ワールド・Re:ビルダーズ〜World re:builders〜

神木れいか

文字の大きさ
5 / 11
第1章 召喚編

第4話 創生の力

しおりを挟む
目がさめると、そこはいつもの独房だった。
「あーあ、また穴掘りかぁ・・・」
ちょっと憂鬱。
「でも、ちょっと待てよ?穴掘りの時に見張りはほとんどいない。」
これは初日の仕事の時に確認済みだ。
「だったら・・・僕のスキルの練習もできるんじゃないか?」
我ながら名案だ。
「よし、早速今日からやってみよう。」

「仕事始め!」
始まったよ地獄の穴掘り。
初日に結構掘ったけど、そのせいでツルハシがボロボロだ。まずこれをどうにかしないと・・・
「創生」
本当はノーコストだけど、今回はボロボロのツルハシをコストに丈夫なツルハシを作り出す。
「できた。結構早いな、これ」
丈夫そうないいツルハシができたぞ。
これでどんどん穴を掘ろう。

地球で言うところのお昼。
こっちの世界もどうやら同じような時間の流れらしいけど(腕時計を創生で作っておいた)、昼ごはんは一切無し。
ブラックにも程があるでしょ、これ。
「創生」
そんな時にも創生は大活躍。
「おー、ハンバーガーだ。お昼ご飯にはちょうどいいよな~」
創生で食べ物を作り出せば、地球にいた時の食べ物も食べれるし、お腹も満たせるしで一石二鳥だ。
「うん、ハンバーガーうまい。」
午後も頑張ろう。

「ピーーーーッ!終了時間だ!」
終わった~。
「それでは全員、部屋に戻るように!・・・と言いたいところだが、姫様の命令でお前達が一緒に食事をする食堂ができた。これからはそこで食事をするように!」
よかった~、この王国にもしっかり者はいたってことだ。
「それでは全員、私についてこい!」
それじゃあ、食堂とやらに行ってみますか。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

繰り返しのその先は

みなせ
ファンタジー
婚約者がある女性をそばに置くようになってから、 私は悪女と呼ばれるようになった。 私が声を上げると、彼女は涙を流す。 そのたびに私の居場所はなくなっていく。 そして、とうとう命を落とした。 そう、死んでしまったはずだった。 なのに死んだと思ったのに、目を覚ます。 婚約が決まったあの日の朝に。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

処理中です...