52 / 86
パン職人編
13-4
しおりを挟む
13-4
地下にある尋問室の前から呻き声が聞こえた。
誰かに言われるでもなく、ここで取り調べが行われているとクレスは直感した。
扉を開くと、そこはブロック状の石材で組まれた薄暗い一室だった。
尋問室とは良く言ったものだ。部屋にはテーブル一つさえ置かれていない。
異様とも呼べる空間にマーガと帝国騎士であろう中年の男がいた。
壁際に立たされたまま鎧を脱がされ身軽になった兵士。
拘束された彼の手足には鮮血の鎖が巻きつけられていた。
マーガの血が体内に入ると、その者はただちに彼女の眷属となる。
あえてそうしないのは、相手の自我を消滅させないためだ。
モノ言わぬ、奴隷になってからでは、情報を聞きだすことができなくなる。
だからと言って、人間に対して手心をくわえるような甘い給仕長ではない。
手足の鎖が締め上がるとジュ―と肉が焼けたような音ととも、男が全身を震わせ悶絶していた。
「パンダネ様、おかえりなさいませ。いかがでしたか?」
「首尾は上々だよ。確認したいことは済ませてきた」
クレスがきたことで、尋問という名の悪夢は一時中断された。
「マーガさん、どう? なにか、分かった?」
「ええ、貴方様が仰っていた通りのケースに酷似しております。
帝国騎士団がヴェールアリア様とベルベットカンパニーのパイプ役を担っていたようです。
その際にリザリ様を言葉巧みにそそのかしたのも、この男たちになります」
抵抗できないように拘束された兵士が、乱れ髪の隙間から睨みつけていた。
「殺せ!」
近づこうするクレスに帝国騎士は物騒な言葉を発した。
魔王軍に捕まったのだから生きて帰ることはできない。
そう思っているようだが、彼を殺す理由が今の魔王軍にはない。
人間が苦しむことを喜ぶ輩もいないとは言えないが、少なくともクレスがそうはさせない。
魔族の未来は人との共存が鍵となっているのだから。
「申し訳ありませんが拘束は解けません。他の四人同様、自害しようとしたので」
マーガが深々と頭を下げ告げる。
「それで構わないよ。彼らを殺さずにいてくれてありがとう。今は帝国と事を構える時ではないからね」
「まったく、厄介な鎖だ……死のうとすると苦痛を与えて邪魔をしてくる」
二人の会話に割り込むようにして帝国騎士は嘆いた。
そんな彼の様子を見ながらクレスは一瞬、考えこむとポンと手を打った。
手持ちのバスケットの中から、まん丸いカタチのパンを取り出し帝国騎士の方へ差し出した。
「なっ…………何のつもりだ?」
予想打にしなかった魔族の行動に、警戒心が強い騎士の顔に困惑の色が浮かんだ。
尋問している最中、捕虜に食べ物を渡そうすること自体、ありえない行為だからだ。
それが魔族なら、ことさら考えられない。男の顔にそう書いてある。
「【ポン・デジョン】という芋粉で作ったパンだ。ここに来る前に作っておいた」
「そうではない。それを俺に食べされるつもりか? 大方、自白効果がある薬でも盛っているんだろうが、絶対に食わんぞ!」
「マーガさんや皆の分も用意したから。誰か、テーブルを運んできてくれないか?」
バスケットを掲げたクレスがそう頼むと地下牢の看守たちがすぐに動きだした。
殺伐とした尋問室に幅広のテーブルといくつかの椅子が並べられた。
「ったく。いつの間に、そんな物を作っていたんだ?」
ラクースが片目を閉じながら苦笑していた。
「同感だな。貴殿のパン好きにもほどがあるぞ。まぁ、せっかくだ……いただくがな」
何やかんやと言うガレット卿が、真っ先にパンへと手を伸ばそうとする。
「ガレット卿、ちゃんと手荒いしてからにしてくださいね」
「う、うむ……」
空かさずマーガから指摘を受け、ガレット卿は素直に手荒い場へと直行した。
年甲斐もなく、しょんぼりとした様子は、まるで母親に注意された子供だ。
本当にクレスのパンを食べるのを楽しみにしているのだろう。
「な、何なんだ……この連中は?」
ポンをつまみながら、茶会を開き出した魔族たちに帝国騎士は言葉を失っていた。
「自分の描いていたイメージとは違うだろう? けれど、これが今の彼らなんだ」
再度、ポン・デジョンが帝国騎士の前に出てきた。
「茶会に参加するのなら、拘束は解くよ。死なれたら困るから鎖自体は解除できないけどね」
クレスの言葉を聞きながら彼は黙ってポン・デジョンを手に取った。
テーブルを囲いワイワイと賑わう輪の中、帝国騎士は呆然としていた。
そこにあるのはよく見慣れた光景だった。
家族や友人と共にする食事。
皆、はち切れんばかりの笑顔でパンを頬張っている。
例え罠だとしても、ガマンならない。
そう言わんばかりに両手にポン・デジョンをつかむと帝国騎士はがっつき始めた。
喉にパンを詰まらせ、慌てて紅茶を手に取る。
「美味い……外はカリッと中はモチモチの食感。シンプルだが、そこがまた良い。
しかも、このチーズはなんて奥深い味わいなんだ。帝国でもこれほどの物はなかなか出回っていないぞ」
「ふん、人間しては分かっておるではないか。これこそパンダネ殿の発酵パワー。
魔族領にいるヤギの新鮮なミルクを使用することで濃厚かつ上品な一品となる。
あとは貪欲の壺で熟成させれば、このように旨味の塊となる」
何故か、ガレット卿が帝国騎士と意気投合し出していた。
ラクースより味にうるさいのが彼だ。その肥えた舌は【食通】の域に達している。
それゆえ、常人では理解できない表現の仕方を時折するが感想自体は的確である。
クレスのような職人としては、ありがたい味見役だ。
「我々が魔族で何をしようとしていたのか? それを聞きたいのだったな」
問うよりも先に、帝国騎士の方が答え出した。
「ええ、聞かせてください。話が終われば、全員解放します」
「ふっ、魔族なのにどこまでお人好しなんだ。
帝国を裏切るつもりはないが、騎士団長のやり方にはついてゆけない。
取り引きだ、我々全員の身の安全を保障すると言うのならば知っていることは話そう」
「ことは場合によっては、あなた方全員だけではなく、家族や親族もコチラで保護する所存ですよ」
目を見張りながら帝国騎士は、周囲をの様子を覗った。
クレスの主張に誰一人として、嫌な顔を見せる者はいなかった。
「話しに聞く魔族とは大違いだ」と彼は一人で呟いていた。
「心遣い感謝する。改めて名乗らせてもらおう。帝国騎士のロアンだ」
「パン職人のパンダネです。ゆえあって、魔族領再建を執り行っている者です」
パン職人という言葉に若干、顔をしかめたがロアンは気を取り直して詳細を語った。
「我々五人は団長より命を受け、魔族領にのみに存在する輝石を採取しに来た。
何の目的で集めているのかは知らされていないが、帝国へ運ぶ際にヴェールアリア殿の協力を得て行っていた。
リザリ殿には樹海の警備を依頼しておいた……いや、正確にはさせたという表現が正しい。
記憶を改ざんし他者を操るメギド使いによってな」
「採取はいつごろから始まったのですか?」
「今から半年ほど前だ。その時はベルベットカンパニーの食客の何人かと一緒に我々も魔族領に入りした。
ベルベットの連中が何を企てているのかは分からんが、ろくなことではないのは違いない」
「記憶を操るという者の素性は?」
そう聞くとロアンは頭抱えながら唸り声を上げていた。
「クウウッ―――無理だ。
いくら思い出そうとしても頭に靄がかかって何も思い出せない。
間違いない、奴の仕業だ。クソッ、俺の記憶まで弄ってやがった!」
ロアンの拳がテーブルを叩きつけた。
メギド使いの正体はともかく……裏で手引きをしていたのは、睨んだとおりヴェールアリアだった。
半年前となると、ちょうど魔族領の農作物に異常が発生し始めた時期と重なる。
これを偶然と見るには無理がある。
騎士団長の狙いは定かではないが、彼らに調査を頼んだのは正解だったようだ。
「パンダネ様、クーデール殿が帰還しました」
「ありがとう、すぐに行く。
ロアン殿、今すぐにとはいきませんが約束は果たします。
一先ずは、騎士全員を釈放します。それで構いませんか?」
「ああ、異存はない」
兵士から伝達を受け、クレスは尋問部屋を後にした。
騎士ロアンと他四人の身柄は、ガレット卿が預かることとなった。
地下にある尋問室の前から呻き声が聞こえた。
誰かに言われるでもなく、ここで取り調べが行われているとクレスは直感した。
扉を開くと、そこはブロック状の石材で組まれた薄暗い一室だった。
尋問室とは良く言ったものだ。部屋にはテーブル一つさえ置かれていない。
異様とも呼べる空間にマーガと帝国騎士であろう中年の男がいた。
壁際に立たされたまま鎧を脱がされ身軽になった兵士。
拘束された彼の手足には鮮血の鎖が巻きつけられていた。
マーガの血が体内に入ると、その者はただちに彼女の眷属となる。
あえてそうしないのは、相手の自我を消滅させないためだ。
モノ言わぬ、奴隷になってからでは、情報を聞きだすことができなくなる。
だからと言って、人間に対して手心をくわえるような甘い給仕長ではない。
手足の鎖が締め上がるとジュ―と肉が焼けたような音ととも、男が全身を震わせ悶絶していた。
「パンダネ様、おかえりなさいませ。いかがでしたか?」
「首尾は上々だよ。確認したいことは済ませてきた」
クレスがきたことで、尋問という名の悪夢は一時中断された。
「マーガさん、どう? なにか、分かった?」
「ええ、貴方様が仰っていた通りのケースに酷似しております。
帝国騎士団がヴェールアリア様とベルベットカンパニーのパイプ役を担っていたようです。
その際にリザリ様を言葉巧みにそそのかしたのも、この男たちになります」
抵抗できないように拘束された兵士が、乱れ髪の隙間から睨みつけていた。
「殺せ!」
近づこうするクレスに帝国騎士は物騒な言葉を発した。
魔王軍に捕まったのだから生きて帰ることはできない。
そう思っているようだが、彼を殺す理由が今の魔王軍にはない。
人間が苦しむことを喜ぶ輩もいないとは言えないが、少なくともクレスがそうはさせない。
魔族の未来は人との共存が鍵となっているのだから。
「申し訳ありませんが拘束は解けません。他の四人同様、自害しようとしたので」
マーガが深々と頭を下げ告げる。
「それで構わないよ。彼らを殺さずにいてくれてありがとう。今は帝国と事を構える時ではないからね」
「まったく、厄介な鎖だ……死のうとすると苦痛を与えて邪魔をしてくる」
二人の会話に割り込むようにして帝国騎士は嘆いた。
そんな彼の様子を見ながらクレスは一瞬、考えこむとポンと手を打った。
手持ちのバスケットの中から、まん丸いカタチのパンを取り出し帝国騎士の方へ差し出した。
「なっ…………何のつもりだ?」
予想打にしなかった魔族の行動に、警戒心が強い騎士の顔に困惑の色が浮かんだ。
尋問している最中、捕虜に食べ物を渡そうすること自体、ありえない行為だからだ。
それが魔族なら、ことさら考えられない。男の顔にそう書いてある。
「【ポン・デジョン】という芋粉で作ったパンだ。ここに来る前に作っておいた」
「そうではない。それを俺に食べされるつもりか? 大方、自白効果がある薬でも盛っているんだろうが、絶対に食わんぞ!」
「マーガさんや皆の分も用意したから。誰か、テーブルを運んできてくれないか?」
バスケットを掲げたクレスがそう頼むと地下牢の看守たちがすぐに動きだした。
殺伐とした尋問室に幅広のテーブルといくつかの椅子が並べられた。
「ったく。いつの間に、そんな物を作っていたんだ?」
ラクースが片目を閉じながら苦笑していた。
「同感だな。貴殿のパン好きにもほどがあるぞ。まぁ、せっかくだ……いただくがな」
何やかんやと言うガレット卿が、真っ先にパンへと手を伸ばそうとする。
「ガレット卿、ちゃんと手荒いしてからにしてくださいね」
「う、うむ……」
空かさずマーガから指摘を受け、ガレット卿は素直に手荒い場へと直行した。
年甲斐もなく、しょんぼりとした様子は、まるで母親に注意された子供だ。
本当にクレスのパンを食べるのを楽しみにしているのだろう。
「な、何なんだ……この連中は?」
ポンをつまみながら、茶会を開き出した魔族たちに帝国騎士は言葉を失っていた。
「自分の描いていたイメージとは違うだろう? けれど、これが今の彼らなんだ」
再度、ポン・デジョンが帝国騎士の前に出てきた。
「茶会に参加するのなら、拘束は解くよ。死なれたら困るから鎖自体は解除できないけどね」
クレスの言葉を聞きながら彼は黙ってポン・デジョンを手に取った。
テーブルを囲いワイワイと賑わう輪の中、帝国騎士は呆然としていた。
そこにあるのはよく見慣れた光景だった。
家族や友人と共にする食事。
皆、はち切れんばかりの笑顔でパンを頬張っている。
例え罠だとしても、ガマンならない。
そう言わんばかりに両手にポン・デジョンをつかむと帝国騎士はがっつき始めた。
喉にパンを詰まらせ、慌てて紅茶を手に取る。
「美味い……外はカリッと中はモチモチの食感。シンプルだが、そこがまた良い。
しかも、このチーズはなんて奥深い味わいなんだ。帝国でもこれほどの物はなかなか出回っていないぞ」
「ふん、人間しては分かっておるではないか。これこそパンダネ殿の発酵パワー。
魔族領にいるヤギの新鮮なミルクを使用することで濃厚かつ上品な一品となる。
あとは貪欲の壺で熟成させれば、このように旨味の塊となる」
何故か、ガレット卿が帝国騎士と意気投合し出していた。
ラクースより味にうるさいのが彼だ。その肥えた舌は【食通】の域に達している。
それゆえ、常人では理解できない表現の仕方を時折するが感想自体は的確である。
クレスのような職人としては、ありがたい味見役だ。
「我々が魔族で何をしようとしていたのか? それを聞きたいのだったな」
問うよりも先に、帝国騎士の方が答え出した。
「ええ、聞かせてください。話が終われば、全員解放します」
「ふっ、魔族なのにどこまでお人好しなんだ。
帝国を裏切るつもりはないが、騎士団長のやり方にはついてゆけない。
取り引きだ、我々全員の身の安全を保障すると言うのならば知っていることは話そう」
「ことは場合によっては、あなた方全員だけではなく、家族や親族もコチラで保護する所存ですよ」
目を見張りながら帝国騎士は、周囲をの様子を覗った。
クレスの主張に誰一人として、嫌な顔を見せる者はいなかった。
「話しに聞く魔族とは大違いだ」と彼は一人で呟いていた。
「心遣い感謝する。改めて名乗らせてもらおう。帝国騎士のロアンだ」
「パン職人のパンダネです。ゆえあって、魔族領再建を執り行っている者です」
パン職人という言葉に若干、顔をしかめたがロアンは気を取り直して詳細を語った。
「我々五人は団長より命を受け、魔族領にのみに存在する輝石を採取しに来た。
何の目的で集めているのかは知らされていないが、帝国へ運ぶ際にヴェールアリア殿の協力を得て行っていた。
リザリ殿には樹海の警備を依頼しておいた……いや、正確にはさせたという表現が正しい。
記憶を改ざんし他者を操るメギド使いによってな」
「採取はいつごろから始まったのですか?」
「今から半年ほど前だ。その時はベルベットカンパニーの食客の何人かと一緒に我々も魔族領に入りした。
ベルベットの連中が何を企てているのかは分からんが、ろくなことではないのは違いない」
「記憶を操るという者の素性は?」
そう聞くとロアンは頭抱えながら唸り声を上げていた。
「クウウッ―――無理だ。
いくら思い出そうとしても頭に靄がかかって何も思い出せない。
間違いない、奴の仕業だ。クソッ、俺の記憶まで弄ってやがった!」
ロアンの拳がテーブルを叩きつけた。
メギド使いの正体はともかく……裏で手引きをしていたのは、睨んだとおりヴェールアリアだった。
半年前となると、ちょうど魔族領の農作物に異常が発生し始めた時期と重なる。
これを偶然と見るには無理がある。
騎士団長の狙いは定かではないが、彼らに調査を頼んだのは正解だったようだ。
「パンダネ様、クーデール殿が帰還しました」
「ありがとう、すぐに行く。
ロアン殿、今すぐにとはいきませんが約束は果たします。
一先ずは、騎士全員を釈放します。それで構いませんか?」
「ああ、異存はない」
兵士から伝達を受け、クレスは尋問部屋を後にした。
騎士ロアンと他四人の身柄は、ガレット卿が預かることとなった。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
愚かな側妃と言われたので、我慢することをやめます
天宮有
恋愛
私アリザは平民から側妃となり、国王ルグドに利用されていた。
王妃のシェムを愛しているルグドは、私を酷使する。
影で城の人達から「愚かな側妃」と蔑まれていることを知り、全てがどうでもよくなっていた。
私は我慢することをやめてルグドを助けず、愚かな側妃として生きます。
【コミカライズ決定】愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
【コミカライズ決定の情報が解禁されました】
※レーベル名、漫画家様はのちほどお知らせいたします。
※配信後は引き下げとなりますので、ご注意くださいませ。
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
私が生きていたことは秘密にしてください
月山 歩
恋愛
メイベルは婚約者と妹によって、崖に突き落とされ、公爵家の領地に倒れていた。
見つけてくれた彼は一見優しそうだが、行方不明のまま隠れて生きて行こうとする私に驚くような提案をする。
「少年の世話係になってくれ。けれど人に話したら消す。」
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
転生騎士団長の歩き方
Akila
ファンタジー
【第2章 完 約13万字】&【第1章 完 約12万字】
たまたま運よく掴んだ功績で第7騎士団の団長になってしまった女性騎士のラモン。そんなラモンの中身は地球から転生した『鈴木ゆり』だった。女神様に転生するに当たってギフトを授かったのだが、これがとっても役立った。ありがとう女神さま! と言う訳で、小娘団長が汗臭い騎士団をどうにか立て直す為、ドーン副団長や団員達とキレイにしたり、旨〜いしたり、キュンキュンしたりするほのぼの物語です。
【第1章 ようこそ第7騎士団へ】 騎士団の中で窓際? 島流し先? と囁かれる第7騎士団を立て直すべく、前世の知識で働き方改革を強行するモラン。 第7は改善されるのか? 副団長のドーンと共にあれこれと毎日大忙しです。
【第2章 王城と私】 第7騎士団での功績が認められて、次は第3騎士団へ行く事になったラモン。勤務地である王城では毎日誰かと何かやらかしてます。第3騎士団には馴染めるかな? って、またまた異動? 果たしてラモンの行き着く先はどこに?
※誤字脱字マジですみません。懲りずに読んで下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる