50 / 86
パン職人編
13-2
しおりを挟む
13-2
両者が到着するのと同時に門が開かれた。
いよいよ、目的であるベルベットの本社に足を踏み入れる。
勝負も大事だが、ここの連中には聞きたいことがある。
そのために用意したバトルクッキングなのだから。
敷地内を進んでゆくと、ため息しかでてこなかった。
ネガティブな意味ではなく、ノスタルジック。
そこはベルベットカンパニーのイメージがくつがえってしまうほど哀愁が漂う光景が広がっていた。
「カンパニーと銘打つのだから、もっと物々しいと思っていたんだけど」
ラークスもクレスと同様の意見らしい。
企業と敷地内と呼ぶには、あまりにも華がある庭園が拡がっていた。
行き届いた管理がなされている庭の一画には、子供たちが遊べるブランコなどの遊具が設置されている。
森林公園を想起させる緑の合間には円を描く見事な花時計。
咲き誇る花々の多彩が見る者の心を奪う。
その後方では天に向かって放水する五段の噴水が来訪者を出迎える。
ここまで色々と魅せられては一瞬、おとぎの国に迷い込んでしまったのかと錯覚を覚えてしまう。
ここがベルベットカンパニーだと再認識するのは、噴水の向こう側にいるスーツ姿の紳士の存在に気づいた時だ。
2オーサ(長さの単位、メートルのこと)近い巨漢は、まさしく大企業に相応しいガーディアン(護り手)である。
「ジャンク通りの会長から話は聞いている。まさか、我々ベルベットカンパニーを巻き込んバトルクッキングをするとはな……酔狂なことをしてくれる」
低く渋めの声がやけに耳に残る。
50代くらいの角ばった顔の紳士がクレスたちに冷淡な視線を向けてくる。
威圧とも見て取れる態度だが、クレスの方も弱腰になるわけにはいかない。
「言われてみれば反論の余地もないが、こうでもしないとベルベットカンパニーの人に審査してもらえないからね」
言い返すクレスに紳士は何も答えようとはしない。
ここがどこか、分かっているのかと言いた気な雰囲気を醸し出している。
「ここより先は関係者以外、立ち入り禁止である。よって審査は、このゴルドウィンが務めよう」
「ゴルドウィンって……まさか! あのゴルドウィン・ルシアン氏!」
饅頭屋が、紳士の名を聞くなり血相を変えて気をつけのポーズを取る。
指先までピンと伸ばしガチガチに身体を固めている。
彼の様子を見て、ようやくクレスたちも紳士が単なるガードマンではないことに気づいた。
「そんなに偉い人なのか?」
「失礼なこと言うな、獣人娘。この方はなぁ、ベルベットカンパニーのCEOだぞ」
ラクースの失言に饅頭屋の方が慌て出す始末だ。
どうやらギャリィーレイクの調理人たちとっては、この最高責任者は神に等しい存在らしい。
(一番初めに、こんな大物と出くわすとは……な)
これを幸運と見て取るか、それとも詰みと見るか。
悪徳企業の代表がそうそうに姿を見せた。
イメージとしてはもっと悪趣味で癖の強い人物を想像していたクレスにとっては意外だった。
善人か悪人かはともかく、シンプルでありながらも毅然とした態度を崩さないのは経営者としての風格を感じる。
まさに抜き身の刀を体現したかのような男だった。
見方は様々だが、このCEOと接触できる機会をみすみす逃すわけにはいかない。
クレスも気を引き締め、名乗りをあげた。
「パンダネと申します。旅のパン職人です」
「ほぉ、旅のパン職人とはな……貴公のことは報告を受けている。何度か、我が社の社員を打ち負かし損害を与えている厄介者がいるとな」
「厄介ついでに、一つお聞きしたい。もし、自分がこの勝負に勝ったら、コチラの質問に答えて貰えますか?」
クレスからの提案にゴルドウィンは深く溜息をついた。
答えは即答だった。
「断わる。どうして私が、貴公の要望に応じないといけないのか理解できんよ。ディール(賭け引き)とは公正公平に行われるものだ。貴公の取引は我々になんの利益ももたらさない」
「では、不利益をもたらさない為の取引と言ったら応じてくれますか?」
「……何をつかんでいる?」
今度は少し間をおいてゴルドウィンが口を開いた。
訝しげな目つきでクレスの方を注視していた。
揺さぶりをかけてみたらビンゴのようだ。
反応からして何やら思い当たるフシがあるようだ。
「Dr・Wとレプンツェンの件といえばご理解いただけますか?」
「……いいだろう。そこまで知っているのなら答えてやろう。無論、私の舌を唸らせる一皿が出せればの話だがな」
「いかなる、お客様も納得できる品を用意するのが、パン職人としての自分の理念です」
