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「はじめに(※ちょっと予習)」
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「はじめに(※ちょっと予習)」
赤井です。
「予告」に反応メールいただきありがとうございました。
常連読者さんだけでなく、「さいわら」、「準幸」からの読者さんもメールくれてたのが嬉しかったですね。
「ブランチ・ダビディアン事件」、意外と知られてないですね。
改めて、日本語版ウィキペディアを見るとほとんど記載がない!
ぎょへー!
このままだと「余命半年~R2」の「メリーさん事件」の二の舞になってしまう!
という事で急遽、解説を入れさせていただきますね!
カルト宗教団体の起こした事件としては、教祖ジム・ジョーンズと共に900人以上の信者が自殺した1978年の
「人民寺院事件」
や、UFOマニアにも有名な1997年に「人間の肉体から宇宙船に魂を乗り換える」と39人の信者が自殺した
「ヘブンズ・ゲート事件」
の方が日本では有名なようですね。
本編を読んでもらう前にブランチ・ダビディアン事件についてちょっと予習してもらっておきましょう!
1993年にアメリカで起こった事件で、プロテスタント系教団でハルマゲドン思想を持つ教祖デビッド・コレシュ(本名バーノン・ハウエル)が、来たるべき最終戦争に備えて、「20万ドル(当時レートで2400万円)」使って、50口径(!)という対物ライフルを含む200丁以上のライフル銃や手りゅう弾等を購入!
そうした教団の行為をつかんだ州警察が教団を急襲し、教祖を逮捕する作戦を実施。
ただ、作戦が教団に「ダダ洩れ」で、20人の男性信者と15人の女性信者がライフル銃を持ち待ち構えるところに警察側のATFが突入。
ATF4名と教団側6名が死亡し、そこから51日間にわたり立てこもり攻防戦がスタート。
教祖のデビッド・コレシュは日本の某教団の教祖のように「空中浮遊」ができたりはしないんですけど、とにかく聖書について語らせると負けない論者!
その「聖書論」に引かれた信者はともかく、警察との交渉もデビッドがリードしていくんですね。
まあ、警察としては、「人民寺院事件」の再発にならないよう、女性、子供の解放をバーターにちょっと弱腰な対応だった様です。
デビッドは警察との交渉の中でラジオを使って自分の教えを放送させたり、やりたい放題!
このころの教団では聖書の解釈は徐々に、デビッドの考えが多く含まれるようになり教団の意識をコントロールするようになってました。
警察を手玉に取る教祖への信奉は深まるばかり。
余談ですが、そんなデビッドは19人の女性信者に24人の子供を産ませる「色魔」でもある(笑)。
日本にもそんな教祖いましたよね(笑)!
昔、おふざけで「万石キリスト」って教祖キャラのコメディー書きました(笑)。
女性信者だらけの教団作って最後に教祖は「腎虚」で「昇天」ってね(笑)!
ちなみにブランチ・ダビディアンの事件時の信者は139人中、子供は38人、女性が49人と言われてる(諸説あり)。
女性率高し!
最終的には51日目に教団施設が謎の炎上で、89名(諸説あり)の信者が殉死したという事件です。
まあ、警察と51日に渡り「ドンパチ」を繰り返したというブランチ・ダビディアン事件は、後の「オウム真理教」にも影響を及ぼしたって話もあるんですね。
新興宗教やカルト教団は「ハルマゲドン(最終戦争)」とか好きですもんね…。
世界の破滅を前に「教祖について行けば魂は救われる」という教えっていうのが世紀末には受けたんでしょうね。
(※「恐怖の大王」も「ハルマゲドン」も来なかったけどね。「北斗の拳」も困ったことでしょう(笑)!)
