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12話
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「改めまして。ワタクシはソフィア・フェルロードと申します。隣国であるフェルロード王国の第二王女です」
ツインテールをほどいて長いブロンドを下ろしたソフィアさんは、ベッドに座り自己紹介をした。
「え、王女? ……マジで?」
やけに気品がある仕草だと思っていたが、まさか本物の王女様だったとは。
でもなんで王女様が風俗で働いて、しかもオークションで処女まで出品していたのだろうか。
「それは、ワタクシが今は王女の地位を追われているからです。恐らく王国では死んだことになっているでしょうね」
なんか一段ときなくさい話になって来たな。ていうか、
「もうその喋り方も辞めて良いぞ。猫被ってるのバレてるし」
「猫を被る、というわけではないんですがね。確かに素はあっちなんですが、かしこまった場ではきちんと喋るよう幼少期から躾けられていますので。こちらもこちらでワタクシの一部なのです」
家での自分と外での自分が違うようなものか。まあ王家なんて場所で育てばそういうことにもなるのかもしれない。
「ああ、ワタクシが王家を追われた理由でしたね。現在フェルロード王国は国王が死に、跡目争いの最中なのですよ。そこで、ワタクシは暗殺未遂に遭い国から逃げて来たのです」
王家の跡目争い。色んな有力貴族とかに擁立されながら兄弟姉妹同士で争いとかいうあれか。それで暗殺未遂とか、故郷を焼かれた現場監督もそうだがやはりこの世界は過酷だな。
「それで金がなくなって風俗で働こうとしたわけか」
「まあ、それもありますが。一番の理由はここが強い冒険者が集まる地だということです。こう見えてワタクシ、美人過ぎる王女様として国民から高い人気がありましたからね。そんなワタクシの処女を競り落とせるくらいの強い冒険者の方と懇意になれば、再び王国の地を踏むことが出来るかと思ったのです」
つまり、金持ってる強い冒険者を手籠めにして政争にもう一度参戦しようとしたと。その為に身体を差し出すというのは見上げた根性ではある……が、
「だったら、尚更あんな風に嫌々じゃなくちゃんと接客するべきなんじゃないのか? そしたら俺もあんなふうに怒ったりせずに済んだんだけど」
正直自分でも風俗によくいる新人に説教する厄介おじさんみたいなことをしている自覚はあった。
だがそれでも言わずにはいられなかった。
だって俺の異世界初風俗だったんだぞ……? あんなに楽しみにしてたのに……
それに、今の話だけではどうしても納得できない部分があった。
「なあ、そもそもあんたそこまでして国に戻る必要があるのか? 死にそうになった上、俺みたいなおっさんに身体を売ってまで王になりたい理由。それが、俺にはどうしても分からないんだが」
俺もブラック企業で働いていた経験があるから分かる。
会社の中にいるとやるのが当然、やらなければ死、くらいに思ってしまうのだが、今冷静に振り返るとなんであんなクソ環境で働き続けていたのか分からない。さっさとやめればよかった。
だから彼女も、国に固執せずに己を守る選択肢があったもいいと思うのだ。
「いえ、それは出来ません。……ワタクシが戻らなければ、恐らくフェルロード王国は滅んでしまうでしょうから」
ソフィアは重く息を吐きながらはっきりとそう言った。
「そ、そんなに兄弟たちが無能なのか……?」
「まあ、はっきり言ってそうですね。ですが国が滅ぶのは指導者の無能故ではなく、他国に乗っ取られてです。……権力に目が眩んだ兄たちは、事もあろうに身内の政争に他国の手を借りたのですよ」
あー、令嬢モノのラノベとかでよくあるやつか……
他国の傀儡となる代わりに当人たちはいい思いをして、その代以降国が滅びるというやつだ。
「しかも悪いのが、兄たちが手を借りた先です。一つは今私たちがいるドラゴニア帝国、そしてもう一つが人類の敵である魔族の国という、どっちに転んでも滅びの未来しか見えない最悪の国なのです」
このチート村があるのが、今ソフィアが言ったドラゴニア帝国だ。
俺も詳しくは知らないが、チート持ちをどんどん軍隊に引き入れて次々に激しい侵略戦争を引き起こしているという。
そしてもう一つが魔族の国。この世界は魔王こそいないものの、別大陸の魔族と人類は犬猿の仲。100年以上にもわたって戦争を続けているのだという。
侵略者と魔族。確かにどちらに転んでも最悪の相手だ。
「ほんと、ボクにもっと力があれば全員ぶっ殺してボクが王になったのに……ハハ」
素に戻って乾いた笑いを浮かべるソフィア。ちょっと怖い。
「やっぱ王族って兄弟同士はあんまり仲良くないもんなのか?」
「そういうわけでもないんですがね。……ですが、国とは民を守る為にあるものです。その民たちは、王が傀儡となれば重い税に苦しむことになってしまう。——ならボクは、王族としてアニキたちを殺す覚悟があるよ」
まあボク自身殺されかけてるしね、とてへぺろしながら物騒なことを言うソフィア。
その弾けたような活発な笑みは、不覚にも俺の心臓を撃ち抜いていた。
「なるほど。……なあソフィア、その国救ったら嫌々じゃなく俺に抱かれてくれるか?」
「そうですね……国を救った英雄相手であれば、喜んで」
「因みに素の人格の方でヤらせて欲しいって言ったらそれでもいい?」
「う……ま、まあ、国を救っていただけるのであればそのくらいは……」
ソフィアは顔を真っ赤にしながら、もはやどっちの口調で喋ってるのか分からなくなっていた。
「あ、後王国ってでっかい風俗街あったりする?」
「我が国は温泉の名地でもありますので……観光都市にはここより大きな風俗街もございますよ」
「よっしゃ決まりだ俺の湯けむりユートピア絶対潰させるわけにはいかねぇ!」
その言葉で俺は絶対にフェルロード王国を救うと決めた。
「……ボクよりも風俗街が決めてなの、納得いかない」
ソフィアが何やら悔しげに呟いていたが、俺は温泉地だし混浴とかもあるのかなぁ、ソフィア連れてって羞恥プレイとかもいいなぁと期待を膨らませていた。
よし、軽く隣国救ってボクっ子ソフィアで最高の脱異世界風俗童貞をしてやろうじゃないか。
ツインテールをほどいて長いブロンドを下ろしたソフィアさんは、ベッドに座り自己紹介をした。
「え、王女? ……マジで?」
やけに気品がある仕草だと思っていたが、まさか本物の王女様だったとは。
でもなんで王女様が風俗で働いて、しかもオークションで処女まで出品していたのだろうか。
「それは、ワタクシが今は王女の地位を追われているからです。恐らく王国では死んだことになっているでしょうね」
なんか一段ときなくさい話になって来たな。ていうか、
「もうその喋り方も辞めて良いぞ。猫被ってるのバレてるし」
「猫を被る、というわけではないんですがね。確かに素はあっちなんですが、かしこまった場ではきちんと喋るよう幼少期から躾けられていますので。こちらもこちらでワタクシの一部なのです」
家での自分と外での自分が違うようなものか。まあ王家なんて場所で育てばそういうことにもなるのかもしれない。
「ああ、ワタクシが王家を追われた理由でしたね。現在フェルロード王国は国王が死に、跡目争いの最中なのですよ。そこで、ワタクシは暗殺未遂に遭い国から逃げて来たのです」
王家の跡目争い。色んな有力貴族とかに擁立されながら兄弟姉妹同士で争いとかいうあれか。それで暗殺未遂とか、故郷を焼かれた現場監督もそうだがやはりこの世界は過酷だな。
「それで金がなくなって風俗で働こうとしたわけか」
「まあ、それもありますが。一番の理由はここが強い冒険者が集まる地だということです。こう見えてワタクシ、美人過ぎる王女様として国民から高い人気がありましたからね。そんなワタクシの処女を競り落とせるくらいの強い冒険者の方と懇意になれば、再び王国の地を踏むことが出来るかと思ったのです」
つまり、金持ってる強い冒険者を手籠めにして政争にもう一度参戦しようとしたと。その為に身体を差し出すというのは見上げた根性ではある……が、
