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第2話 復讐の下準備と悪女な後輩
復讐の下準備と悪女な後輩 14ページ目
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あれ、魔性で巨乳……どこかで聞いたことがあるような。
あーっ! そうよ、拓真が好きなタイプがそうだったよね。まさか、拓真の今のカノジョって──。
「あらー? どこかで見た顔だと思ったら、負け組貧乳のツンデレラさんではありませんか?」
「だ、誰が負け組貧乳よっ! べ、別に負けてないんだからねっ」
まったく、この人は初対面でなんですの。
ちょっと胸が大きいからって、態度まで大きくなるなんて、失礼にもほどがあるよ。
確かに顔は美形だし、長い黒髪がザ・魔性って感じですけど。
でも、それだけじゃないの。
きっと、それしか取り柄がないんじゃないのよ。
「でも安心しましたわ。拓真に捨てられて、失恋の海に沈んでるのかと思ってましたから」
「す、捨てられてもないし、泣いてなんかないんだからねっ!」
「ふふふ、それにしても、生徒会長に立候補するんですのね。わたくしも立候補するので、辞退した方が身のためだと思いますわ。だって、その貧乳ではこのわたくしの巨乳には勝てませんもの」
くっ、ここぞとばかりに自慢してくるなんて。
確かにこの差は大きすぎ──って、ちがーーーーーうっ。誰も胸の大きさで、勝負なんてしてないし、生徒会長が決まるわけないじゃないもん。
「べ、別に胸の大きさなんて……生徒会長を決めるのに関係ないでしょっ!」
「無理しなくていいのよ、誰だって巨乳には憧れるものですから。そう、拓真だって、この巨乳に目がくらんで、わたくしのモノになったのですからっ」
ぐはっ、私の思ってた通りだったよ。
やはり世の中は巨乳優遇なのね。
ツンデレ貧乳に未来は……。いいえ、そんなことないよ、だって、マスターおなつが言ってたし。
ツンデレこそ最強属性──。
だから、こんな魔性ごときに負けるわけないもん。絶対に生徒会長に君臨してみせるんだからっ。
「わ、私は……」
「騒がしいと思ったら、何をしてるんですか、朱音先輩。世の中、胸だけしか取り柄のない人もいるんですから、相手にするのは時間の無駄ですよー」
奈乃さーーーーーん、毒舌にもほどがあるからっ。
ほら、あの……うん、名前は知らないけど、魔性的巨乳な人のこめかみがピクついてるし。
しかも、先輩相手にそんな強気だなんて──かっこよすぎて惚れちゃいそうです。
って、私はノーマルなんですけどねっ。
「あら、あなたはひょっとして一年生かしら。まったく、わたくの方が年齢は上なのよ。いいこと、先輩に歯向かうのは許しませんわよ?」
「そうですかー、『年齢』を前に出さないと話せないなんて、同情しちゃいます。それでは、年増の……魔性さんとお呼びすればいいですかー」
「わ、わたくしは断じて年増ではありませんわ。まだ十六歳で現役のJKなんですのよ。そ、れ、と、わたくしは舞星きららですっ」
「でも、私より一年早くJKを卒業しちゃいますねー。そしたらあとに残るのは──」
「な、なんで哀れみの視線を向けるんですの。も、もういいわよ、どうせ生徒会長には、このわたくしがなるのですからっ」
さすが毒舌系腹黒女子です。
魔性すらこの属性には勝てなかったわけですね。
でも、先輩にハッキリモノを言えるだなんて、奈乃さんはひょっとして陽キャラなのかな。
あーっ! そうよ、拓真が好きなタイプがそうだったよね。まさか、拓真の今のカノジョって──。
「あらー? どこかで見た顔だと思ったら、負け組貧乳のツンデレラさんではありませんか?」
「だ、誰が負け組貧乳よっ! べ、別に負けてないんだからねっ」
まったく、この人は初対面でなんですの。
ちょっと胸が大きいからって、態度まで大きくなるなんて、失礼にもほどがあるよ。
確かに顔は美形だし、長い黒髪がザ・魔性って感じですけど。
でも、それだけじゃないの。
きっと、それしか取り柄がないんじゃないのよ。
「でも安心しましたわ。拓真に捨てられて、失恋の海に沈んでるのかと思ってましたから」
「す、捨てられてもないし、泣いてなんかないんだからねっ!」
「ふふふ、それにしても、生徒会長に立候補するんですのね。わたくしも立候補するので、辞退した方が身のためだと思いますわ。だって、その貧乳ではこのわたくしの巨乳には勝てませんもの」
くっ、ここぞとばかりに自慢してくるなんて。
確かにこの差は大きすぎ──って、ちがーーーーーうっ。誰も胸の大きさで、勝負なんてしてないし、生徒会長が決まるわけないじゃないもん。
「べ、別に胸の大きさなんて……生徒会長を決めるのに関係ないでしょっ!」
「無理しなくていいのよ、誰だって巨乳には憧れるものですから。そう、拓真だって、この巨乳に目がくらんで、わたくしのモノになったのですからっ」
ぐはっ、私の思ってた通りだったよ。
やはり世の中は巨乳優遇なのね。
ツンデレ貧乳に未来は……。いいえ、そんなことないよ、だって、マスターおなつが言ってたし。
ツンデレこそ最強属性──。
だから、こんな魔性ごときに負けるわけないもん。絶対に生徒会長に君臨してみせるんだからっ。
「わ、私は……」
「騒がしいと思ったら、何をしてるんですか、朱音先輩。世の中、胸だけしか取り柄のない人もいるんですから、相手にするのは時間の無駄ですよー」
奈乃さーーーーーん、毒舌にもほどがあるからっ。
ほら、あの……うん、名前は知らないけど、魔性的巨乳な人のこめかみがピクついてるし。
しかも、先輩相手にそんな強気だなんて──かっこよすぎて惚れちゃいそうです。
って、私はノーマルなんですけどねっ。
「あら、あなたはひょっとして一年生かしら。まったく、わたくの方が年齢は上なのよ。いいこと、先輩に歯向かうのは許しませんわよ?」
「そうですかー、『年齢』を前に出さないと話せないなんて、同情しちゃいます。それでは、年増の……魔性さんとお呼びすればいいですかー」
「わ、わたくしは断じて年増ではありませんわ。まだ十六歳で現役のJKなんですのよ。そ、れ、と、わたくしは舞星きららですっ」
「でも、私より一年早くJKを卒業しちゃいますねー。そしたらあとに残るのは──」
「な、なんで哀れみの視線を向けるんですの。も、もういいわよ、どうせ生徒会長には、このわたくしがなるのですからっ」
さすが毒舌系腹黒女子です。
魔性すらこの属性には勝てなかったわけですね。
でも、先輩にハッキリモノを言えるだなんて、奈乃さんはひょっとして陽キャラなのかな。
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