日本国内ではオウム真理教の後、そこまで「過激」な大きな教団っていうのは出てきてないみたい(※小規模な武装教団は存在した。)ですが、ちょこちょこ問題のある教団ってマスコミも取り上げられるようになってきましたよね。
いつも「時事問題」入れてほしいと言われるクライアントさんから、夏の終わりに
「赤井先生、次は「宗教」ネタで1本書いて下さいよ!」
って言われて、ちょっと悩みましたね~。
「輸血禁止」や「集団結婚式」なんかが取り上げられる教団で「高額なお布施」や「二世信者」が問題になってますので、「そっち系」の話を求められてるのかと思いました。
「あぁ、子供が被害者になる話はセンシティブで演劇としてどうすんの?演じる子役の事を考えるとちょっと嫌やなぁ…?」
って思ってたら、
「オウムみたいに派手な話にしてよ!」
だって。
「ただ、あんまり人が死なない話にしてね。」
って追加のお題。
予告でも書きましたけど、「アグネス&マチルダ」版のこの話は、めちゃくちゃ激しい(笑)。
アメリカは派手な話の方が受けるんでねー!
カリフォルニアの砂漠の中にある教団施設で30日におよぶ警官隊とパトカーにロケット弾撃ちまくる教団の攻防戦の後に、「アグ&マチ」と3人のおっさんが教団に忍び込んで、暴れて
「爆弾炸裂」!
「建物崩壊」!
そして教祖をふん捕まえて「解決」!
…って話やったんですけど、さすがに「門真市」舞台でそれはないわね(笑)。
まあ、話が出てから「さいわら」と「準幸」が間に入ってたんで、調べ物や書き直しの時間が結構取れたので、スケールダウンして、なっちゃんの「恋ばな」入れて、まあ、「門真」のスケールに合った話にはなったと思います。
モデルはブランチ・ダビディアン事件ですので、読者の皆さんは国内の特定の教団や宗教団体を想像しないで読んでくださいね(笑)。
では、火曜日からの18日間、お付き合いいただきたいと思います!
明日は「登場人物紹介」をアップしますねー!
追申
毎度のことですが、感想やご意見メールは随時募集してます。
返事が遅くなることはありますが、基本的に必ず私も読んでます。
あと、最後は今年最後のイラスト大会をしたいと思ってますのでイラストも送ってくださいね!
では、よーろーひーこー!
おまけ
表紙候補に作ったイラストです!
宗教着をAiに書かせるのって難しい(笑)。
赤井です。
「予告」に反応メールいただきありがとうございました。
常連読者さんだけでなく、「さいわら」、「準幸」からの読者さんもメールくれてたのが嬉しかったですね。
「ブランチ・ダビディアン事件」、意外と知られてないですね。
改めて、日本語版ウィキペディアを見るとほとんど記載がない!
ぎょへー!
このままだと「余命半年~R2」の「メリーさん事件」の二の舞になってしまう!
という事で急遽、解説を入れさせていただきますね!
カルト宗教団体の起こした事件としては、教祖ジム・ジョーンズと共に900人以上の信者が自殺した1978年の
「人民寺院事件」
や、UFOマニアにも有名な1997年に「人間の肉体から宇宙船に魂を乗り換える」と39人の信者が自殺した
「ヘブンズ・ゲート事件」
の方が日本では有名なようですね。
本編を読んでもらう前にブランチ・ダビディアン事件についてちょっと予習してもらっておきましょう!
1993年にアメリカで起こった事件で、プロテスタント系教団でハルマゲドン思想を持つ教祖デビッド・コレシュ(本名バーノン・ハウエル)が、来たるべき最終戦争に備えて、「20万ドル(当時レートで2400万円)」使って、50口径(!)という対物ライフルを含む200丁以上のライフル銃や手りゅう弾等を購入!
そうした教団の行為をつかんだ州警察が教団を急襲し、教祖を逮捕する作戦を実施。
ただ、作戦が教団に「ダダ洩れ」で、20人の男性信者と15人の女性信者がライフル銃を持ち待ち構えるところに警察側のATFが突入。
ATF4名と教団側6名が死亡し、そこから51日間にわたり立てこもり攻防戦がスタート。
教祖のデビッド・コレシュは日本の某教団の教祖のように「空中浮遊」ができたりはしないんですけど、とにかく聖書について語らせると負けない論者!
