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パン職人編
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――――魔術士を侮っていた。田舎育ちの青年は魔法というモノに対する理解が浅かった。
火を起こしたり、風で薪を割ったり、水で汚れを洗い落す。
いわゆる生活魔法の類が魔法だと誤解していた。
真なる魔法とは、それ一つで世界に何らかの影響を及ぼす。
メギド・アスターレア(原霊の床)と呼ばれる魔術を扱うことができるのは、魔術士と呼ばれる天賦の才を持つ者だけだ。
帝都だけでも一千万人中、二百人が該当する。五万分の一という希少な確率で彼らは存在する。
当然ながら、帝国にとって希少な逸材。破格の厚遇を受けるのは至極当たり前のことだ。
(何事にも世間体というのは付き物だ。それを無視すればただじゃ済まない……けれど)
クレスの中で葛藤が渦巻く。
魔術士に逆らえばどうなるのか、頭では分かっていていても気持ちの整理はつかない。
少女たちを見捨てるというのは、青年の倫理に反していた。
格好をつけるつもりもないし、人前で目立つこともしたくはない。
どうにか、できないモノかと真剣に考えを巡らす。
「それとも何か? このガキに変わってテメーが、レイジ様のお召し物を弁償するとでもいうのかい?」
魔術士レイジのズボンを指さしながらチンピラが令嬢に詰め寄ってきた。
確かに中身を晒したタマゴがズボンのすそにべっとりと付着している。
理由はどうであれ、レディに対して粗暴な行為だ。
「その汚い手で触らないでちょうだい。大体、貴方たち方からこの子に接触したんじゃない。本来ならば頭を下げるのは前方不注意だった魔術士さんの方では?」
脅しに屈することなく彼女は、チンピラの手をパチンと払いのけた。
その気高き、在り様に野次馬の中から声援が飛び交う。
「なんだぁあ? 痛い目を見なきゃ分からないタイプか!? いいぜ、相手してやんよ」
こうなれば、誰が悪党なのか一目瞭然だ。
正論を投げつけられ反論する余地がないとみるや、チンピラの方は暴力に訴えようしている。
口をクチャクチャと鳴らしながら、ナイフを取り出し刀身をチラつかせる。
たとえ、振りだとしてもやりすぎだ。後から誤解だと弁明しても許されるわけがない。
「止めておけ、スレィグ。相手は見た所、良いところのお嬢様のようだ。迂闊に手をだせば我が家名に傷がつく……それよりもだ」
手足をバタつかせて泣いている女児を脇に抱え、そのお尻を叩く。
眉目秀麗でありながらも、どこかエキゾチックな色香を漂わせる三十歳前後の長髪の魔術士レイジは幼女に手を上げ、鼻息を荒くしていた。
男がマジモンの変態であるのは、誰の目から見ても明らかだった。
「その子を放しなさい!」令嬢が忠告する。
「悪いけど、そのような常套句を受け入れる私ではない。この娘にはキッチリとした調――お仕置きが必要だ。屋敷の戻ってから、たっぷりと可愛―――もてなしてやるから安心したまえ!」
「欲望がだだ漏れのアナタを誰が信用すると思って? 自分の責任を他者のせいにするなんて、大人としての狭量としか言いようがないわ」
「自己責任だと……? そうか! そうだよなぁぁあ!! 君にとっては私の都合などどうでも良いのだろうよ。今日は、今日こそが私にとってぇぇええ、特別な日だったというのにぃぃぃぃ――――。私が悪いと抜かすのかぁぁああ」
よほどのことらしい……先程まで、落ちつきを払っていたレイジの眼球が天上を向いていた。
狂気に満ちあふれ、理性は吹き飛び完全に逝っている。
女児が持っていた手提げカゴの中から、おもむろにロールパンを取り出し彼女の口へと一気に押し込んでいく。
「ふががあああ!! うううっ……」
苦しそうに声を上げる幼子を容赦なく、痛めつけ顔を綻ばせるクズがそこにいた。
紛れもなくパンハラ……。パンを痛めつける光景にクレスの中で何かが音を立てて崩れた。
「何者であろうとも、パンを傷つける奴は絶対に許さん!」
