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日は夜に転ずる
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「こんなに大きくなくて、ずっしりしてなかったよ。成長したのかなあ...。」
サラマンダーを軽く撫でる。ルビーレッドの鱗は以前と比べても硬くなっている。
「それはないな。何人か喰らったんじゃないか?」
「そんな覚えは...。あっ。」
サラは昨日殺害したロイのことを思い出す。しかし喰らったつもりはない。
「んんー、確か昨日は倒したあとレインさんに眠らされて...もしかして。」
サラはトカゲの顔を見るが、相変わらず純粋な笑顔を見せていた。
「ロイを勝手に喰らった!?」
「えぇロイを!?」
クローガも思わず耳を疑う。目の前の少女がロイを倒したことは聞いていたものの、ロイ自体のその後は知らない。
「さっき下で従業員さんが言ってたように、
グランを食らったことで制御装置が増えたなら、ここまでの火力が出るのは納得かも...。」
「特にロイは強かった。このトカゲが質の良いグランを勝手に取り込んだのだろう...。
じゃあ、2つ目の能力を手にした可能性は?」
「わからない。魔法少女の状態だと、能力を体に纏うことができないし。」
クローガはトカゲを撫でながらも再びサラと目を合わせる。
「なるほどな...んで、どうする?拳ほどの穴だと、これほどのトカゲは入らなさそうだ。」
「シャ!」
トカゲは張り切った声を出す。すると歯を食いしばり、身体中から火が吹き出した。
「ええぇ。燃えすぎ。火災報知器大丈夫かなあ...。」
「確かに鳴ってもおかしくないが、不思議な炎だな。」
まばゆい炎に包み込まれて、やがて収まった時にはバイクほどのオオトカゲの姿はない。
「シャラ!」
いつものカナヘビサイズの小さなサラマンダーに戻っていた。
サラマンダーは張り切った様子で、扉の穴へとすたすたと歩いていく。
「あ。小さくなれるんだね。」
壁をよじ登り、いとも簡単に穴の中を通る。穴に入る直前サラマンダーは、わざわざ振り返って我を見ろと言わんばかりのドヤ顔を見せつけた。
「ああ...ありがとう。」
扉の穴を覗いてサラはトカゲの様子を伺う。
部屋の中央でいくつものケーブルに繋がれたビンを発見する。台座の上で妖しく光る様子から、それが“金色の太陽”だと確信する。
トカゲは辿り着くと、ビンを眺めてからそれに向かって頭突きをする。台座から外れて床に落ち、カラカラと音を立てながら転がる。
「よし!そのまま...。」
サラとクローガはともに穴を覗いて様子を伺っていた。ミスの許されない息を呑む光景で、トカゲを見守る。
「シャシャシャシャシャ。」
トカゲは台座を這い降り。少し自身を大きくしてから、目的のビンを口で咥えた。
「もうすぐ目標だな、サラ。」
冷静ながらも、目標の達成が近づく様子に心が躍る。
「達成ダネ、ウレシイネェ...。」
寄る闇は低くあざ笑う。
クローガが隣に目を向けると、まるで漆を流したかのように暗いバケモノ。
異形は彼に、にんまりと顔を向ける。
サラマンダーを軽く撫でる。ルビーレッドの鱗は以前と比べても硬くなっている。
「それはないな。何人か喰らったんじゃないか?」
「そんな覚えは...。あっ。」
サラは昨日殺害したロイのことを思い出す。しかし喰らったつもりはない。
「んんー、確か昨日は倒したあとレインさんに眠らされて...もしかして。」
サラはトカゲの顔を見るが、相変わらず純粋な笑顔を見せていた。
「ロイを勝手に喰らった!?」
「えぇロイを!?」
クローガも思わず耳を疑う。目の前の少女がロイを倒したことは聞いていたものの、ロイ自体のその後は知らない。
「さっき下で従業員さんが言ってたように、
グランを食らったことで制御装置が増えたなら、ここまでの火力が出るのは納得かも...。」
「特にロイは強かった。このトカゲが質の良いグランを勝手に取り込んだのだろう...。
じゃあ、2つ目の能力を手にした可能性は?」
「わからない。魔法少女の状態だと、能力を体に纏うことができないし。」
クローガはトカゲを撫でながらも再びサラと目を合わせる。
「なるほどな...んで、どうする?拳ほどの穴だと、これほどのトカゲは入らなさそうだ。」
「シャ!」
トカゲは張り切った声を出す。すると歯を食いしばり、身体中から火が吹き出した。
「ええぇ。燃えすぎ。火災報知器大丈夫かなあ...。」
「確かに鳴ってもおかしくないが、不思議な炎だな。」
まばゆい炎に包み込まれて、やがて収まった時にはバイクほどのオオトカゲの姿はない。
「シャラ!」
いつものカナヘビサイズの小さなサラマンダーに戻っていた。
サラマンダーは張り切った様子で、扉の穴へとすたすたと歩いていく。
「あ。小さくなれるんだね。」
壁をよじ登り、いとも簡単に穴の中を通る。穴に入る直前サラマンダーは、わざわざ振り返って我を見ろと言わんばかりのドヤ顔を見せつけた。
「ああ...ありがとう。」
扉の穴を覗いてサラはトカゲの様子を伺う。
部屋の中央でいくつものケーブルに繋がれたビンを発見する。台座の上で妖しく光る様子から、それが“金色の太陽”だと確信する。
トカゲは辿り着くと、ビンを眺めてからそれに向かって頭突きをする。台座から外れて床に落ち、カラカラと音を立てながら転がる。
「よし!そのまま...。」
サラとクローガはともに穴を覗いて様子を伺っていた。ミスの許されない息を呑む光景で、トカゲを見守る。
「シャシャシャシャシャ。」
トカゲは台座を這い降り。少し自身を大きくしてから、目的のビンを口で咥えた。
「もうすぐ目標だな、サラ。」
冷静ながらも、目標の達成が近づく様子に心が躍る。
「達成ダネ、ウレシイネェ...。」
寄る闇は低くあざ笑う。
クローガが隣に目を向けると、まるで漆を流したかのように暗いバケモノ。
異形は彼に、にんまりと顔を向ける。
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