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混沌の始まり
第七話 訓練所到着!
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それぞれのチームが学校を飛び出してから、30分で行ける道のりを約50分ほどかけて各チームは慎重に入り口までたどり着いた。
途中に怪物立ちの襲撃や、目立ったトラブルなどはなく安全にたどり着くことが出来たので運が良かったと言えるだろう。
ただ、小さなトラブルで言えば、ワタルだけは池に落ちてびしょ濡れになるというハプニングがあり、そのおかげで通信が一時乱れたりしたが、それくらいである。
「ワタルー? 災難だったね、池に落ちるなんて」
訓練所の入り口がある、人気のない小高い丘の上に集まったチームを眺めながら、びしょ濡れになったワタルを見つけたコータが近付きながら言う。
コータの声に気付いたワタルが振り返り、不機嫌そうな顔をしながら口を開く。
「ちょっと、コータ! 聞いてくれよっ!」
「う、うん」
顔の割には機嫌のよさそうな声で言うので、そのギャップに少々タジタジとなるコータ。
そんなコータの反応には全く触れずに、ワタルは語りだす。
「そうそう、俺が池に飛び込んだワケなんだけどさぁ~…………」
「ちょっと待って。 自分で飛び込んだの?」
「? そうだけど、それがどうかした?」
「…………ううん、なんでもない。 続けて」
まさか自分から池に飛び込んだとは考えていなかったので、なかなかどうしてワタルの言葉を理解できない。
それも、さも当然と言わんばかりの態度だったので、何かを言う気にもなれなかったコータ。
「それでさ、俺が飛び込んだワケがさ、池の中にこのキラキラしたヤツを見つけたからなんだ!」
「キラキラしたヤツ…………?」
ワタルの言葉に怪訝な顔をしたコータを見て、ニヤリと笑うワタル。
そして、勢い付いて、ポケットの中に手を突っ込み、頭上に高らかに夕日を受けて反射するモノを握り締めながら掲げるワタル。
目の高さまでそのモノを下ろして、コータに見せるように眼前に突き出すワタル。
その手の中には、キラキラと光る緑色の宝玉のような収められており、日が当たる角度により、中で反射していろいろな色を見せてくれる。
その輝きの大盤振る舞い様に目を丸くして思わず感嘆の声を漏らすコータ。
「おぉ、すごいな…………コレ」
「だろだろっ!? スゴイだろっ!! 俺が見つけたんだぜ!?」
そんな風に二人が一緒になって大声で話していたので、何事かといつものメンバーが近くに寄ってくる。
真っ先に寄って来たのはミホであり、ワタルの背中から覗くようにして。肩に手を当て背伸びをしてその手の中に収まっている宝玉を見る。
「うわぁ、すごいキレイな宝石ねぇ」
「ホントね。 でも、これは宝玉で言うんじゃないかしら?」
ユキと同じように、コータの後ろから覗き込むユキ。
コータはその気配を察知していたので、別に驚きはしないが、ワタルはミホが言葉を発した瞬間、ビクッと体を震わせた。
辛うじて声は抑えることに成功したみたいだ。
そこに、なぜかワタルと同じように全身ずぶ濡れな誠二もやってきて、忌々しげに宝玉を見る。
「全く、コイツのせいで俺は…………!」
「どうかしたの? ワタルみたいにずぶ濡れだけど?」
寄ってきた誠二に、ミホがただ興味本位で聞く。
そのミホの言葉に、待ってましたと言わんばかりに誠二が目を輝かせながら話し出す。
「そこのバカが俺も一緒に池に突き飛ばしやがったんだよっ! ヒドイ話だろう!? 自分だけで行けばいいのに、俺まで突き飛ばすなんて…………」
「まぁ、ワタルはよくわからないトコロがあるしね。 私だって、理解できないわよ」
「ええっ、そんなぁ!! ヒドイよっ!?」
誠二の言葉に彼女であるにもかかわらず、にべもなく告げるミホ。
そして、その言葉を聞いたワタルが傷ついたような声を上げる。
だが、誰もワタルを不憫だとは感じない。
むしろ、誠二の言葉により、非難めいた視線が集中するハメになる。
「まぁ、ワタルが悪いよね。 この件に関しては」
「そうね。 弁解の余地はないものね」
コータとユキが揃いも揃って、そう主張する。
その言葉に周りはうんうんと頷くばかりである。
周りの反応に対して、ワタルが大仰に仰け反ってから、味方がいないと判断したのか、たまたま近くにいた斉藤に話を振る。