怒りが我慢の限界を超えた、衝動に駆られたクレスが抱える貪欲な壺が強烈な光彩を放つ。
「あ? なんだ、こりゃあああ? 眩しい、視界がぁ――――あぎゃっ!!」
スレィグと呼ばれたチンピラの顔面に裏拳が炸裂した。
「それ(パン)に何の罪があるというんだ? 答えてみろ!」
間髪入れず、クレスは金的蹴りを入れた。
屈んだタイミングで前髪を鷲掴みにし顔を固定したまま膝蹴りを繰り返す。
すべてはパンの為、粗末されたその無念を晴らす為なら悪魔にでもなれる。
その姿を見て周囲がどよめき立つが、反応など一々、気にしていられない。
無心で膝蹴りを打ち続ける。
「や、止めろ……いや、ひぎゃっやあああ! ヤメテ! あっががあああ……やめて―――くだしぁ!! 嗚呼ああ――――ゆるし」
「誰か! 衛兵を呼んで!! 魔物が出たわ!」
魔物という令嬢の言葉で、クレスは我に返った。
地面に両膝をつきながら、顔面から流血を垂れ流すスレイグ。
その顔は腫れあがり、鼻が潰れ、歯はすべて抜け落ちている。
もう誰だか、分からなくなるほど歪んで変形していた。
「チガウ……俺はただ、コイツらをどうにかしないとイケないと思っただけなんだ」
何かを懇願するように、令嬢に視線を合わせると後退しながら身構えていた。
聞くまでもない……返り血で染まったズボンがすべてを物語っている。
自分の行いに背筋が粟立つのと同時に、クレスは気づいてしまった。
まだ、自身の中に燻っている炎は鎮火していない。
自分に濡れ衣を着せた相手を地獄へと突き落とさない限り、また新たな(パンの)犠牲が生まれてしまうと。
「ひぃ……!! あひゃやああ―――近寄るな、悪魔め!! 悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない、私は何もしていない! これ以上の狼藉は国家反逆の意思とみなすぞ!」
幼女を手放すと、レイジは謝罪もせずにその場から退却してしまった。
ローブの袖についている魔術士の腕章はお飾りなのだろうか。
「逃がすわけがない……四肢を割いて二度と往来の場に出てこれないようにしてやる」
相手が戦意を喪失していようが関係ない。パンを粗末にする輩はクレスにとっては敵だ。
「お待ちなさい! 何が目的なのか知りませんが、その子を解放しなさい!!」
これから、悪党を狩りに行こうとした矢先、険しい少女の声が耳を掠める。
先程の令嬢だった。
何のことだと一瞬、頭に疑問符が浮かんだが、足元には奴らが放りだした女の子が子犬のように震えていた。
いつの間にか犯人扱いされている……クレスの額に嫌な汗が噴き出てきた。
無実だと訴えようとしても、今のこの容姿では余計に疑われる一方だ。
「えっ――――、自分はとり急いでいるんだが……?」
「その子は渡さないわ! じきに衛兵がくるから覚悟なさい」
話し合いなど、到底できる雰囲気ではなさそうだ。
レイジたちを見失ったのも相まってクレスは落胆の色を隠せなかった。
人間であろうと女性を傷つけるつもりは毛頭にない。
自身の足が女の子のスカートの端を踏みつけているのを見て、クレスは無言で額に手をあてがう。
誤解を解く余地が見当たらない。
「わ、わっはははあ~。人間どもよ、今日はこれで見逃してやる」
これは、もうどうにも対処できないと踏んだクレスは三文芝居にうって出た。
理不尽さは否めないが仕方ない。しかし、人と対立するよりは遥かにマシだ。
ロールパンを無理やり口に押し込まれた女の子もこうして無事なのだ。
嫌な思いはしたが、これで良しとするしかない。
「何事も引き際が肝心だな」
近くに置いてあった貪欲のツボをまさぐると、手のひらサイズの球体を取り出し地面に叩きつけた。
バウンドし勢いよく跳ね上がった球から、一斉に白煙が立ち込める。
「何ですの? 視界が見えませんわ。皆さん、猛毒なガスやもしれません! なるべく息を止めて、この場から直ちに避難して下さい! ゴホッ、ゴホッ」
(毒ガスとは失敬な……ただの煙玉なのに)
令嬢の注意喚起に文句の一言でもを言ってやりたいところではある。
憤る気持ちをグッとこらえてクレスは拳で自身の頭部を叩き割った。
