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天上へ続く箱庭
虚ろな心
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ナックという男は第一印象とは打って変わって、思いのほか話が通じるタイプの人間だった。
「隠れて出てこないのなら、私を囮にして誘いだせばいい」という私の発案が、こうもあっさり受け入れられたのは、率直に驚かされた。
もう少し、人間不信で自分第一主義を貫き通すイメージだったのに意外と素直で拍子抜けにすら感じる。
すでに、なりふり構わずにはいられないほど追い詰められているという証なのだろうか?
とにかく、タンゾウさんとの合流が先決だ。
見つけさえすれば、ナックを出し抜いて救出すればいい。
「隠れてないで出て来やがれええええ―――――!! タンゾウォォォ! テメェの知り合いがどうなってもいいのかぁああ―――!! ヘへッ、良い声で哭きやがるわ」
「あ――れ――タスケテ~!!」
「バッ! お前、演技下手か。つーか、黙ってろ! わざとらしいわ」
初手から不評を買ってしまった。
せっかく私が人質でいる事をアピールしようと、はりきったのに演技力が皆無じゃ逆効果といったところか……。
それにしても、ナックの大声はよく通る。
この階層がどれほどの広さを持つのか? 分からないが何度も呼びかければ、おそらくはタンゾウさんに届くはずだ。
さて、これが吉とでるか? どうか。
『モチ様………おおお、やはり萌知様でしたか! てっきり、我は貴女様に忘れ去られたものだと思っていましたが、いやはや助けにいらしてくださったとは……』
早速、頭の中で響き渡る応答に懐かしさが甦った。
それもそのはず、テレパスの送り主は我が使役悪魔、モリスンだ。
「ゴメン、ちっとも覚えていなかった」などとは口が裂けても言えない。
『モリスン? どうしてこんな所にいるの?』
『お忘れですか? 貴女様の命で串焼き屋の男を助けにいったのですよ。そうしたら、萌知様とのアーカイブスリンクが突然に切れたので慌てましたぞ。一体、何がおきたというのですか?』
『それは後々、説明するよ。それよりも、モリスン。今、近くにタンゾウさんはいるの?』
『はっ! 萌知様とはぐれて以来、ずっと一緒です。む? 何やら、串焼き屋が貴女様に話したいことがあると。傍にいる筋肉大男をどうにか、引き離すことはできませんか?』
「それなら大丈夫。もとより、そうするつもりだったから」
「おい? 誰かと会話してんのか!? くっうっ、てめぇ――」
ナックの近くで手をかざし、雷を発光させて視界をうばった。
スパークライト、攻撃魔法としてはやや頼りない雷光だが、工夫すればこういう使い方もできる。
『左側の通路を真っすぐ突っ切って下さい』
「一気にいく。フロート&エアーブラスト、エンチャントロッド!」
フロートによって浮力を得たロッドに、しがみつくように跨ると後方をロッド越しに蹴り上げる。
ロッドの先端にため込まれていたエアーブラストを一斉に放出させ、爆発的な加速力を生み出す。
これが、魔女ディングリングの魔法に触発され生み出した私の新移動魔法。
魔法の箒ならぬ、魔法の物干し竿での飛行。
その速度は推定で秒速30メートルに達する。
とてもじゃないが、全身にシールド魔法をほどこさないと私自身が後方へ吹き飛ばされてしまう。
「うぎゃああああっ!! 速いはやいはやいぃぃぃ――――!!」
実際、体感してどんだけ無謀だったのか思い知らされた。
速いなんてもんじゃない、神眼を解放しなければロッドの動き、周囲の細かな状況は捉えられない。
一体、いくつ部屋の前を通り過ぎたことだろうか? 瞬時に通路突き当りの壁が押し迫ってくる。
しまったぁあああ!! ブレーキのかけ方、考えてなかった。
「くっそおおお、曲がれぇぇぇぇ!! ダウンバースト!!」
咄嗟にダウンバーストを壁に打ち付けロッドの速度を減速、同時にエアーブラストの角度を内側に傾け、身体を傾け重心移動させる。
タイミングが肝だ! 壁すれすれの際どいコーナリングを成功させるには、一部でもタイミングが狂えば本体のバランスは保てない。
それでも曲がりきれないのなら、想像すればいい。
いくら防御魔法をかけていても、少しでも壁に接触すれば盛大に弾き飛んでゆく自身を……。
嫌だ……人間ピンボールになんかなりたくない。
「とわぁっ!」
凄惨イメージトレーニングの効果は絶大だった。
そこに、暴れ馬を御すようにロッドを巧み操作する自分がいた。
そう、この荒行により短時間で私はコントロールのコツを掴んだのだ。
もう一度、やって欲しいと頼まれれば確実に拒否するけど……。
なんとか、窮地は乗り切ってみせた。
『お待ちしておりました。ささ、こちらへ』
しばし、低速で飛行していた私の前にモリスンが翼を羽ばたかせやってきた。
彼の進んできた通路側に一箇所だけ扉が開かれている部屋がある。
タンゾウさんはそこに潜伏していた。
「大方の状況はそのコウモリから聞いた。どうやら、面倒事に巻き込んでしまったようだな、申し訳ない」
久方ぶりの再会。
タンゾウさんは気丈に振る舞う反面、少しやつれているように見えた。
拷問などで、どこか負傷しているかもしれないと気にかける私に、彼は「問題ない」と淡々と返す。
杞憂かもしれない……けれど、その手にたずさえた長槍の刃先には血のような赤みが付着していて、ここにたどり着くまでの苛烈さを静かに物語っていた。
「よく、ここまで来れたな。それも魔導士とやらの力か。何故? 俺、いや……俺達なんかの為に危険を冒そうとする……アンタも知っているはずだ。これは、この村の住民同士のいざこざだ。アンタには関係のない話だ」
壁に身をあずけ佇むタンゾウさんは腕組みをしながら、こちらに視線を落とした。
その目には若干、怒りが入り混じっている気がする。
「関係なくないよ。私はリシリちゃんと約束したんです、あなたを必ず助けるって!」
「恩人には、こんな事を言いたくないが、あの子を言い訳に使わないでくれ。それは、アンタが望むものには関与しないはずだ。良かったら、話してくれないか? アンタの本音を」
髪をかき上げて、ため息をつくタンゾウさん。
疑われるのも無理はないと覚悟はしていた。
傍からすれば、私の行為は理解し得難いものなのも重々理解していた。
ここまで保留にしてきた解答を、改めて求められても応えになるものは何一つ持ち合わせていない、空っぽだ。
私は、ただ自分がやりたかった事を魔法を使って実現しているだけだ。
そこには打算的な考えも高尚な意思もない……単なる、自己を満たすだけの動機だ。
けれど――――本当は気づいていた、自分の心の奥底に秘めた願望。
確かに根付いている私自身が認めたくなかった感情に……。
「自分でも驚きだけど、私は誰かの役に立ちたかったんだと思う。自身に価値を見出せない……何もしない自分、何もできない自分が、何かしようとする度にしょっちゅう影法師のように付きまとっていたの。全て否定したかった、全部壊したかった。そうすれば、少しでも救われるような気がしたから……」
「そっか。ようやっと、モチさんアンタの事が見えてきた。それは、誰しもが心の奥底でため込むもんだ。勿論、俺もさ……だから、人の為に尽くそうとする想いは立派な志だ。多少、勝手気ままに振る舞っても誰にも文句はつけられない、やり方さえ間違えなければ」
「やり方? そうですよね。私が、ギルドでタンゾウさんを救出できていれば、ビーンズ一家を大人しくさせる力があればここまで大事にはならなかった」
「モチさん……卑屈になるなよ!! 村を救ってくれなんて、誰一人としてアンタに頼まなかったはずだろっ!!」
タンゾウさんは声を張り上げ私を直視していた。
それまで、頼りなそうに見えていた串焼き屋の店主の面影は一切なく、別人と会話しているかのようだ。
「考え悩むことは決して悪いことじゃない。けど、モチさんは知っているはずだ、自分がどうあって、どうすべきだったのかを。そこから目をそらしても何も変わらないし始まらない。放っておけないんだよ――アンタみたいな人は! 周りを気にしているつもりでも、何も見えちゃいない。だから、物事を自身の価値観だけで全て判断して、独りで背負い込んでしまっている」
その真っすぐな言葉に私はハッとした。
私は怖かったのだ……だから、自身の欠点を恥ずかしく思い、弱さと向き合うのを避けていた。
愚かにも、なるべく周りを見ないように自分自身が視野を狭めていたのだ。
自分が何を成すべきか? 答えは、常に己が手元にあったのに……先生から何度も魔法使いとしての心の在り方を教わってきたはずなのに、いつの間にか大切な事まで見落としてしまっていた。
「私、魔法の力を過信していた……魔法さえあれば何でもできる、人助けだって簡単にこなせるって。でも、それじゃあ駄目なんだね。ジップ村の問題は、ここの人達が解決しなければ何も変わらない。最初から私が行うべき事は、自分本位で行動するんじゃなく、村の皆と手を取りながら先に進むことだったんだ」
「ようやく……心置きなくアンタを信じて頼めるな」
「頼み?」
「ああ、村を代表してモチさんに依頼を出す! 村を救うため、ビーンズ姉弟の暴走を食い止めるのにアンタの力を俺に貸してくれ!」
決戦直前、ようやく迷いの鎖を断ち切った私にタンゾウさんは力強く頷いた。
「隠れて出てこないのなら、私を囮にして誘いだせばいい」という私の発案が、こうもあっさり受け入れられたのは、率直に驚かされた。
もう少し、人間不信で自分第一主義を貫き通すイメージだったのに意外と素直で拍子抜けにすら感じる。
すでに、なりふり構わずにはいられないほど追い詰められているという証なのだろうか?
とにかく、タンゾウさんとの合流が先決だ。
見つけさえすれば、ナックを出し抜いて救出すればいい。
「隠れてないで出て来やがれええええ―――――!! タンゾウォォォ! テメェの知り合いがどうなってもいいのかぁああ―――!! ヘへッ、良い声で哭きやがるわ」
「あ――れ――タスケテ~!!」
「バッ! お前、演技下手か。つーか、黙ってろ! わざとらしいわ」
初手から不評を買ってしまった。
せっかく私が人質でいる事をアピールしようと、はりきったのに演技力が皆無じゃ逆効果といったところか……。
それにしても、ナックの大声はよく通る。
この階層がどれほどの広さを持つのか? 分からないが何度も呼びかければ、おそらくはタンゾウさんに届くはずだ。
さて、これが吉とでるか? どうか。
『モチ様………おおお、やはり萌知様でしたか! てっきり、我は貴女様に忘れ去られたものだと思っていましたが、いやはや助けにいらしてくださったとは……』
早速、頭の中で響き渡る応答に懐かしさが甦った。
それもそのはず、テレパスの送り主は我が使役悪魔、モリスンだ。
「ゴメン、ちっとも覚えていなかった」などとは口が裂けても言えない。
『モリスン? どうしてこんな所にいるの?』
『お忘れですか? 貴女様の命で串焼き屋の男を助けにいったのですよ。そうしたら、萌知様とのアーカイブスリンクが突然に切れたので慌てましたぞ。一体、何がおきたというのですか?』
『それは後々、説明するよ。それよりも、モリスン。今、近くにタンゾウさんはいるの?』
『はっ! 萌知様とはぐれて以来、ずっと一緒です。む? 何やら、串焼き屋が貴女様に話したいことがあると。傍にいる筋肉大男をどうにか、引き離すことはできませんか?』
「それなら大丈夫。もとより、そうするつもりだったから」
「おい? 誰かと会話してんのか!? くっうっ、てめぇ――」
ナックの近くで手をかざし、雷を発光させて視界をうばった。
スパークライト、攻撃魔法としてはやや頼りない雷光だが、工夫すればこういう使い方もできる。
『左側の通路を真っすぐ突っ切って下さい』
「一気にいく。フロート&エアーブラスト、エンチャントロッド!」
フロートによって浮力を得たロッドに、しがみつくように跨ると後方をロッド越しに蹴り上げる。
ロッドの先端にため込まれていたエアーブラストを一斉に放出させ、爆発的な加速力を生み出す。
これが、魔女ディングリングの魔法に触発され生み出した私の新移動魔法。
魔法の箒ならぬ、魔法の物干し竿での飛行。
その速度は推定で秒速30メートルに達する。
とてもじゃないが、全身にシールド魔法をほどこさないと私自身が後方へ吹き飛ばされてしまう。
「うぎゃああああっ!! 速いはやいはやいぃぃぃ――――!!」
実際、体感してどんだけ無謀だったのか思い知らされた。
速いなんてもんじゃない、神眼を解放しなければロッドの動き、周囲の細かな状況は捉えられない。
一体、いくつ部屋の前を通り過ぎたことだろうか? 瞬時に通路突き当りの壁が押し迫ってくる。
しまったぁあああ!! ブレーキのかけ方、考えてなかった。
「くっそおおお、曲がれぇぇぇぇ!! ダウンバースト!!」
咄嗟にダウンバーストを壁に打ち付けロッドの速度を減速、同時にエアーブラストの角度を内側に傾け、身体を傾け重心移動させる。
タイミングが肝だ! 壁すれすれの際どいコーナリングを成功させるには、一部でもタイミングが狂えば本体のバランスは保てない。
それでも曲がりきれないのなら、想像すればいい。
いくら防御魔法をかけていても、少しでも壁に接触すれば盛大に弾き飛んでゆく自身を……。
嫌だ……人間ピンボールになんかなりたくない。
「とわぁっ!」
凄惨イメージトレーニングの効果は絶大だった。
そこに、暴れ馬を御すようにロッドを巧み操作する自分がいた。
そう、この荒行により短時間で私はコントロールのコツを掴んだのだ。
もう一度、やって欲しいと頼まれれば確実に拒否するけど……。
なんとか、窮地は乗り切ってみせた。
『お待ちしておりました。ささ、こちらへ』
しばし、低速で飛行していた私の前にモリスンが翼を羽ばたかせやってきた。
彼の進んできた通路側に一箇所だけ扉が開かれている部屋がある。
タンゾウさんはそこに潜伏していた。
「大方の状況はそのコウモリから聞いた。どうやら、面倒事に巻き込んでしまったようだな、申し訳ない」
久方ぶりの再会。
タンゾウさんは気丈に振る舞う反面、少しやつれているように見えた。
拷問などで、どこか負傷しているかもしれないと気にかける私に、彼は「問題ない」と淡々と返す。
杞憂かもしれない……けれど、その手にたずさえた長槍の刃先には血のような赤みが付着していて、ここにたどり着くまでの苛烈さを静かに物語っていた。
「よく、ここまで来れたな。それも魔導士とやらの力か。何故? 俺、いや……俺達なんかの為に危険を冒そうとする……アンタも知っているはずだ。これは、この村の住民同士のいざこざだ。アンタには関係のない話だ」
壁に身をあずけ佇むタンゾウさんは腕組みをしながら、こちらに視線を落とした。
その目には若干、怒りが入り混じっている気がする。
「関係なくないよ。私はリシリちゃんと約束したんです、あなたを必ず助けるって!」
「恩人には、こんな事を言いたくないが、あの子を言い訳に使わないでくれ。それは、アンタが望むものには関与しないはずだ。良かったら、話してくれないか? アンタの本音を」
髪をかき上げて、ため息をつくタンゾウさん。
疑われるのも無理はないと覚悟はしていた。
傍からすれば、私の行為は理解し得難いものなのも重々理解していた。
ここまで保留にしてきた解答を、改めて求められても応えになるものは何一つ持ち合わせていない、空っぽだ。
私は、ただ自分がやりたかった事を魔法を使って実現しているだけだ。
そこには打算的な考えも高尚な意思もない……単なる、自己を満たすだけの動機だ。
けれど――――本当は気づいていた、自分の心の奥底に秘めた願望。
確かに根付いている私自身が認めたくなかった感情に……。
「自分でも驚きだけど、私は誰かの役に立ちたかったんだと思う。自身に価値を見出せない……何もしない自分、何もできない自分が、何かしようとする度にしょっちゅう影法師のように付きまとっていたの。全て否定したかった、全部壊したかった。そうすれば、少しでも救われるような気がしたから……」
「そっか。ようやっと、モチさんアンタの事が見えてきた。それは、誰しもが心の奥底でため込むもんだ。勿論、俺もさ……だから、人の為に尽くそうとする想いは立派な志だ。多少、勝手気ままに振る舞っても誰にも文句はつけられない、やり方さえ間違えなければ」
「やり方? そうですよね。私が、ギルドでタンゾウさんを救出できていれば、ビーンズ一家を大人しくさせる力があればここまで大事にはならなかった」
「モチさん……卑屈になるなよ!! 村を救ってくれなんて、誰一人としてアンタに頼まなかったはずだろっ!!」
タンゾウさんは声を張り上げ私を直視していた。
それまで、頼りなそうに見えていた串焼き屋の店主の面影は一切なく、別人と会話しているかのようだ。
「考え悩むことは決して悪いことじゃない。けど、モチさんは知っているはずだ、自分がどうあって、どうすべきだったのかを。そこから目をそらしても何も変わらないし始まらない。放っておけないんだよ――アンタみたいな人は! 周りを気にしているつもりでも、何も見えちゃいない。だから、物事を自身の価値観だけで全て判断して、独りで背負い込んでしまっている」
その真っすぐな言葉に私はハッとした。
私は怖かったのだ……だから、自身の欠点を恥ずかしく思い、弱さと向き合うのを避けていた。
愚かにも、なるべく周りを見ないように自分自身が視野を狭めていたのだ。
自分が何を成すべきか? 答えは、常に己が手元にあったのに……先生から何度も魔法使いとしての心の在り方を教わってきたはずなのに、いつの間にか大切な事まで見落としてしまっていた。
「私、魔法の力を過信していた……魔法さえあれば何でもできる、人助けだって簡単にこなせるって。でも、それじゃあ駄目なんだね。ジップ村の問題は、ここの人達が解決しなければ何も変わらない。最初から私が行うべき事は、自分本位で行動するんじゃなく、村の皆と手を取りながら先に進むことだったんだ」
「ようやく……心置きなくアンタを信じて頼めるな」
「頼み?」
「ああ、村を代表してモチさんに依頼を出す! 村を救うため、ビーンズ姉弟の暴走を食い止めるのにアンタの力を俺に貸してくれ!」
決戦直前、ようやく迷いの鎖を断ち切った私にタンゾウさんは力強く頷いた。
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