「ええっ! なんで、みんなそんな反応なのさっ!? ちょっとぐらい助けてくれてもいいだろ~。 ねぇねぇ、斉藤さんもそう思うよねっ!?」
「えぇー、私ですか? うん、私にはよくわからないですね。 あなたの立ち位置というものが」
「ガーーン!! なんてこった! 初見のヒトにそう言われるなんてぇっ!?」
話を振られた斉藤だったが、困ったような顔をしてから一応、自分が思っていることを正直に話した。
それを聞いたワタルはショックを声に出して大袈裟な反応を見せる。
「オイ、さっきからうるさい」
ワタルの後ろから拳と共に言葉が飛んでくる。
「うわっ、あぶねぇー!!」
「チッ、避けられたか」
意外なトコロで妙に鋭い勘を見せるワタルが、何の前触れもなく焦った声と同時に顔を横に瞬時にずらす。
完璧に気配を殺していたミツルは避けられると思っていなかったのか、舌打ちと共に残念そうな声を漏らす。
「避けられたか、じゃねーよ!! なに殴ろうとしてるんだ!」
「? さっきうるさいって言っただろう?」
弾劾口調でワタルが振り向き、ミツルに言う。
その言葉に、なんの悪気もないようにサラリと言うミツル。
実際に、ミツルの言葉が発せられた瞬間にミホは俊敏なネコを思わせる動きで飛び退っていたので、次にミツルがどんな行動をとるかは安易に予想できたハズである。
特に、普段いつも一緒にいるワタルなら尚更。
それを指摘したつもりのミツルだが、生憎、今はワタルが気分上々で注意が散漫になっていたのだ。
「まぁまぁ、そこらへんにして。 ワタルも自業自得ってコトだよ」
「そうそう。 俺に全力で殴られるよりマシだろ?」
喧嘩っ早いワタルから負のオーラが発せられたのを感じ取ったコータと誠二が止めに入る。
冗談めいた言い回しの誠二だったが、拳が握られていたのは見間違いだったと自分に言い聞かせるコータ。
「ゴホン……そういえば、訓練所にはどうやって入ればいいんですか?」
場を収めるように、わざとらしく咳払いをしてあたりをキョロキョロしながらコータに聞く斉藤。
その真意を見抜いたコータが、ワタルたちとはくるりと背を向けて、斉藤を伴って丘の頂上にある一本松へと歩いていく。
一本松に着いたコータは、両手を広げて、訓練所恒例の新規入所者に対する歓迎の口上を述べる。
「ようこそ、我らが住まう安住の地へ!! ここに立ち入らんとすれば、仔の身に幸福が訪れるであろう!」
その様子を、丘にいる全ての訓練生がジッと見守る。
コレは、新規入所者を一番初めに見つけた者がその者への祝福を兼ねて行われるのだ。
その祝福を邪魔しないようにと、静かに見守るのが通例となっている。
この途中に無駄な音がすると、不幸に見舞われるといわれている
そんな嬉しくないおまけ付きだが、ちゃんと無駄な音が鳴る前に斉藤が口を開いた。
「歓迎、ありがとうございます。 それで、どうやって入れば?」
「それはですね。 もう少し待てば、多分扉が…………あ、開いた」
にっこりと微笑んだ斉藤が、首を傾げて入り口を探す。
その斉藤に、松の根元辺りを見ながら言うコータだったが、その言葉の途中で空間に揺らぎが生じて、根元側から門が姿を現す。
扉のない、石造りのローマ風の門がその全容を曝け出す。
華美な装飾はなく質素な作りだが、高さは4メートル近くあり、松の天辺と同じくらいの高さに、車道一本分くらいの横幅がある門が構える。
その門の向こう側には、先ほどまでは見えなかった景色が広がっており、丘を下る一本道の先には白塗りの大きな3階建てのコテージと、その奥にはアパートがいくつも建っている。
「ここが訓練所ですか? こんな作りになっていたとは」
「はい、いつもは魔法の結界で守られているので、然るべき手段を取らないと入ることはおろか、見ることもできませんからね」
感慨深そうに言う斉藤に、自慢げに語るコータ。
そして、後ろを振り返り、皆に声をかける。
「よし、みんな! ここまで、ありがとう! 怪物に襲われなくてホントに良かった!」
「皆さん、ここまでありがとうございます。 この恩は忘れません」
別に命を救ってもらったわけではないのに、律儀にもそう言う斉藤。
みんなが頷いたり、親指をサムズアップしているのを見届けたコータは締めるように最後に声をかける。
「それじゃあ、帰ろうか、我が家へ!」
元気な返事を背中に受けて、訓練所へと足を踏み出す。
