57 / 89
救いはひたむきの夏
しおりを挟む
「わかった、ありがとうクローガ...ところでキミはどう思う?」
...
「ちがうちがう、試してるつもりはないよ。」
...
「面白い。そういうポストに慣れて欲しいところもあるしね。」
ツーツー
職員会議を抜け出したレイ・リンは一本の電話に応答していた。
なにかゾクゾクするような、発想に心の底から湧き立つような面白みを全身で感じ取る。
第二の災厄の到来、それを感知した金色の太陽。そしてその実質的な所有者であるサラ。
笑みを浮かべて、レイ・リンの思考は言葉となって溢れ出た。
「皇帝との会談には彼女も出席させよう。」
---
それから5日が過ぎた、皇帝との会談まで数日である。
どんよりとした曇りの日、特に涼しいというわけもなく少し蒸されているような心地である。
廃墟とカビ臭いような二階建てのアパートが交互に建てられているような不思議な区画。
ツイハは1人で下校をしている最中、背後から自分を呼ぶ必死な声に驚いた。
「ツイハくん!」
それはカイの追跡に協力している女子生徒、カドモトであった。彼女はカイの背中を見て、慌てて駆け寄ったのである。
「カドモトさん、どうしたの?」
息が上がっていて、彼女は呼吸をゆっくりと整えながら話しだす。
「私、ミツデラさんとカイが密会してるのを見たかも...。」
「ミツデラ...?誰だっけ。」
2人は並んで歩きながら話を続けた。カドモトはポケットから出したハンカチで夏めく汗を拭う。
彼女とは何度も追跡についての計画を立てていた。
「ロラ・ミツデラさん。あの後ろの方に座ってるちょっと怖そうな子だよ...ほら制服にフードつけてる子。」
そのミツデラという人物は数日前に自分を睨んでいた生徒だということに気づく。
あれはカイとシャルテを追跡したのとほぼ同刻であったこともあり、不気味な予感する。
ツイハは自身の能力で学校にいる間はカイとツイハの発する言葉を常に盗聴している、にも関わらずカイとミツデラが密会しているというのだ。
「それも、ツイハくんが帰った直後だった。」
予感が厚く黒い雲のような確信へと変わる。
何か恐怖というか不信を通り越して、吐き気がする。
ーー俺はとんでもないところに足を踏み入れたのか...空っぽの正義感とか...。
いつでも引き返せるという甘ったれた慢心は消え去った。
突っ立ったまま。怖いのに寂しく、その目には涙が浮かぶ。
カドモトはツイハの表情を見ると、同様に寂しく口を結ぶのだった。
本人は決意にみなぎったつもりであったのだろう。カドモトから見た彼の背中は小刻みに震えており、立ち向かう者にしてはあまりにも貧弱に見えるのであった。
「こんな時に変かもしれないけど...これから、カフェでも行かない?」
風になびく黒い髪と振りまかれる笑顔は、次第にツイハの静かで重い恐怖を少しばかり和らげた。
ツイハは目の前の女性が機転を効かせてくれたことに気づいていた。それでも藁にもすがる思いで彼女の言葉がとても心地よかったのだ。
暗い世界が眩しく見えた。いつのまにか重い雲は晴れて、日が祝福のように差していた。
自分のささやかな気持ちにも気づき、なんとも言えない表情になるのを隠す。
人が集まる駅の、少しだけ値段の高いカフェに入店。2人は同じアイスコーヒーを頼んで、自身を分かち合うかのように腹を割って話した。
ーー「今年は夏が終わる前に海に行きたいんだ、私。」
ーー「妹がいてね、もうほんとに大変。宿題は私がいつも...」
ーー「ツイハくんは、彼女とかいたことあるの?」
アイスコーヒーの氷がほとんど溶けるまで話していた。その時間はあっという間であったのに、ツイハは存分の夏の陽気に包まれた。
