『「愛した」、「尽くした」、でも「報われなかった」孤独な「ヤングケアラー」と不思議な「交換留学生」の1週間の物語』

M‐赤井翼

文字の大きさ
3 / 24

「登場人物紹介」

しおりを挟む
「登場人物紹介」

主人公
幸賀那依さちが・ない
高3の7月に父を亡くすと同時に母が脳梗塞で倒れ、「ヤングケアラー」となった。
身長178センチで元門真工科高校女子バスケットボール部の絶対的エースでキャプテンの「パワーフォワード」で背番号は「4」。
NBAの「七村類ななむら・るい」選手の大ファン。
2024年インターハイに大阪2位で出場決定するも大会前の7月に自主退部。
人一倍、「気遣いの人」で争いごとは嫌い。
高2の1月に父が倒れた時から「看護師」を目指す。
「4年生看護大学」を目指すも7月からの母親の介護で断念し、インターハイも諦め、家庭内介護を行い今に至る。
誕生日は2006年12月25日。
宝物は10歳の誕生日に父「温太」からもらった5つ連結した「トルコ石」の髪飾りヘアビーズ






サブ主人公
「クリス・トキント」
ドイツの南部「バイエルン州」から1週間のホームステイで門真にやってきた女子交換留学生。
「アルプスの少女ハイジ」と「セーラームーン」のアニメで日本語会話はOK。
今回は2度目の訪日で過去に「那依」の父親のスポーツ居酒屋に来たことがある。
見た目は普通の女の子だが、時として「達観」した見解や、「大人びた」発言をする不思議なところがある。
実は「ある特殊能力・・・・」の持ち主の家系で…。







「門真工科高校女子バスケットボール部3年生メンバー」
2024年8月のインターハイで過去最悪のスコア差で歴史的大敗を喫して引退。




1、「母府中葵ははふちゅう・あおい
門工女子バスケ部副キャプテン。
「那依」とは小学生バスケの時からの「コンビ」で「親友」だった・・・
「那依」との7年の絶妙のコンビプレーをみせるポイントガード。背番号は「1」。
バスケ部引退後、大学の「スポーツ推薦入学の内定」が取り消され、家庭内で荒れ、母と不仲状態にある。

2、「父須木さくらちちすき・さくら
門工バスケ部きってのお嬢様で極度のファザコン。
強いリーダーシップを持つチームの司令塔でシューティングガード。背番号は「2」。

3,「犬飼美咲いぬかい・みさき
無類の犬好きで、愛犬は「かけっこ」好きな「赤毛の秋田犬」で名前は「花道」。
足が速くオールラウンダーのスモールフォア―ド。背番号は「3」。

4,「武良近美羽ぶらちか・みう
元アイドルタレントで現在引きこもりの弟を持つ面倒見の良い姉。
那依に次ぐ高身長で攻撃より守備が得意なセンター。背番号は「5」


「那依に関わる人達」
幸賀温太さちが・あつた
那依を溺愛していた父。
元日本プロバスケットボールリーグの「浪速ビリケンズ」のバスケットボール選手で身長192センチ、体重90キロの巨漢。
2016年、引退後、3店の人気スポーツ居酒屋を営んでいたが、2024年1月に倒れ、その際、ステージ4のすい臓がんが発覚。
2024年7月逝去。

幸賀麻衣さちが・まい
那依の母。
アイドル「関ロメンディーせき・ろめんでぃー」の大ファン。
最愛の夫「温太」の介護疲れと神経の張り詰めから解放された「葬儀」の直後、脳梗塞で半身麻痺に陥る。
多少、「那依」に「愚痴っぽく」、要介護状態になってからは厳しく接しがち。

瀬和焼裕子せわやき・ゆうこ
「麻衣」担当のケアマネージャー。
「那依」に対し理解を示す味方であるが、家庭内に問題を抱えている。

しおりを挟む
感想 36

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

処理中です...