後ろに続く訓練生の中で、ただ一人、ミツルだけがワタルの持つ宝玉を見て険しい顔をしていたが、誰もそれには気付かなかった。
途中に怪物立ちの襲撃や、目立ったトラブルなどはなく安全にたどり着くことが出来たので運が良かったと言えるだろう。
ただ、小さなトラブルで言えば、ワタルだけは池に落ちてびしょ濡れになるというハプニングがあり、そのおかげで通信が一時乱れたりしたが、それくらいである。
「ワタルー? 災難だったね、池に落ちるなんて」
訓練所の入り口がある、人気のない小高い丘の上に集まったチームを眺めながら、びしょ濡れになったワタルを見つけたコータが近付きながら言う。
コータの声に気付いたワタルが振り返り、不機嫌そうな顔をしながら口を開く。
「ちょっと、コータ! 聞いてくれよっ!」
「う、うん」
顔の割には機嫌のよさそうな声で言うので、そのギャップに少々タジタジとなるコータ。
そんなコータの反応には全く触れずに、ワタルは語りだす。
「そうそう、俺が池に飛び込んだワケなんだけどさぁ~…………」
「ちょっと待って。 自分で飛び込んだの?」
「? そうだけど、それがどうかした?」
「…………ううん、なんでもない。 続けて」
まさか自分から池に飛び込んだとは考えていなかったので、なかなかどうしてワタルの言葉を理解できない。
それも、さも当然と言わんばかりの態度だったので、何かを言う気にもなれなかったコータ。
「それでさ、俺が飛び込んだワケがさ、池の中にこのキラキラしたヤツを見つけたからなんだ!」
「キラキラしたヤツ…………?」
ワタルの言葉に怪訝な顔をしたコータを見て、ニヤリと笑うワタル。
そして、勢い付いて、ポケットの中に手を突っ込み、頭上に高らかに夕日を受けて反射するモノを握り締めながら掲げるワタル。
目の高さまでそのモノを下ろして、コータに見せるように眼前に突き出すワタル。
その手の中には、キラキラと光る緑色の宝玉のような収められており、日が当たる角度により、中で反射していろいろな色を見せてくれる。
その輝きの大盤振る舞い様に目を丸くして思わず感嘆の声を漏らすコータ。
「おぉ、すごいな…………コレ」
「だろだろっ!? スゴイだろっ!! 俺が見つけたんだぜ!?」
そんな風に二人が一緒になって大声で話していたので、何事かといつものメンバーが近くに寄ってくる。
真っ先に寄って来たのはミホであり、ワタルの背中から覗くようにして。肩に手を当て背伸びをしてその手の中に収まっている宝玉を見る。
「うわぁ、すごいキレイな宝石ねぇ」
「ホントね。 でも、これは宝玉で言うんじゃないかしら?」
ユキと同じように、コータの後ろから覗き込むユキ。
コータはその気配を察知していたので、別に驚きはしないが、ワタルはミホが言葉を発した瞬間、ビクッと体を震わせた。
辛うじて声は抑えることに成功したみたいだ。
そこに、なぜかワタルと同じように全身ずぶ濡れな誠二もやってきて、忌々しげに宝玉を見る。
「全く、コイツのせいで俺は…………!」
「どうかしたの? ワタルみたいにずぶ濡れだけど?」
寄ってきた誠二に、ミホがただ興味本位で聞く。
そのミホの言葉に、待ってましたと言わんばかりに誠二が目を輝かせながら話し出す。
「そこのバカが俺も一緒に池に突き飛ばしやがったんだよっ! ヒドイ話だろう!? 自分だけで行けばいいのに、俺まで突き飛ばすなんて…………」
「まぁ、ワタルはよくわからないトコロがあるしね。 私だって、理解できないわよ」
「ええっ、そんなぁ!! ヒドイよっ!?」
誠二の言葉に彼女であるにもかかわらず、にべもなく告げるミホ。
そして、その言葉を聞いたワタルが傷ついたような声を上げる。
だが、誰もワタルを不憫だとは感じない。
むしろ、誠二の言葉により、非難めいた視線が集中するハメになる。
「まぁ、ワタルが悪いよね。 この件に関しては」
「そうね。 弁解の余地はないものね」
コータとユキが揃いも揃って、そう主張する。
その言葉に周りはうんうんと頷くばかりである。
周りの反応に対して、ワタルが大仰に仰け反ってから、味方がいないと判断したのか、たまたま近くにいた斉藤に話を振る。
「ええっ! なんで、みんなそんな反応なのさっ!? ちょっとぐらい助けてくれてもいいだろ~。 ねぇねぇ、斉藤さんもそう思うよねっ!?」
「えぇー、私ですか? うん、私にはよくわからないですね。 あなたの立ち位置というものが」
