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ピルーピルルピー、ピルルルピルー、ピルル、ピルル
濃い瑠璃色の背と白い腹を持つ小鳥が、リズム良く鳴きながら川原の一角をちょこまかと動き回っている。
普通の…一般的な大人の男性であっても何の補助も道具も無しに渡るのは難しく、馬でも渡る事に躊躇する程の幅と深さがある川のほとりで、ぼさぼさの白い髪に赤い瞳のまだあどけない少女が砂利が敷き詰められた川原の上で座り込んでいる。
この川は、北西方向に遠く見える実り豊かな地で希少な鉱石が採れるという高原地帯を源流とする河川の一つで、遥か南東の方向にある海へと繋がっている肥沃な河川だ。
かつてはこの川を上り下りする川船が、北方の高原地帯や南方の港町との荷物の運搬船として活躍していたが、先代か先々代の頃に街道が整備されたことで陸路での移動がこの近辺では主流となり、時折─上流の肥沃な土を運んでくるとはいえ─氾濫を起こす川を使った運搬は徐々に下火となってしまい、今では桟橋や船着き小屋などの設備が朽ちるに任せたままだ。
少女は足元に広がる砂利の中から手触りと握り心地を確かめながら、一つ一つ丁寧に拾っては選び拾っては選び、目利き─彼女が判断する何かの基準─に合格したらしい石をより分けて拾っていた。
中にはその目利きには適わなかった様子なのに、キラキラと美しく輝く石に出会うとつい見とれてしまい、基準に満たなかったからと言って捨てることも出来ず、それもまた別の場所に集めていた。
少女が着ている服にはポケットが無い。
裾や襟もとにほつれが見える着古したチュニックにはポケットどころか何の飾りも無い。
足元のサンダルはぺたんとした板のような靴底を細い革紐でなんとかずれないように縛り付けているだけの代物だ。おまけに大きさがあっておらずぶかぶかだ。大きいけれど足の裏をキチンと覆えているだけ上々なのかもしれない。
チュニックもサンダルも彼女がここに来てからずっと同じものを身に纏っているので、薄汚れているだけではなく、随分とくたびれている。
彼女がこの場所に来てからもうどれ位経つだろうかと数え始めた時、鳴き声が響いた。
ピルー、ピルル、ピルルルル
視線の先には空よりも濃い青色の羽をもつ小さな─と言っても少女の手のひらにはすこし溢れるくらいの大きさの─鳥たちが、ぴょんぴょんと川原に広がる砂利の上を左右に小気味よく駆け回っている。
背は濃い青でも腹側は白いため、彼らがちょこまかと川べりのあちこちさまよう様子は少女の目に留まりやすいのか、小鳥たちの動きに合わせて顔をあちらこちらに向けて視線で追いかけている。
川原に座り込んで小鳥たちの動きに合わせて視線を動かしている様子はとても楽しそうで、小鳥たちの事をなんだか気に入っているのだろう、少女のほほが少し緩んでいる。
青と白の小柄な鳥たちは、時折急に立ち止まって足元の石をつついては、石の裏にいる小虫を食べ、そして転がした石の中で気に入ったらしき石や小枝を寝床へとせっせと運んでいる。
それを見ていた少女は、手元の…そして小鳥たちが集めている石や小枝をゆっくりと見比べ、白い息を吐きながら呟いた。
「えへへ…鳥さんたち喜ぶかなあ。」
少女は集めた小石や小枝を、自分と小鳥たちの間に持って行った。ついでにそのあたりの小石を裏返しておいた。それは石の下に隠れている小さな虫たちを小鳥たちが見つけやすいようにという事だろう。
そして元の座り込んでいた場所へ戻り、より分けていたキラキラしたさらに小さな石たちを、川沿いに突き出た土手にある船着き小屋で拾った欠けた素焼きの皿の上に乗せる。
きっと小鳥たちを安心させるために何も気にしていないような素振りをしているのだろう、それでも用心深い彼らは人間に迂闊に近付いて来たりはしない、あれらは中々に賢いのだ。
だから少女がここに来た最初の頃は警戒されてしまい、近付くどころか少し離れたところから眺めているだけで、小鳥たちは身構えて距離を取ろうと川原を右往左往して逃げ去っていた位だ。
そんなことが何日も続き、少女は元気を失いへこたれそうになりかけてた頃、より分けて置いたあった小石や小枝が翌朝には消え、よく観察すると少女がその場を離れた際に小鳥たちが巣材として持ち帰っていた事に気付いた時、ホッとしたのか頬が少し緩まり目をじんわりとさせて微笑んでいた。
それ以来、少女なりの小鳥たちとの会話の無いやり取りがずっと続いている。もっとも慣れたとはいっても、小鳥たちも中々気安く近づきはしないが、それでもめげずに何日も何週もずっと続いている少女と小鳥たちとの距離感が目の前に繰り広げられているものである。
付かず離れずとでも言えばいいのか、決して仲良しだとは言い切れない情景だがそれでも少女は嬉しそうに甲斐甲斐しく小鳥たちの世話をしている。
この場所に居るのは自分ひとりじゃない。
そう思う事で自分の心を護っているのだろうか。自分の心を安堵させているのだろうか。
この白髪赤目の少女の名前はエニという。
正確にはイピゲネイア。白い髪に赤い瞳の子供は身体が弱いと言われており、両親は健康に育ちますようにと願いイピゲネイアと名付けたのだそう。
そして愛称はエニ。
我が子にそんな祈りを込めた両親は旅の行商人をしていて、ここから馬車で1-2刻程度の距離にある村が行商人を求めているという事でこの地に訪れ、その依頼内容は村で栽培している農作物が豊作過ぎて買い取ってもらいたいというものであると、その村の村長であるマノリス氏から聞かされた話であった。
この近辺は川が運ぶ肥沃な土のおかげで上質な作物が収穫できる。なので両親は喜んで買い取りを請け負うと、村長のマノリス氏は現物を見て欲しいそこで見積もりの金額を出せるでしょうと村から少し離れた場所にある農地へ向かう事で話が進み、その際にまだ少し幼い娘のエニは両親が戻ってくる迄の間マノリス氏の家に預けられることになった。
マノリス氏にはエニと同い年の娘クセニアが居たこともあって、預けられたその日は大変歓迎され、彼女とも仲良く過ごしていたと思われていた…のだけれど。
その日の夜遅くにマノリス氏と村人たちが帰ってきたが、エニの両親は帰って来なかった。
翌日の朝エニが目を覚ますと、エニの目の前で村長の娘クセニアが嬉しそうにエニの服を着ており、何事かと驚いて戸惑っているうちに、荷物も着ていた服もすべて奪われ、この古ぼけて朽ちるに任せた船着き小屋へと厄介払いされてしまった。
村から追い立てられるように連れ出されたとき、村長の娘クセニアは嬉しそうにエニの服を着て見せびらかしていた。その服はエニの持ち物の中でも一番のとっておきの服だったという。
胸を押さえ立ち尽くすエニを捕まえて打ち捨てることは、村の者たちにとってとても簡単な事だった。
こんな朽ち果てた小屋に放り捨てたとはいえ、それでも見殺しにするのは忍びないと思ったのか、週に一度、エニの生存を確認するかのように村人が何かしらの食料を持ってやってきていた。おかげでエニはなんとか今日も生きながらえている。
けれど、その食料を運んでくる幌付きの荷馬車と牽引馬は、この村に来る前まではエニと両親を乗せていた荷馬車と牽引馬であったので、食料が運ばれてくるたびに顔をゆがめ泣きそうな顔をしていた。
馬も気持ちがわかるのか、何か言いたたげな寂しそうな瞳でエニの事を振り返りつつ村へ戻らされていく。それを何度見送っただろうか。
「お父さん、お母さん、いつ戻ってくるのかなあ。」
「わたしのこと、迎えに来てくれるよね?忘れてなんかいないよね?」
エニは小石を拾い集めながらそう呟いていた。
また両親に会えると思っているのかそれとももう両親とは会えないと感じ取っているのかは判らないが、川原で拾ったキラキラした美しい小さな二つの石─爪より小さな大小の石─を船着き小屋に持ち帰ると古びた戸棚に並べて飾り、毎日毎日「お父さんとお母さんが早く迎えに来てくれますように。」と祈っている。
そうやって祈った後には必ず、小鳥たちの群れを見て羨ましそうな顔をしているのだ。そして小石や小枝を集め始めると、小鳥たちに差し出してくる。
自分が両親にそうやって世話をされたからだろうか、そうすれば小鳥たちの気を惹いて仲間になれると思っているのだろうか。どちらにしても人間と鳥とでは種族が違うのだからおかしなことだとは思う。
そして今日も、せっせと小石や小枝をより分けて拾い、そしてついでに小虫たちもおっかなびっくり捕まえたら、小鳥たちの近くに運んでいる。
しかし小鳥たちは意外とグルメで、恐る恐る差し出された小虫たちの中でも、気に入った虫だけをちゃっかりと選り分けて食べていた。
口に合わない小虫しかいないときは、断るかのように首を振ってぴょこぴょこと去って行く。
そんな風に言葉のやり取りではない会話が次第に交わされるようになり、今ではもう小鳥たちもエニに随分と気を許しているのかエニが用意した小虫たちを、エニがその場から少し離れるや否や遠慮なく食べるようになってきている。
心なしか、小鳥たちの羽根が艶やかになり、身体もふっくらとしてきたような気もするが、気のせいだろうか。
