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8話
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巨大なドーム状のボス部屋。
そこはあちこちから水晶が突き出ていて、地面には溶岩が流れているからとにかく暑い。
そして、中心には圧倒的な存在感を放つ身体の表面に溶岩が流れる紅蓮の巨龍。
このダンジョンのボスである獄炎竜だ。
「はぁ、はぁ……やばい、見てるだけで心臓が壊れそうだ」
俺は部屋の熱気と獄炎竜の放つ凄まじい威圧感で腰が抜けて動けなくなっていた。
クソ広いのボス部屋の超高い天井付近にいるので……俺の存在はバレてはいない。
だが、それでも尚分からされる。俺とあの竜とでは生物としての格が違いすぎる。奴は羽虫を払うかのように、爪先一つで俺を殺せるだろう。
「俺は……ここで死ぬのか……?」
俺が落ちてきた穴は頭上5メートルほど上。
この水晶はツルツルしていて登れそうにないし、登れたとしても水晶の根元は穴から遠く離れている。
しかも窪みの隅をよく見ると巨大な皮が落ちていた。やたらとでかいが、以前に見たことがあるダンジョン・ラットのドロップアイテムだ。
「なるほど……あの横穴はダンジョン・ラットが掘ったものだったのか。んで、掘った当人はここで餓死したと」
絶望する理由が一つ増えた。上にも下にも行き場はない。……完全に詰みである。
「あーくそ、ほんと踏んだり蹴ったりの人生だったなぁ……」
必死に就活して新卒で入ったのがブラック企業で、過労死するまで働いてやって来た異世界で待っていたのは、はずれスキルのせいで日本よりキツい地獄の肉体労働の日々。
「はぁ……なんかもういいや。死ぬまで酒でも飲んで適当に過ごそ」
そして俺は、考える事を放棄した。
奇跡的に無事だった一升瓶の栓を抜き、中の臭い酒をあおる。
酒は匂いの通りめちゃくちゃ強くて、一瞬で喉が焼け、ふわふわと気持ちよくなってくる。
吐く息がやたら臭くなっている気がするが、まあいい。こんな場所だ、誰に迷惑かけるわけでもない。
「これなら、ちょっとずつ飲めば死ぬまで持ちそうかな」
酔っていると不安が薄れ、心臓のバクバクも止まった。そして……なんだか気が大きくなってきた。
「……ヒック。なーにが獄炎竜だ。かっこつけた名前しやがって。要はただの熔岩竜じゃねえか。モンハンのヴォルガノスの方がよっぽど俺の好みだっての」
酔っ払った俺は、窪みから身を乗り出して酒のつまみに獄炎竜を眺めだす。
——そして、不意に気が付いた。
「あれ? 対象選択可能……?」
視界に表示されたスキル発動のアイコン。
さっきは一瞬だけ見て、すぐに腰が抜けてしまったから気が付かなかった。
──あの獄炎竜は、『ランダムダメージ』の射程範囲内なのだ。
「どうする? 打つか……? いやでも下手なことして目を付けられたらなぁ……ま、いっか。どうせ死ぬんだやっちまうか!」
残念ながら、酔っ払いに理性などなかった。
俺は獄炎竜に向かって大嫌いな『はずれ』スキルをぶっ放す。
表示されたダメージは……『1000』。
「え、マジ……? 今までの最高ダメージ『9』だったんだが?」
1000ダメは上位種を除いて、B級の魔物なら一撃で倒せる数字だ。ワイバーンも防御力が高い為皆苦戦するが、HPだけなら3000程度である。
「グオ……?」
俺の攻撃を受けた獄炎竜は一瞬戸惑った様子を見せるも、俺の存在には気付かず再び眠る。
どうやらこの位置からの攻撃ではターゲットになることはないらしい。
ドラゴンは五感が優れているという話だったが、臭い匂いでも嗅いで鼻が詰まっているのだろうか?
「あークソ! もっと早くこんくらいのダメージが出てればどこかのパーティーに拾ってもらえたかもしれないのに……」
まあ、仮に毎回1000ダメが出たとしても消費MPの多さと長すぎるクールタイムが邪魔をしていただろうが。
俺はため息を吐きながら、クールタイムの間の暇潰しにステータスを開く。すると、
「なんじゃこりゃ……」
――――――
【名前】
源田源五郎
【ステータス】
HP 100
MP 100
力 G
守り G
知力 F
敏捷 G
運 SSS(G)
【スキル】
・ランダムダメージ(はずれ)
効果 : 対称1体に1~9999の中からランダムで固定ダメージを与える(参照:運ステータス)。
クールタイム:10分。消費MP:70。射程:長い。
【バフ】
・古代の魔除けの酒の加護(残り3時間) : 運気上昇(極大)、HPMP自動回復、モンスター避け(極大)
——————
なんか俺のステータスがとんでもないことになっていた。
「まさか……この酒か!?」
俺は手に持った一升瓶を掲げる。
古代の魔除けの酒の加護。
なんというか、俺の弱点をカバーする為に生まれたかのような内容である。
にしてもあの店、なんでこんなもんが置いてあったんだ?
「だがこれなら……もしかすれば、あのドラゴンを倒せるかもしれない」
そう思った途端、俺の心を強い希望が満たした。
肉体労働をするしかなかった俺みたいなはずれスキル持ちが、チートどもが歯もたたなかった世界最難関ダンジョンを攻略する。
……考えるだけで胸の奥から熱いものが込み上げてくる。
そうだ。俺はずっと、こんなワクワクする冒険がしたかったんだ。
「よっしゃあああああっ! やったろうじゃねぇかあああああっ!!!」
それから俺は、獄炎竜に向かってひたすら『ランダムダメージ』を撃ちまくった。
運気上昇(極大)のおかげで、『ランダムダメージ』は毎回いいダメージを叩き出してくれた。一番いいと一撃7000ダメージくらい出た。
けれど、丸一日続けても獄炎竜が倒れることはなかった。
A級最上位のレッドドラゴンやオロチですら、HPは10万程度だと言われている。
だが、獄炎竜は既に50万以上のダメージを受けているにも関わらずピンピンしていた。どんだけバケモノなんだろうか。
それでも俺はひたすらスキルを撃ち続けた。
昼夜問わず、寝ることもせず。魔除けの酒をちびちび飲みながらクールタイムが上がるたびにスキルを打つ。寝てしまえば、獄炎竜もHPを回復してしまうかもしれないからな。
そうして丸3日。
何も食わずに強い酒を飲み続け、空腹と吐き気で視界がぐるぐると回り出した頃。
「や、やった……のか?」
俺は遂に、獄炎竜の討伐に成功したのだった。
「うおおおおおおおおおおおおっ!」
光の粒子となって消えていく獄炎竜を見ながら、俺は雄叫びを上げる。
はずれスキルしか持たない俺が、チート持ちにも出来ないようなことをやってのけたのだ。
やばい。嬉しさが半端じゃない。解放感と達成感でなんだか変な笑いが止まらなくなってくる。
──その時だった。
『──獄炎竜が討伐されました。あなたを試練踏破者と認め、《炎竜の加護》を与えます』
突然謎の声が脳内に響き、そのまま俺は意識を失った。
そこはあちこちから水晶が突き出ていて、地面には溶岩が流れているからとにかく暑い。
そして、中心には圧倒的な存在感を放つ身体の表面に溶岩が流れる紅蓮の巨龍。
このダンジョンのボスである獄炎竜だ。
「はぁ、はぁ……やばい、見てるだけで心臓が壊れそうだ」
俺は部屋の熱気と獄炎竜の放つ凄まじい威圧感で腰が抜けて動けなくなっていた。
クソ広いのボス部屋の超高い天井付近にいるので……俺の存在はバレてはいない。
だが、それでも尚分からされる。俺とあの竜とでは生物としての格が違いすぎる。奴は羽虫を払うかのように、爪先一つで俺を殺せるだろう。
「俺は……ここで死ぬのか……?」
俺が落ちてきた穴は頭上5メートルほど上。
この水晶はツルツルしていて登れそうにないし、登れたとしても水晶の根元は穴から遠く離れている。
しかも窪みの隅をよく見ると巨大な皮が落ちていた。やたらとでかいが、以前に見たことがあるダンジョン・ラットのドロップアイテムだ。
「なるほど……あの横穴はダンジョン・ラットが掘ったものだったのか。んで、掘った当人はここで餓死したと」
絶望する理由が一つ増えた。上にも下にも行き場はない。……完全に詰みである。
「あーくそ、ほんと踏んだり蹴ったりの人生だったなぁ……」
必死に就活して新卒で入ったのがブラック企業で、過労死するまで働いてやって来た異世界で待っていたのは、はずれスキルのせいで日本よりキツい地獄の肉体労働の日々。
「はぁ……なんかもういいや。死ぬまで酒でも飲んで適当に過ごそ」
そして俺は、考える事を放棄した。
奇跡的に無事だった一升瓶の栓を抜き、中の臭い酒をあおる。
酒は匂いの通りめちゃくちゃ強くて、一瞬で喉が焼け、ふわふわと気持ちよくなってくる。
吐く息がやたら臭くなっている気がするが、まあいい。こんな場所だ、誰に迷惑かけるわけでもない。
「これなら、ちょっとずつ飲めば死ぬまで持ちそうかな」
酔っていると不安が薄れ、心臓のバクバクも止まった。そして……なんだか気が大きくなってきた。
「……ヒック。なーにが獄炎竜だ。かっこつけた名前しやがって。要はただの熔岩竜じゃねえか。モンハンのヴォルガノスの方がよっぽど俺の好みだっての」
酔っ払った俺は、窪みから身を乗り出して酒のつまみに獄炎竜を眺めだす。
——そして、不意に気が付いた。
「あれ? 対象選択可能……?」
視界に表示されたスキル発動のアイコン。
さっきは一瞬だけ見て、すぐに腰が抜けてしまったから気が付かなかった。
──あの獄炎竜は、『ランダムダメージ』の射程範囲内なのだ。
「どうする? 打つか……? いやでも下手なことして目を付けられたらなぁ……ま、いっか。どうせ死ぬんだやっちまうか!」
残念ながら、酔っ払いに理性などなかった。
俺は獄炎竜に向かって大嫌いな『はずれ』スキルをぶっ放す。
表示されたダメージは……『1000』。
「え、マジ……? 今までの最高ダメージ『9』だったんだが?」
1000ダメは上位種を除いて、B級の魔物なら一撃で倒せる数字だ。ワイバーンも防御力が高い為皆苦戦するが、HPだけなら3000程度である。
「グオ……?」
俺の攻撃を受けた獄炎竜は一瞬戸惑った様子を見せるも、俺の存在には気付かず再び眠る。
どうやらこの位置からの攻撃ではターゲットになることはないらしい。
ドラゴンは五感が優れているという話だったが、臭い匂いでも嗅いで鼻が詰まっているのだろうか?
「あークソ! もっと早くこんくらいのダメージが出てればどこかのパーティーに拾ってもらえたかもしれないのに……」
まあ、仮に毎回1000ダメが出たとしても消費MPの多さと長すぎるクールタイムが邪魔をしていただろうが。
俺はため息を吐きながら、クールタイムの間の暇潰しにステータスを開く。すると、
「なんじゃこりゃ……」
――――――
【名前】
源田源五郎
【ステータス】
HP 100
MP 100
力 G
守り G
知力 F
敏捷 G
運 SSS(G)
【スキル】
・ランダムダメージ(はずれ)
効果 : 対称1体に1~9999の中からランダムで固定ダメージを与える(参照:運ステータス)。
クールタイム:10分。消費MP:70。射程:長い。
【バフ】
・古代の魔除けの酒の加護(残り3時間) : 運気上昇(極大)、HPMP自動回復、モンスター避け(極大)
——————
なんか俺のステータスがとんでもないことになっていた。
「まさか……この酒か!?」
俺は手に持った一升瓶を掲げる。
古代の魔除けの酒の加護。
なんというか、俺の弱点をカバーする為に生まれたかのような内容である。
にしてもあの店、なんでこんなもんが置いてあったんだ?
「だがこれなら……もしかすれば、あのドラゴンを倒せるかもしれない」
そう思った途端、俺の心を強い希望が満たした。
肉体労働をするしかなかった俺みたいなはずれスキル持ちが、チートどもが歯もたたなかった世界最難関ダンジョンを攻略する。
……考えるだけで胸の奥から熱いものが込み上げてくる。
そうだ。俺はずっと、こんなワクワクする冒険がしたかったんだ。
「よっしゃあああああっ! やったろうじゃねぇかあああああっ!!!」
それから俺は、獄炎竜に向かってひたすら『ランダムダメージ』を撃ちまくった。
運気上昇(極大)のおかげで、『ランダムダメージ』は毎回いいダメージを叩き出してくれた。一番いいと一撃7000ダメージくらい出た。
けれど、丸一日続けても獄炎竜が倒れることはなかった。
A級最上位のレッドドラゴンやオロチですら、HPは10万程度だと言われている。
だが、獄炎竜は既に50万以上のダメージを受けているにも関わらずピンピンしていた。どんだけバケモノなんだろうか。
それでも俺はひたすらスキルを撃ち続けた。
昼夜問わず、寝ることもせず。魔除けの酒をちびちび飲みながらクールタイムが上がるたびにスキルを打つ。寝てしまえば、獄炎竜もHPを回復してしまうかもしれないからな。
そうして丸3日。
何も食わずに強い酒を飲み続け、空腹と吐き気で視界がぐるぐると回り出した頃。
「や、やった……のか?」
俺は遂に、獄炎竜の討伐に成功したのだった。
「うおおおおおおおおおおおおっ!」
光の粒子となって消えていく獄炎竜を見ながら、俺は雄叫びを上げる。
はずれスキルしか持たない俺が、チート持ちにも出来ないようなことをやってのけたのだ。
やばい。嬉しさが半端じゃない。解放感と達成感でなんだか変な笑いが止まらなくなってくる。
──その時だった。
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『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
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