「その言葉、口先だけではないことを祈ろう……各自、皿を出せ」
ゴルドウィンの号令で両者の皿が出された―――――
と思いきや、出てきたのはクレスの皿のみだった。
CEOの鋭い眼光が店主の方へと向けられる。
「貴公はジャンク通りの饅頭屋だな。どうした? 得意の湖饅頭は?」
「そ、それが……すみません! 先にゴールすることばかり考えていて饅頭を作れませんでした」
その瞬間、場の空気が凍った。
コイツは何を言っているのか……ゴルドウィンでも飲み込めなかったようだ。
しばらくは無言で立ち尽くしていた。
「この! たわけめぇ―――! 料理人が調理しなくてどう評価しろというのだ。貴公は、このベルベットカンパニーのみならず、ギャリィーレイクの街にまで泥を塗るつもりか!」
「ひぃ……本当にお詫びのしようもございません。つ、作り置きでしたら何とか」
社屋の前でゴルドウィンの怒声が響き渡った。
それと同時に店主は地面にひれ伏し頭を下げていた。
全身をガタガタと震わせる姿は、今にも泡を噴き出し気絶してしまいそうだ。
「もう、よい! 採点はパンダネ氏の料理で決める。貴公はもう不要だ。私の機嫌が悪くならないうちに、さっさと出て行け」
容赦のない言葉を突きつけられ、饅頭屋は尻尾を巻いて逃げだした。
もはや、勝負にすらならない結果にルール変更を余儀なくされた。
クレスの勝利条件がゴルドウィンに美味いと認めさせる一皿を出すことに変わった。
相手が居ようが居なかろうが、クレスには関係ない。
最高のパンを人々に届ける。ただ、それだけのことだ。
「これは揚げパンか。見たところ、なんら変わり映えしない物のように見えるが」
皿を手に取り、ゴルドウィンが難しい顔をしていた。
ジャンクフードがテーマなだけあり、華やかさに欠ける一品はあまり好ましくないといった感じだ。
「食べてみてください。パンの可能性は見た目が全てではない」
「確かに、スパイスの良い香りが漂っている。揚げたてを食べやすいように紙で包んであるな。これは是非、手づかみでいきたいところだ」
上着の内ポケットからゴルドウィンは取り出したのは、マイ手袋だった。
「せっかくの料理を汚すわけにはいかん」
油で手を汚さないためではない。自身の手垢がつくのを恐れて手袋を使用している。
あまりの潔癖さに、ラクースが遠い目をしながら彼を見ていた。
サクッ、カリッ―――――
鮮烈な音が鳴ると社屋の前に衝撃波が発生した。
ゴルドウィンである。彼の内包するメギドが溢れだし周囲に影響を及ばしている。
噴水に流れる水が一瞬にして飛散し庭園へと舞う。草花は突風を身に浴びながらも耐えている。
木々はざわめき、小鳥が空へと慌ただしく飛び去ってゆく。
「コイツはとんでもなく食わせ者……いや物か。
中から溢れんばかりのとろけたチーズとパンチのきいたミートソースが私の味覚を攻撃してくる。
トメゴの酸味がより食欲をそそらせる。
生地はどうだ? 申し分のない食感に加え、軽い油を使用しているな……。
しかも風味をスッキリさせる為に香草を混ぜ込んであるのか」
メギドの荒風がピタリと止んだ。
厳格だったゴルドウィンの顔が、春の日差しを浴びたような清々しい物に変わっていた。
両者が到着するのと同時に門が開かれた。
いよいよ、目的であるベルベットの本社に足を踏み入れる。
勝負も大事だが、ここの連中には聞きたいことがある。
そのために用意したバトルクッキングなのだから。
敷地内を進んでゆくと、ため息しかでてこなかった。
ネガティブな意味ではなく、ノスタルジック。
そこはベルベットカンパニーのイメージがくつがえってしまうほど哀愁が漂う光景が広がっていた。
「カンパニーと銘打つのだから、もっと物々しいと思っていたんだけど」
ラークスもクレスと同様の意見らしい。
企業と敷地内と呼ぶには、あまりにも華がある庭園が拡がっていた。
行き届いた管理がなされている庭の一画には、子供たちが遊べるブランコなどの遊具が設置されている。
森林公園を想起させる緑の合間には円を描く見事な花時計。
咲き誇る花々の多彩が見る者の心を奪う。
その後方では天に向かって放水する五段の噴水が来訪者を出迎える。
ここまで色々と魅せられては一瞬、おとぎの国に迷い込んでしまったのかと錯覚を覚えてしまう。
ここがベルベットカンパニーだと再認識するのは、噴水の向こう側にいるスーツ姿の紳士の存在に気づいた時だ。
2オーサ(長さの単位、メートルのこと)近い巨漢は、まさしく大企業に相応しいガーディアン(護り手)である。
「ジャンク通りの会長から話は聞いている。まさか、我々ベルベットカンパニーを巻き込んバトルクッキングをするとはな……酔狂なことをしてくれる」
低く渋めの声がやけに耳に残る。
50代くらいの角ばった顔の紳士がクレスたちに冷淡な視線を向けてくる。
威圧とも見て取れる態度だが、クレスの方も弱腰になるわけにはいかない。
「言われてみれば反論の余地もないが、こうでもしないとベルベットカンパニーの人に審査してもらえないからね」
言い返すクレスに紳士は何も答えようとはしない。
ここがどこか、分かっているのかと言いた気な雰囲気を醸し出している。
「ここより先は関係者以外、立ち入り禁止である。よって審査は、このゴルドウィンが務めよう」
「ゴルドウィンって……まさか! あのゴルドウィン・ルシアン氏!」
饅頭屋が、紳士の名を聞くなり血相を変えて気をつけのポーズを取る。
指先までピンと伸ばしガチガチに身体を固めている。
彼の様子を見て、ようやくクレスたちも紳士が単なるガードマンではないことに気づいた。
「そんなに偉い人なのか?」
「失礼なこと言うな、獣人娘。この方はなぁ、ベルベットカンパニーのCEOだぞ」
ラクースの失言に饅頭屋の方が慌て出す始末だ。
どうやらギャリィーレイクの調理人たちとっては、この最高責任者は神に等しい存在らしい。
(一番初めに、こんな大物と出くわすとは……な)
これを幸運と見て取るか、それとも詰みと見るか。
悪徳企業の代表がそうそうに姿を見せた。
イメージとしてはもっと悪趣味で癖の強い人物を想像していたクレスにとっては意外だった。
善人か悪人かはともかく、シンプルでありながらも毅然とした態度を崩さないのは経営者としての風格を感じる。
まさに抜き身の刀を体現したかのような男だった。
見方は様々だが、このCEOと接触できる機会をみすみす逃すわけにはいかない。
クレスも気を引き締め、名乗りをあげた。
「パンダネと申します。旅のパン職人です」
「ほぉ、旅のパン職人とはな……貴公のことは報告を受けている。何度か、我が社の社員を打ち負かし損害を与えている厄介者がいるとな」
「厄介ついでに、一つお聞きしたい。もし、自分がこの勝負に勝ったら、コチラの質問に答えて貰えますか?」
クレスからの提案にゴルドウィンは深く溜息をついた。
答えは即答だった。
「断わる。どうして私が、貴公の要望に応じないといけないのか理解できんよ。ディール(賭け引き)とは公正公平に行われるものだ。貴公の取引は我々になんの利益ももたらさない」
「では、不利益をもたらさない為の取引と言ったら応じてくれますか?」
「……何をつかんでいる?」
今度は少し間をおいてゴルドウィンが口を開いた。
訝しげな目つきでクレスの方を注視していた。
揺さぶりをかけてみたらビンゴのようだ。
反応からして何やら思い当たるフシがあるようだ。
「Dr・Wとレプンツェンの件といえばご理解いただけますか?」
「……いいだろう。そこまで知っているのなら答えてやろう。無論、私の舌を唸らせる一皿が出せればの話だがな」
「いかなる、お客様も納得できる品を用意するのが、パン職人としての自分の理念です」
「その言葉、口先だけではないことを祈ろう……各自、皿を出せ」
ゴルドウィンの号令で両者の皿が出された―――――
と思いきや、出てきたのはクレスの皿のみだった。
CEOの鋭い眼光が店主の方へと向けられる。
「貴公はジャンク通りの饅頭屋だな。どうした? 得意の湖饅頭は?」
「そ、それが……すみません! 先にゴールすることばかり考えていて饅頭を作れませんでした」
その瞬間、場の空気が凍った。
コイツは何を言っているのか……ゴルドウィンでも飲み込めなかったようだ。
しばらくは無言で立ち尽くしていた。
「この! たわけめぇ―――! 料理人が調理しなくてどう評価しろというのだ。貴公は、このベルベットカンパニーのみならず、ギャリィーレイクの街にまで泥を塗るつもりか!」
「ひぃ……本当にお詫びのしようもございません。つ、作り置きでしたら何とか」
社屋の前でゴルドウィンの怒声が響き渡った。
それと同時に店主は地面にひれ伏し頭を下げていた。
全身をガタガタと震わせる姿は、今にも泡を噴き出し気絶してしまいそうだ。
「もう、よい! 採点はパンダネ氏の料理で決める。貴公はもう不要だ。私の機嫌が悪くならないうちに、さっさと出て行け」
容赦のない言葉を突きつけられ、饅頭屋は尻尾を巻いて逃げだした。
もはや、勝負にすらならない結果にルール変更を余儀なくされた。