濃い瑠璃色の背と白い腹を持つ小鳥が、リズム良く鳴きながら川原の一角をちょこまかと動き回っている。
普通の…一般的な大人の男性であっても何の補助も道具も無しに渡るのは難しく、馬でも渡る事に躊躇する程の幅と深さがある川のほとりで、ぼさぼさの白い髪に赤い瞳のまだあどけない少女が砂利が敷き詰められた川原の上で座り込んでいる。
この川は、北西方向に遠く見える実り豊かな地で希少な鉱石が採れるという高原地帯を源流とする河川の一つで、遥か南東の方向にある海へと繋がっている肥沃な河川だ。
かつてはこの川を上り下りする川船が、北方の高原地帯や南方の港町との荷物の運搬船として活躍していたが、先代か先々代の頃に街道が整備されたことで陸路での移動がこの近辺では主流となり、時折─上流の肥沃な土を運んでくるとはいえ─氾濫を起こす川を使った運搬は徐々に下火となってしまい、今では桟橋や船着き小屋などの設備が朽ちるに任せたままだ。
少女は足元に広がる砂利の中から手触りと握り心地を確かめながら、一つ一つ丁寧に拾っては選び拾っては選び、目利き─彼女が判断する何かの基準─に合格したらしい石をより分けて拾っていた。
中にはその目利きには適わなかった様子なのに、キラキラと美しく輝く石に出会うとつい見とれてしまい、基準に満たなかったからと言って捨てることも出来ず、それもまた別の場所に集めていた。
少女が着ている服にはポケットが無い。
裾や襟もとにほつれが見える着古したチュニックにはポケットどころか何の飾りも無い。
足元のサンダルはぺたんとした板のような靴底を細い革紐でなんとかずれないように縛り付けているだけの代物だ。おまけに大きさがあっておらずぶかぶかだ。大きいけれど足の裏をキチンと覆えているだけ上々なのかもしれない。
チュニックもサンダルも彼女がここに来てからずっと同じものを身に纏っているので、薄汚れているだけではなく、随分とくたびれている。
彼女がこの場所に来てからもうどれ位経つだろうかと数え始めた時、鳴き声が響いた。
ピルー、ピルル、ピルルルル
視線の先には空よりも濃い青色の羽をもつ小さな─と言っても少女の手のひらにはすこし溢れるくらいの大きさの─鳥たちが、ぴょんぴょんと川原に広がる砂利の上を左右に小気味よく駆け回っている。
背は濃い青でも腹側は白いため、彼らがちょこまかと川べりのあちこちさまよう様子は少女の目に留まりやすいのか、小鳥たちの動きに合わせて顔をあちらこちらに向けて視線で追いかけている。
川原に座り込んで小鳥たちの動きに合わせて視線を動かしている様子はとても楽しそうで、小鳥たちの事をなんだか気に入っているのだろう、少女のほほが少し緩んでいる。
青と白の小柄な鳥たちは、時折急に立ち止まって足元の石をつついては、石の裏にいる小虫を食べ、そして転がした石の中で気に入ったらしき石や小枝を寝床へとせっせと運んでいる。
それを見ていた少女は、手元の…そして小鳥たちが集めている石や小枝をゆっくりと見比べ、白い息を吐きながら呟いた。
「えへへ…鳥さんたち喜ぶかなあ。」
少女は集めた小石や小枝を、自分と小鳥たちの間に持って行った。ついでにそのあたりの小石を裏返しておいた。それは石の下に隠れている小さな虫たちを小鳥たちが見つけやすいようにという事だろう。
そして元の座り込んでいた場所へ戻り、より分けていたキラキラしたさらに小さな石たちを、川沿いに突き出た土手にある船着き小屋で拾った欠けた素焼きの皿の上に乗せる。
きっと小鳥たちを安心させるために何も気にしていないような素振りをしているのだろう、それでも用心深い彼らは人間に迂闊に近付いて来たりはしない、あれらは中々に賢いのだ。
だから少女がここに来た最初の頃は警戒されてしまい、近付くどころか少し離れたところから眺めているだけで、小鳥たちは身構えて距離を取ろうと川原を右往左往して逃げ去っていた位だ。
そんなことが何日も続き、少女は元気を失いへこたれそうになりかけてた頃、より分けて置いたあった小石や小枝が翌朝には消え、よく観察すると少女がその場を離れた際に小鳥たちが巣材として持ち帰っていた事に気付いた時、ホッとしたのか頬が少し緩まり目をじんわりとさせて微笑んでいた。
それ以来、少女なりの小鳥たちとの会話の無いやり取りがずっと続いている。もっとも慣れたとはいっても、小鳥たちも中々気安く近づきはしないが、それでもめげずに何日も何週もずっと続いている少女と小鳥たちとの距離感が目の前に繰り広げられているものである。
付かず離れずとでも言えばいいのか、決して仲良しだとは言い切れない情景だがそれでも少女は嬉しそうに甲斐甲斐しく小鳥たちの世話をしている。
この場所に居るのは自分ひとりじゃない。
そう思う事で自分の心を護っているのだろうか。自分の心を安堵させているのだろうか。
この白髪赤目の少女の名前はエニという。
正確にはイピゲネイア。白い髪に赤い瞳の子供は身体が弱いと言われており、両親は健康に育ちますようにと願いイピゲネイアと名付けたのだそう。
そして愛称はエニ。
我が子にそんな祈りを込めた両親は旅の行商人をしていて、ここから馬車で1-2刻程度の距離にある村が行商人を求めているという事でこの地に訪れ、その依頼内容は村で栽培している農作物が豊作過ぎて買い取ってもらいたいというものであると、その村の村長であるマノリス氏から聞かされた話であった。
この近辺は川が運ぶ肥沃な土のおかげで上質な作物が収穫できる。なので両親は喜んで買い取りを請け負うと、村長のマノリス氏は現物を見て欲しいそこで見積もりの金額を出せるでしょうと村から少し離れた場所にある農地へ向かう事で話が進み、その際にまだ少し幼い娘のエニは両親が戻ってくる迄の間マノリス氏の家に預けられることになった。
マノリス氏にはエニと同い年の娘クセニアが居たこともあって、預けられたその日は大変歓迎され、彼女とも仲良く過ごしていたと思われていた…のだけれど。
その日の夜遅くにマノリス氏と村人たちが帰ってきたが、エニの両親は帰って来なかった。
翌日の朝エニが目を覚ますと、エニの目の前で村長の娘クセニアが嬉しそうにエニの服を着ており、何事かと驚いて戸惑っているうちに、荷物も着ていた服もすべて奪われ、この古ぼけて朽ちるに任せた船着き小屋へと厄介払いされてしまった。
村から追い立てられるように連れ出されたとき、村長の娘クセニアは嬉しそうにエニの服を着て見せびらかしていた。その服はエニの持ち物の中でも一番のとっておきの服だったという。
胸を押さえ立ち尽くすエニを捕まえて打ち捨てることは、村の者たちにとってとても簡単な事だった。
こんな朽ち果てた小屋に放り捨てたとはいえ、それでも見殺しにするのは忍びないと思ったのか、週に一度、エニの生存を確認するかのように村人が何かしらの食料を持ってやってきていた。おかげでエニはなんとか今日も生きながらえている。
けれど、その食料を運んでくる幌付きの荷馬車と牽引馬は、この村に来る前まではエニと両親を乗せていた荷馬車と牽引馬であったので、食料が運ばれてくるたびに顔をゆがめ泣きそうな顔をしていた。
馬も気持ちがわかるのか、何か言いたたげな寂しそうな瞳でエニの事を振り返りつつ村へ戻らされていく。それを何度見送っただろうか。
「お父さん、お母さん、いつ戻ってくるのかなあ。」
「わたしのこと、迎えに来てくれるよね?忘れてなんかいないよね?」
エニは小石を拾い集めながらそう呟いていた。
また両親に会えると思っているのかそれとももう両親とは会えないと感じ取っているのかは判らないが、川原で拾ったキラキラした美しい小さな二つの石─爪より小さな大小の石─を船着き小屋に持ち帰ると古びた戸棚に並べて飾り、毎日毎日「お父さんとお母さんが早く迎えに来てくれますように。」と祈っている。
そうやって祈った後には必ず、小鳥たちの群れを見て羨ましそうな顔をしているのだ。そして小石や小枝を集め始めると、小鳥たちに差し出してくる。
自分が両親にそうやって世話をされたからだろうか、そうすれば小鳥たちの気を惹いて仲間になれると思っているのだろうか。どちらにしても人間と鳥とでは種族が違うのだからおかしなことだとは思う。
そして今日も、せっせと小石や小枝をより分けて拾い、そしてついでに小虫たちもおっかなびっくり捕まえたら、小鳥たちの近くに運んでいる。
しかし小鳥たちは意外とグルメで、恐る恐る差し出された小虫たちの中でも、気に入った虫だけをちゃっかりと選り分けて食べていた。
口に合わない小虫しかいないときは、断るかのように首を振ってぴょこぴょこと去って行く。
そんな風に言葉のやり取りではない会話が次第に交わされるようになり、今ではもう小鳥たちもエニに随分と気を許しているのかエニが用意した小虫たちを、エニがその場から少し離れるや否や遠慮なく食べるようになってきている。
心なしか、小鳥たちの羽根が艶やかになり、身体もふっくらとしてきたような気もするが、気のせいだろうか。
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