柔らかい間接照明が2人を照らして、窓の向こうの大衆はぼやけていた。
2人は帰り道がほとんど同じだったので、今という時間が惜しくてゆっくりと歩くのだった。
鼓動がドラムロールのように時めき、ツイハはか細い勇気を振り絞った。
「海、もしよかったら一緒にいかない?」
カドモトの顔はいつも以上に晴れて、こちらに目を見開いていた。
「え、いいの!?もちろんだよ...。」
そして少し恥ずかしくなったのか、目線を逸らしてしまう。その頬は夕日のせいか、少し赤く見えるのだった。
「じゃあ、学校でまた話そう。」
「うん。」
やがて十字路で夕日と共に別れて、ツイハはまたくる明日の再会に心を躍らせた。
その頃にはカイの追跡とか一切どうでも良くなっていた気がする。
---
---
---
ーーツイハくん、嘘...ついてごめんね。
思い出作れてよかった。でも最後に欲張りさんになっちゃうなら、海に行きたかったな。
お願い、私のところには来ないでね...。
雑木林の中で、ミナ・カドモトは倒れ込んだ。目の下のクマは土汚れというほどに深く、口から血が滲み出ていた。
仰向けで見える景色に空はなく、揺れる笹の葉が彼女の最後の景色となった。
彼女の瞳が綴じて、口元は寂しそうな笑顔を作った。
「アンという子に続いて、この子も政府軍の鮮鋭だったね。」
「少し変じゃなかったか?」
ロラとカイは亡くなったカドモトを見下ろしていた。
「たしかにね。彼女の能力は集団戦闘向けだったはず、無理矢理私らに襲いかかったのは不思議。」
「...急いでたんだろう。命令か何かは知らないけど。」
...
「ちがうちがう、試してるつもりはないよ。」
...
「面白い。そういうポストに慣れて欲しいところもあるしね。」
ツーツー
職員会議を抜け出したレイ・リンは一本の電話に応答していた。
なにかゾクゾクするような、発想に心の底から湧き立つような面白みを全身で感じ取る。
第二の災厄の到来、それを感知した金色の太陽。そしてその実質的な所有者であるサラ。
笑みを浮かべて、レイ・リンの思考は言葉となって溢れ出た。
「皇帝との会談には彼女も出席させよう。」
---
それから5日が過ぎた、皇帝との会談まで数日である。
どんよりとした曇りの日、特に涼しいというわけもなく少し蒸されているような心地である。
廃墟とカビ臭いような二階建てのアパートが交互に建てられているような不思議な区画。
ツイハは1人で下校をしている最中、背後から自分を呼ぶ必死な声に驚いた。
「ツイハくん!」
それはカイの追跡に協力している女子生徒、カドモトであった。彼女はカイの背中を見て、慌てて駆け寄ったのである。
「カドモトさん、どうしたの?」
息が上がっていて、彼女は呼吸をゆっくりと整えながら話しだす。
「私、ミツデラさんとカイが密会してるのを見たかも...。」
「ミツデラ...?誰だっけ。」
2人は並んで歩きながら話を続けた。カドモトはポケットから出したハンカチで夏めく汗を拭う。
彼女とは何度も追跡についての計画を立てていた。
「ロラ・ミツデラさん。あの後ろの方に座ってるちょっと怖そうな子だよ...ほら制服にフードつけてる子。」
そのミツデラという人物は数日前に自分を睨んでいた生徒だということに気づく。
あれはカイとシャルテを追跡したのとほぼ同刻であったこともあり、不気味な予感する。
ツイハは自身の能力で学校にいる間はカイとツイハの発する言葉を常に盗聴している、にも関わらずカイとミツデラが密会しているというのだ。
「それも、ツイハくんが帰った直後だった。」
予感が厚く黒い雲のような確信へと変わる。
何か恐怖というか不信を通り越して、吐き気がする。
ーー俺はとんでもないところに足を踏み入れたのか...空っぽの正義感とか...。