クレスの勝利条件がゴルドウィンに美味いと認めさせる一皿を出すことに変わった。
相手が居ようが居なかろうが、クレスには関係ない。
最高のパンを人々に届ける。ただ、それだけのことだ。
「これは揚げパンか。見たところ、なんら変わり映えしない物のように見えるが」
皿を手に取り、ゴルドウィンが難しい顔をしていた。
ジャンクフードがテーマなだけあり、華やかさに欠ける一品はあまり好ましくないといった感じだ。
「食べてみてください。パンの可能性は見た目が全てではない」
「確かに、スパイスの良い香りが漂っている。揚げたてを食べやすいように紙で包んであるな。これは是非、手づかみでいきたいところだ」
上着の内ポケットからゴルドウィンは取り出したのは、マイ手袋だった。
「せっかくの料理を汚すわけにはいかん」
油で手を汚さないためではない。自身の手垢がつくのを恐れて手袋を使用している。
あまりの潔癖さに、ラクースが遠い目をしながら彼を見ていた。
サクッ、カリッ―――――
鮮烈な音が鳴ると社屋の前に衝撃波が発生した。
ゴルドウィンである。彼の内包するメギドが溢れだし周囲に影響を及ばしている。
噴水に流れる水が一瞬にして飛散し庭園へと舞う。草花は突風を身に浴びながらも耐えている。
木々はざわめき、小鳥が空へと慌ただしく飛び去ってゆく。
「コイツはとんでもなく食わせ者……いや物か。
中から溢れんばかりのとろけたチーズとパンチのきいたミートソースが私の味覚を攻撃してくる。
トメゴの酸味がより食欲をそそらせる。
生地はどうだ? 申し分のない食感に加え、軽い油を使用しているな……。
しかも風味をスッキリさせる為に香草を混ぜ込んであるのか」
メギドの荒風がピタリと止んだ。
厳格だったゴルドウィンの顔が、春の日差しを浴びたような清々しい物に変わっていた。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
愚かな側妃と言われたので、我慢することをやめます
天宮有
恋愛
私アリザは平民から側妃となり、国王ルグドに利用されていた。
王妃のシェムを愛しているルグドは、私を酷使する。
影で城の人達から「愚かな側妃」と蔑まれていることを知り、全てがどうでもよくなっていた。
私は我慢することをやめてルグドを助けず、愚かな側妃として生きます。
私が生きていたことは秘密にしてください
月山 歩
恋愛
メイベルは婚約者と妹によって、崖に突き落とされ、公爵家の領地に倒れていた。
見つけてくれた彼は一見優しそうだが、行方不明のまま隠れて生きて行こうとする私に驚くような提案をする。
「少年の世話係になってくれ。けれど人に話したら消す。」
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
【コミカライズ決定】愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
【コミカライズ決定の情報が解禁されました】
※レーベル名、漫画家様はのちほどお知らせいたします。
※配信後は引き下げとなりますので、ご注意くださいませ。
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
転生騎士団長の歩き方
Akila
ファンタジー
【第2章 完 約13万字】&【第1章 完 約12万字】
たまたま運よく掴んだ功績で第7騎士団の団長になってしまった女性騎士のラモン。そんなラモンの中身は地球から転生した『鈴木ゆり』だった。女神様に転生するに当たってギフトを授かったのだが、これがとっても役立った。ありがとう女神さま! と言う訳で、小娘団長が汗臭い騎士団をどうにか立て直す為、ドーン副団長や団員達とキレイにしたり、旨〜いしたり、キュンキュンしたりするほのぼの物語です。
【第1章 ようこそ第7騎士団へ】 騎士団の中で窓際? 島流し先? と囁かれる第7騎士団を立て直すべく、前世の知識で働き方改革を強行するモラン。 第7は改善されるのか? 副団長のドーンと共にあれこれと毎日大忙しです。
【第2章 王城と私】 第7騎士団での功績が認められて、次は第3騎士団へ行く事になったラモン。勤務地である王城では毎日誰かと何かやらかしてます。第3騎士団には馴染めるかな? って、またまた異動? 果たしてラモンの行き着く先はどこに?
※誤字脱字マジですみません。懲りずに読んで下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる