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本編
8.約束します
今日はレイのお披露目の日だ。
レイは男性なので、今まで渡り人ほど準備に時間は掛からない。洋服は宰相が手配した、真っ黒な男性の礼服だった。
「ど、どうかな?」
レイは照れたようにサーシャにその姿を見せる。
サーシャは微笑んで言った。
「とてもよくお似合いです!
レイ様の美しさが際立っています!」
サーシャが言ったことは嘘ではなかった。
レイの長い手足には礼服がよく似合った。耳と尻尾こそあるものの、レイはこの国でもかなりの美丈夫であることは間違いなかった。
(こんなに格好いいんじゃ、みんなレイ様の世話役をやりたいって言いそうね。今までの通りには行かないわよね…。)
サーシャはレイが皆の人気者になることをどこか寂しく思っている自分に気づいて、驚く。
(渡り人様のお世話を一人でしたいと思うなんて…どうかしてるわ。賑やかにみんなでお世話をするのを、ずっと楽しみにしてたのに…。)
レイからはサーシャがどこかぼんやりしてるように見えた。心配して声をかける。
「サーシャ?大丈夫?」
レイはサーシャの顔を覗き込む。
突然視界に入ってきたレイにサーシャは驚いて、一歩下がった。
「す、すみません。少し考え事をしておりました。」
「そうか。体調が悪いわけじゃ無いならいいんだ。
サーシャは今日どこで見ているの?」
「壁際に立っております。お披露目が終わりましたら、迎えに参ります。」
「分かった。
それまでは頑張って椅子に座っておく。」
笑ってはいるものの、レイの顔は少し不安げだ。
(そうよね…今までの渡り人と違うもの…。
例えレイ様が強い方でも不安になって当然だわ。)
サーシャはそっとレイに近寄り、その手を取り、祈るように額に付ける。
「レイ様…。私はレイ様の味方です。」
「サーシャ…。
…ありがとう。それだけで十分だ。」
レイはそう言って、サーシャに微笑み掛けた。
◆ ◇ ◆
大広間には大勢の人が集まり、今か今かと渡り人の登場を待っている。宰相が渡り人の重要性を皆に説いたところで、ようやく扉が開かれた。
ギィー…。
ゆっくりと扉が開き、皆の視線がレイに集まる。
そこに立っていたのは、皆が思っていたような美しい女性ではなく、三角の耳とふさふさとした尻尾を持つ男だった。
会場がざわめく。
渡り人ということもあって堂々と非難の声を浴びせる者はいないものの、皆がコソコソと話しているのが聞こえる。
「女性じゃない?本当に渡り人なのか?」
「あの耳と尻尾は何…まるで犬みたい…」
「中身も獣のように野蛮なんじゃー」
サーシャは一人腹を立てていた。
(みんなレイ様のことを知らないくせに好き勝手言って…!レイ様は格好良くて、優しくて、照れてる顔が可愛くて、思いやりのないあんた達よりもずっと素晴らしい人なんだからね…!
あの耳と尻尾だって、ただのチャームポイントじゃない!)
サーシャは不機嫌な顔を隠そうとしない。
一方でサーシャの隣に立つアリスは顔を強張らせる。
「…何、あれ…犬?…恐ろしいわ。」
サーシャはアリスを信じられないという顔で見る。怒りを飲み込んで、周りには聞こえないように声を抑えながら、注意をする。
「アリス。渡り人様に『あれ』って…
なんて言い方をするの?
それに、怖いだなんて失礼よ。」
アリスはサーシャの注意が聞こえていないのか、目に恐れを浮かべながら、首を振る。
「サーシャはあれの世話をこの数日間してきたの…?
信じられない…私には、出来ない…。」
サーシャは唖然とする。
怒りと悲しみがサーシャの胸を覆う。
(…確かに私も最初見た時は牙も爪も鋭くて恐ろしかったけど、レイ様は本当にお優しい方なのに…!