いつでも引き返せるという甘ったれた慢心は消え去った。
突っ立ったまま。怖いのに寂しく、その目には涙が浮かぶ。
カドモトはツイハの表情を見ると、同様に寂しく口を結ぶのだった。
本人は決意にみなぎったつもりであったのだろう。カドモトから見た彼の背中は小刻みに震えており、立ち向かう者にしてはあまりにも貧弱に見えるのであった。
「こんな時に変かもしれないけど...これから、カフェでも行かない?」
風になびく黒い髪と振りまかれる笑顔は、次第にツイハの静かで重い恐怖を少しばかり和らげた。
ツイハは目の前の女性が機転を効かせてくれたことに気づいていた。それでも藁にもすがる思いで彼女の言葉がとても心地よかったのだ。
暗い世界が眩しく見えた。いつのまにか重い雲は晴れて、日が祝福のように差していた。
自分のささやかな気持ちにも気づき、なんとも言えない表情になるのを隠す。
人が集まる駅の、少しだけ値段の高いカフェに入店。2人は同じアイスコーヒーを頼んで、自身を分かち合うかのように腹を割って話した。
ーー「今年は夏が終わる前に海に行きたいんだ、私。」
ーー「妹がいてね、もうほんとに大変。宿題は私がいつも...」
ーー「ツイハくんは、彼女とかいたことあるの?」
アイスコーヒーの氷がほとんど溶けるまで話していた。その時間はあっという間であったのに、ツイハは存分の夏の陽気に包まれた。
柔らかい間接照明が2人を照らして、窓の向こうの大衆はぼやけていた。
2人は帰り道がほとんど同じだったので、今という時間が惜しくてゆっくりと歩くのだった。
鼓動がドラムロールのように時めき、ツイハはか細い勇気を振り絞った。
「海、もしよかったら一緒にいかない?」
カドモトの顔はいつも以上に晴れて、こちらに目を見開いていた。
「え、いいの!?もちろんだよ...。」
そして少し恥ずかしくなったのか、目線を逸らしてしまう。その頬は夕日のせいか、少し赤く見えるのだった。
「じゃあ、学校でまた話そう。」
「うん。」
やがて十字路で夕日と共に別れて、ツイハはまたくる明日の再会に心を躍らせた。
その頃にはカイの追跡とか一切どうでも良くなっていた気がする。
---
---
---
ーーツイハくん、嘘...ついてごめんね。
思い出作れてよかった。でも最後に欲張りさんになっちゃうなら、海に行きたかったな。
お願い、私のところには来ないでね...。
雑木林の中で、ミナ・カドモトは倒れ込んだ。目の下のクマは土汚れというほどに深く、口から血が滲み出ていた。
仰向けで見える景色に空はなく、揺れる笹の葉が彼女の最後の景色となった。
彼女の瞳が綴じて、口元は寂しそうな笑顔を作った。
「アンという子に続いて、この子も政府軍の鮮鋭だったね。」
「少し変じゃなかったか?」
ロラとカイは亡くなったカドモトを見下ろしていた。
「たしかにね。彼女の能力は集団戦闘向けだったはず、無理矢理私らに襲いかかったのは不思議。」
「...急いでたんだろう。命令か何かは知らないけど。」
0
あなたにおすすめの小説
裏切り者達に復讐を…S級ハンターによる最恐育成計画
みっちゃん
ファンタジー
100年前、異世界の扉が開き、ハンターと呼ばれる者達が魔物達と戦う近未来日本
そんな世界で暮らすS級ハンターの
真田優斗(さなだゆうと)は異世界の地にて、仲間に裏切られ、見捨てられた
少女の名はE級ハンターの"ハルナ•ネネ"を拾う。
昔の自分と重なった真田優斗はハルナ•ネネを拾って彼女に問いかける。
「俺達のギルドに入りませんか?」
この物語は最弱のE級が最強のS級になり、裏切った者達に復讐物語である。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる