迷惑をかけましたって。

 謝れない役職の人の完全土下座みたいなお言葉だったので、間違いなく痛み分けって感じです。

 百名ほどの居候用の物資も補給して、村に戻っている最中。

 精霊さんからのメッセージが着信しました。

 豪族さんの村を張っていた精霊さんが、美味しそうなお食事したい……は本文ではなく、人員をまとめて村を出たようです。

 兵装とか分からないようなので、兵力かどうかは確認出来ませんが。

 この時期にまとまった人員が村を出たなら、どこかにカチコミをかけるのでしょう。

 となると、うちの村か町しか旨味はありませんので。

 確実に、向かってくるなと。

 さぁ、戦争の始まりです。

 良かった、身内の宴会で全滅する前で。
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