その「聖書論」に引かれた信者はともかく、警察との交渉もデビッドがリードしていくんですね。
まあ、警察としては、「人民寺院事件」の再発にならないよう、女性、子供の解放をバーターにちょっと弱腰な対応だった様です。
デビッドは警察との交渉の中でラジオを使って自分の教えを放送させたり、やりたい放題!
このころの教団では聖書の解釈は徐々に、デビッドの考えが多く含まれるようになり教団の意識をコントロールするようになってました。
警察を手玉に取る教祖への信奉は深まるばかり。
余談ですが、そんなデビッドは19人の女性信者に24人の子供を産ませる「色魔」でもある(笑)。
日本にもそんな教祖いましたよね(笑)!
昔、おふざけで「万石キリスト」って教祖キャラのコメディー書きました(笑)。
女性信者だらけの教団作って最後に教祖は「腎虚」で「昇天」ってね(笑)!
ちなみにブランチ・ダビディアンの事件時の信者は139人中、子供は38人、女性が49人と言われてる(諸説あり)。
女性率高し!
最終的には51日目に教団施設が謎の炎上で、89名(諸説あり)の信者が殉死したという事件です。
まあ、警察と51日に渡り「ドンパチ」を繰り返したというブランチ・ダビディアン事件は、後の「オウム真理教」にも影響を及ぼしたって話もあるんですね。
新興宗教やカルト教団は「ハルマゲドン(最終戦争)」とか好きですもんね…。
世界の破滅を前に「教祖について行けば魂は救われる」という教えっていうのが世紀末には受けたんでしょうね。
(※「恐怖の大王」も「ハルマゲドン」も来なかったけどね。「北斗の拳」も困ったことでしょう(笑)!)
日本国内ではオウム真理教の後、そこまで「過激」な大きな教団っていうのは出てきてないみたい(※小規模な武装教団は存在した。)ですが、ちょこちょこ問題のある教団ってマスコミも取り上げられるようになってきましたよね。
いつも「時事問題」入れてほしいと言われるクライアントさんから、夏の終わりに
「赤井先生、次は「宗教」ネタで1本書いて下さいよ!」
って言われて、ちょっと悩みましたね~。
「輸血禁止」や「集団結婚式」なんかが取り上げられる教団で「高額なお布施」や「二世信者」が問題になってますので、「そっち系」の話を求められてるのかと思いました。
「あぁ、子供が被害者になる話はセンシティブで演劇としてどうすんの?演じる子役の事を考えるとちょっと嫌やなぁ…?」
って思ってたら、
「オウムみたいに派手な話にしてよ!」
だって。
「ただ、あんまり人が死なない話にしてね。」
って追加のお題。
予告でも書きましたけど、「アグネス&マチルダ」版のこの話は、めちゃくちゃ激しい(笑)。
アメリカは派手な話の方が受けるんでねー!
カリフォルニアの砂漠の中にある教団施設で30日におよぶ警官隊とパトカーにロケット弾撃ちまくる教団の攻防戦の後に、「アグ&マチ」と3人のおっさんが教団に忍び込んで、暴れて
「爆弾炸裂」!
「建物崩壊」!
そして教祖をふん捕まえて「解決」!
…って話やったんですけど、さすがに「門真市」舞台でそれはないわね(笑)。
まあ、話が出てから「さいわら」と「準幸」が間に入ってたんで、調べ物や書き直しの時間が結構取れたので、スケールダウンして、なっちゃんの「恋ばな」入れて、まあ、「門真」のスケールに合った話にはなったと思います。
モデルはブランチ・ダビディアン事件ですので、読者の皆さんは国内の特定の教団や宗教団体を想像しないで読んでくださいね(笑)。
では、火曜日からの18日間、お付き合いいただきたいと思います!
明日は「登場人物紹介」をアップしますねー!
追申
毎度のことですが、感想やご意見メールは随時募集してます。
返事が遅くなることはありますが、基本的に必ず私も読んでます。
あと、最後は今年最後のイラスト大会をしたいと思ってますのでイラストも送ってくださいね!
では、よーろーひーこー!
おまけ
表紙候補に作ったイラストです!
宗教着をAiに書かせるのって難しい(笑)。
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