「だったら、尚更あんな風に嫌々じゃなくちゃんと接客するべきなんじゃないのか? そしたら俺もあんなふうに怒ったりせずに済んだんだけど」
正直自分でも風俗によくいる新人に説教する厄介おじさんみたいなことをしている自覚はあった。
だがそれでも言わずにはいられなかった。
だって俺の異世界初風俗だったんだぞ……? あんなに楽しみにしてたのに……
それに、今の話だけではどうしても納得できない部分があった。
「なあ、そもそもあんたそこまでして国に戻る必要があるのか? 死にそうになった上、俺みたいなおっさんに身体を売ってまで王になりたい理由。それが、俺にはどうしても分からないんだが」
俺もブラック企業で働いていた経験があるから分かる。
会社の中にいるとやるのが当然、やらなければ死、くらいに思ってしまうのだが、今冷静に振り返るとなんであんなクソ環境で働き続けていたのか分からない。さっさとやめればよかった。
だから彼女も、国に固執せずに己を守る選択肢があったもいいと思うのだ。
「いえ、それは出来ません。……ワタクシが戻らなければ、恐らくフェルロード王国は滅んでしまうでしょうから」
ソフィアは重く息を吐きながらはっきりとそう言った。
「そ、そんなに兄弟たちが無能なのか……?」
「まあ、はっきり言ってそうですね。ですが国が滅ぶのは指導者の無能故ではなく、他国に乗っ取られてです。……権力に目が眩んだ兄たちは、事もあろうに身内の政争に他国の手を借りたのですよ」
あー、令嬢モノのラノベとかでよくあるやつか……
他国の傀儡となる代わりに当人たちはいい思いをして、その代以降国が滅びるというやつだ。
「しかも悪いのが、兄たちが手を借りた先です。一つは今私たちがいるドラゴニア帝国、そしてもう一つが人類の敵である魔族の国という、どっちに転んでも滅びの未来しか見えない最悪の国なのです」
このチート村があるのが、今ソフィアが言ったドラゴニア帝国だ。
俺も詳しくは知らないが、チート持ちをどんどん軍隊に引き入れて次々に激しい侵略戦争を引き起こしているという。
そしてもう一つが魔族の国。この世界は魔王こそいないものの、別大陸の魔族と人類は犬猿の仲。100年以上にもわたって戦争を続けているのだという。
侵略者と魔族。確かにどちらに転んでも最悪の相手だ。
「ほんと、ボクにもっと力があれば全員ぶっ殺してボクが王になったのに……ハハ」
素に戻って乾いた笑いを浮かべるソフィア。ちょっと怖い。
「やっぱ王族って兄弟同士はあんまり仲良くないもんなのか?」
「そういうわけでもないんですがね。……ですが、国とは民を守る為にあるものです。その民たちは、王が傀儡となれば重い税に苦しむことになってしまう。——ならボクは、王族としてアニキたちを殺す覚悟があるよ」
まあボク自身殺されかけてるしね、とてへぺろしながら物騒なことを言うソフィア。
その弾けたような活発な笑みは、不覚にも俺の心臓を撃ち抜いていた。
「なるほど。……なあソフィア、その国救ったら嫌々じゃなく俺に抱かれてくれるか?」
「そうですね……国を救った英雄相手であれば、喜んで」
「因みに素の人格の方でヤらせて欲しいって言ったらそれでもいい?」
「う……ま、まあ、国を救っていただけるのであればそのくらいは……」
ソフィアは顔を真っ赤にしながら、もはやどっちの口調で喋ってるのか分からなくなっていた。
「あ、後王国ってでっかい風俗街あったりする?」
「我が国は温泉の名地でもありますので……観光都市にはここより大きな風俗街もございますよ」
「よっしゃ決まりだ俺の湯けむりユートピア絶対潰させるわけにはいかねぇ!」
その言葉で俺は絶対にフェルロード王国を救うと決めた。
「……ボクよりも風俗街が決めてなの、納得いかない」
ソフィアが何やら悔しげに呟いていたが、俺は温泉地だし混浴とかもあるのかなぁ、ソフィア連れてって羞恥プレイとかもいいなぁと期待を膨らませていた。
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