「ガーーン!! なんてこった! 初見のヒトにそう言われるなんてぇっ!?」
話を振られた斉藤だったが、困ったような顔をしてから一応、自分が思っていることを正直に話した。
それを聞いたワタルはショックを声に出して大袈裟な反応を見せる。
「オイ、さっきからうるさい」
ワタルの後ろから拳と共に言葉が飛んでくる。
「うわっ、あぶねぇー!!」
「チッ、避けられたか」
意外なトコロで妙に鋭い勘を見せるワタルが、何の前触れもなく焦った声と同時に顔を横に瞬時にずらす。
完璧に気配を殺していたミツルは避けられると思っていなかったのか、舌打ちと共に残念そうな声を漏らす。
「避けられたか、じゃねーよ!! なに殴ろうとしてるんだ!」
「? さっきうるさいって言っただろう?」
弾劾口調でワタルが振り向き、ミツルに言う。
その言葉に、なんの悪気もないようにサラリと言うミツル。
実際に、ミツルの言葉が発せられた瞬間にミホは俊敏なネコを思わせる動きで飛び退っていたので、次にミツルがどんな行動をとるかは安易に予想できたハズである。
特に、普段いつも一緒にいるワタルなら尚更。
それを指摘したつもりのミツルだが、生憎、今はワタルが気分上々で注意が散漫になっていたのだ。
「まぁまぁ、そこらへんにして。 ワタルも自業自得ってコトだよ」
「そうそう。 俺に全力で殴られるよりマシだろ?」
喧嘩っ早いワタルから負のオーラが発せられたのを感じ取ったコータと誠二が止めに入る。
冗談めいた言い回しの誠二だったが、拳が握られていたのは見間違いだったと自分に言い聞かせるコータ。
「ゴホン……そういえば、訓練所にはどうやって入ればいいんですか?」
場を収めるように、わざとらしく咳払いをしてあたりをキョロキョロしながらコータに聞く斉藤。
その真意を見抜いたコータが、ワタルたちとはくるりと背を向けて、斉藤を伴って丘の頂上にある一本松へと歩いていく。
一本松に着いたコータは、両手を広げて、訓練所恒例の新規入所者に対する歓迎の口上を述べる。
「ようこそ、我らが住まう安住の地へ!! ここに立ち入らんとすれば、仔の身に幸福が訪れるであろう!」
その様子を、丘にいる全ての訓練生がジッと見守る。
コレは、新規入所者を一番初めに見つけた者がその者への祝福を兼ねて行われるのだ。
その祝福を邪魔しないようにと、静かに見守るのが通例となっている。
この途中に無駄な音がすると、不幸に見舞われるといわれている
そんな嬉しくないおまけ付きだが、ちゃんと無駄な音が鳴る前に斉藤が口を開いた。
「歓迎、ありがとうございます。 それで、どうやって入れば?」
「それはですね。 もう少し待てば、多分扉が…………あ、開いた」
にっこりと微笑んだ斉藤が、首を傾げて入り口を探す。
その斉藤に、松の根元辺りを見ながら言うコータだったが、その言葉の途中で空間に揺らぎが生じて、根元側から門が姿を現す。
扉のない、石造りのローマ風の門がその全容を曝け出す。
華美な装飾はなく質素な作りだが、高さは4メートル近くあり、松の天辺と同じくらいの高さに、車道一本分くらいの横幅がある門が構える。
その門の向こう側には、先ほどまでは見えなかった景色が広がっており、丘を下る一本道の先には白塗りの大きな3階建てのコテージと、その奥にはアパートがいくつも建っている。
「ここが訓練所ですか? こんな作りになっていたとは」
「はい、いつもは魔法の結界で守られているので、然るべき手段を取らないと入ることはおろか、見ることもできませんからね」
感慨深そうに言う斉藤に、自慢げに語るコータ。
そして、後ろを振り返り、皆に声をかける。
「よし、みんな! ここまで、ありがとう! 怪物に襲われなくてホントに良かった!」
「皆さん、ここまでありがとうございます。 この恩は忘れません」
別に命を救ってもらったわけではないのに、律儀にもそう言う斉藤。
みんなが頷いたり、親指をサムズアップしているのを見届けたコータは締めるように最後に声をかける。
「それじゃあ、帰ろうか、我が家へ!」
元気な返事を背中に受けて、訓練所へと足を踏み出す。
後ろに続く訓練生の中で、ただ一人、ミツルだけがワタルの持つ宝玉を見て険しい顔をしていたが、誰もそれには気付かなかった。
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