パンでできた魔物の仮面は、破壊して後で食べてしまえば証拠も残さず消すことができる。
毒ガス騒ぎの混乱に乗じて、クレスは静かにその場を去った。
火を起こしたり、風で薪を割ったり、水で汚れを洗い落す。
いわゆる生活魔法の類が魔法だと誤解していた。
真なる魔法とは、それ一つで世界に何らかの影響を及ぼす。
メギド・アスターレア(原霊の床)と呼ばれる魔術を扱うことができるのは、魔術士と呼ばれる天賦の才を持つ者だけだ。
帝都だけでも一千万人中、二百人が該当する。五万分の一という希少な確率で彼らは存在する。
当然ながら、帝国にとって希少な逸材。破格の厚遇を受けるのは至極当たり前のことだ。
(何事にも世間体というのは付き物だ。それを無視すればただじゃ済まない……けれど)
クレスの中で葛藤が渦巻く。
魔術士に逆らえばどうなるのか、頭では分かっていていても気持ちの整理はつかない。
少女たちを見捨てるというのは、青年の倫理に反していた。
格好をつけるつもりもないし、人前で目立つこともしたくはない。
どうにか、できないモノかと真剣に考えを巡らす。
「それとも何か? このガキに変わってテメーが、レイジ様のお召し物を弁償するとでもいうのかい?」
魔術士レイジのズボンを指さしながらチンピラが令嬢に詰め寄ってきた。
確かに中身を晒したタマゴがズボンのすそにべっとりと付着している。
理由はどうであれ、レディに対して粗暴な行為だ。
「その汚い手で触らないでちょうだい。大体、貴方たち方からこの子に接触したんじゃない。本来ならば頭を下げるのは前方不注意だった魔術士さんの方では?」
脅しに屈することなく彼女は、チンピラの手をパチンと払いのけた。
その気高き、在り様に野次馬の中から声援が飛び交う。
「なんだぁあ? 痛い目を見なきゃ分からないタイプか!? いいぜ、相手してやんよ」
こうなれば、誰が悪党なのか一目瞭然だ。
正論を投げつけられ反論する余地がないとみるや、チンピラの方は暴力に訴えようしている。
口をクチャクチャと鳴らしながら、ナイフを取り出し刀身をチラつかせる。
たとえ、振りだとしてもやりすぎだ。後から誤解だと弁明しても許されるわけがない。
「止めておけ、スレィグ。相手は見た所、良いところのお嬢様のようだ。迂闊に手をだせば我が家名に傷がつく……それよりもだ」
手足をバタつかせて泣いている女児を脇に抱え、そのお尻を叩く。
眉目秀麗でありながらも、どこかエキゾチックな色香を漂わせる三十歳前後の長髪の魔術士レイジは幼女に手を上げ、鼻息を荒くしていた。
男がマジモンの変態であるのは、誰の目から見ても明らかだった。
「その子を放しなさい!」令嬢が忠告する。
「悪いけど、そのような常套句を受け入れる私ではない。この娘にはキッチリとした調――お仕置きが必要だ。屋敷の戻ってから、たっぷりと可愛―――もてなしてやるから安心したまえ!」
「欲望がだだ漏れのアナタを誰が信用すると思って? 自分の責任を他者のせいにするなんて、大人としての狭量としか言いようがないわ」
「自己責任だと……? そうか! そうだよなぁぁあ!! 君にとっては私の都合などどうでも良いのだろうよ。今日は、今日こそが私にとってぇぇええ、特別な日だったというのにぃぃぃぃ――――。私が悪いと抜かすのかぁぁああ」
よほどのことらしい……先程まで、落ちつきを払っていたレイジの眼球が天上を向いていた。
狂気に満ちあふれ、理性は吹き飛び完全に逝っている。
女児が持っていた手提げカゴの中から、おもむろにロールパンを取り出し彼女の口へと一気に押し込んでいく。
「ふががあああ!! うううっ……」
苦しそうに声を上げる幼子を容赦なく、痛めつけ顔を綻ばせるクズがそこにいた。
紛れもなくパンハラ……。パンを痛めつける光景にクレスの中で何かが音を立てて崩れた。
「何者であろうとも、パンを傷つける奴は絶対に許さん!」
怒りが我慢の限界を超えた、衝動に駆られたクレスが抱える貪欲な壺が強烈な光彩を放つ。
「あ? なんだ、こりゃあああ? 眩しい、視界がぁ――――あぎゃっ!!」