こんな風に言われるなんて…悔しい…)
グッと唇を噛む。サーシャは一言だけアリスに告げた。
「…やりたくないなら、やらなくて結構よ。
私が、レイ様の世話役だもの。」
その時、会場に国王の厳かな声が響いた。
「静粛に。」
会場に静寂が訪れる。
国王が頷いたのを見て、宰相が話し出す。
「こちらのお方が今回の渡り人様のレイ様です。
渡り人がこの国で確認されるようになってから百年余り。初めての男性の渡り人であります。また、レイ様は狼の獣人です。
今までと違う点もありますが、皆、敬意を持って接するように。渡り人様は我が国にもたらされた幸運です。決して渡り人様を害することが無いように。」
その後はいつもと同じように主要貴族から祝いの言葉が贈られる。しかし、その言葉はどれも上辺だけの言葉でサーシャの怒りは増すばかりだった。
壇上のレイを見れば、特に傷ついている様子も怒ってる様子も見られなかった。
(…お辛いでしょうに。早くお披露目が終わってほしい…部屋に戻って、レイ様のいつもの笑顔が見たい…。)
サーシャはただただ壇上のレイを見つめていた。
◆ ◇ ◆
いつもの部屋に戻り、レイはソファに腰掛けた。
サーシャはその隣に立つ。
「レイ様…お疲れ様でした。」
レイは疲れた顔で微笑んだ。
「あぁ。流石に疲れた。やっぱりあぁいう格式高い雰囲気は苦手だな。」
そう言って、頭をガシガシと搔いた。
サーシャはなんて言ったらいいか分からず、一瞬言葉を詰まらせる。
「あの…申し訳ありませんでした。
私、見当違いなことを申しました。それに、レイ様に対して、会場の皆が失礼な態度を…。」
レイは頭を下げるサーシャを見て、フッと微笑んだ。
「サーシャが謝ることじゃない。こうなることは大体予想してたし、そんなに気にしてないんだ。それにお披露目が終わった後に、宰相殿にも頭を下げられたよ。
サーシャや宰相殿が偏見なく俺を見てくれるだけで十分だ。それだけでもすごく幸運だと思える。」
「レイ様…。」
サーシャが辛そうな顔をしているのを見て、レイは少しでも元気になって欲しかった。自分は大丈夫だと伝えようとした。
「…俺さ、実は前の世界でも半端者だったんだ。だから、ある程度、悪意に晒されることにも慣れてる。直接言ってこないだけマシだ。」
レイはそう言って、ニカっと笑う。
サーシャはその笑顔を見て、胸がギュッと締め付けられた。気付けば、レイの頭をその胸に抱き締めていた。
「サ、サーシャ…?!」
「…失礼なことをしているのは分かっています。でも、今だけは抱きしめさせてください…。」
「サーシャ…」
レイは抵抗をやめて、サーシャの腰に腕を回した。
「レイ様は…今日も、そして今までも傷ついてきたと思います。元いた世界で何があったのかは分かりませんが…悪意に慣れることなんてありません。そんなのに慣れる必要はないんです。
辛かったら辛いって…苦しかったら苦しいって…教えて下さい。私は…私には、レイ様が我慢している方が辛いです…。」
レイがサーシャを抱きしめる力が強くなる。
二人の間に短い沈黙が流れる。
レイがゆっくりと語り出す。
「サーシャ…。
俺、サーシャにだけは嫌われたくない。
そうなったら、辛いし…悲しい…。
サーシャが側からいなくなるのが…怖い。」
レイの耳は垂れ下がっている。サーシャはその可愛い耳も一緒に抱きしめた頭を優しく撫でた。
「大丈夫です。私はレイ様がいらないと言うまでお側におります。レイ様を嫌うことなんて、絶対にありません。」
レイは顔を上げて、サーシャの顔を覗き込んだ。
「本当に?約束…してくれる?
俺…一生サーシャのことをいらないなんて言わないよ?」
サーシャは思う。
(結婚出来ない身でよかったかもしれない…レイ様が望む限りお側でお仕えできるもの。この優しくて可愛らしい人をお守りしたい…。)
サーシャは覚悟を持って、レイに告げた。
「約束します。ずっとレイ様のお側におります。」
二人は幸せな微笑みを交わした。
レイは男性なので、今まで渡り人ほど準備に時間は掛からない。洋服は宰相が手配した、真っ黒な男性の礼服だった。
「ど、どうかな?」
レイは照れたようにサーシャにその姿を見せる。
サーシャは微笑んで言った。
「とてもよくお似合いです!
レイ様の美しさが際立っています!」
サーシャが言ったことは嘘ではなかった。
レイの長い手足には礼服がよく似合った。耳と尻尾こそあるものの、レイはこの国でもかなりの美丈夫であることは間違いなかった。
(こんなに格好いいんじゃ、みんなレイ様の世話役をやりたいって言いそうね。今までの通りには行かないわよね…。)
サーシャはレイが皆の人気者になることをどこか寂しく思っている自分に気づいて、驚く。
(渡り人様のお世話を一人でしたいと思うなんて…どうかしてるわ。賑やかにみんなでお世話をするのを、ずっと楽しみにしてたのに…。)
レイからはサーシャがどこかぼんやりしてるように見えた。心配して声をかける。
「サーシャ?大丈夫?」
レイはサーシャの顔を覗き込む。
突然視界に入ってきたレイにサーシャは驚いて、一歩下がった。
「す、すみません。少し考え事をしておりました。」
「そうか。体調が悪いわけじゃ無いならいいんだ。
サーシャは今日どこで見ているの?」
「壁際に立っております。お披露目が終わりましたら、迎えに参ります。」
「分かった。
それまでは頑張って椅子に座っておく。」
笑ってはいるものの、レイの顔は少し不安げだ。
(そうよね…今までの渡り人と違うもの…。
例えレイ様が強い方でも不安になって当然だわ。)
サーシャはそっとレイに近寄り、その手を取り、祈るように額に付ける。
「レイ様…。私はレイ様の味方です。」
「サーシャ…。
…ありがとう。それだけで十分だ。」
レイはそう言って、サーシャに微笑み掛けた。
◆ ◇ ◆
大広間には大勢の人が集まり、今か今かと渡り人の登場を待っている。宰相が渡り人の重要性を皆に説いたところで、ようやく扉が開かれた。
ギィー…。
ゆっくりと扉が開き、皆の視線がレイに集まる。
そこに立っていたのは、皆が思っていたような美しい女性ではなく、三角の耳とふさふさとした尻尾を持つ男だった。
会場がざわめく。
渡り人ということもあって堂々と非難の声を浴びせる者はいないものの、皆がコソコソと話しているのが聞こえる。
「女性じゃない?本当に渡り人なのか?」
「あの耳と尻尾は何…まるで犬みたい…」
「中身も獣のように野蛮なんじゃー」
サーシャは一人腹を立てていた。
(みんなレイ様のことを知らないくせに好き勝手言って…!レイ様は格好良くて、優しくて、照れてる顔が可愛くて、思いやりのないあんた達よりもずっと素晴らしい人なんだからね…!
あの耳と尻尾だって、ただのチャームポイントじゃない!)
サーシャは不機嫌な顔を隠そうとしない。
一方でサーシャの隣に立つアリスは顔を強張らせる。
「…何、あれ…犬?…恐ろしいわ。」
サーシャはアリスを信じられないという顔で見る。怒りを飲み込んで、周りには聞こえないように声を抑えながら、注意をする。
「アリス。渡り人様に『あれ』って…
なんて言い方をするの?
それに、怖いだなんて失礼よ。」
アリスはサーシャの注意が聞こえていないのか、目に恐れを浮かべながら、首を振る。
「サーシャはあれの世話をこの数日間してきたの…?
信じられない…私には、出来ない…。」
サーシャは唖然とする。
怒りと悲しみがサーシャの胸を覆う。
(…確かに私も最初見た時は牙も爪も鋭くて恐ろしかったけど、レイ様は本当にお優しい方なのに…!
こんな風に言われるなんて…悔しい…)
グッと唇を噛む。サーシャは一言だけアリスに告げた。
「…やりたくないなら、やらなくて結構よ。
私が、レイ様の世話役だもの。」
その時、会場に国王の厳かな声が響いた。
「静粛に。」
会場に静寂が訪れる。
国王が頷いたのを見て、宰相が話し出す。
「こちらのお方が今回の渡り人様のレイ様です。
渡り人がこの国で確認されるようになってから百年余り。初めての男性の渡り人であります。また、レイ様は狼の獣人です。
今までと違う点もありますが、皆、敬意を持って接するように。渡り人様は我が国にもたらされた幸運です。決して渡り人様を害することが無いように。」
その後はいつもと同じように主要貴族から祝いの言葉が贈られる。しかし、その言葉はどれも上辺だけの言葉でサーシャの怒りは増すばかりだった。
壇上のレイを見れば、特に傷ついている様子も怒ってる様子も見られなかった。
(…お辛いでしょうに。早くお披露目が終わってほしい…部屋に戻って、レイ様のいつもの笑顔が見たい…。)
サーシャはただただ壇上のレイを見つめていた。
◆ ◇ ◆
いつもの部屋に戻り、レイはソファに腰掛けた。
サーシャはその隣に立つ。
「レイ様…お疲れ様でした。」
レイは疲れた顔で微笑んだ。
「あぁ。流石に疲れた。やっぱりあぁいう格式高い雰囲気は苦手だな。」
そう言って、頭をガシガシと搔いた。
サーシャはなんて言ったらいいか分からず、一瞬言葉を詰まらせる。
「あの…申し訳ありませんでした。
私、見当違いなことを申しました。それに、レイ様に対して、会場の皆が失礼な態度を…。」
レイは頭を下げるサーシャを見て、フッと微笑んだ。
「サーシャが謝ることじゃない。こうなることは大体予想してたし、そんなに気にしてないんだ。それにお披露目が終わった後に、宰相殿にも頭を下げられたよ。
サーシャや宰相殿が偏見なく俺を見てくれるだけで十分だ。それだけでもすごく幸運だと思える。」
「レイ様…。」
サーシャが辛そうな顔をしているのを見て、レイは少しでも元気になって欲しかった。自分は大丈夫だと伝えようとした。
「…俺さ、実は前の世界でも半端者だったんだ。だから、ある程度、悪意に晒されることにも慣れてる。直接言ってこないだけマシだ。」
レイはそう言って、ニカっと笑う。
サーシャはその笑顔を見て、胸がギュッと締め付けられた。気付けば、レイの頭をその胸に抱き締めていた。
「サ、サーシャ…?!」
「…失礼なことをしているのは分かっています。でも、今だけは抱きしめさせてください…。」
「サーシャ…」
レイは抵抗をやめて、サーシャの腰に腕を回した。
「レイ様は…今日も、そして今までも傷ついてきたと思います。元いた世界で何があったのかは分かりませんが…悪意に慣れることなんてありません。そんなのに慣れる必要はないんです。
辛かったら辛いって…苦しかったら苦しいって…教えて下さい。私は…私には、レイ様が我慢している方が辛いです…。」
レイがサーシャを抱きしめる力が強くなる。
二人の間に短い沈黙が流れる。
レイがゆっくりと語り出す。
「サーシャ…。
俺、サーシャにだけは嫌われたくない。
そうなったら、辛いし…悲しい…。
サーシャが側からいなくなるのが…怖い。」
レイの耳は垂れ下がっている。サーシャはその可愛い耳も一緒に抱きしめた頭を優しく撫でた。
「大丈夫です。私はレイ様がいらないと言うまでお側におります。レイ様を嫌うことなんて、絶対にありません。」
レイは顔を上げて、サーシャの顔を覗き込んだ。
「本当に?約束…してくれる?
俺…一生サーシャのことをいらないなんて言わないよ?」
サーシャは思う。
(結婚出来ない身でよかったかもしれない…レイ様が望む限りお側でお仕えできるもの。この優しくて可愛らしい人をお守りしたい…。)
サーシャは覚悟を持って、レイに告げた。
「約束します。ずっとレイ様のお側におります。」
二人は幸せな微笑みを交わした。
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