スレィグと呼ばれたチンピラの顔面に裏拳が炸裂した。
「それ(パン)に何の罪があるというんだ? 答えてみろ!」
間髪入れず、クレスは金的蹴りを入れた。
屈んだタイミングで前髪を鷲掴みにし顔を固定したまま膝蹴りを繰り返す。
すべてはパンの為、粗末されたその無念を晴らす為なら悪魔にでもなれる。
その姿を見て周囲がどよめき立つが、反応など一々、気にしていられない。
無心で膝蹴りを打ち続ける。
「や、止めろ……いや、ひぎゃっやあああ! ヤメテ! あっががあああ……やめて―――くだしぁ!! 嗚呼ああ――――ゆるし」
「誰か! 衛兵を呼んで!! 魔物が出たわ!」
魔物という令嬢の言葉で、クレスは我に返った。
地面に両膝をつきながら、顔面から流血を垂れ流すスレイグ。
その顔は腫れあがり、鼻が潰れ、歯はすべて抜け落ちている。
もう誰だか、分からなくなるほど歪んで変形していた。
「チガウ……俺はただ、コイツらをどうにかしないとイケないと思っただけなんだ」
何かを懇願するように、令嬢に視線を合わせると後退しながら身構えていた。
聞くまでもない……返り血で染まったズボンがすべてを物語っている。
自分の行いに背筋が粟立つのと同時に、クレスは気づいてしまった。
まだ、自身の中に燻っている炎は鎮火していない。
自分に濡れ衣を着せた相手を地獄へと突き落とさない限り、また新たな(パンの)犠牲が生まれてしまうと。
「ひぃ……!! あひゃやああ―――近寄るな、悪魔め!! 悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない、私は何もしていない! これ以上の狼藉は国家反逆の意思とみなすぞ!」
幼女を手放すと、レイジは謝罪もせずにその場から退却してしまった。
ローブの袖についている魔術士の腕章はお飾りなのだろうか。
「逃がすわけがない……四肢を割いて二度と往来の場に出てこれないようにしてやる」
相手が戦意を喪失していようが関係ない。パンを粗末にする輩はクレスにとっては敵だ。
「お待ちなさい! 何が目的なのか知りませんが、その子を解放しなさい!!」
これから、悪党を狩りに行こうとした矢先、険しい少女の声が耳を掠める。
先程の令嬢だった。
何のことだと一瞬、頭に疑問符が浮かんだが、足元には奴らが放りだした女の子が子犬のように震えていた。
いつの間にか犯人扱いされている……クレスの額に嫌な汗が噴き出てきた。
無実だと訴えようとしても、今のこの容姿では余計に疑われる一方だ。
「えっ――――、自分はとり急いでいるんだが……?」
「その子は渡さないわ! じきに衛兵がくるから覚悟なさい」
話し合いなど、到底できる雰囲気ではなさそうだ。
レイジたちを見失ったのも相まってクレスは落胆の色を隠せなかった。
人間であろうと女性を傷つけるつもりは毛頭にない。
自身の足が女の子のスカートの端を踏みつけているのを見て、クレスは無言で額に手をあてがう。
誤解を解く余地が見当たらない。
「わ、わっはははあ~。人間どもよ、今日はこれで見逃してやる」
これは、もうどうにも対処できないと踏んだクレスは三文芝居にうって出た。
理不尽さは否めないが仕方ない。しかし、人と対立するよりは遥かにマシだ。
ロールパンを無理やり口に押し込まれた女の子もこうして無事なのだ。
嫌な思いはしたが、これで良しとするしかない。
「何事も引き際が肝心だな」
近くに置いてあった貪欲のツボをまさぐると、手のひらサイズの球体を取り出し地面に叩きつけた。
バウンドし勢いよく跳ね上がった球から、一斉に白煙が立ち込める。
「何ですの? 視界が見えませんわ。皆さん、猛毒なガスやもしれません! なるべく息を止めて、この場から直ちに避難して下さい! ゴホッ、ゴホッ」
(毒ガスとは失敬な……ただの煙玉なのに)
令嬢の注意喚起に文句の一言でもを言ってやりたいところではある。
憤る気持ちをグッとこらえてクレスは拳で自身の頭部を叩き割った。
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